鮭さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

鮭

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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.9

グザヴィエ・ドランの映画には、解決しない苦しいことを逃げることなく描いている印象を持ってて、このMommyも、全くそう。
可愛らしい色合いのポスターからはわからない息苦しさがあります。
解決したかなと
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

テンポが気持ち良くスピーディーでカッコイイ映画。お洒落です。
観ていて飽きないし伏線の回収の仕方は勉強になる!
男性は特に好きかと。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.6

トラウマモンです。
もう観たみたくないしなんなら記憶消したくなるくらいなんだけど、完成度の高さとビョークのミュージカルシーンが素晴らしくて一度は観てみてよかったかなと。。
ラース・フォン・トリアーの作
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

4.0

とにかく映像が美しいです。
内容は儚く、静か。とても好きな映画のひとつ。
これを観るとイッセー尾形を抱き締めたくなるのはわたしだけでしょうか。。
そして、宮沢りえの綺麗さには、おもわずため息が出ます。
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.6

とにかく原田芳雄のかっこよさに酔いしれる映画。
この不気味で不穏な世界観って、本来あまり好きではない。
・・・にもかかわらず、そんなの気にならないぐらいに原田芳雄がかっこよくてたまに見返してしまう。
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

映画はセックスドラッグヴァイオレンスだとかいうの、そんな好きじゃないんだけどトレインスポッティングは素直にかっこいい。
映像もキャストもファッションも音楽も、終始スタイリッシュで洒落てる。
冒頭とラス
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.9

タイトルもジャケットも狂ってて内容はもっと狂ってる。
でも、わりと好き。
なんなの!?の呆れ笑いから、なんとなくゾッとするとこもあったりして、出オチだけではないかな。
とかいって観たのだいぶ前で忘れか
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.4

あーあ、あーあーあー・・って言いながら観ました。内容は邦題のまんま。「おとなのけんか」。
ひらがな表記なのが秀逸ですね。
役者たちが上手すぎてキャラに合ったこと言いすぎて、もう不快だわ笑っちゃうわ、ど
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何者(2016年製作の映画)

3.6

若手実力派勢ぞろい。そして「桐島」の朝井リョウ。
映画としてというよりも、この人たちがどう今を切り取っているのかが気になって観に行きました。

結果、耳も心も痛かった。SNS時代の人間関係を、就活とい
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

なんとも形容しがたい。。岩井監督の映像美とどうしようもなくドン底は健在。
黒木華の根性と歌声に惚れ惚れしちゃいましたねー。
coccoは適役すぎて、もう。
というかキャスト全員だけども当て書きなのかな
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

是枝節全開。さすがは家族の会話が上手いです。
導入とラストとで事態が変わったかというと、ほぼ変わらない。
その分繊細に人を描いている。

バツイチ。子供に会いたいけどなかなか会えない、そんな売れない小
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

ずっと鳥肌が立つほど、ため息が出るほど、そりゃあもう美しい世界観でした。
アニメーションならではのファンタジー感と実写のような緻密な背景・日常描写との融合。
前情報ほぼ入れずに観たので展開に驚き心掴ま
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ今更だしDVDだったけど、観てよかったなー。
噂にたがわず、思わずうるうる。
私の実家のおもちゃたちは今どこにいるっけ?と絶対考えてしまう。
そしてミセスポテトヘッドの片方の目のようにして
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.9

めちゃくちゃでぶっ飛んでる映画。音楽も最高。撮影方法が想像つかないシーンが、もう冒頭からすぐに始まる。
始めに気持ちを持っていかれてしまって、ものすごく長いけれどそのままの勢いで突き進んでしまう。
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.9

とにかく最高に面白かった。
予告編で判断しないで!あれは本編観たほうがいいよっていう優しさ!!
往年のゴジラ観を良い意味で崩して、でも確実に守ってて、、ゴジラ愛を感じた。
途中絶望すぎて涙出たけど、そ
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リアリズムの宿(2003年製作の映画)

4.2

いやー相当好きで何度も観た。。
くるりの家出娘の不気味で可愛らしい感じも合っていて、とてもいい。
主演の2人の気まずさも自然さも素晴らしい。やっぱり確実な演技力があってこそ許されるゆるさ。
女の子も可
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

4.0

むかしむかしにアリゾナドリームだけ観たことがあったクストリッツァ。
なんだこの世界観。面白すぎでしょう!どうして今まで観なかったんだろかと思うほど!
暗いし残酷なところも多いけど、なんか生きるってそう
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ディアーディアー(2015年製作の映画)

3.4

あぁもう…って現実と、ちょっとの非現実とのバランスが上手い。
フジオとハタナカの演技がより一層リアルで深みのある味つけに。。
3兄弟を信号機と同じ3色で結びつけて…って話、面白かったなぁ。
完成度の高
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.3

