chiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ティル(2022年製作の映画)

4.3

試写会で鑑賞させていただきました。恥ずかしながらこの事件を知らなかったのだが、差別という名の人間の悪意に震え上がった。あの食料品店での出来事から全てが恐ろしくて、人間は何の罪もない人間に対して、肌の色>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

報知映画賞特選試写会にて鑑賞させていただきました。ありがとうございます。

泣くかと思っていたが泣かなかった。特攻隊を扱った作品なのであまりこういうことは言いたくないが、話が普通すぎる。当たり前の話す
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.9

11月、『蟻の王』に続き、同性愛がタブーであった時代のイタリアを舞台にした映画の公開が続いた。作品のイメージとしては、『君の名前で僕を呼んで』や『Summer of 85』に近いが、恋愛だけでなく同性>>続きを読む

こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

3.8

倉悠貴×芋生悠というキャスティングだけで邦画好きとしてはとても楽しみにしていました。変わりもの2人の物語。映画としての空気感も好きでした。自分の世界観があって自分の関心のあることを沢山話してくれる人も>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.5

ついてないことが連続するのは本当にあると思う。心がぼろぼろになっていくよね。私は動物だめだからペット飼う人の気持ちを理解できないけど、可哀想に見えてくる。でも金銭的に余裕のある人でないとペットは飼えな>>続きを読む

花腐し(2023年製作の映画)

4.0

先週くらいに濡れ場多すぎみたいなレビューを見て作品に対する期待度が少し下がっていたのだが、見てみたらR18なのでたしかに濡れ場は何度もあるものの、物語がしっかりしていて映画の世界に没入して楽しめた。偶>>続きを読む

OUT(2023年製作の映画)

3.5

元々見る予定なかったのですが品川監督が公開前にやっていたムビチケ手売りに主演の倉くんも参加した会に生の倉悠貴見たさに行ってムビチケを購入したため鑑賞。
こういう映画はあまり映画館で見ることなかったので
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

3.8

生まれてから35年間、外に出ると毒ガスで死ぬと信じている毒親に家に閉じ込められていた男が初めて外の世界に出る話。
すごい映画だった。作り手のエネルギーを感じる作品だった。この作品をどう受け止め消化すれ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.7

新文芸坐で上映あるたびに見に行こう見に行こうと思っていて漸く見に行けました。当日朝の時点で席が僅かしか残っておらず、25年以上前の作品ながら人気の高さがうかがえる。
北野武が出演している作品は見たこと
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.4

数ヶ月前に映画好きの友人に薦められた作品。配信にもあったが3時間と長いので家で集中して見れるかなと思っていたら、ちょうど4Kデジタルリマスター版の上映があることを知り見てきました。素晴らしい。大傑作で>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.3

これは名作だわ。見ながらも色々なことを考えて、感想を一言で表せないような作品は好き。
毎日日課をこなすだけだった人たちが、マクマーフィーの破天荒さによって生き生きし出す。特に船のシーンは生き生きと生き
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.6

韓国お得意のジャンル。そしてこれまた韓国お得意のカーアクションがすごい!バックで階段駆け降りるのには度肝抜かれた。スピード感、迫力満載で目が釘付け。話は普通。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.1

なにこれ超良い。フランシスの大人びた発言がかわいくて癖になるし、女性たちの人生や日常に確かにある問題をいくつも描いているのに押し付けがましくないのも良い。子育てするレズビアンカップルが出てくるのも今の>>続きを読む

蟻の王(2022年製作の映画)

3.7

不自然なことなんて、ない。

月永理恵さんと森直人さんのトーク付き試写会で鑑賞させていただきました。このテーマには関心があり、以前から映画でもいくつか見てきました。同性愛矯正施設に送られた少年を描いた
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

前作はまあまあ面白かったが、続編は場所も同じだから既視感あるし、公開前に映画館で予告編を何度も何度も見たせいでその既視感がさらに増してしまって、これ見たっけ?と思ってしまった。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

東京国際映画祭にて鑑賞。情報解禁されたばかりで情報も少ない中、ポスターに惹かれて見に行きました。金子修介監督、羽村仁成さん、星乃あんなさん、前出燿志さん、プロデューサー白金さん、企画の許曄さん登壇舞台>>続きを読む

わたくしどもは。(2023年製作の映画)

2.0

東京国際映画祭にて鑑賞。前情報は小松菜奈と松田龍平ということのみで見に行きました。
何もわからない。概念映画すぎてこの作品が何をしたいのか全くわかりませんでした。人々の名前が色なのも意味がわからない。
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正欲(2023年製作の映画)

3.2

東京国際映画祭で鑑賞。

原作未読だが評価の高い小説ということは知っていたので楽しみにしていた作品。テーマは面白いと思う。水フェチという言葉に、私は最初水を見るのが好きなんだ、そういう人はいるだろうね
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.8

