元祖テーブルトークRPGとして有名な同名ゲームを実写映画化。
ゲームをプレイしたことは無いし、ストレンジャー・シングスで登場していたくらいの知識だったが、パーティー内のキャラクター特性を組み合わせて>>続きを読む
家父長制及び儒教的思想を呪いとして描くホラー。
サム・ライミが製作に入っているが、特に映画としての真新しさはなかった。
教会の一室に集まった二組の夫婦。非常に緊張感漂う空気の中、ぽつりぽつりと話し始めると、そこに浮かび上がってくるのは、彼らが銃乱射事件の加害者と被害者の親であるという事実なのであった。
会話が進むにつ>>続きを読む
シャルル・ド・ゴール大統領暗殺のため雇われた殺し屋”ジャッカル”と暗殺を止めるべく動く警察を淡々と映し出す、張り詰めた渋いアクションスリラー作品。
計画を立て、入念に準備し、黙々と暗殺成功に突き進ん>>続きを読む
ロマン・ポランスキー監督、1930年代後半のロサンゼルスの私立探偵が市の水道局幹部の身辺調査を行っていたところ、大きな陰謀に巻き込まれる…。
なんてことない仕事だったはずが、大変な事態へ変貌していき>>続きを読む
笑顔怖すぎオブザイヤー受賞。
「X」で度肝を抜いた殺人老婆の若かりし頃を描く前日譚。
母役が「X」のインティマシー・コーディネーターらしく、その名演に驚いた。
ミア・ゴスがエキストラから訴えられた>>続きを読む
レイチェル・セノットとアヨ・エデビリを始め、今をときめく俳優たちが織りなす学園コメディ。(直近出演作は「The Bear」「The Idol」「パーキングエリア」など旬な作品ばかり)
クィアな仲良し>>続きを読む
無骨と言えば聞こえはいいが、明らかに問題を抱えた男リッジマンと相棒のトニーは強引な逮捕をきっかけに停職処分となってしまう。持病を抱えた妻の治療費など、まとまった金が必要なリッジマンはトニーを誘って麻薬>>続きを読む
ザック・スナイダーが贈る、俺流スターウォーズ。
もろ「七人の侍」という趣だが、Part1ということもあり、今回はチームメンバーのお披露目会的な意味合いが強く、展開がスムーズすぎて不自然だ。
戦闘シ>>続きを読む
運良く舞台挨拶に当たって、マ・ドンソク、青木崇高、國村隼、イ・サンヨン監督が登壇。
来場者の女性比率が高く、圧倒的なマブリー人気を感じた。生で見たマブリーは、常人の2倍はあろうかという肩幅と筋肉があり>>続きを読む
イランとCIA、そしてパキスタン、タリバン、ISISなど登場する勢力が多く、物語のセットアップに30分程度かけているものの、いざ戦闘シーンに入るとヘリコプターとの暗視スコープのモノクローム表現が良いし>>続きを読む
新年1発目は景気よく「ミーガン」からスタート。
AIを搭載した人形ミーガンの学習が進みすぎた結果、事故で両親を失ったケイディを守るため暴走するホラーでありながら、やむを得ない事情があったとはいえ、子>>続きを読む
毎年恒例、Netflixが贈る終末シリーズ。
息抜きに豪華な別荘を借りた白人一家。初めはのんびり過ごしていたが、やがてインターネットが繋がらなくなり、テレビも映らない。そんな中、真夜中に黒人の親子が>>続きを読む
タラレバを考える程にマルチバースは広がっていく。
ダニエルズはロキの監督を断ってエヴエヴを製作したので、これもある種のマルチバースか。
画面の情報量が余りにも多いため、僕の脳内メモリは煙を上げた。>>続きを読む
前作から3年、神3姉妹と地球の存亡を賭けてシャザムたちは熾烈な戦いに巻き込まれていく。
ジュブナイルなスーパーヒーロー映画として、前作同様に笑いあり涙ありで十分楽しめる作品だった。フレディの描き方が>>続きを読む
アリ・アスター監督来日&最速上映会にて。
「ヘレディタリー 継承」「ミッドサマー」とカルト的なホラー作品を生み出してきたアリ・アスターを生で拝める日が来るとは思わなかった。上映前のトークショーでは非>>続きを読む
マイケル・ファスベンダーがシャワーを浴びながらへたり込んでいる、それはすなわち「shame」なのだ。
ファスベンダー演じる殺し屋は”Stick to your plan. Anticipate, d>>続きを読む
良い意味で少々面倒くさいセリフを聞くだけで坂元裕二の作品だとわかる。
超豪華客船で起きるラブコメ主体の「ホワイトロータス」をやりたかったのかなと思ったがどうなんだろうか。
ギリギリ豪華客船に乗り込>>続きを読む
