catmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

5.0

凄く良い!三部作のラストをシリーズ最短の109分で撮り切ったフークア監督を断然支持。そりゃあ突っ込みどころはあるんだけど物語が全体でドライブしているから勢いでラストまで突っ走れる。シンプルで力強い、こ>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

初見。これもやっぱりドラマパートがお粗末で真面目に観てらんない。トップクレジットの二人(宇崎と新山)が素人俳優なのは何故なんだろう?理由を知りたい。他の主要キャストの演技も褒められたものではなく、さら>>続きを読む

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

5.0

2004年公開。サナ・レイサン祭りの真打ちはこれ。約20年ぶりに観たけどやっぱり良作だと思う。理屈抜きに楽しめるから好きだ。まあ確かに表現がソフト過ぎるとか幾つかの不満はあるものの、SF映画史に残る2>>続きを読む

ブラウン・シュガー(2002年製作の映画)

4.0

サナ・レイサン祭り継続中。お互いに想いを寄せつつ素直になれない幼なじみの二人がすれ違いを繰り返しながらも最後に愛を結実させるという基本設定は「Love and Basketball」と同じ。但し本作の>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

2.0

やっぱり推理モノは自分に合わない。カメラが屋敷から出ない密室劇、しかも全編に渡る会話劇、という退屈な展開。あと、いきなりバンッ!! つって大きい音を出してビビらせるの止めて欲しい。何度かびっくりして座>>続きを読む

ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム(2000年製作の映画)

4.0

2000年公開。共にバスケのトッププレイヤーを目指す幼なじみの少女と少年が、すれ違いや衝突を繰り返しながら二人の愛を育むという、原題『LOVE & BASKETBALL』そのまんまの物語。自分のお目当>>続きを読む

ミスター・ルーキー(2002年製作の映画)

5.0

阪神ファンを半世紀やってます。昨夜は18年ぶりにリーグ優勝を果たして感無量。

この映画、詳細は覚えてないんだけど、一言で言うと「おもんない」。先ず阪神の映画なのになぜ長嶋シゲオの馬鹿息子が主演なのか
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

まだ大学生のジョーダンにオールベットしたソニーの眼力とNIKEの度胸が半端無ぇ。マイケル・ジョーダン絶頂期のプレーをリアタイで熱心に観ていた自分としては、関係者の会話にバークレーやストックトン、オラジ>>続きを読む

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

4.0

奇しくもオープニングが『ちいさな独裁者』とまんま同じでビックリ。ただし全体の作風は真逆と言って良いくらいで、こちらはエンタメに振り切ったサスペンスアクション。脚本はツイストと深みに乏しいものの、話がシ>>続きを読む

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

4.0

2017年公開。切り口がユニークな戦争映画で、こういう描き方があるのかと感心したら実話ベースだと知ってマジびっくり。狂った主人公をことさら内省的に見せたりせず、教訓めいた台詞や説明が無いのが良い。邦題>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

感想が全然まとまらない。これ無駄を削ぎ落して30分くらい短縮すればもっと満足度が上がったかも。154分は長過ぎる。インディのシリーズで自分が圧倒的に好きなのは一作目で、ストーリーもキャラクターもシンプ>>続きを読む

最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

3.0

2008年公開。お洒落でロマンチックなラブコメという自分にとっては全く関心の無いジャンルながら、ヒロインがエヴァ・メンデスなので何とか最後まで観られる。しかしながら彼女をめちゃめちゃ魅力的に撮れている>>続きを読む

タイムリミット(2003年製作の映画)

4.0

2003年公開。一番好きなエヴァ・メンデスがフィーチャーされている時点で勝利確定、そのうえ美しいサナ・レイサンも拝めるという個人的には大変尊い作品。サスペンスとしてもテンポが良くて無駄が無いので満足度>>続きを読む

オン・ザ・カム・アップ(2022年製作の映画)

4.0

底辺生活から抜け出すためラッパーとしての成功を夢見て奮闘するティーンエイジャーの精神的な成長を描く社会派青春ドラマ。地元のコミュニティで定期開催されるラップバトルはトラックが無い本来のラップで、ノーガ>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

一度死んだ人間を都合良く生き返らせて、もう一度死なせて感動物語に仕立てるヤツ。人の命を何だと思ってるんだろう。やっぱり好きになれないDC。『ワンダーウーマン1984』でも同じ事してるでしょ。やってる事>>続きを読む

ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン(2023年製作の映画)

4.0

荒唐無稽な陰謀論を描きつつ、黒人が底辺に置かれている状況を生み出すUSの構造的差別を風刺するブラックコメディ。この仕組まれた不平等な社会システムに飼い慣らされた市民に、目を覚ませ、同胞と連帯して立ち上>>続きを読む

ハート・オブ・マン(2019年製作の映画)

2.0

2019年公開なのに性差に対する視点とギャグのセンスが90年代の映画かと思うほど周回遅れで困惑する。劇中の挿入曲がベルビヴディヴォーに始まって90sのヒット曲が中心なのでその辺は意図的なんだろうか。い>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