アフガニスタンに観光地などない。

2時間が一瞬でした。特に後半は緊迫感がすごかったし、以前『ある人質 生還までの398日』を見た時にも思ったが人質ものは本気で怖い。
ファン・ジョンミン×ヒョンビンで
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

洋画の大作はあまり見ないのですが、アメリカの先住民族の実話を基にしているというのに惹かれて見に行きました。206分、ほぼ3時間半。私が映画館で見た作品では『ユリイカ』217分に次ぐ歴代2番目の長さです>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.1

石井裕也は挑み続ける映画監督だ。彼の映画は元々よく見ていたが、いち早くコロナ禍を描いた『茜色に焼かれる』以降、私の中で評価が上がっている。韓国のスタッフ・キャストとオール韓国ロケで言語を超越した人間関>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

酒飲んで酔っ払ってぱっぱらぱーみたいな作品かと思っていたら意外とコメディ色は強くない作品だった。私が想像していたのは踊ってるラストシーンのようなイメージだったので驚いた。でも個人的には学問の話は好きな>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.5

新作が出ると必ずチェックしてしまう今泉監督。本作は原作もあるということでいつもの感じとは違うかなと思いながら見に行ったが、予想通り他の今泉監督作とは全然違う空気感。
同じ真木よう子主演の「さよなら渓谷
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.7

心に爆弾を落とされたようだった。心が震えて震えて止まらなかった。呼吸が覚束なくなるほどの苦しさだった。

私は映画に私の心を震わせてほしいと思って見ているのだが、心が震えるというのは感動であったり、興
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.5

原作未読ですが、最近亡くなった原作者の私小説ということは知っていたので、そのことを考えながら見た。やっぱり、中卒で日雇いのどうしようもない主人公が本好きなのが良い。中卒だろうと日雇い労働者だろうと本を>>続きを読む

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.1

超良い。泣いた。ファンタジー苦手だけど、こういう人間の思いから生まれたファンタジー要素は好きだわ。そして駅の話は実在する駅の話なのね。線路しかなくて両脇は海?に落ちるとか怖すぎるのよ。でも利用者が少な>>続きを読む

もうひとりの息子(2012年製作の映画)

3.5

私の考えとしては血筋よりも育った環境が大事だと思う派だけど、熱心にユダヤ教を信仰してきたのにあなたの親がユダヤ人じゃなかったのだからあなたはもうユダヤ人じゃないって言われるのは辛いなぁと思った。熱心に>>続きを読む

華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.9

法律の知識はどこでも活きる。

面白い。ファン・ジョンミンにカン・ドンウォンにイ・ソンミンにキャストも豪華だし、話も難しくなくてとても見やすい。検事として自分が監獄に入れた人たちと同じところに入れられ
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

4.2

ついに配信に来たので見ました!なんかもうさ、パク・チャヌクの絵作りが好きすぎるんよ。ストーリー的な面白い、面白くないという話以前に、もはや癖(へき)。全シーンが好き。全シーンが凝ってるなと思う。全部好>>続きを読む

あの日、兄貴が灯した光(2016年製作の映画)

3.8

良い話ではあるが、障害のある弟と粗暴な兄が再会し次第に関係を深めていき…という設定が、以前見た「それだけが、僕の世界」と限りなく似ている。だが、調べたところこちらの方が1年早い。それだけが〜の方を先に>>続きを読む

暗殺教室(2015年製作の映画)

2.0

前半は普通に見てたけど途中で飽きてしまって途中から流し見。この時の菅田将暉かっこよ。萩原利久が一瞬出てた。

春画先生(2023年製作の映画)

3.6

監督のトークイベント付き試写会で鑑賞させていただきました。

前半は春画について具体的に絵をいくつか見せながら、春画の世界にいざなっていきます。画の中で性的な部分を隠すことで、見えていなかった部分が見
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

これすごい。一回見てみてほしい。友達のノートを間違えて持って帰ってきてしまった男の子がノートを返しに行くという話で、本当にそれだけという普通なら映画にならないだろと思うようなシンプルな話なんだけど、そ>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.4

石井裕也監督と北島プロデューサー登壇のティーチイン付き試写会にて鑑賞させていただきました。

すごく面白かった!140分と長めの作品ではあるが、長さが全く気にならず、とても満足感の高い作品でした。想像
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.9

1200本目。
これはドキュメンタリーではなくフィクションなのですね。ありがちな話ではありますが良い映画です。こういった作品には捻りなど必要ないのでそれがむしろ良いです。

ブータンの山に暮らす人々の
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あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

3.3

親が反対する気持ちもわからなくはないし、お金のことは揉めるんですよ。男は見栄張って勝手に決めないで相談しろよ、話し合えよと思う。
電波が通じて一気にメールが届くシーンは良い。あと彼女がかわいい。