観終わってしばらく涙が止まらなかった。そして思い出すと今でも胸がチクリと痛む。
哀しくて理不尽なエンディングとどう向き合えばいいのか。マルコはとても静かに静かに。
アランカミングの魂の込もった歌声は何
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.4

あまりに有名。
ジャンレノもゲイリーオールドマンも格好良すぎて静かに痺れます。。何度観ても。
少女ナタリーポートマンはこの時点で可愛いではなくため息が出るほど美しい。。
画も音楽もストーリーも素直にか
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FOUJITA(2015年製作の映画)

3.3

オダギリジョー適役。少しカタコトのフランス語、あまりに流暢じゃない方が当時そこで過ごした日本人という感じがあっていい。
全体的に暗い画が多いけど、1カット1カット全部絵のように美しいから重苦しい感じは
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過ぐる日のやまねこ(2014年製作の映画)

3.6

バスや車を印象的に使ったシーンの繋ぎ方、
夢と現実と過去と今の曖昧な境目、
時子と陽平と父親のやり取り、
取り巻く人たちの悪意のない噂話、
全部がとても丁寧に描かれていました。
時子ちゃんの着替えのシ
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.4

この人は何をやらせてもハマリ役だなと思わせるヒキがあるけど、これぞリリーフランキーのハマリ役と言いたい。
浮気性だけど妻にも優しくて支えてちょっとだらしなくて、似合う。。意外と下ネタも多いから家族で見
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好きだ、(2005年製作の映画)

3.2

この台詞の少なさでお芝居を自然にやってのける、キャストたちには賞賛を送りたい。。
映像がとにかく綺麗だし、大人になったキャストの外見や雰囲気の紐付き方の自然さも素晴らしいんだけど、私はそんな好きではな
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スクラップ・ヘブン(2005年製作の映画)

4.0

青春時代に観てグっときていた映画の一つ。
加瀬亮がとてもカッコよく見える映画だったな。
年齢を重ねて今、またとても素敵だけど、迷える青年役が似合うナヨっとした格好よさとリアリティがこの時は魅力的だった
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.5

私はとても好き。
物語が進むにつれこうなるのかと初見の時はとにかく圧倒されて、苦しいし素晴らしいしで涙涙だった。
冒頭の平凡な日々の描き方が自然で素晴らしいぶん、ラストへの展開に向かうにつれて心臓のバ
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全然大丈夫(2007年製作の映画)

2.7

荒川良々も岡田義徳も大好きなんだけどゆるすぎて、もう。
気持ちいいほど内容は無い。

木村佳乃がエレベーターボタンで指の骨折るシーン見て、自分もやったらどうしようとしばらくおびえて生活した気がする。。
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

4.6

大好きな映画!
ホームドラマ、ハートフルコメディの最たるものな気がする〜。
ロビンウィリアムスの子供達への愛に満ちた眼差しに何度胸がぎゅーっとなったことか。

ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.1

何度観たか〜。ハラハラドキドキとはこのこと!
昔は兵士のおじいさんとかラストのまたジュマンジが人の手に渡るところとかが怖かったんだけど、何度観ても心躍ってしまう。
お姉ちゃんがキルスティン・ダンストだ
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.8

家族で何度もなんども観た映画。
安心して観れて安定して面白いのがすごい。
草刈民代の美しさに思わずため息。

のんちゃんのり弁(2009年製作の映画)

3.5

美味しそうな食事、頑張るシングルマザー、だらしない元夫。
最近の邦画にありがちな設定満載だけど、これは結構内容がちゃんとあって面白かった!
メリハリも効いてたし、元気になれる感じ。
女の人は思わず好き
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東京オアシス(2011年製作の映画)

1.5

雰囲気だけ。観てて腹たつほど何も無い。
松本佳奈作品を荻上直子作品と間違う人がいるけれど、マザーウォーターに引き続き圧倒的な違いを改めて感じる。
このキャストを出してこの雰囲気ならいいでしょうという怠
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

2.5

雰囲気だけ。
松本佳奈作品を荻上直子作品と間違う人がいるけれど、圧倒的な違いを改めて感じる。
荻上直子なら言葉で言わず伝えられるところをすべて説明台詞と、意味深そうな台詞で処理されている。
ハンバート
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プール(2009年製作の映画)

3.3

まぁまぁだったかな。音楽がとても良かった。
母と子の葛藤が静かに淡々と描かれている。
街並みや、プールはやっぱり綺麗で印象的。

めがね(2007年製作の映画)

3.4

荻上直子はとても好きだから観た。けど、深さはない。癒しムービーとしてはいいのかも。
かもめ食堂やトイレットは何度も観て新しい発見ができたり、違った感情になれたりして好きなんだけど。
めがねはその2作品
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.5

心にしまっている大切な映画のひとつ。
狭く閉鎖された世界で、自分を犠牲にして、その先に何があるかわからないけどこれでいいといい聞かせて。
でもたまらなくなって家族を心から憎く感じてしまうこともある、そ
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