おさるのじょじへいさんの映画レビュー・感想・評価

おさるのじょじへい

おさるのじょじへい

映画(173)
ドラマ(0)
  • List view
  • Grid view

想影(2016年製作の映画)

2.0

どうも解せないのです。
あんなに無垢で爽やかだった由美が、10年経って
あんなにじっとりとした女になっていたことが。
どうも同一人物には見えないんだなぁ。

美しい恋物語として描かれているけど、
好き
>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.2

この感動をうまく言葉には表せない。

『友だち…』を見た後に今作を見れば、
あのジグザグの山が自分の故郷になっていく感覚。
そして気持ちはせく。車は加速する。
アハマッド君らしき人物を見つけた喜び、
>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

どこまでも麗しいドレスと風景、そして上品なピアノの旋律。
ああ、流石はアカデミー賞衣装賞受賞作。

本来なら、こんな感想のはずだけど…。
上記に反比例するような、歪みに歪んだ愛憎劇。
敢えてしたであろ
>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.6

人は真の悩みから目を逸らすために、些細な悩みを持ち出して、悩みをすり替えるのだと聞いたことがあります。しかし真の悩みを解決しなければ、結局、心のモヤモヤが晴れることはない。(胸がいたい…。)

戦争へ
>>続きを読む

福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)

3.2

恋愛経験もないのに、千穂みたいな美人さんと毎日至近距離で、何かを一緒にやり遂げていたら、そりゃ好きになっちゃうでしょう。罪な女ですよ…。
と、筆者は女ながらシマッチの気持ちに一票!

大島さんの割り切
>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.8

平成でさえ過去になっていくけれど…。
40年ちょっと前の昭和。そこまで昔じゃないのに、こんなにも懐かしく、あたたかっだったのかとしみじみ。無機質な現代に憂いを感じてしまいました。
静かになった夜の熊谷
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

不思議とこのところ自分が見た作品で、子供の人格形成や成長には、周囲の大人の在り方が重要だということを教えてくれるものが続いているのですが、今作はまさにそれを語っていたように思います。厳しくも愛のある母>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.2

数十年前の幼い自分が、蘇ってくるではありませんか!
モノクロなのに、舞台はパリなのに…。
観る者の感情をもコントロールしてしまうような、小粋かつリアルな演出に脱帽!その手法は1950年代の作風とは思え
>>続きを読む

戦場でワルツを(2008年製作の映画)

4.0

日本人(少なくとも自分)には疎い中東での史実。
自分が物心も付かない時代の出来事とは言えども、まさにホロコースト同様の事件が起きていたことなど知らず、絶句しました。
兵役中のアリが休暇で地元に戻っても
>>続きを読む

あこがれ(1958年製作の映画)

3.8

映画好きと自称するなら、トリュフォーは見ておかなければ…と思い、いざ一本目。

男とは単純な生き物だという真実を、短い時間に詰め込んだ秀作でした。
そして風をなびかせる麗しいベルナデット・ラフォン。自
>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.2

2回目の鑑賞にて印象が変わり、☆もアップしたので、追記をば。
ニックがドラッグに溺れていた最中でも、”everything”のハグを父に求める姿を見て、彼にとって父の存在がどれだけ大きかったのか…とい
>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.9

こんなにも田園風景が美しい映画は他にはない。
それなのに、ああ、それなのに…。
どうしてこれ程までにむごいのでしょう。
見るのもとても苦しくなるけど、では、むごいテーマは映画にしてはいけないのでしょう
>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.8

齋藤監督の短編作品がレンタルではなかなかお見かけしないので、今作をとても楽しみにしていました。

ちょっと主張が強い気もするけど、映像でストーリーを語る演出はフランスや北欧映画のようでした。見返してみ
>>続きを読む

かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.9

祖国に帰国しなければよかったと思う(周囲にはそう思われる)ことの苦しさとは、どれだけのものだろう…。あまりにもつらいストーリーで、なかなか言葉が浮かばない。母の想いがヤン同志に響くのではないかと期待し>>続きを読む

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

3.5

言葉を失いました。
テリーの生き方はもちろんのこと、10歳にも満たなさそうな少年たちが、こましゃくれた雰囲気でマリファナやタバコを吸っているシーンに…。

今作はフィクションにしたものの、写真家だった
>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.2

母のような気持でアハマッドくんを案じ、走ってもいないのに疲れ、あの絶妙なカメラワークに完全にやられました!
と思いきや、童心も蘇るのです。自分の知らない世界に飛び出すことが、恐怖でいっぱいだったあの頃
>>続きを読む

小さな手(2017年製作の映画)

3.6

セザール賞短編賞受賞とのことで、納得の作品でした。
(myFFF2019の短編作品では『野獣』が突き抜けていましたが、カナダ映画なので)

15分ほどの短い上映時間のなかで、多くのストーリーを想像し、
>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.8