ヘッジファンド会社で働くルークとエミリーは規定に反して極秘で社内恋愛中、結婚も考えていたカップルだった。ある日エミリーは、ルークが昇進するという社内の噂を聞き、そっとルークに耳打ちするが、実際に昇進し>>続きを読む
白人の父ジェイク、黒人の母カイラ、中国系の娘ミカという家族に寄り添う家庭用AIロボット”テクノ”であるヤンは、突然の故障により動かなくなってしまう。なんとか修理できないか方法を探すジェイクだったが、そ>>続きを読む
ダリオ・アルジェント的な色味やルック、編集の楽しさは流石エドガー・ライトというところで、ガチのシネフィルである彼らしさが現れている。
(撮影監督のチョン・ジョンフンは「オールド・ボーイ」や「親切なクム>>続きを読む
仕事と私生活の両方で問題を抱えていた刑事は急に飛び出してきた歩行者を車で轢いてしまう。確認するとその歩行者は死亡しており、なんとか死体は遺棄したものの、警察署に「お前の行いは全て知っている」という匿名>>続きを読む
読み書きができなくても、話し合いはできるし、決断もできる。
2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に、村で発生した集団レイプ事件に対して、男を赦すのか、戦うのか、村を去るのかを女性>>続きを読む
トム・クルーズが銀幕に戻ってきたので、公開初日にIMAXをキメました。
これまでのシリーズに引き続き、俳優自身が信じられないような圧倒的アクションを行う姿、そして今回大ボスとして設定されているのがA>>続きを読む
「パラサイト」公開時のインタビューでポン・ジュノが”本来相対することのない階級の人々が交わってしまったら、どうなってしまうのかを描いた”といった内容を話していたように記憶しているが、それが結婚で起こっ>>続きを読む
相変わらず滅茶苦茶面白い。
前作「サーチ」は、物語全てがPCの画面上で進行し、完結するという画期的なアイディアを完璧に実行した意欲作だった。本作は、娘が失踪した母親を捜索する物語だが、前作同様に母親>>続きを読む
マット・リーヴスによりリブートされた新シリーズの1作目。
ブルース・ウェインはロバート・パティンソン、リドラーはポール・ダノ、キャットウーマンはゾーイ・クラヴィッツと絶妙なキャスティング。(ペンギン>>続きを読む
カトリーヌ・ドヌーヴ演じるキャロルが次第に内側から破壊されていく様を描く。
ピサの斜塔、うさぎの丸焼き、謎の親父…と反撥の対象は非常に現代的なのかもしれない。
混沌さは「ボーはおそれている」にも少>>続きを読む
1960年代後半から70年代半ばにかけて起こった連続殺人事件とその後を映画化。
デヴィット・フィンチャーならではのバチバチに決まった画と、捜査の流れ及び未解決のまま過ぎていった20年近い歳月の詳細を詰>>続きを読む
500億円にも登る巨大な大麻ビジネスの利権を巡って悪人たちがあの手この手で化かし合うガイ・リッチー節満載の犯罪群像劇。
個人的にはコリン・ファレルのストリートなファッションが刺さった。
2023年>>続きを読む
独特なカラコレが施された全体的な色味やバチっと決まった画面構成など、監督の美的意識が強く現れており、カルト的な人気を博しそう。(麻薬プラントですら整然としていて美しい)
N番部屋事件も想起させるよう>>続きを読む
僕は人を愛せる人間なのか、他人の役にたっているのか、本当にしたいことはなんなのか。
今回の脚本は稲垣吾郎に当て書きしたということもあり、主人公の市川茂巳は我々のイメージする彼にかなり近い。妻が浮気し>>続きを読む
ダニー・フィリッポウ/マイケル・フィリッポウという新進気鋭の双子監督作品。A24のホラー作品としては「ヘレディタリー 継承」を超えて北米での興行収入が1位となるなど快挙を成し遂げた。
SNSのダンス>>続きを読む
家族のために銀行強盗で1万ドルを奪い、警察に逮捕される前にどこかへ隠した男。それの話を獄中で耳にした自称伝道師は、金を狙って家族に近付いていく…。
1955年製作の当時、両の拳に"LOVE"と"HA>>続きを読む
大傑作。
モノクロで意図的に情報を絞り、とてつもなく美しいルックと画面構成に流石マイク・ミルズと舌を巻く。その時点で映画としての圧倒的な完成度に感服する。
子供も大人も何かしら問題を抱えており、実>>続きを読む
2022年、「ナルコの神」の制作発表会見でハ・ジョンウは17年前からずっとヒョンと共演したかったと発言すると、司会の呼び水もあり、ユ・ヨンソクやパク・ヘス、チョ・ウジンが僕も僕もと声を上げる場面が印象>>続きを読む