非常に残念な作品だった。要所要所を抑えつつストレートに結末に向かい、その端々でそれなりに魅力的な画作りをする。これだけのことにどれだけの意味があるのだろうか。丁寧に人物造形をするような意図も感じられず>>続きを読む
あらゆる意味で妥当というほかない終わり方だった。今風、というべきか、この執着のなさ、経験から何か悟ったような、というか、二年間の重みを感じてないわけではないんだけど特にそのことに自負とかはない、みたい>>続きを読む
第11話において気になったことが一つあった。小林さんはトールの父・終焉帝が、トールが人間の世界で暮らすために人間の世界の神と折衝していることを知る。またトールから彼女がなぜこの世界にやってきたかを聞き>>続きを読む
下にある文章はテレビ本編を見てのもので、特別編を見て大幅に印象が変わったことは否めない。「友達に会いたい」という気持ちこそが(SF的な意匠や張り巡らされた伏線を短絡的に回収して)“プライオリティ”なの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ツッコミどころは山ほどあるが、とにもかくにも00年代のロボットアニメに必然的に課せられたエヴァという呪縛のその先を描くことを目指し、谷口悟朗監督のエッセンスで曲がりなりにも貫徹させたアニメシリーズ。2>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まず設定からして「これは日本のマンガにおいてポリティカル・コレクトネスにどう向き合うかを正面から描いた作品だ」と思った。その推察は恐らく正しかった。そしてその試みは残念ながら失敗、あるいはまとめきれず>>続きを読む