まるで「テレフォン人生相談」の相談内容のような物語でした。
空虚さの原因を顧みようともせず、ただただそれを埋めようとする登場人物たち。進んだと思ったら、結局入口へ戻ってくる。そこを観覧車に例えたという
>>続きを読む

野獣(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

少年2人を待ち受ける運命が主だった体裁だけど、実はもっと深い内容が隠されているように感じました。
随分と美しい景色だと感じて気になって調べてみたのですが、今作にて鉱滓ダム(サイズから考えると貯泥池かも
>>続きを読む

此の岸のこと(2010年製作の映画)

3.7

明日は我が身。
政府や行政に期待しているだけではいけないと感じてしまいました。生き抜くためには、自らが行動しなくてはならないと…。

台詞を排した分、雄一郎の号泣や、千鶴子の喚く声が際立っていました。
>>続きを読む

わさび(2016年製作の映画)

3.4

脚本が文語体っぽく、リアリティにかけていたような…。
特に担任と母親の言葉遣いや考え方に違和感も。

あんなに美しい街並みなのに、「こんな田舎」という発言も、どうも説得力にかけて…。
と思っていたけれ
>>続きを読む

春なれや(2016年製作の映画)

3.5

短編映画は鑑賞者が何かと想像させられるものが多いですが、今作はまさにそれでした。
小春の恋人は戦争で亡くなったのか、きっと他の人と結婚したのだろう、幹夫は叶えたい夢でもあるのだろうかetc…。
答えも
>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.2

物心がついた時には父のいない生活を送った自分には、ほんの少しだけだけどズッキーニたちの気持ちが理解できるため、とても胸の痛む内容でした。とは言え、彼らの苦しみは自分とは比べ物にならないと思うと、本当に>>続きを読む

青い犬(2018年製作の映画)

3.8

青く塗られてしまった犬には心苦しさがありますが
青にとことんこだわった映像は美しかったです。
またソラヤもとても麗しかった。

人種を越え、個性や病に差別もなく
とにかく優しさに溢れた作品でした。
>>続きを読む

犬のおまわりさん てのひらワンコ3D(2011年製作の映画)

2.8

道徳の教材のような内容でした。

演出はいかがなものかと感じますが、
犬の飼い方については、
ふむふむと学べるものがありました。

眠るパリ(1923年製作の映画)

4.0

あの時代にあの技術!感嘆!

人の欲望とは、100年経っても
変わらないのものなのかもしれない。

サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

3.6

カメラワークが非常に巧みでした。
群像劇ではあるものの、序盤から中盤までの
混沌とした人々のやりとりに実は中身なんてなく、
緊迫した終盤への踏み台だったのではと
感じてしまうほどの、映像技術でした。
>>続きを読む

幕間(1924年製作の映画)

4.0

天才!
当時の技術を総結集させたと思われる映像の数々。

サティの独自のメロディラインと映像がマッチしていて
これもまた楽し。
そうかサティはイメージよりも現代人なのかと
気付かされました。

ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.8

アメリカの映画らしく壮大に描かれると思いきや、
意外と淡白な演出で、こちらもあっさりとした
感動で終わってしまいました。
クサすぎなくて吉と捉えるか、
もっと物語に浸りたかったと捉えるかは
見る人次第
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.8

80年前の作品のリメイクだから仕方ないけど
この時代に『スター誕生』というタイトルは
どうもそぐわない気がして、タイトルだけで
避ける人も多いのではないかと感じてしまいました。
実際自分も試写会が当た
>>続きを読む

アンダー・ハー・マウス(2016年製作の映画)

3.0

あくまでエリカ・リンダーのキャスティングは
後から決まったのことですが、
内容が乏し過ぎて、エリカ・リンダーありきで
作られた作品と思われても仕方がないと感じました。

しかし、しかし。
エリカ・リン
>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.7

どこまでが脚色されているかは不明ですが
ここまで蔑まれ、忌み嫌われながらも
信念を貫き通した主人公に感服です。
女性の自立を促したという点でも
多くの人の命を救ったんですね。

ラクシュミが使用人とな
>>続きを読む

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

やはり色の使い方がとても美しいですね。
サスペンスのようなBGMもアルモドバル監督の特徴なのかな。
唐突に元の家に引っ越し、そこに娘から手紙が届くという
展開が素敵でした。

それにしても…。
容姿端
>>続きを読む

汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

3.7

粉ミルクで育った自分。
母乳が出ない母親にとっては、粉ミルクは子供の命綱だけど
それは飲み水に困らない環境での話であって…。

泥水でミルクを飲ませていた実情、
そして命がけで子供たちを救おうとした人
>>続きを読む

続青い体験(1975年製作の映画)

3.0

艶っぽいシーンは前作よりも多いものの
うずうずとさせる高揚感が前作よりも薄く
人間の感情とは不思議なものですね。
チラリズムが原理ということでしょうか。

30代半ばだったラウラが10歳ほど若い役を演
>>続きを読む

ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.6

最近の作品ほど深みはないけれど、
カウリスマキワールド満載ですね。

まだまだ見るぞ、カウリスマキ作品。