チェックメイトさんの映画レビュー・感想・評価

チェックメイト

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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.5

そこそこ面白い。
下品、不謹慎、無節操、破天荒。
昔、詩人として名を成せど今は海辺のろくでなし。放蕩の限りを尽くせるのは奥さんの財産のおかげかと思いきや、財産奪われてもへこまない。卑屈にならない。そこ
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テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

3.3

デイヴィッド・カンバーバッチのエジソンズゲームとは 随分と趣が違う。
エジソンズゲームほどのストーリー性がなくあっちは交流電源対直流電源を主に(原題も電流戦争)置いていたのに対して本作はテスラの生涯を
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.2

チャドウィック・ボーズマンのクライムサスペンスということで楽しんだ。
アメリカ公開は2019年なのに日本では今公開。

ボーズマンが製作も手がけていて入れ込みあるのか演技はなかなかだ。
ボーズマンとタ
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.5

シネマヴェーラ渋谷のハンフリー・ボガート特集。
ボギーはともかく、ローレン・バコール
この時二十一、二歳。
妖艶というか摩訶不思議的魅力。映画の中とはいえ男性への処し方に手慣れた落ち着き払ったこの態度
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.3

好きな某有名文化人女史がTVでイチオシの映画ということで推薦していたので見た。
ディストピア好きにはたまらない逸品だ。壮大な世界観に感心した。
地下世界に住むマリガンたち以外のすべてにリアリティを追求
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シノニムズ(2019年製作の映画)

4.0

「映画批評月間 フランス映画の現在」のうちの一作。
2019年のベルリン国際映画祭コンペ部門金熊賞受賞というだけで見た。アカデミー賞などと選ばれる作品がどう違うのか。そんな興味から。
宮崎大祐映画監督
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

えっ、まさかのここで終わり映画。
久しぶりにここで終わるか~?と心で叫んだ。

なんか人の家の生活を覗く感じの面白さがある。だから何も起きなくても飽きなかった。
なんか意外で感心した。
デンマークの酪
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

けっこう面白かったけどプチ不満。
「ホーンズ 容疑者と告白の角」からひげづらダニエルの驚天の顔ファンになったけど、「スイスアーミーマン」やら「ジャングル ギンズバーグ」などなんかどんどんアウトロー街道
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.2

過去作だが初見。
クルマとする自傷嗜好。
なんとなくわかる。破壊行為によるエネルギーを身体に感じるというおバカな感覚。
ただこれとカーセックスがなんか結びつかなくて違和感。
クルマつながりだがどうも違
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

詩のような映像。
4人の男女を巡るラブストーリーというありふれた題材ながらセレブ的な生活を送る実業家クックを軸にした主にルーニー・マーラ演じるフェイの物語。
独白で各々の胸の内が吐露されるのだがそこに
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シャドー・ディール 武器ビジネスの闇(2016年製作の映画)

2.8

事前情報なしで見た。想像と違った。
ポスターから勝手なイメージでもっと末端ビジネス現場の話しかと思ったが、国家間の武器ビジネスと政治のドキュメンタリー。

戦争があるから武器をビジネスにするんじゃなく
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ダーリン(2019年製作の映画)

2.8

事前情報なく、口から血をたらした怖い女性の絵だけで見た。
野生児を人間にするだけで大変だと思うから、そこへ修道女との過去を匂わす怪しい司祭やら、教会の宣伝にするんだとか、ダーリンを探す暴力的野生女とか
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.5

市井の片隅にいる人たちの機敏を淡々と描いた佳作。
タイトルがちょっとニュアンス違うけど。

暴力夫から逃げ出して来たクララ親子の顛末がメイントピックだが、登場人物をていねいに描写していて好感持てる。
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アウステルリッツ(2016年製作の映画)

3.3

ロズニッツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3部作の最後。

まずはアウステルリッツとは何?とそこからググらないとタイトルの意味が解らなかった。

時々挿入されるガイドの説明だけでは情報が少な過ぎる。
といっ
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.5

ケリー・ライカート特集(下高井戸シネマ)でミークス・カットオフに続いて鑑賞。前作でライカート監督知った。でも主役がミシェル・ウィリアムズでなかったら見たかどうか。

職探しする放浪女性の行き当たりばっ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

これすごいな。
生活に何不自由ない主婦の鬱屈した心情の捌け口としての行為を描いただけ(だけではないか)だが、ただただヘイリー・ベネットの演技と、でどこまでいくの?という展開に引き込まれた。

プロデュ
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アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.0

第二次大戦中のフランス
舞台となったアルプスの景色が素晴らしい。

第二次大戦中ナチスに追われたユダヤ人の逃避行を助けたアルプス山麓フランスの田舎村でのお話。

ストーリー自体は想定内の展開で驚きはな
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FUNAN フナン(2018年製作の映画)

