ちぇんさんの映画レビュー・感想・評価

ちぇん

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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

建築家を目指すジャックはアーティストタイプだったわけで…。
彼がアートを見出したのは、殺人だったと…。

彼のアートの完成形に悪寒が走る。
残酷で変態的で虫唾が走りながらも、引き込まれる作品であった。
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355(2022年製作の映画)

3.3

なんか冒頭のメイスのアクション、ちょっとダサかったなと思いつつ、
終盤になるにつれて、強い女性たちが続々と出てきて、アクションもまあまあかっこよかった。

范冰冰が綺麗すぎる。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

他の人のレビュー見たとき、ホテルなかなか登場しないって、続編としてどういうことや!って思ったけど、
まあまあまあまあ、よっぽどの事が無い限り、あんなホテルに自ら戻らないよなあと、観終えてから思いました
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.8

余計なお泣かせ描写とかがなく、シンプルで繊細な物語が描かれていた。

死が近づく父親に、その息子、2人と出会う里親たち。

一つ一つの出会いと、それぞれの家族の形の違いが興味深い。

最後のマイケルの
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.5

昨今の環境テロ団体と似たものを感じる。

超胸糞で、自己中心的で気持ち悪い人間たちの集まりだった。
しかし、引き込まれるカメラワークにより、見たくないのに目が離せない。

彼女たちの最期まで、是非とも
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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

3.8

ワンカット風に撮影され、メドゥーサの如く、畝りながら事件後の混乱を映し出すその映像に釘付けになる。
鮮やかで華やかなモデルのヘアスタイルにも注目したい。

殺人事件の舞台でヘアコンテストって中々ないの
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.5

家族の死に人種差別、複雑な友情、親のエゴと、なかなか重めな内容だった。

子供ながらに人種差別に立ち向かうのは難しいし、思春期ながら親の言っていることも理解できない。

ジェームズ・グレイの半自伝的作
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

人は時々泣きたい分 激しく笑う。

静かながら、間接的に凄惨さを分からせるのが何とも地獄で絶望的だった。
実際被害にあった方々と同じような衝撃を受ける。(比に及ばないが。)


ボリビアのゴーストレイ
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.8

物語の紡がれ方が大好きだった。
映像も色彩豊かで美しい。

現実的なおとぎ話というかなんというか。
人のもつれと愛と孤独と欲望と。

観たあとに余韻を残す。この満足感が良い。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.5

光を集めようと、太陽に向かって手を伸ばす子供たちの手。

映画を流しながら、子供たちが効果音を作る。

彼らの純粋な眼差しがなんとも綺麗で、居心地が良かった。
夢を追いかけること以外の余計なものがあま
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.8

もうアトラクションだった。楽しかった。
あの椅子に乗って階段降りるシーンが好き。

ゴーストたちの仕掛けも壮大で面白く、見応え満点だった。

坊やの成長も見れて良い。

4DXで観たい作品!!

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

ブランコのシーンが寂しくて、でも一番好き。
ブランコに乗りながら、彼は何を考えていたのか想像してしまう。
人生を振り返っていたのかと思うと、とても寂しくなる。

120分に収めず、もっと長くても良いの
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.5

喪失感とか恋への心残りとか、ひしひしと伝わってきて辛いけど良かった。

ウードの元カノ巡りがメインかと思いきや…、もうそっちの恋路の記憶しかない。

でも、ウードとボスの関係もしっかり描かれていて、2
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

第二の人格とも言えよう謎の生物が孵化する以上に、母親がキモすぎる。

ラムは期待以下だったけれど、これは逆に期待以上の作品。

思っていたより良かった。

ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

3.3

簡単に言うと、アベ○ジャーズが悪者と戦う話。アストラバース。
ところどころ、あれ、オマージュ…?って思う部分が笑

すごい現代だな、今回は踊らないのか?って思ってたら踊ったし、突然君臨するアーリヤー・
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

泣いた。
様々なことが盛り込まれた作品だった。

今日、私は1つの世界の終わりを見た。
この世は脆く、不均衡で、一日一日が危うい世界である。
いつ燃え尽きてなくなるか分からないこの世界を、一日一日を、
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.3

映画全体がアートパフォーマンス。ニュアンス映画。

そういえばヌードシーンがあったことを忘れるほど、世界観が強烈。

グロビジュは良いが、食事用マシーンの意味がわからない。

そういえば私、『マップ・
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

なんだか冒頭すごくASMRな映画。スナックの音といい、シリアルの音といい。

無駄に長くせず73分で終わるところが良い。
短いが、SF的で奥深い。
ファンタジックなのに、リアルで不思議な気持ちになる。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

