すさんの映画レビュー・感想・評価

す

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.5

"まずはじめる。問題を1つ解決したら次の問題に取り組む"

根気強く粘り続けること、どんな状況でも諦めず、着実に積み重ねいくことの尊さを思い出させてくれた。圧倒的な知性と強靭な精神力ありきなんだけど、
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

4.5

全員顔色悪くて最高。哀愁漂うピアノの旋律も大好きだ。来年も観るもんね〜!

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

愛想のない松村北斗と感情優位な上白石萌音が紡ぐ、柔らかでやさしい、眠る前のホットミルクみたいな映画。人生は演技で、誰しもがなにかしらを背負いながら、なんでもない顔をして生きている。冬の光の眩しさを思い>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

わたしはこれを非と見た。鑑賞前はむしろ賛同、なんなら実現してくれよとさえ願っていたにも関わらず。それは昨今の人口ピラミッドに搾取される若者としてではなく、いつか年老いたときの高齢者として。もとより永く>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

満を持しての初見。厨二臭い設定とだけ知ってはいたけれど、想像の遥か上だった。中身があるかと問われればまあほぼないに等しいんだが、中学生男子の夢全部乗せな振り切り方がいい。なんてったってキアヌ。このキア>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

すべてが豪華絢爛。このケイトブランシェット好きすぎるな。

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.5

嘘だろってくらい薄かった。
が、架純は可愛い。
ただ雨宿りしてても缶ビール飲んでも洋楽を口ずさんでも「なんでもない」って含みを持たせて微笑むだけでも。わたしは来世で架純になりたいし、帰したくないって目
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劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

5.0

ロスというか虚無。しのぶさん、わたしは貴方にこんなにも思い入れてしまうなんて想定外だったよ…。憎しみと怒りを纏った剣捌きは力強く、美しく、そしてあまりにも儚かった。原作を読み終えてからかなり時間が経っ>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.6

"思考は話す言語で形成される"という命題を話の核に据える構成力と説得力。エイミーアダムスの透き通った演技がしめやかな空気感にすごく合ってたし、回想だと思わせるミスリードからの畳みかけも鮮やか。言語に対>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.6

公開当時、ぴちぴちのJKである妹が友人たちと連れ立って観に行っては、しっかりと感化されて帰ってきていたことを思うと、この映画が果たしている意義は相当なものよな。正直終盤まで綺麗ごとの強行突破だろ…とか>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

謎を解き明かすために物語が駆動していく、という比較的クラシカルなサスペンスかと思いきや、後半ずっと法廷サスペンス。きっとどの中年夫婦でも日常的に繰り広げられているであろう言葉の応酬や責任の押しつけが、>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025年製作の映画)

3.8

新章ありがとう。
きっちり恐ろしくてなんの文句もねえ。
ずっとやってくれよ〜

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.2

上京して初めての夏、今観られて本当に良かった。

ぶっちゃけ共感も憧れも抱かなかったけれど、名だたる写真家さんたちがこぞって称える理由がそこにはあったし、涼やかで、高純度な青春の眩さが詰まっていた。
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

5.0

爆イケブラピがド直球で走り抜けるドリーム映画。あまりにも好みど真ん中を狙い撃ちしてくるもんだから軽率に涙腺緩んだよ…。トップガンと同じ布陣ってだけでこちらの期待値は自動的に跳ね上がるわけだが、それを優>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

5.0

やっと更新!
朝から絶飲ミッションを遂行し、4DXで見届けました。
以下、当日書き留めていたレビューより。
 
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2年間待ち望んでいたファイナルへ〜!
終盤、「本当に終わってし
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.6

手紙を書かせたら右に出るものはいない坂本裕二。正直多方面であざといけど沁みるし、異論はないだろう、俺たちの松たか子はやっぱり最高。そして安直にスコア満点にしてしまうのでレビューは熱いうちに書け。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

いい加減下書きが溜まっているので放出。
硝子窓を大音量で浴びたくて、当時ちゃんと劇場まで足を運んだ。真実の救いのなさと、整の眼差しで語られる田村大先生のぬくもり、なにより先生への愛で溢れるレビューをし
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.1

極限状態が人をいくらでも利己的にさせる惨さ。単なる反戦映画には収まらない。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

5.0

いつも通り付け焼き刃予習。最高のエンタメであり裏切らない見応え。ジュラシックワールドもジョンウィリアムズも大好きだ。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

5.0

殺しに終始してる潔さが良い。結局わたしはドンパチやってる絵が観れたらそれでいいんだよな〜

ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

自分の正義が揺らぎ続けて気が狂いそうだった。どれだけ自分の尊厳を踏み躙られても囚われ続けるのが愛なら、そんなものなくていいよ。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.8

やっと観れたぜ〜!わたしはこのドラマが本当に好きだ!なんせみちおが良すぎる!豊の声と笑い方も良すぎる!でも最たるは法廷に関わる面々のキャラ!悪として描かれがちな検察側がそうじゃないってとこが効いてる。>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.2

前情報と主題歌から逃げ切った甲斐あり。
やっぱ野木さんは説教臭くならん紙一重なラインを攻めるのが巧みなのよね…。まあ実際あそこまで綺麗にまとまるかは別として、これだけ大衆を魅了する社会派エンタメを生み
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

この世のあらゆる不幸と絶望の全てをぶちこんで煮詰めたみたいな鬱屈映画。耐えかねて5回くらいに分けて観た。それでもなお息苦しさからは逃れられず、精神を削りながらようやく。なのに、ジョーカーが生まれてしま>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.2

品と誠実さを兼ね備えた紳士はどれだけ歳を重ねても魅力的なのである…。どんな環境や立場でも腐らずひたむきに、丁寧に、ひとつひとつできることから取り組んでいくこと、いくつになっても実直に挑戦と学びを続ける>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

あまりにも壮絶。自分の人生のなまぬるさを恥じた。うだるような暑さとまとわりつく汗が、拭っても拭っても逃れられない過去そのものを思わせて、ずっと苦しかった。杉咲花と若葉竜也の共演一生見てたいな。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

法では守りきれないもの、法の尊厳ゆえに傷つけられるものがこの世にはたしかに存在するのだという現実を知らしめられた。秩序を保つためには真実よりも世間一般的にどう見えるか、どう捉えられるかを基準に据えざる>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

2.8

堕ちてるときほどより深みに嵌まるものを好んでしまうこの現象に名前を。
亨の言葉選びと距離感、佇まい、全部が好きだった。中村ゆりが一生舌たらずなのいい加減誰か言ってやれ。(顔は超好き)

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

たぶん期待値高すぎて終盤までスコア3.2ぐらいのテンションで眺めてたんだけど、エンディングで全部持ってかれた。一瞬きらめく光に漆黒のバットマンが吸いこまれていくカット、なにあれかっこよすぎ。まるで彼が>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.1

ロールパンナに五条悟、狗巻先輩に伊黒小芭内、カカシ先生に傅抵、そしてスパイダーマン………そう、彼らの共通点それは…安易に素顔を見せないキャラであるということ……!!

これね、最近気づいたんですけどね
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

狂っとるーーー。そんで一生不穏。
自分本位な選択の上に成り立つ幸せなんて所詮長続きしないし、母性と狂気は紙一重。
辿った先のはじまりが知りたいんだが?