これは素晴らしい!デ・パルマ美学が詰まった傑作。
サスペンス仕立てのラブストーリーのプロットは伏線含めよく練られていて面白く、若いトラボルタがピタッと嵌まる。
映像的にもヒッチコックをオマージュした>>続きを読む
マシュー・マコノヒー目当てで鑑賞。
アメリカの田舎を背景に、二人の少年の演技がとても瑞々しくて、確かにスタンドバイミーっぽい雰囲気。
終始小汚かったなぁ〜マコノヒー兄さんw 南部アクセントも板についた>>続きを読む
ふぅ…、ヘビーだぁ、モヤ〜っとする。先日同映画館で観た『キングスマン』のスカッと感とは180度異なる後味。
ただ、そんな白で黒でもない“グレー”な領域を敢えて強調してリアリティをもたせてるところが本作>>続きを読む
ジョン・グリシャムの小説をもとにした法廷サスペンス。
といってもありきたりな内容ではなく、陪審コンサルタントという特殊な職業の視点から銃社会アメリカならではの争いがテンポよく緊迫感たっぷりに描かれてい>>続きを読む
想像以上にぶっ飛んだスパイ映画だった。
スタイリッシュなブリティッシュスタイルのスーツに身を包み、キレッキレのアクションを披露するコリン・ファースが華麗過ぎる。
そしてハリーにスカウトされる若者エグジ>>続きを読む
リヴァー・フェニックスの遺作。
撮影途中で急死したので長らくお蔵入りだった幻の最後の主演作だけど、時を経てなんと陽の目を見ることに。
正直観る際、内容なんてどうでもよかった。この世での最新の彼が見られ>>続きを読む
同一キャストで12年かけて撮るという発想自体がスゴイ。どれだけ根気がいることか!
何年にも渡って一人の人物を同じ役者が演じて実際の成長ぶりも映し出すという点では日本ではドラマ『北の国から』、フランスだ>>続きを読む
なかなかの話題作だったので観てみた。『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督だし。
最近のスタイリッシュなスペイン製ミステリー映画に近い感覚。
始めの方は、天才美術鑑定士でありながら人間嫌いの>>続きを読む
女優キラー、ロジェ・ヴァディムが『獲物の分け前』、『世にも怪奇な物語(黒馬の哭く館)』に続いて当時の恋人ジェーン・フォンダを主演に撮ったエロティックSF映画。
バカンス中のバーバレラが大統領から受け>>続きを読む
『スカーフェイス』に続いてデ・パルマ監督とアル・パチーノがタッグを組んだマフィア作品の第2弾。なんでコレまだ観てなかったのかな?
元麻薬王のカリートは出所後、足を洗おうと決意するけれど、組織のお抱え>>続きを読む
ジャームッシュの再来といわれるドイツの新鋭監督ヤン・オーレ・ゲルスターによる初作品。
なんなんだろう?この自分にしっくりくる感覚!フランスでなく、ドイツ、そして60年代でなく現代の作品なのに、ヌーヴェ>>続きを読む
アメリカですらマイノリティーに対しての偏見や差別があからさまだった70年代が舞台。
ゲイカップルが不憫なダウン症の子を引き取り育てようとする、というテイをとっているものの、おそらく彼らにとったらお互い>>続きを読む
フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。
これはかなり渋いスパイ映画。アクションがあるわけではないのに飽きない。目に見える動きは確かに静か…まぁ言ってしまえば地味。でもその分心理戦の緊張感がピリピリと際>>続きを読む
ナチス政権下のドイツが舞台だけど、映像は躍動感溢れててとてもファンタジック。
ナチスの残忍性よりも、里子に出された少女リーゼル目線で温かい人間模様をクローズアップさせてる印象だった。まともに考えるとリ>>続きを読む
わぁ〜これは最高に心が満たされる映画だった!もちろんお腹もね。
ストーリーはとてもわかりやすくシンプルなんだけど、描き方が本当に洒脱。
カール (ジョン・ファヴロー) の料理への情熱や情にもろいところ>>続きを読む
脱力系不条理コメディ。
こんなむさっ苦しさ満点のジェフ・ブリッジス初めて見たw
同姓同名の大富豪に間違えられて悪知恵が働くわけじゃなく、本人的には“部屋のアクセント”である敷物をどうにかしてくれぇ〜>>続きを読む
これは良質インド映画!っていうか、ボリウッドであんまりっていうのまだみたことないw
インドで家族のために尽くす生活を送る専業主婦シャシは姪の結婚式の手伝いを頼まれNYに行くことに。そこで英語という>>続きを読む
夢も実力もあるのに運だけがどうにもついてこない、フォークシンガーの放浪生活一週間を切り取ったコーエン兄弟監督作。
映画全体が何となくコーヒー色のようで渋く感じる。グリニッジヴィレッジの古びた雰囲気がす>>続きを読む
フランス人のユルさ、気怠さ、物憂げ、アンニュイ、奔放さ…等々がギュ〜っと凝縮されたような映画。凝縮といっても3時間あるけど…でもその長さを感じさせなかった。
内容はといえば、誰もが体験する恋の高揚感や>>続きを読む
ヨットで単独航海中にインド洋の沖合で遭難した男のサバイバル劇。
キャスト=ロバート・レッドフォード、、…以上!
