なちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

そう、「ちょっと思い出しただけ」。
今は今で幸せだけど、あんな日々があったなあって思い出しただけ。

葉ちゃんと照生くんの恋は素朴でジェットコースターみたいなアップダウンはないけれど、その自然体の姿が
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

自己肯定感爆下がり、自尊心はズタボロ、メンタルぶち壊れの1週間だった。
そんな時に自分を立て直すのに、ラブストーリーを観るのがいいのかアクションを見るのがいいのか、サスペンスを見るのがいいのか、そんな
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.4

ゴシックコメディ界で最強のシリーズ。
他の作品が同ジャンルにあるのかはわからないけど。

ウェンズデーはやっぱり可愛いし、あの感謝祭の劇は双方がネイティヴ・アメリカンを差別してて、どっちみちアウトなの
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.1

最愛の人が病に侵され、最期の時を自ら選ぼうとしている時に、「君が選んだことなら」と思い切って送り出せる人がどれだけいるのか。

綺麗事を言えば「本人の選択を尊重する」と言うのがベストアンサーなのかもし
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3人のキリスト(2017年製作の映画)

3.8

切ないな…

精神疾患が外科手術や電気ショックで治るはずはないのだけど、そう信じられていた時代は確かにあったわけで。
その中であくまでも対話やグループセッションで、患者自身にアイデンティティを問い直さ
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ホーカスポーカス 2(2022年製作の映画)

3.7

2になった瞬間急に大好きになっちゃった!
時代背景のせい?魔女のキャラクターのせい?主人公たちのキャラクターのせい?
急に大好きになっちゃった!
93年のホーカスポーカスも見ておけばより面白いけど、2
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ホーカス ポーカス(1993年製作の映画)

2.9

「カルト的人気を誇った映画」って、でしょうね!!って感じ。
万人受けはしないと思うけど、ベット・ミドラーがお綺麗でない魔女なら確かにパンチは効いてる。

SJPのサラがあほ可愛くてかわいい( ¨̮
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.4

良い悪いじゃなくて、私の好みではなかったというだけ……

東京に住みたいとは思わないけど、おとぎ話ごときのせいで一方的に結婚してからの居住地変えようって言われたら普通にキレる( ¨̯ )

あとな
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ジョージー・ストーンの夢に見た人生(2022年製作の映画)

4.1

自分の体のことなのに、自分に決定権はなく、裁判所が介入し判断する。ふざけた話だと思わない?
そう思ったオーストラリアの少女は、自身の権利を勝ち取るため、これから先の同じ境遇の少年少女の権利を守るために
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シドニー・ホワイトと7人のオタク(2007年製作の映画)

3.5

00年代版の白雪姫🍎
「それっぽい」じゃなくて、しっかりそういう意図で作られてるタイプの、それ。

だからなんていうか、めちゃくちゃ最高ってわけでもないし、めちゃくちゃ駄作ってわけでもない。頭を使わな
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オール・マイ・ライフ(2020年製作の映画)

3.4

そんなデキすぎのラブストーリーある?って思ったら実話ベースとのことで、そんなドラマティックすぎる実話ある??ってなった。べしょべしょに泣いた。

ソルもジェンもすごくポジティブでパワフルで、仮に私が同
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

愛しきじじいたちの大暴れ強盗コメディ!

マイケル・ケインもモーガン・フリーマンも、上品なんだよな。年金がもらえない上に銀行が資産を押さえちゃうようなじいさんには見えない。
あの状況になったらそりゃ「
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

4.2

展開は軽快で早いけど、それもいい。それがいい。
出てくる人が全員キュートでドラマティックでゴージャスなbitchで大好きになっちゃう。

みんなの中心にいたリッキーが愛したママ・メイベリン。20年も会
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.2

とりあえず最高のサバイバルアクションコメディ!!!!って感じ。個人的にはとても好き。
「んなわけwww」な世界で「んなわけwww」なストーリーを描かないことには、あんまり面白くないよねという派手さのあ
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.9

I like the way you are.
言うのは簡単だけど、そこにどれだけの心と気持ちを込められるかだよね。本当にあるがままのその存在を愛せる?

フレッド・ロジャースをリアルタイムでは知らな
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

静かで美しく、激情的で哀しい。
LGBTQ+をメインテーマとして見るのではなく、18世紀に女性の置かれていた立場を思う方が自然ではないかな。恋愛対象が問題なんじゃない。エロイーズもマリアンヌもソフィー
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.9

何この展開……きっつ……なんの救いもないじゃん…ってなってからのカタルシス〜!
3人ともヒーローでヴィランでヴィクティム。誰が悪いかって言ったら誰も悪くないのかもしれない。ミスター・ガラスでさえ。
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スプリット(2017年製作の映画)

4.1

これ本当……いや、何これめっちゃ面白い……
誘拐されるという猟奇的なスタートもそうだし、犯人が小児虐待を受けてPTSDを抱えた青年だっていうことも、彼が23の人格を持っているということも、全部が濃すぎ
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.2

