ロックさんの映画レビュー・感想・評価

ロック

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

彼らの生活にわずかな希望が生まれてくると街並みが映されるだけで訳もなく泣けてくる。

決して押しつけがましくなく寄り添う目線をもって描かれていて静かにしみじみと沁み入ってくる。なんて優しい映画なんだろ
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彼方のうた(2023年製作の映画)

3.8

行間は全くと言っていいほど削ぎ落とされているが、思い返してみるとあれはああいうことだったのだろうかと想像できる余地がある。その突き詰めたまでのバランスに作り手のこだわりと意地を感じた。
小川あんの一見
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.1

ものすごく真摯で丁寧に作られてるのがひとつひとつのカットからひしひしと伝わってくる。
だんだんと戦争の足音が大きくなり日常を侵していく様がとても恐ろしい。戦争というものがいかに命を軽く奪っていくか。終
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

今この出来のヴェンダースの新作が見れるだけで感慨深いものがある。ラストカットで役所広司の名優たる所以を見せられた気がした。石川さゆりが歌うとこ豪華すぎて笑っちゃった。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

ラジオから流れるウクライナ戦争のニュース。ふたりのようにたくましく、それでいて素朴で純粋に生きられたらいいのに。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

ここまで凄い映画だったのか。
数年前にビデオで見たときはコミカルなトレンディドラマの印象が拭えなかったけどとんでもない。変わったのは4kスクリーンでの視聴環境か、それとも自分自身や世界の方か。

あら
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

タイトルがもつ意味の多層性。それでも他者をわかりたいという願いをひしひしと感じた。坂元裕二の真骨頂。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

これは素晴らしい。パク・チャヌク3作目にして傑作に出会えた。
キレキレの演出と情念を感じる印象的なラスト。それでも後味は案外あっさりしてるというか、変に湿度が高くなくてそこも好きだった。
パク・ヘイル
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.0

初パク・チャヌク。悪趣味全開で生理的に受け付けにくかった。
映画のつくりからして時代性を感じるし、いろんな意味で今では撮れないだろうな。生ダコ食うとこやばすぎ

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.1

男とか女とかゲイとかじゃない。血の繋りをも超えて、ただただ大切な人を思う気持ちに涙が止まらなかった。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.5

ロウイエのノワール。筋書きは有りがちな愛憎劇だけど、移り行く街が主体的に撮られてるのは過去作品から一貫している。そしてそこから漂ってくる何とも言えない虚しさがこの人の映画の一番の魅力だと思う。ヨハンヨ>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.9

劇場で夢中人が聴けて感無量でした。天使の涙と連続で観れたのもうれしかった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

三宅唱監督本作でさらに突き抜けた感ありますね。見せ方がうまくて素晴らしい映像と芝居の連続だった。
岸井ゆきのさん凄まじい役者さん。冒頭のスパーリングから度肝を抜かれた。とても「愛がなんだ」と同じ人とは
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

3.0

なんとなく最近のホドロフスキーを思わせた。イニャリトゥ先生にはまだ老け込んでほしくないです。
TIFFにて。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

会話の間がなくバタバタと展開してしまうのが残念。3時間くらいかけてでももう少しじっくり描いて欲しかった。でもいわゆる3部作の中では一番好きでした。

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