ゆきさんの映画レビュー・感想・評価

ゆき

ゆき

映画(1093)
ドラマ(46)

ReLIFE(2017年製作の映画)

3.3



もし戻れたら?
今に納得いかないときに限って、旧友やあの頃過ごした場所を欲する。
やり直せたとしても、たった1年の“リライフ”。
早送りみたいな120分でしたが、十分にきゅんとした。高杉真宙に。
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トールガール(2019年製作の映画)

3.7

受け入れる

視界を変える勇気を持つこと。
木箱でいつも本を運ぶ彼。最高。
ミスコンヲタクの姉、心配しすぎな両親、我が道を行く親友。愛せる人ばかりの中に、クズな留学生と目立ちたがり屋とその子分というヒ
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先に愛した人(2018年製作の映画)

4.1

悪人

ノスタルジックなジエの部屋。
「内縁関係」の男の部屋には愛情と思い出が詰まっているはずなのに出入りする息子と妻。
愛した人がこの世を去ってから100日。それぞれの形で喪に服す人たちの物語でした
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.1

最優秀元カノ賞

二人しかいない、白銀の世界が永遠に続けばいいと思ってしまった。
色付いた思い出と、叶わなかった現実。
ベタにくっついて離れてを繰り返すやり取りでも、鮮度ある不思議さ。
真っすぐに、苦
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.9

希望する場所

踏み出そう、生きてみよう。
女性の自立を前提に、身分格差や建前の鬱陶しさが身に染みる一作でした。
多角的に捉える女性と、感情先行型の男性。
「今」が良ければいいというのは、夢物語だ。
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ミロクローゼ(2012年製作の映画)

3.1

ナオン達

良い感じに生きて、良い感じに死のう。
3人の男の言動、すべての根っこは「愛」。
男フェロモン全開の山田孝之。
考える隙を与えてくれないぐらい、目に入るもののインパクトが強い。
浪人・タモン
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ロスト・リバー(2014年製作の映画)

3.0

呪いを頼みの綱に

ぼーっと世界観を嗜むには良い一作。
ネオンが似合う廃れた町からは、生気など感じられない。
呪いもシェルも、イマイチ設定が掴みきれないまま、気づけばエンディングだった。独特な空気だっ
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あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)

3.1

想像すること

女の価値は時代で大いに変わる。物のように扱われる下級層。
鬱々としたメイドが得た希望は果たして叶うんだろうか。
衣装が素敵な一作。
窓辺に座って縫物をしたり、花で溢れた庭を散歩したり。
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.5

ボンババボン

超難問のさまるんが可愛すぎる…
禁断の恋愛シチュエーションで、究極POPに仕上がった一作。
安定の川栄&矢本悠馬。
くだらないフレーズもモノマネも全力だからサムくない。
幸せを与えてく
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

ぶちかませ

ザックを信じるからこそ託せる言葉と、淀みのないザックの言葉。
前向きになれるパワーを持った言葉で溢れる一作でした。
引き返せない逃亡犯の二人が価値観を共有してアップデートされていく様子が
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Red(2020年製作の映画)

3.6

双方の幸せ

理由も決断も、全て彼女が選ぶべきもの。
家庭、仕事、遊び、独り。至る所に“らしさ”を置いて生きるからこそ、保てるものがある。
限られた生活から一段カジュアルダウンした塔子は表情が違う。こ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.3

誰かに大切にされてる?

私だったら彼女のために泣けるのだろうか。
能ある鷹は爪を隠すというが、自分の爪にすら気付かない存在が一番脅威。無意識に他人の努力を超えていく人は実際にいる。
嫉妬まがいの嫌悪
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アリーキャット(2016年製作の映画)

3.2

一瞬

過去から抜け出せない男。
窪塚洋介の声の温度ってなんで心地いいんだろうか。
無垢な男をバディに、とある仕事をやり切るのだけれど。
期待しすぎた感はある、悔しい位に。
物語に惹かれないまま終わっ
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罠 Deep Trap(2015年製作の映画)

3.1

唯一の策

どうしようもできなくなった関係性を修復するのに、何かにすがりたくなることもある。
悪・ドンソク兄貴を見ました。
狂気的な展開なんですが、閉塞感が凄すぎて途中からちょっと笑えてくる。
基にな
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まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

3.7

それぞれの人生

ゾッとするドキュメンタリーでした。
何にかって、人に対して。
にこやかに話すことなのだろうか、飲みながら話すことだろうか。
真摯に追った学者や監督、関係者の熱量の差にもゾッとした。
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食べる女(2018年製作の映画)

3.7

ひき肉女

安く早く簡単に料理できるひき肉よりも、じっくり焼くステーキになろう。
広瀬アリスのエピソードが最高。
物についた雑念って絶対にある。切り返すための努力は必要。
少しずつでも前に進むために、
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オルジャスの白い馬(2019年製作の映画)

3.8

血筋

最低限まで削がれた情報。何も語ってはくれない乾いた土地。
オルジャスの目線が語る全てと広大な自然に圧倒されているうちに時間は過ぎてしまった。
子供と仔猫の無垢さが、大人は当たり前にこなす慣れあ
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.7

