ちびたこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

3.5

アケルマンママドキュメンタリー。
相当長い間母を取り続けていたんだろう。
画面を通してもひしひしと老いていくのを感じる。
平凡で穏やかなお母さんかと思いきや、アウシュビッツ生存者だったりして驚き。
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アントワーヌとコレット「⼆⼗歳の恋」より 4Kデジタルリマスター版(1962年製作の映画)

3.7

分かる…!
めっちゃ分かるよ、アントワーヌ・ドワネル君…!!
恋愛初心者って距離感間違えるよね。
自分と相手の感情を混同しちゃうよね。
ラストの気まずさは流石に笑うけど。

キッド(1921年製作の映画)

3.7

10年以上ぶりに久々チャップリン。
子役の子の演技が凄くない?
連れ去られそうになるシーンでは思わずウルウル。
100年以上経ってもこんなにたくさんの人に見られ続けてるって本当に凄いことだわ。

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.7

キャスト的にも作風的にもどこか北野武みを感じる。
勝手に初期作品かと思ってたけどこれCUREの後の作品なのね。
長回し上手すぎてビビったけどそりゃ上手いはずだわ。
ストーリーは圧倒的に『蛇の道』の方が
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.1

いや面白かった!!!
もうちょっとサブスクで見やすくしてくれても良いんじゃなかろうかと思えるレベルのクオリティ。
ラストの絶望感ったらない。
今度セルフリメイクされるらしいがそれも楽しみ。

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.7

一作目にあまりピンと来なかったんだけど、こっちは結構楽しめた!
ジェンコがシュミットと上司の娘の件を茶化しまくるシーンなんかは声出して笑った。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

公開当初に体調不良で中々映画館に行けなかった中、視覚効果賞受賞で各映画館上映回数爆増したお陰でやっと観に行けた!
いやこれは確かに物凄い迫力。
ゴジラのテーマが流れた時は、完全にゴジラにわかの私でも目
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美しい都市(2004年製作の映画)

3.9

アスガー・ファルハディ監督の長編二作目。
もう既に監督の世界観が確立されてて驚いた。
あのタバコのシーンは切ない。
とりあえず、被害者や遺族が許せば死刑が免れるっていうのはおかしな話で。
そりゃそんな
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火祭り(2006年製作の映画)

3.9

婚約者との結婚を控えた女の子が、家政婦としてとある夫婦宅へ訪れるんだけど、まぁその夫婦宅の旦那が不倫してるしてないで大揉め。
女の子も必然的に不倫問題に巻き込まれていくんだけど、結婚への希望に満ち溢れ
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一晩中(1982年製作の映画)

3.7

様々な男女(男男)の出会い別れをただただ切り貼りしてるだけなんだけど、何故かなんとなく観れてしまう。

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.9

フランスでヌーヴェルヴァーグが流行っている中、ニュージャーマンシネマではこんなに強い女性が描かれていたなんて。
資本主義の行く末を暗示しているようにも思えるラストなんかも含めて、当時としては相当斬新で
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街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

3.4

彼女の最期を予感してしまうのは邪推なのかなぁ。。

赤い砂漠(1964年製作の映画)

3.4

いつか観なきゃと思いつつ中々手をつけられず、今更やっと観たよ。
食べかけのパンを売って欲しがるという特大インパクトスタートに度肝抜かれつつ🍞
あんなに汚染された環境じゃ、そりゃ病んだ精神も治らないでし
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.9

好き。 
まさにタイトル通り、不安に魂を食い尽くされていく2人。
カウリスマキっぽい雰囲気を感じると思ったら、ファスビンダーが影響を与えていたのね。
空気感や映像のリズムが抜群に良かった。

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.2

80年代の王道ホラー。
77分に纏めたのは英断。
90分じゃさすがにダレ過ぎてたと思う。
ていうか、『ベートーベン』の脚本家さんが監督してるんだ⁉︎
びっくり懐かしい〜〜!