3.0

ポル・ポトが率いたクメール・ルージュのガンボジア支配下と知って何百万もの粛清で殺された惨状が展開されると思いきや違った。

ガンボジアの農村の風景がシンプルな絵柄で描かれる。
ポル・ポト政権下の弾圧さ
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国葬(2019年製作の映画)

3.8

あのスターリンの葬儀の記録。
発見されたアーカイブ映像を編集?再構成?したものだそうだ。断片的に記録されていた葬儀のフィルムや物理的に葬儀に参列できない地方での葬儀放送を拝聴する人々を記録した映像。
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超擬態人間(2018年製作の映画)

3.7

見る前から期待値高過ぎてどうなるかと思ったがかなり面白かった。
紛れもなくホラーだがコミカルでもある。
タイトルがそのものズバリで秀逸。
ホラー映画のネタがそのままタイトルになってるってあり得る?
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おもかげ(2019年製作の映画)

3.5

思ってたのと違った。
過去の似たような映画の先入観があった。子どもを失った母親が何年もたって他人の空似に我が子を重ねとんでもない行動に出る。周囲は母親が病んでると判断するが実はという、確か(違ってるか
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恐怖ノ黒電波(2019年製作の映画)

2.5

"シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2020"作品

怪電波を発して深夜の放送。
全体主義国家の恐怖を描いてシュール。
独自のビジュアルは悪くない。
それなりに恐怖感もある。

いつしか黒
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VS狂犬(2019年製作の映画)

3.5

シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション

シンプルなストーリー。
悪いことは重なるのパターン。
亡くなってから知る親のありがたみ。
エレナは恐怖に打ち勝ち成長する。
人生哲学的でもありました
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.5

原題"ザ・ペインテッド・バード"、劇中、野鳥を捕まえて売り物にする行商人が一羽の鳥に何かを塗りたくりペインテッド・バードとなった鳥を空に放つ。
単なる余興なのか。
ペイントされて羽が自由にならない小鳥
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エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

2.8

捨てた子どもを取り戻すために画策する母親エマ。
エマがよくわかんない。
捨てた子どもが自分の身内に対して事件を起こし動揺するのは理解できるがなんか常軌を逸した行動に少しも感情移入できなかった。
不道徳
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.3

これは面白かった。
現代美術の巨匠リヒターの半生とその芸術の生まれた過程がじっくりと描かれている。
少々尺が長いが必要な時間の流れがある。
恋愛ドラマという括りにされてしまいがちだが奇しくもリヒターの
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ハースメル(2018年製作の映画)

3.0

三十代後半のモスがパンクロックの歌姫とはどんなもんか期待した。
エリザベス・モスのクソビッチぶりが凄い。そこが見どころ。けど少々クドい。
後半、落ちる所まで落ちたベッキーがどう立ち直るかのストーリーを
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

まったくクリストファー・ノーランという監督は一筋縄ではいかない。
しかしメメントといい、インターステラーといい、時間にこだわる監督の面目躍如。ノーラン監督の集大成的な作品との解説もあるがこんなストーリ
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プライベート・パーツ(1972年製作の映画)

3.5

K'sシネマの奇想天外映画祭2020の一作。
サイコサスペンスなストーリーだがコメディ的でもありかなり面白い。
恥ずかしながらプライベート・パーツの意味知らなかった。

世間知らずのシェリルがおばさん
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

実在した人物を通し心の有りようを描いた良作。

実際にこういう人いたんだということに感心する。
子供に決して、大人として高みから接するのではなく同じ人間として理解しようとして接することの大事さを実践
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.0

原題とは違うワードでBrutal Jastice (凶悪な正義)とした創作した英語の邦題。
メル・ギブソン演じるブレットとヴィンス・ヴォーン演じるダニーのバディムービー。はみ出し刑事達の行状をさしてい
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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

4.2

とんでもない映画。
ホントかよというレベル。
世界的要人だったハマーショルドが飛行機事故で死に、たまたまその事故の関係資料を持っていてライフワーク的に調べていた一般人(それもホントにそんなことするかな
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

2.5

コロナ禍にあってなんかタイムリーな感じだ。
未知の生物へどう対応するのか。
対立項としての人間がどう反転攻勢するか期待したが…

ハッピーだからそれでいい、と取り込まれてしまう人間。
リトル・ジョーの
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.8

けっこう面白かった。
相変わらず人の話しを聞かないニコラスケイジを主人公にしたただのB級ホラーとして見たらイマイチだが、ラブクラフトの怪奇譚の映像化として見ればそれなりに面白い。たまたまラブクラフトの
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

4.0

これは普通にいや普通以上に面白い。
タイトルはブラックアンドブルーって何かなと思ったけどナオミ・ハリス演じるアリシアのことのようだ。黒人でしかも警官(劇中ブルーって隠語のように使ってた)ってことだが、
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死霊魂(2018年製作の映画)

4.2

中国では明らかにされていない弾圧の歴史。

概要を補足する意味でワン・ビン監督のYouTube動画でコロナ禍で日本での上映に際しての来日かなわずということと、関係者(生き残った収容者)が語るまでに時間
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