できっこないを叶える

とびきりに全員が可愛い。
笑顔“だけ”がいいと言われるひかり役の広瀬すず。凄いですね、全役のこなしっぷりが。
実在のチアダンス部の物語でありつつ、タイトルですべてがわかるのです
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.9

隙間産業

凝りに凝ったOPから、私の心も掘削されました。笑
自分が身を置く業界を盛り立てるということの素晴らしさを実感するお仕事ムービー。
この時代にボランティア残業と版権フリーという偉業を見せつけ
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カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.6

再起

綱渡り状態の家計。
知ってか知らずか、削れない娯楽。明日は我が身、身震いした一作でした。
オスカー俳優が並ぶ当作。視点を変えながら、渋い現実を描いていく。
捨てきれないプライドと闘うためのプラ
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Last Lover ラストラバー(2020年製作の映画)

3.7

ばれちゃいましたか

美優と光希、二人きりの時間はナチュラルすぎて恥ずかしくなるほど愛で溢れてました。カップルの日常を覗きながら、違和感を覚え始める前半。
そして予測通りになった瞬間の鳥肌…ホラーが苦
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.8

最初で最後

まさか、おならで泣く日が来るとは。
恋に落ちるのに理由はいらない、時間も関係ない。
ラブストーリー必須のセリフを忠実に描いてくれた一作。
貫禄満点の男が、自分の気持ちに従いまくるのです。
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ハッピーログイン(2016年製作の映画)

3.6

“いいね”の前に

一緒にできることを探すスホが健気で、心鷲掴まれました…
もっとSNSフル活用なのかと思いきや、ベーシックなラブストーリー。
群像劇ならではの、時の重ね方が憎いですね。
ベテランのヒ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

愛された、一瞬だけ。

トーニャ・ハーディングという人物を取り巻いた事実をよく知らずに見始めてしまった。興味が止まらず、手を出したことを実に後悔した。
何度も画面越しに話しかけてくるのは、マーゴット・
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.7

恩と忠誠心

脚フェチ男の転落は報道の通り。
あくまで、事実を基に脚色した“物語”であるという。どこまでが本人の証言で裏を取っているんだろう。
淡々とエンディングまで駆け抜ける様は、決してドラマティッ
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オケ老人!(2016年製作の映画)

3.6

できるのにやらないというのは後悔しか生まない。

断れない優しい先生がどんどん巻き込まれていく様子が滑稽。
ただ、それは偶然にもいい方向に。
ラッキーが駄々洩れている展開だけれど、キュートな一作でした
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酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

3.8

願いよ叶え、コウゴウセイ

無関心は罪だ。
無気力に縁側に根付く姿が似合う娘は、諦める手段として大罪を犯した。
言葉足らずな父と娘。
気づかぬふりをする娘と謝らない父、どちらも辛抱強い。
吹き出しが語
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あなたを、想う。(2015年製作の映画)

3.8

結末のない物語

幼い頃に抱いたわだかまりは何を機に解かれるか。
果てない海と裸の岩肌、油の臭いがしそうな食堂のギャップが目を引く一作でした。緑島に行ってみたい。
夢物語の様に淡い母との記憶は、鬱々し
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his(2020年製作の映画)

3.7

好きに生きる

自覚する色を出しづらい事がある。
歳を重ねると周りと同じ色の方が楽な事がある。“一般的”に。
無垢な子役が大正義なセリフばかり突き出すのです。説明書みたいに。
表立って拒絶する人もいな
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.7

時の悪戯

目先の事に追われる妻と、過去を重じて今を生きる夫。
互いのこれからを考えてこその棲家を手放すという決断ながら、すれ違いは起きる。愛犬に関してもそう。
タイミング次第で風向きは大きく変わるか
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.8

Deeper than expected

”老い”と“執着”が相まって成り立つ駆け引き。
構成するコンテンツが多い作品でした。
交際相手と親交相手を探してネットで出会った二人。
本名が違うという小さ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

男になる

なんてこった。始まって5分でジョジョに心奪われました。
軽快に響くドイツ語版の「I Want To Hold Your Hand」。
根底にコメディライクな彩りを置きつつ、感情を隅々まで掻
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エスコート(2015年製作の映画)

3.3

一杯ご馳走してくれてもいいわよ

社会的立場のある男たちが本当の姿を晒す時間。
最初の赤ん坊プレイが一番あほくさいが、目の前の欲求に勝てない男女の無様さを丸裸にしつつ、くどくどと交りを見せない演出が意
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

激震

脚本家という仕事の人の脳内はどうなっているんだ。
私には馴染みのないロビイストという仕事。
これはお仕事ムービーではない、人の信念の物語だった。
劇場公開時にタイミングを逃しまくり、ようやく観
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

絢爛とか代償とか

なんとも軽快な弁解劇。
ポーカーのルールには疎い私でも十二分に楽しめました。
人を見る目、予測する頭脳、切り替える潔さ。頭のキレる女性は美しい。
兄弟間での劣等感、親への主張。
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

言霊

「気も変えられないやつに、世界は変えられない」
言葉という武器で、国民を掻き立て“降伏しないため”決断を下した偉人。
その偉人を支えた妻のセリフ「欠点があるからこそ、あなたは強い」が印象的だっ
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