猫マッチョさんの映画レビュー・感想・評価

猫マッチョ

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

おそれているってコトの意味を考えると面白い映画。
つまり、実家が金持ちなだけのとっつぁん坊やの物語。精神性が幼いから理解力も低くて、疑いもせずにすぐ何でも信じて、上手くことが運ばなければすぐ被害者ぶる
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市子(2023年製作の映画)

5.0

2階から逃げるのに、わざわざスカートで飛び降りたり、病気で新聞配達を休んでるのに髪も服もパリッとオシャレな市子ちゃんのトンデモミステリー。

都合が悪いと20代なのに親や祖父祖母、親族が皆殺しされてい
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

5.0

宝くじ事情を知りながら欲を一切出さないで何も絡んで来ない配管工のおじさんは賢者みたいな人だな。


この映画は、ここで終わってるからハッピーエンドなだけであって、今後のことを考えると地獄でしかないんじ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

めちゃ電柱が立ち並んでるのに、電化製品を一切使わずに行燈を使う昔ながらの一族っぽさがステキだった。

語彙力の向上に役立つセリフ回しも良い。お為ごかし、なんて今時使わんやろ。お為ごかしやったけど。
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湖の琴(1966年製作の映画)

5.0

2023年度お気に入り映画館(名画座)賞

この映画はおそらく、明確に提言されていないが、女性の性的に熟された16〜26歳の10年間の出来事を佐久間良子が物語っているのだろう。
丁稚奉公している時は1
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サミュエル・L・ジャクソン in ザ・チャンプ 伝説のファイター(2007年製作の映画)

5.0

2023年度お気に入り名作映画

この映画は『チャンプ(1979)』の否定映画なんだ。つまり、羨望するがチャンピオンになれない親たちに向けた映画。
一文で書くと『親ガチャの答え』がある映画。

このチ
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BANDAGE バンデイジ(2009年製作の映画)

5.0

2023年度お気に入り底上げ名作映画

90年代のバンドブームの背景を岩井俊二が上手く描いている。
猫も杓子も女にモテるためにバンドをやっていたけど、赤西仁は音楽が好きでバンドをしてるのか?それともバ
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(2023年製作の映画)

5.0

この映画の重要なポイントが『首をハネられたら死亡確認』って事なんだ。

つまり、ドッペルゲンガーさんを金と人海戦術で集めれた家康以外で生首を出さずに死んだと思われている人物が重要なんだ。それがオチに繋
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デシベル(2022年製作の映画)

5.0

事前情報ネタバレ禁止にしておきながら、この映画のポスターは犯人探しの楽しみを奪ってるやん。

事前に準備していたとはいえ、娘の写真を撮って爆弾の中に組込む手間をして尚且つ爆弾を各地に設置する009の加
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

5.0

菅田将暉の言う『なるほど論』を反論も疑問も無しで全員が聴き入ってる姿が新興宗教の教祖様の信者っぽくて怖かった。

「自分の子供時代を思い出して下さい。バカでしたか?」
一同「なるほど!」
『?子供時代
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

この映画の時代考証の良さが出てるのが田中麗奈の舟の上でのSEXの時に脱ぐババ臭いパンツが大正っぽくて良かった。

東京の自衛団の人が『先人(朝鮮人)はガ行が言えないんだから15円50銭と言え!』って叫
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

5.0

ストーリーに関してツッコミは子供向けだからおまたげないのでやめておくが、今回のは⭕️だな!
んでも、1点だけ。35歳で嫁、子供、家持ちの商社の係長ヒロシが30歳の派遣に向かって『未来があるぞ!』って言
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

もののけ姫以降のシュール精神世界ジブリ。物語のキーポイントとなるのが母親からのプレゼントである本だと考えられる。

テーマとなるのが『映画とかドラマ、漫画や小説のフィクションって意味ある?現実逃避じゃ
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オットーという男(2022年製作の映画)

5.0

低所得向けの団地の老後の理想を描いてるな。
そもそも、子供が自分の老後の面倒を絶対に見てくれるなんて甘い考えが狂ってるんだよ。自分は親の面倒すら見てないのに何故子供は自分の面倒見てくれると思うのか。親
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

5.0

ホームアローン、ダイハードのリスペクトがあるバイオレンスくりすます映画。ホームアローンリスペクトだけならベターウォッチの方が最適。

残虐度が低いと思わせつつ後半につれて血みどろな場面を増やしてくれる
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ダウン・イン・ザ・バレー(2005年製作の映画)

5.0

2022年度お気に入り底上げ名作映画

ダメ男の見本市。人間が怖い映画の上位。
どいつもこいつもサイコパスな野郎しか出てこないホラー映画。

ダメおとこ第四位 ショットガンを持ってきた爺さん
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フレイルティー/妄執(2001年製作の映画)

5.0

2022年度お気に入り名作映画

人間が怖い映画としてはベストの映画。

この映画の最大のポイントは『父親が理想的とする模範パパ』ということだ。
そして、この理想的な親父は本当に狂ったのか?そ
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