5.0

アメリカの片田舎の保守的な高校で、ひとりの内気な女の子が巻き起こすフェミニズム活動の顛末をスクールカーストと人種問題を絡めながら描く青春ドラマ。お目当てのアイク・バリンホルツはほぼ空気なんだけど結果的>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

4.0

プロットがありきたり&キャラクターの設定があまりにも幼稚。チャーターという正義の組織も痛い。あと説明のための独り言とかバトルする際に敵役がお喋りしすぎとか色々と突っ込み所はあるんだけど、小気味の良い演>>続きを読む

エンド・オブ・ロード(2022年製作の映画)

3.0

BOYZ II MENとは無関係のサスペンス・スリラー。こんな事ばっかり言いたくないけど、如何にもNetflixらしく、手っ取り早くパッケージングされた様な一丁上がり感が強い。クイーン・ラティファ主演>>続きを読む

ザ・キッチン(2019年製作の映画)

3.5

引き続きティファニー・ハディッシュ目当てにアマプラで鑑賞。ハディッシュ並びに、メリサ・マッカーシーとエリザベス・モスの3人の主演女優がとても良い。特にマッカーシーはコメディよりシリアスな演技の方が良い>>続きを読む

ターキー・パニック(2018年製作の映画)

4.0

『マッシブタレント』で見事なまでに無駄遣いされていたアイク・バリンホルツとティファニー・ハディッシュが夫婦役で共演するコメディタッチのサスペンス。投げやりな邦題とジャケは意味不明で前知識はゼロ、ただた>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

2.5

思ってたのと全然違う。一言で言うと 寒い。何の捻りも無い。よくこんなベタなヤツ撮ったなあ。お前さんそれをやっちゃあお終いだよって事をやってしまうのがニコラス・ケイジって事なのか。彼のファンにはこれがウ>>続きを読む

地獄のデビル・トラック(1986年製作の映画)

4.0

1986年公開。地球に接近した彗星の影響により機械が暴走して人間を襲い始めるというツッコミ無用のB級ファンタジーホラー。たぶんスティーヴン・キング唯一の監督作品。見たまんまの低予算による手作り感あふれ>>続きを読む

シャンプー台のむこうに(2000年製作の映画)

3.5

2001年公開。よくあるコメディタッチの家族再生物語で、イギリスの片田舎で開催される全英美容師コンテストがその舞台。絶妙な哀愁と貫禄を湛えるアラン・リックマンが抜群に良い。一方でビル・ナイは、憎き敵役>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ちびっこの頃に仮面ライダー・スナックのカードを大量にコレクションしていたファースト世代のアラカンです。そんな私の本作についての感想は、シン・ウルトラマンのそれと殆ど同じ。

最も苦手なのは説明&台詞の
>>続きを読む

黒いジャガー/アフリカ作戦(1973年製作の映画)

5.0

1973年公開。シリーズ3作目にして最終作。2作目がコケたのでMGMからテコ入れがあったのだろうか、なんと監督に起用されたのはジョン・ギラーミン。しかも舞台がNYどころかUSからも離れてしまい、もはや>>続きを読む

レポマン(1984年製作の映画)

5.0

1984年公開。年を経るほどに輝きを増すタイプの80年代B級SFパンク映画。え、こんなに良かったっけ?と思うくらい好きな要素しか無くって、昔観た時とは比較にならないほど興奮した。マジで面白い。具体的に>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

5.0

1935年、昭和10年公開。何だこれ めちゃくちゃ面白ぇ!! 今観ても普通に爆笑する。流石に劇伴は古臭いけど、それ以外は現代でも充分通用する感覚だと思う。というか、今の邦画界でこんなに面白い作品を作れ>>続きを読む

人情紙風船(1937年製作の映画)

4.0

1937年公開。達郎が「人生の一本」とKCに紹介した映画だと聞いて。
江戸の貧乏長屋で老いた浪人が首をくくった事で役人が調べにやって来るオープニング。長屋の住人達が「何事だ」ってんで、わらわら集まるこ
>>続きを読む

残酷欲情軍団(1972年製作の映画)

4.0

ちょっと待った!! この邦題はまるでデタラメなので騙されてはいけない。エログロ要素はほぼナッシン、その実はLAの人気ラジオDJがMelinda(原題)と名乗る女性に出逢った事からトラブルに巻き込まれギ>>続きを読む

暁の出撃(1954年製作の映画)

5.0

1955年公開。スターウォーズ(IV)のデススター攻撃シーンの元ネタのひとつとしても知られる英国産航空アクション。作品自体をフルで観るのは初めて。いやもう、めちゃめちゃ面白いなコレ!英空軍が撮影に全面>>続きを読む

超音ジェット機(1952年製作の映画)

4.0

ネタバレ気味です

1952年公開。デヴィッド・リーン。原題はTHE SOUND BARRIERというわけで音速の壁をジェット機で突破しようと奮闘する人間たちを描く元祖『ライトスタッフ』といった趣
>>続きを読む

女と女と女たち(1967年製作の映画)

3.0

1967年公開。お目当てはシャーリー・マクレーンの七変化で、実際7話の短編で構成されるオムニバス映画。彼女の魅力のひとつにその声があると思うのだけど、劇中に二言ほどたどたどしく日本語を話すシーンがあっ>>続きを読む