hrswさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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カツベン!(2019年製作の映画)

3.0

テンポが良い活劇で映画史を振り返る面白さもあったな〜。例え拳銃が出てきて打たれても死なないだろって言う妙な安心感。そういう所が邦画のエンターテイメントぽさあってさすが周防監督だなと思った。面白い映画で>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

厳しさに厳しさを重ねる展開、観る自分もアビーと同じように病院のシーンは溢れちゃうんだけど、社会問題をあぶり出すケンローチ監督の優しさも感じられるよね。素晴らしい映画でした。

自分は独身で多分このまま
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

観ててスティーヴンフリアーズ監督の映画ぽさあるなーと思ったけど、ちょっと英国映画らしいセリフの面白さはあったと思う。だだ、成功ストーリーだから話が見えてしまうってのはあった、戦いにもそんな重みはなかっ>>続きを読む

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.0

人間の繋がりの話…自分と一番縁遠い話。その繋がる流れはスムーズなのでうまく出来ている作品だけど、自分がこの映画を観て何が得るものがあるかと考えるとないかな〜。どう一人で暇つぶしして生きるかで精一杯です>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

とても良い映画でした。一人モンだから胃キリキリせずに観れるけど、言い争いのシーンの止まらない相手へのイライラは、凄く響くのね。あとノーラの存在がこの映画のキモな気はする…ここの判断は観る人の状況によっ>>続きを読む

幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.0

チーの歴史、家族の歴史、台湾の歴史が詰まっている情感あふれる映画だけど、やたら郷愁にかられるのはそれらが普遍的であるからじゃないかなと思った。夢叶わなくとも生きてれば楽しいじゃないって優しさも良いね。>>続きを読む

盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

4.0

前半のテンポと後半のテンポが違って二つの映画を観ている感じだった。インド×佐村河内なほのぼのしていたのが、次々に事件に巻き込まれ関係する人の立場も矢継ぎ早に変わる。面白い映画だった。

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.5

面白い映画でした。イスラエルとパレスチナの関係はそんなに分からないけど、サラームとアッシのやり取りは分かりやすく、またどっちに転ぶか分からない緊張感もあった。全てがこれだけではないにしろ、知れるきっか>>続きを読む

夕陽のあと(2019年製作の映画)

4.0

ラストに近づくにつれ、この映画の結論は出すのかな?ここまででも良い映画だからぼやかしても良いんじゃ…な思いがあったけど、ちゃんと誠実にこの映画の結論を出していた。もしかしたら自分の考えとは違うかも知れ>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.5

出来る事をやって行く人生と、変わらざるを得ない世の中。自分も現実社会では極力話さず要件だけにしてるけどそれは自分の領域に入られるのが嫌だからで、けど、出来る事から…って事に安堵したくなる感じだったな〜>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.0

細野さんのドキュメンタリー映画。観てて2時間じゃ足りないくらいに濃い音楽人生を感じられるけど、特に強い印象が残るのは「楽しい事がしたい」と「その時代の音を(試行錯誤しながら)つくりたい」って言葉。これ>>続きを読む

最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.0

頭の中で色々巡り巡るとても良い映画だった。それはほぼネガティブなことだけど、三人の父親はきっと良い人生の終わりだったんじゃないかな。自分は親にそう言う満足感は与えられないけど、家業をやってる身として最>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

こちらもとても良い映画だったけど、役者の演技が素晴らしすぎてほんとの一家族の映画を観ているようにすら思えた。この映画も夜の港のシーンは圧巻だった、全部アドリブくらい自然だった。うちの全く話すことない弟>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

4.0

とても良い映画でした。人生いつ何があるか分からないけど、どんな人であれその人の背景を知らずとも、想像し認め優しさを共有する。閉鎖病棟の時間や空気が伝わってきた。役者がみんな上手い、最後の法廷のシーンは>>続きを読む

マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

4.0

とても良い映画でした。少年は大人ぶり先生は先生を演じる。それらが成長期の群像劇みたいて見応えあった。憧れと言うより対等になりたいと背伸びする姿には、分かるな〜と思った。流れてる曲も良かった。

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.0

寓話と人間の闇または障害を上手く混ぜ合わせてて、その中で生き辛さを炙り出してるストーリー展開が巧みだった。

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画でした。Nasが製作総指揮してるインドのhiphop映画だけど、元来のラップする意味が感じられるし、今年観たインド映画よりも若い感性で自由に行こうって雰囲気も感じる。こういう所から閉塞感>>続きを読む

