ロックさんの映画レビュー・感想・評価

ロック

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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

社会、戦争、権力、あらゆる抗いがたい存在への怒りに溢れている。強烈な描写の奥に誠実さが感じとれた。
ホアキン・フェニックスの目、ジョニーの音楽もいいスパイスだった。ラストはどっちが真実なんだろう。どう
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カップルズ(1996年製作の映画)

4.0

エドワードヤン作品の中では珍しくコミカルな描写も多いけど、最終的にはやはりいつものヤンさんでした。終盤のワンシーンは彼の過去作品の中でもひときわ強烈。国とかお金とか血とか、切実とした物悲しい思いが映画>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

美しい街並みや自然を通して描かれる喪失からの緩やな解放。ゆっくりでいいんだよと寄り添ってくれる。優しく穏やかな時間が流れ、休日の昼下りに観るにはぴったりなとてもいい映画でした。赤い靴とラストよかったな>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

2.5

おもしろい。役所さんの画力はさすが。ただもっと振り切れてほしかった。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

変化はするけど同じであること。
初夏の瑞々しい空気感、スフィアンの澄みきった音楽、劇中のアートや考古学、すべてが彼らのひと夏の恋のためにあった。見終えた直後よりも、段々と時間をかけて熟されていく、そう
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

大切な時間や人との別れ。不器用にお互いを想う気持ちがオーボエとフルートの音色にのって胸をつく。やさしさだけじゃなくて、知らずにエゴな感情を抱いてしまうこともある。でもそれって普通のことで、それでも彼女>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

3.5

ロシアの冷えきった風景に、愛を求めるも愛し方がわからない大人たちが重なる。決して目を背けてはいけない命題を強くシリアスに問いかける傑作。
節々に流れる終末的な社会情勢のニュースが身近な主題と折り重なる
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

はっきりしたエログロや少し強引な展開はあれど、それらを補って余りある重厚で濃密なスパイゲーム。
食うか食われるかの息つく間もない心理戦と緊張感に息を呑みっぱなしで、ラストシーンは『ブリッジオブスパイ』
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

5.0

こだわり抜かれた映画に巡り会えとても満ち足りた気持ちです。その時代その国にあったであろう空気感を味わえるクラシックな映像がすごく好み。
ベンとキャサリンの二人の関係性がとても良く、行動や会話ひとつひと
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.0

メメントのプロトタイプ的な位置づけでいいのかな。こっちの方が好き。

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

5.0

太一のエピソードが誠実に描かれていたのがぐっときた。原作を大切にしつつも、ひとつの映画のシリーズ作として完璧な結びでした。
新キャラ含めキャスト全員がほんとに魅力的で、こんな風に撮れる監督さんの手腕と
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.5

素直になれなくて、あの時話したかったことがたくさんあった。
今観るからこそ感じられる心地よい苦さ。高知のやさしい言葉も、淡い色の風景も、誰かを想う故に不器用になってしまう彼らの幼いひたむきさも、みんな
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.0

シリーズものとしての良さを強く感じた2作目。「結び」でどうまとまるのか楽しみ。

老人Z(1991年製作の映画)

3.5

あらゆる要素が古くない。江口寿史のキャラデザはかわいいし、今敏の美術も見応えあり。故老への住宅介護というテーマ、まさに今つけつけられている社会問題を見事にテンターテイメントへ昇華した作品が25年以上前>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

美しいopから始まり、全編通して水の底にいるような濁ったグリーンの色合いがどこか象徴的。生々しい表現や痛々しい場面はあれど、不思議と息苦しさよりも心地よさが勝った。飽きさせない美術とサリー・ホーキンス>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.0

「罪とか罰とか、正義とか悪とか」この手の話はどうもすんなり消化できなくて。もう少し考える。どこへ向かうのかまるで予想できない展開と見せ方が抜群にうまくてこれは新しい感覚。音楽の使い方とか絶妙だった。終>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

今年はこれからと決めていた。
モラルやセオリーをこれでもかと力技でなぎ倒しながら進んでいく様が爽快。今作でも守りに入らず攻めきっている。これでこそキングスマン。エグジーとハリーの共闘で燃えないわけがな
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

最高!展開がとにかく胸熱で、この絵やばすぎでしょってシーンがたくさん。デイジー・リドリーもマーク・ハミルもそして我らがプリンセス キャリー・フィッシャーもほんとにかっこいい。でもね、もうねアダム・ドラ>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

苦い現実とショッキングな物語が入り乱れる構成。ハイセンスな映像。それ以上に心からの哀しみを纏ったような空気感にどこか惹かれた。ラストシーンと悲しくも美しいエンドロールによる余韻に胸がしめつけられるよう>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

戦場の臨場感、いつどこから弾が飛んでくるかわからない切迫感。今までの戦争映画とは別のアプローチで切り取った新しい映像体験。

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