ぽねごんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ぽねごん

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SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

SRシリーズの3作目。1、2のゆるめのコメディタッチの空気とは一線を画し、序盤からハードコア感満載のやばめの空気感。大丈夫か、と心配になってしまうようなスリル感にまず引き込まれる。

1では軽薄で威勢
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KG カラテガール(2010年製作の映画)

2.6

武田梨奈の美人なんだけどなんか気だるげな目が好き。制服姿でのアクションシーンはビジュアル的目を引き付けるものがある。まさに彼女のための映画と言って良い。

でもやっぱりストーリーが薄味過ぎて、アクショ
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小指ラプソディ(2014年製作の映画)

2.8

30分ほどの短編。それぞれのキャラが立っていて笑えるシーンもあってニヤニヤ出来る。深いこと考えないで軽い気持ちで観ると良い。

SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜(2010年製作の映画)

4.2

憧れや理想を持って突っ走れていたあの頃に戻りたい。そう思って気持ちを高ぶらせるはいいが、現実はどうも世知辛いものだということを痛切に感じる。

20代後半、仕事、結婚、お金、色んなことが足枷になってぐ
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エスター(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

一見可愛い女の子の凶暴な一面。その表情の冷酷っぷりはそれだけでビジュアル的な求心力があり、ぐいぐいと作品世界に引き込まれていく。

エスターの存在により、家族に波紋が広がっていくその様は緊迫感満載で面
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あぜ道のダンディ(2010年製作の映画)

3.6

父とは肩身の狭い思いをするものだ。その存在自体が子にとっては疎ましく、歩み寄ろうと思っても煙たがれる。本作の父もご多分に漏れず子どもに距離を置かれている。

しかし、子どもに弱みを見せないよう精いっぱ
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息もできない(2008年製作の映画)

4.5

常に仏頂面のチンピラは暴力でしか自分を表現できない。そんなチンピラが気の強い女と最低な、こちらからすれば最高な出会いをするところから物語が展開していく。

この2人が同じように持つトラウマ、息苦しい状
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.7

分かりやすい悪に正義感溢れる侍たちが立ち向かっていくすごく単純な構造で分かりやすい。

キャスト1人1人の存在感が強烈で有無を言わせない魅力がある。稲垣ごろうの狂った不気味な存在感が良い。魅力的な悪役
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.7

作り物感満載のゾンビ達にだんだん愛着が湧いてくる。今の時代に観ると少々ベタな感じのするシーンもあるが、楽しみながら観ることが出来た。

映像としてインパクトのあるシーンが次から次へとやってきて、観てい
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モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)

3.1

悩んでしまった時、自分一人では解決できそうにない問題にぶつかったとき、支えになる言葉というものがある。

モリ―先生の言葉がミッチの心に染み渡っていく様子が見て取れた。言葉で成り立つ映画だと思った。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.3

ゲイは気持ち悪いから親として不適格で、子どもは実の親といるのが一番良いに決まっていて、ダウン症だから愛情なんて分からなくて。

そんな社会通念が世の中に蔓延して常識として多くの人に捉えられているとした
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SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

4.1

猛烈にかっこいいあの人に憧れて、自分もああなりたいと燃え上がるような思いで始めたことだってそれが上手くいくとは限らない。

それはそうだ。俺は人とは違う。俺には特別な何かを生み出す力があるなんて勘違い
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スイートプールサイド(2014年製作の映画)

4.2

毛。生物学的に必要に応じて生えてくるそれは我々の意志に反して思わぬ動きをするものだ。生えてきて欲しいのに生えず、生えなくて良いのに生える。

その歯がゆさに思春期の自意識が加わると大変なことになる。爆
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バタリアン(1985年製作の映画)

4.1

ゾンビたちが気色悪いんだけど不思議と愛らしい。その姿がなんだか笑えてくるのが良い。

ゾンビの一つ一つの行動がおかしくてツッコミどころ満載。なんじゃそりゃと好意を持って言える作品。

鉄男 II BODY HAMMER(1992年製作の映画)

3.5

前作同様意味不明な展開にインパクトありまくりな映像と音楽。なんだこれとは思いつつも観てしまう。なんか笑えてくる。

鉄自体が何か感情の象徴のようなものになっているのかなというくらいであとはよく分からん
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

社会の常識はこうですよとか、正しいとはこういうことですよとか教え諭すこと。それ自体がもう価値観の押しつけになってしまってはいないだろうか。

この時代の背景に関してはほとんど無知であるが、それでもこち
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.4

なんだこりゃの連続。派手なアクションに血ブッシャーシーン。画としての面白さと音楽のセンスで観てる側を引き込んでくる。

単純に観ていて楽しい。とにかくぱーっとした気持ちになりたいと思う時に観ると良いの
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ガール・スパークス(2007年製作の映画)

3.5

思春期の漠然とした不安、焦燥、閉鎖感。そこから来るぶちけどころの分からない苛立ちが、ずれたテンポと愛おしいキャラクターによって表現される。

人間のほんの一部分、ほんの一時期の話だが、当人にとっては切
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

下品でウェットに富んだ会話が作品に独特なリズムとおかしみをもたらす。凶悪な悪党だって人間なんだ。

そんな悪党たちが繰り広げる仲間内での争い。「犬」の存在が信頼を突き崩してしまう様は滑稽に見えなくもな
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さんかく(2010年製作の映画)

4.7

人のことは分かるのに自分のことは分からない。そういうもんだよなあということをまざまざと感じさせられる。

倦怠期カップルにロリ巨乳の妹が投下されることでギリギリ保っていたバランスが崩れた先の行動は狂気
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

4.2

磨けば光る才能も磨いてみないと分からない。でも懸命に磨いた先に輝く才能があるとも限らない。無残な現実が懸命に才能を輝かせようとする人をこうも痛々しく見せてしまう。

他の人も言っているが、岡田義徳がス
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奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

3.3

少々狂ってるくらいじゃないと成し遂げられないこともあるのか。

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

3.7

年齢差を超えた友情にグッとくる。一個一個のシーンが魅力的でさほど長さを感じなかった。映画っていいなあって思った。

悪の教典(2012年製作の映画)

3.5

もうちょっと感情入れて見れるところがあればなあと思う。後半のスピード感で時間の長さを感じない部分は娯楽作品としては良かったと思う。