1人の女性の生き様をなだらかに、時に激しく追体験するような映画だった。

特に、周りの動きが止まっている中で、新しい彼との愛へ突き進むような映像が秀逸。あと、クスリで幻想に溺れる映像も秀逸。

愛で溢
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.5

イーヤがパリコレモデル並の長身。

うーん一日空けたけど、とてつもなく感想が書きづらい。
自分が思っていた感じと違ったっていうのと、ただ自分に合わなかったんだろうなっていうのが…。

前半は好きだった
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.3

リンクする時の映像表現は面白かった。
直接的なグロさも良い。

でも、ストーリーの流れは分かるけど、結末とその他何か特別に感じるものはない。

あのこと(2021年製作の映画)

3.5

自分の気持ちとは裏腹に、胎内で育っていく命。

たった小さな命で未来が全て変わってしまうのに、女性には選択権がなく中絶する術も無い。

彼女の焦りと恐怖と苦しみと痛みを追体験する。

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.0

頭空っぽおばかムービー。
仲良すぎて羨ましい。

働こうってなるのがまだ偉いね。

最後のおげってぃスプラッシュがすごい。

誰がための日々(2016年製作の映画)

3.8

介護者の痛み、介護される側の痛み。
痛みは本人にしか分からない。

父と子、母の葛藤。

今は数年前より、少しは理解してくれる人も増えたのかもしれないけど、隣人らから差別を受けるのが辛い。特に子どもの
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.5

良すぎない!?!?!?良すぎる。

フランシスが可愛すぎて愛おしい。

34歳と6歳が一緒に過ごす夏。
そこにはいっぱいの出会いと成長と絆があった。

私は賢い、私は勇気がある、私はカッコいい!!!!
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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

3.5

現代の作品かと思った。
これ1967年の映画なのか…。

3時間弱で長いけど、章立て構成なのでついていける。

でも、予め大雑把なストーリーは知っておいた方がいい。

個人的に顔が似てると思う人がいて
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.0

皮肉なフーダニットスリラー。

真の友情か。上辺の友情か。
誰が殺人鬼なのか。

終わり方…草って感じで好きだわ(語彙力)

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.5

残された記憶と失った記憶。
その記憶を失っても、寂しさだけは残る。

私も嫌な記憶を“忘れたい”って強く願ったことがあるけれど、
今ではその記憶があるからこそ、今の自分があるって思えている。

人間皆
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

全部ショッキングだけど、グリーンカプセルの真実が一番ショック。

悪ママ役のサラ・ポールソン、超ホラーだった良かった。

実際こういう親はいるっていうんで、怖いですよねぇ。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.5

誰かの展覧会で、ベンチに座って映像作品を観る。そんな気分で観てた。

そして、今日蔡國強展を観に行ったばかりだからか、地球、宇宙に身を委ねる…そんな感じの同じようなものを感じた。

静寂の中で突然訪れ
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

ムビチケ当たったのに、届くの遅すぎて映画館へ観に行けなかった作品。

ロバート・エガース監督、相変わらずダークな作品だった。

宗教的な面が強くて物語は好きになれなかった(ハムレットは好きなのに)けど
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.8

ハリス・ディキンソン目当て。
そこで終わるんかい!でもそんな終わり方も嫌いじゃない。

クセ者揃いの金持ちたちとへんてこキャプテンの豪華客船にて。
バビロンよりもこっちのゲ○の方がやばい。

皮肉が効
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

サイレントからトーキーへ。

上映時、Twitterで溢れかえっていたのは“下品”“汚い”“過激”という感想が多かった印象なので覚悟して観たけど、
そんなことより映画の変遷において渦巻く当事者たちの葛
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

カニバリズム映画の中でもダントツに良作。

葛藤と関係の変化があって、超良作ロードムービーだった。

骨まで愛す2人の愛が紡ぐ、美しさとグロさが共存する物語。

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

重圧がすごい。見入ってしまって超疲れた。

大人は知らないその世界。
美しい景色と日常の中に潜む狂気と心の闇。
欲望と共に育っていく超能力への恐怖をひしひしと感じて、私がその重圧に負けそうだった。
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

RAWの監督の新作と聞いて納得した。

チタンチャイルド(?)。
きっとなるべくして出会った変態と変態。

主演の彼女、インスタでオファーもらって初演技らしい。凄すぎ。

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