孤独という点で、これまたトム・ハンクスが体を張った『キャスト・アウェイ』とオーバーラッ>>続きを読む
身勝手な両親に振り回される少女、メイジーがすごく可哀想で、そして愛らしい。このオナタ・アプリールの控えめながら繊細な演技がいちばんの見どころ。ホント素晴らしかった。
健気な彼女の目線で描かれる10日>>続きを読む
いやぁこれはエンタメ性ゼロ。癒し系でもない。なのに嫌いじゃない。むしろよかったと言いたい。オリジナルの戯曲はどんなのか知らないけど、少なくどもこの監督はドSなんだろうなぁ…w
家族たちのストレスフル>>続きを読む
夫に捨てられたシングルマザーと息子が、ひょんな事から匿うことになった脱獄犯と心を通わせていくヒューマンドラマ。
脱獄犯との恋といえどもケイト・ウィンスレットとジョシュ・ブローリン (この人は私の中では>>続きを読む
またまたやってくれたね、ノーラン監督‼︎という感じ。ダークナイトシリーズよりも、インセプションよりも好き。キューブリックの『2001年〜』を神映画として崇めてる私にとってはそのオマージュにも見えて仕方>>続きを読む
これも機内鑑賞。
物理学なんて超ニガテなのに、そのロマンだけに囚われてアインシュタインやホーキング博士は昔から大好きな私。ホーキング博士の『ホーキング、宇宙のすべてを語る』は一応読んだ。ただ、具体的な>>続きを読む
機内鑑賞。プレミア作品の中でも真っ先にこれをチョイス。何せこないだ生で見たアカデミー賞4部門取ってるんだからね。
結果…ん〜ちょっと期待しすぎたかなぁ? ストーリー展開に惹きつけられるところがなく、情>>続きを読む
フランクが文字通り四六時中被っているはりぼてマスクはシュールな笑いを誘いつつ、切ないことこの上ない。エキセントリックな彼の謎を解き明かしたいという欲望一心で観てしまう。
フランクたちのバンドが奏でる音>>続きを読む
やっと観たスティーブ・マックィーンの魅力満載の刑事アクション。
サンフランシスコの急な坂道をジャンプしながら駆け抜けるカーチェイスシーンが一番の見どころ。プロデューサーも兼ねるマックィーンがドライバー>>続きを読む
ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープという3大オスカー女優たちの共演作。
小説『ダロウェイ夫人』をモチーフに、生きる時代も場所も異なる3人の女性の苦悩の一日を、シーンを交錯させ>>続きを読む
『世代』『地下水道』に続くアンジェイ・ワイダによる「抵抗三部作」の最後の作品。
ソ連軍によって解放された祖国ポーランドに失望した自由主義のレジスタンス青年が新政府の要人の命を狙いながら、テロと平凡な人>>続きを読む
いい意味で、一辺倒ではいかないフィンチャーの意地悪さが盛り込まれた映画だと感じた。ミステリー要素もあるけど、途中あっさり種明かしされてからのサスペンスのほうがむしろ面白かった。『セブン』を観た時の感覚>>続きを読む
軽いノリでカヌーの激流下りを楽しむ冒険旅行に出かけた4人が味わう悪夢の顛末。
一見単なるアクション映画のようだけど、そんな単純じゃなかった。
『ゴッドファーザー』等の強豪作の中で同年アカデミー賞3部門>>続きを読む
戦後10年を経てようやく再建を果たしたポーランド映画の西側での評価を一気に高めることになったアンジェイ・ワイダ監督の“抵抗三部作”の一つ。
大戦末期、ドイツの占領下にあって国土の大半を焦土化されてい>>続きを読む
謎めいた2通の手紙を残して急死した母の遺言で父と兄を探す旅に出た姉弟が、知られざる母の壮絶で数奇な人生と向き合う。
雰囲気的に重い映画だろうと身構えてはいたけれど、終盤に明らかになる事実には思わず「>>続きを読む
センスのない邦題からは薄っぺらなラブコメを想像してしまうけど、観てみるとこれがなかなか。
気取らなくて朗らかで気配り上手なエヴァ、太っちょで穏やかでユーモアセンス抜群のアルバート。ともにバツイチで、近>>続きを読む
傍目には幸せそうなアメリカのごく普通の中産階級家庭が崩壊してゆく姿をなんともシニカルに描いた、アカデミー賞5部門受賞作品。
これ、観る前は『ロリータ』的な内容の映画だと思ってた。確かにその要素もある>>続きを読む