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.5

上田監督はどんなに売れてもこの路線で行く!ってのを宣言しているかのような作品だった。引き続きB級感漂う中、人を楽しませるとか驚かせると言う根本的なところは前作と同じだし、違和感作り方も上手いしそこから>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

上映後ブルゾンさんの違和感しか残らないなんとも惜しい作品…4人は共通の雰囲気を作ってたんだけど。けど、松岡茉優さんの美しさと柔らかくもエモーショナルな演技は堪能出来るので、この映画のテーマは感じれたの>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

5.0

この素晴らしさ、どう伝えたら良いのでしょう。ビートルズ好きのみならず英国の音楽・映画・文化が好きな人は必須なんじゃないでしょうか。音楽や音楽ネタやLatitude Festivalや…それらの楽しさや>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.0

アニメであるからの強引な展開とか感情のゆらぎがとても瑞々しくて郷愁に駆られる映画だったな。過去と現在を対面させたことで、感情のタイムパラドックスが面白さを増してたと思う。初めてあいみょん良いなと思った>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

多分多くの人がスコセッシ監督の超名作キングオブコメディを思い出すと思うけど、今作、自分の中で整理出来てない部分はあるかな。映像も音楽も素晴らしいんだけど、なんか寂しい過ぎるかな…。パプキンの場合、この>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画でした。テロの因果関係ではなく、襲われたホテルで何があったのか、どう生き延びたのかに焦点を当ててるので、映画がとても滑らかだったし緊張感がずっとあった。あと、当時の映像の挿入もリアリティ>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

宮本からのメッセージは無理難題だけど、お前は男としての覚悟あるのか?お前は守れるのか?お前は生きてるのか?と問いかけられてるようだった。生ききったあとの靖子と対峙するシーンとメッセージは美しくて泣けた>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

とても良い映画でした。伊坂作品の特徴である登場人物の拡張から収縮までがとても自然だったし、物語全体から感じ取れるテーマの組み込み方も上手いなと思った。自分の人生を答え合わせして赤点だったなって思うけど>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.5

自分の時代も今も中学イケてない人間の想いは全く変わってなくて、今の方が自己表現の方法は沢山あるけど、魅力を得る方法・惹かれる方法は見つかってないんだなと、結局イケてる人間は遺伝子が良いからなんじゃない>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

前作のテーマが「ifの希望」だとすると今作は「寄り添う」ってことな気がする。前作と作り・流れはそっくりだけど、もうちょっと毒々しい方が人に寄り添うことがもっと伝わったんじゃないかなと思う。けど、キラキ>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

全体的にたどたどしくB級感あるんだけど最後までどうなるか緊張しながら観れた。あのシゴトに対してやる人たちが自然なのが良かったのかなとも思う。彼女役の女優さんがとても気になった。

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.0

とても良い映画でした。物語よりも、音楽、映像の荒さや色味、役者の雰囲気、そしてターミネーター…等こだわって91年を描いていたな〜。若い頃のあの浮き足立つ感じを十分感じれたし、女の子を刺激する何かを自分>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

ネタバレはいかんからあまり触れられないけど、題名の意味がとても頭に残る。それを変えるのは自分なのか世間なのか…両方だろうけど。つまり、変えるためにこの映画を作ったりラップしたりするんだろうなと。とても>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

何も下情報入れずに観たんだけど、約三時間なぜ自分は惨殺のある映画を作っているのかって事を説明しているかのような物語だったな〜ってのが感想だった。なんか異物感なく観れちゃったってのがいつもの作品と印象違>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

伝記映画としてよくある展開だけど、そこにミュージカルを入れたのがとても良かったと思う。あとライブシーンも良かった。自分は高校生の頃にYour Songが入ってるアルバムしか聴いたことないけど、なぜ彼が>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画でした。こう言う物語はアメリカ映画でも欧州映画でも歴史的にあって、それが今インド映画ってことはインド自体が発展変化の時期なんだろうなと思える。ラストが本当素晴らしかった。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

ああいうラストを望む人多いんじゃないかと思う。カルリートスには永遠に自由でいてほしいと思いながら観てた。時代的にニューシネマぽさもあるのが好みだったし、音楽も映像も色合いもかなりこだわりある作品だと思>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

全編胸が締め付けられるような素晴らしい作品でした。この状況を知っても自分は何の協力も援助もするような人間ではないけど、映画である意味の強いインパクトは受け取った。90年代のイラン映画を観てる感覚に近か>>続きを読む

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.0

インド映画には女性の地位向上ってテーマがあると思うけど、男性も文化も宗教も変化が必要と言うと同時に女性も勇気を持って変わって行こうとも言っているのが素晴らしいなと思う。とてもドラマチックで勇気が湧いて>>続きを読む