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

3.7

彼女は溺れた子供を助けようとしたのか?
それとも怒って帰ってしまったのか?
そんな状況の中で、大人たちが責任をなすりつけ合い、嘘に嘘を重ね、人間の弱さをこれでもかと露呈させていく。
嫌〜な余韻の残る映
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

演奏シーンのCGがどうしても残念に感じてしまう。
これは良い音響で鑑賞するか否かで結構評価も変わりそう。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

面白い!!
展開も素晴らしいし、随所に散りばめられたブラックユーモアも面白い。
三歩進んで二歩下がるようなラストがもう最高。
最近の黒人系の映画って本当凄いわ。
しかもこれが長編処女作っていうんだから
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

良かった。
『君の名前で僕を呼んで』では個人的にいまいちピンと来なかったルカ・グァダーニ監督だけど、今作は銀獅子賞も納得。
終盤の緊張感から、ラストの展開までが素晴らしく美しかった。
そしてそして、や
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片腕マシンガール(2007年製作の映画)

3.8

B級ファンの“好き”をごった煮させたような映画。
絶妙な棒演技も愛おしい。
腕んぷらにはめっちゃ笑った。

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.8

楽しかったー!!
公園のシーンはララランドを思い出す。
『巴里のアメリカ人』にそこまでピンと来なかった私にも、今作はドンピシャ。
話が進むにつれてどんどん引き込まれて、ラストのミュージカルシーンもめち
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大菩薩峠(1966年製作の映画)

3.7

やっと観た!!
殺陣がとにかくかっこいい。
雪降る中での三船敏郎にも震えたし、終盤の仲代達也の殺陣の迫力もめちゃくちゃカッコいい。
今回は監督ならではのテンポ感は若干控えめ。
あのガチャガチャした感じ
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.6

岡田くんがカッコ良過ぎて…何なのあれ……

右だとかなんとかで賛否両論あるみたいだけど、そういう話の前に、あまりにもちょっとファンタジー過ぎる気が。
「死にたくない」と大きな声で公言することなんて当時
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.6

ジャケットのインパクトが凄すぎてこれは観ずにはいられなかった笑
中盤までのダラダラした緩い感じの笑いが好きで、最終的にうまいこと纏まりすぎちゃったのが残念。
個人的には、ラストまでもうちょい緩さを残し
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.7

芦田愛菜ちゃんが延々と可愛い〜
お世辞にも絵が上手とは言い難いけど、あんな情緒の塊BLが描けちゃうなら才能大有りだと思う。

儀式(1971年製作の映画)

3.4

あまりにも理解しきれず。
大島渚作品は私には難しいのかもしれない…。。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

黒沢清監督のホラーみと、当時の日本のエグい時代背景がうまくマッチしていたように思う。
また、なんといっても蒼井優が素晴らしかったー!
あの存在感に高橋一生が負けてないのもまた凄い。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

今作でも監督ならではの家族観が描かれているんだけども、是枝作品ならではの殺伐とした雰囲気は封印され、ヒューマンドラマの雰囲気が強め。
ヒューマンドラマ苦手民の私だけど、これは良かった。
特に洗車のシー
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サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

3.5

サン・ラーの衣装がめちゃカッコいい。
ビジュアルは全体的に好きだけど、内容が謎多過ぎて途中からうつらうつら…。
肌の色にこだわらず救っていくスタイルはかなり先進的に感じた。

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

他のDCシリーズ全く観てないドニワカでもなんとか8割方は付いていけて割と楽しめた。
けど、スーパーマンのあれは流石に倫理的にどうなのさと思ってしまったり…。

ザック・スナイダーカット版はスコアめっち
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

恋愛モノの、しかも邦画って普段ほとんど観ないんだけど、これは良かった!
2人の関係が徐々に変化していくさまが妙にリアルで。
頭の中が仕事一色になっちゃうと、好きだったものに目を向けられなくなるのとか、
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

アクションの連続過ぎて、肝心の後半でちょい飽きてきてしまった…。
ワンコアクションのシーンは好き!

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.7

楽しかった〜!
花子さん×タイムリープというまさかの組み合わせがこんなに面白いとは!!
ラスト流石に低予算過ぎて笑ったけど、2人の友情には少し目頭が熱くなってしまった…。

カリスマ(1999年製作の映画)

3.7

抽象度が高すぎて理解が及ばない部分が多かったけど、ある程度解説を見た瞬間、「うぉ〜、なるほどな〜〜!!!」と唸らされてしまった。
ホラーに分類されてるけど恐怖要素ゼロなので、Jホラーを期待して観ると肩
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肉体の門(1964年製作の映画)

3.4

死ぬ気で生きるという事は、人間らしさを捨てるということなのかも。