彼らの生活にわずかな希望が生まれてくると街並みが映されるだけで訳もなく泣けてくる。
決して押しつけがましくなく寄り添う目線をもって描かれていて静かにしみじみと沁み入ってくる。なんて優しい映画なんだろ>>続きを読む
行間は全くと言っていいほど削ぎ落とされているが、思い返してみるとあれはああいうことだったのだろうかと想像できる余地がある。その突き詰めたまでのバランスに作り手のこだわりと意地を感じた。
小川あんの一見>>続きを読む
ものすごく真摯で丁寧に作られてるのがひとつひとつのカットからひしひしと伝わってくる。
だんだんと戦争の足音が大きくなり日常を侵していく様がとても恐ろしい。戦争というものがいかに命を軽く奪っていくか。終>>続きを読む
今この出来のヴェンダースの新作が見れるだけで感慨深いものがある。ラストカットで役所広司の名優たる所以を見せられた気がした。石川さゆりが歌うとこ豪華すぎて笑っちゃった。
ラジオから流れるウクライナ戦争のニュース。ふたりのようにたくましく、それでいて素朴で純粋に生きられたらいいのに。
ここまで凄い映画だったのか。
数年前にビデオで見たときはコミカルなトレンディドラマの印象が拭えなかったけどとんでもない。変わったのは4kスクリーンでの視聴環境か、それとも自分自身や世界の方か。
あら>>続きを読む
タイトルがもつ意味の多層性。それでも他者をわかりたいという願いをひしひしと感じた。坂元裕二の真骨頂。
これは素晴らしい。パク・チャヌク3作目にして傑作に出会えた。
キレキレの演出と情念を感じる印象的なラスト。それでも後味は案外あっさりしてるというか、変に湿度が高くなくてそこも好きだった。
パク・ヘイル>>続きを読む
初パク・チャヌク。悪趣味全開で生理的に受け付けにくかった。
映画のつくりからして時代性を感じるし、いろんな意味で今では撮れないだろうな。生ダコ食うとこやばすぎ
男とか女とかゲイとかじゃない。血の繋りをも超えて、ただただ大切な人を思う気持ちに涙が止まらなかった。
ロウイエのノワール。筋書きは有りがちな愛憎劇だけど、移り行く街が主体的に撮られてるのは過去作品から一貫している。そしてそこから漂ってくる何とも言えない虚しさがこの人の映画の一番の魅力だと思う。ヨハンヨ>>続きを読む
劇場で夢中人が聴けて感無量でした。天使の涙と連続で観れたのもうれしかった。
三宅唱監督本作でさらに突き抜けた感ありますね。見せ方がうまくて素晴らしい映像と芝居の連続だった。
岸井ゆきのさん凄まじい役者さん。冒頭のスパーリングから度肝を抜かれた。とても「愛がなんだ」と同じ人とは>>続きを読む
なんとなく最近のホドロフスキーを思わせた。イニャリトゥ先生にはまだ老け込んでほしくないです。
TIFFにて。
会話の間がなくバタバタと展開してしまうのが残念。3時間くらいかけてでももう少しじっくり描いて欲しかった。でもいわゆる3部作の中では一番好きでした。