サスペンスだけどヒーローもの。ヒーローもののサスペンスならまだあるけれども、逆はちょっと異質な組み合わせのように思う。

シャマランの独特なカメラワークが面白いとはいえ、ストーリー自体はちょっと退屈か
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.2

ストーリーについてわざわざ言及する必要はない名作。
CG+実写でなんかピノキオの切実さというか木製感が強く見えて好きだったな。

トム・ハンクスのゼペットじいさんめっちゃ好きだ〜。
ほぼ全カット1人で
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.2

いいな、なんかこの感じ。

ニック・ロビンソンはとても18歳には見えないけど、そのちぐはぐ感も含めて好き。きょときょとした表情と笑顔が可愛くて素敵。ジョーも年齢の割に幼いところがあったり、年相応にもど
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.1

短編集とか詩集みたいな感じ。
静と動が代わる代わる押し寄せて、いろんな形の愛と悲しみが、死と生が溢れてくる。
わんわん泣きたくなるような映画というよりは、ラストの20分を観終えた後で、静かに涙がこぼれ
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.6

出産か、キャリアか。
私はそういう究極の選択に人生でぶつかったことがなくて、あともうひと踏ん張りで掴めそうだった夢も、頑張りきれずにみすみす見送ったくらい意志が弱いから、ナタリーがすごくたくましくて格
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.9

チョボスキーにはいつもやられてしまうな。
楽曲がどれも素晴らしいし、ベン・プラットの歌声も素晴らしい。ずっと聴いていたいし、もっと聴きたい。

ストーリーは少し苦い。
ハッピーでハートフルな家族の物語
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.3

あーーーー!すき!!!!!
トーマシンもアニャも大好きだから、サム・クラフリンも出るから、ってホラーだけど見るの楽しみにしてた。
ホラーって言われたらそうなのかもしれないけど、サスペンスって言った方が
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ザッツ・アモール!(2022年製作の映画)

3.3

美味しいスペイン料理食べたくなっちゃう。タパスとサングリアでハッピーになりたいね。

マティアスとソフィアの恋はわかりやすい起承転結だけど、とってもかわいい。
料理を仕事としてではなく人生の喜びとして
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ラスト・シフト(2020年製作の映画)

3.1

すごく静かだけど、感情が掻き乱される。
淡々としているけど、重々しい。

もっとほっこりハートフルな感じになるかと思った。マイ・インターンとかそういう世代間交流的な穏やかさがあるのだろうと思ってた。
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出会いと別れと、その間のすべて(2022年製作の映画)

3.7

ところどころでクレアに少しイラついてしまったのは、私自身がクレアに少し似ているからかもしれない。考え方とかね。
その背景は違うけど、いつも「終わり」を恐れているようなところとか、夢中にならないように意
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.6

ねえ、パンチ強すぎでしょ。割とずっと笑ってられる。かなりシャープなブラックジョークだけど私は好き。

永遠の若さと永遠の命は保てるけど、身体の生命活動は永遠じゃないです、なんて正気の沙汰と思えない設定
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.4

えっ、そんなことある?そんなことある???ってなる。

「実話を元にした物語」じゃなくて、「これは実話である」と断言されたから、服役を終えた本人たちやその家族、例の司書さんまでがインタビューに応える形
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天国からの奇跡(2016年製作の映画)

3.7

宗教色は強いよ、そもそもそういうクリスチャン映画なんだから。
あとすごく水族館行きたくなる…

クリスチャンでもなければ、特に信仰心もない、実に日本人らしい日本人の私なので、いくら神様とか御加護とか奇
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恋人たちのパレード(2011年製作の映画)

3.5

まあまあしっかり残忍だけど、ハッピーエンドはハッピーエンド。

こういう映画に出てくるサーカスの団長ってほんとどこまでもクソだよね。オーガストはもうちょっと話がわかるタイプかと思ったら全然。あのエンド
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ヴィクター・フランケンシュタイン(2015年製作の映画)

3.4

「メアリーの総て」とは違った視点からの「フランケンシュタインの怪物」の裏側。前者は作者の背景、こちらは物語の中の背景。

分類がホラーだったので敬遠してたのだけど、観てしまえば全然ホラーではなくて、哀
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.8

人の生涯の苦難を18歳までに、なんなら16歳からのたった2年間で味わったメアリー・シェリーという作家。その2年間が詰まっている。

パーシーとの道ならぬ恋と駆け落ち、そんなパーシーの裏切り、可愛がって
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セバーグ/セバーグ 素顔の彼女(2019年製作の映画)

3.7

なにを差し置いても絶対に対象を徹底的に潰してやろうというFBI長官の違法監視プログラムが恐ろしい。
「でもジーンがしたことだって褒められたことじゃないでしょう?」って言う人がいたら引っ叩いちゃうかもし
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恋は邪魔者(2003年製作の映画)

4.0

この点数はストーリーにというよりはユアン・マクレガーとレネー・ゼルウィガーのあまりの可愛さと素敵さに「「「ごちそうさまでした!!!!!」」」って感じだから。おかげさまで月曜の晩からニッコニコ。

スト
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