5.0

とても面白いコメディ映画

・なぜ逃亡中の身の上なのにウェイトレスをするのか?人に見られない仕事を探せよ

・主人公が急いで飛び出したにしては服が毎回変わっているけど随分とオシャレに気を使って慌ててた
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アムステルダム(2022年製作の映画)

5.0

カッコーは別の鳥の巣にも卵を産むが、他のカッコーの巣にも卵を産むってストーリー。鳥が実は重要なポイント。


ミスリードが加えられたサスペンスであってよく脚本が練られている。
時間軸のシャッフルよりも
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武士道残酷物語(1963年製作の映画)

5.0

権力の乱立と暴力を描いた映画だな。王国だったら権力は一つだが、日本各地に殿様がいる原因で大小の権力による暴力が描かれている。家庭内の権力も然り。

と思ったが、昭和と明治が描かれている理由が無くなる。
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声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

5.0

全盛期のこち亀の両津勘吉が、詐欺られたからその犯罪組織を壊滅させるような話。

全盛期のこち亀だけあって、オレオレ詐欺に関する知識が豊富でウラの筋の人間でなくても学べるくらいに事細かに知的に描かれてい
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

5.0

5人も登場させながら誘拐犯のキャラが立っているのは素晴らしい。それぞれに信条や目的が別々だが同じグループに所属してる感が漂っている。
特に誘拐犯のボスは唯一無二の存在感を出している。ボスの存在感の対比
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

5.0

沖縄の閣下がクレイジーになるまでを楽しむ映画。

冒頭の閣下は判断力があって東京に居座るだけの参謀総長?の要望を跳ね除けたり、アメリカとの戦力差を考慮した戦略を立ててる。しかし、賢明さを持たない人の命
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

5.0

2021年度お気に入り底上げ名作映画

小説には一人称と三人称の書き方があって、この映画は一人称の映画である。
一文にするなら『一般市民のトム・クルーズから見た宇宙戦争』である。

つまり、ラストの微
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就職戦線異状なし(1991年製作の映画)

5.0

『職業に貴賎なし』って理想論のテーマは、裏を返せば現実はみんなレッテル大好きって事だな。

男の就活は競争しているのに女はマイペースなのは専業主婦になるつもりなのか。
女の成功は出来る男の配偶者になる
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

5.0

2021年度お気に入り映画館賞

『自分が仕事が出来ると勘違いしてしまった松坂桃李が鈴木亮平にボコボコにされる話』
これは前作からレベルが下がったRevel2だ。
前作とストーリーの入りが同じだが、展
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ブロンズ! 私の銅メダル人生(2015年製作の映画)

5.0

2021年度お気に入り名作映画

警告※この感想には女性差別の表現が含まれているため不快や嫌悪感を感じる可能性がある人は読むことにご配慮いただきたい。


女は読んでないので過激に書くが、こ
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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

5.0

2020年度お気に入り映画館賞

喜劇と悲劇の違いとは何であろうか?辞書で正しい言葉の意味を探しても良いが映画の場合は『視聴者自身が主人公と同じ立場に変わりたいか?』に尽きる。人生を交換しても良い
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宇宙ショーへようこそ(2010年製作の映画)

5.0

2020年度お気に入り底上げ名作映画

ストーリーは中学演劇にもあるヤング・ミーツ・異世界人であって腐るほど作られている。
そのあとは銀河鉄道999のように各惑星の何故か都会に降り立ちストーリー
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

5.0

2020年度お気に入り名作映画

映画の楽しみの一つとして「次の展開を予想する」がある。サスペンスでよくある犯人を探して当てる喜びに似ている感覚である。どんな映画でも少なからず展開を予想しようとす
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

2019年度お気に入り映画鑑賞

2008年5月に公開となったアイアンマン。そこから10年以上の歳月をかけて完成した集大成であるこの映画。今までのアベンジャーズを知ってる人にとっての顔馴染みや思い入れ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

5.0

2019年度お気に入り名作映画

単調な映画とはつまらないものである。事件が起これば解決ではアクションがあるし、人間ドラマでは告白するなど山場があるのが面白い映画である。しかし、盛り上がる山場は予算を
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梅田優子の告白(2008年製作の映画)

5.0

2019年度お気に入り映画底上げ名作映画

『カメラを止めるな』にも関係しているが邦画は歌舞伎や能の影響も強いことからもう一つの現実である虚構を作る文化となっていて、簡潔に書けば民族の長老の戒めの話の
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映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~(2018年製作の映画)

5.0

2018年度お気に入り映画鑑賞

武道とは精神と肉体を強化するものであると言われているのに近年のフィクションでは力ばかり強くなっている。良い例がドラゴンボールである。悟空の肉体的な強さは最初に亀仙流の
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SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

5.0

2018年度お気に入り名作映画

映画とは何であろうか?
映画とは世界観である。映画とは伏線を多数張れる娯楽である。映画とは教養と人生経験と知性の総和に値する興奮と感銘と感動を与える装置である。映画と
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

5.0

2018年度お気に入り底上げ名作映画

この映画は設定だけ見ればコメディなのだが、それを真面目に向き合って描いている。
いわゆるコメディ風ヒューマンドラマ~SF添え~なのだ。

アイディア1つで推し進
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