leylaさんの映画レビュー・感想・評価

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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

3.9

自爆テロを行う側の視点で描いたということで身構えて観たけど、ドラマとしていい作品だった。

パレスチナ人の幼なじみ2人が自爆テロに向かう48時間を描く。

銃撃や爆撃の描写はほぼなく、パレスチナvsイ
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自由の暴力 デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

3.9

ロトで大金を当てた労働者階級のフランツが、上流階級の男オイゲンに恋をして貢いでしまう、というよりも搾取されてしまう話。

ストーリーは凡庸だけど、ゲイコミュニティがストレートに描かれていて当時にしては
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箱男(2024年製作の映画)

3.3

安部公房というよりは石井岳龍ワールドが全開すぎて、あまりハマれなかった。この原作を映画化すること自体が複雑すぎて難しいとは思うけど。

原作を読んだ時に、自分の存在があやふやになり、覗いているのか覗か
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

過去鑑賞記録


期待してなかったけど普通によかった。

ロックンローラ(2008年製作の映画)

3.6

不動産ビジネスをめぐる大富豪、ギャング、チンピラたちの話。当時のロンドンの世相を投影しているようです。相変わらずのテンポのいい犯罪群像劇ではあるけど、あまりピンと来なかったかな〜

音楽はサントラ盤が
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ポーリー(1998年製作の映画)

3.8

カサヴェテス作品以外のジーナ・ローランズを求めての鑑賞。出演時間は短いけど歳をとってもチャーミングなジーナでした。

人間の言葉を話すインコのポーリーが飼い主の少女マリーから引き離されてしまい、自力で
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

4.0

タランティーノ監督の『ジャンゴ』は今作のオマージュということで。黒人奴隷制度をストレートに描いたリチャード・フライシャー監督作品。

「これはポール・バーホーベンの『ショーガール』と並ぶ、メジャー会社
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竜馬暗殺(1974年製作の映画)

4.0

ザラザラのモノクロ映像に、ギラギラの原田芳雄。映像も音楽もまさにATGでした。いきなり原田芳雄がふんどし姿でお尻を出して走ってる。そりゃクギヅケでしょ。

坂本竜馬暗殺までの3日間を描く。74年にして
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ベリッシマ(1951年製作の映画)

3.9

やっと観れた♡ヴィスコンティ3作目の作品。

5歳の娘を映画スターにしようと母マッダレーナ(アンナ・マニャーニ)が奮闘する話。コメディタッチのネオレアリズモといった雰囲気。

『われら女性』の時とほぼ
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.7

タランティーノ作品に関わったスタッフや出演者がエピソードを語るドキュメンタリー。

サミュエル・L・ジャクソン
ジェイミー・フォックス
クリストフ・ヴァルツ
マイケル・マドセン
ティム・ロス
ゾーイ・
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ピロスマニのアラベスク(1985年製作の映画)

3.6

パラジャーノフがグルジアの画家ニコ・ピロスマニの絵を紹介する20分の短編映画。監督のピロスマニへの尊敬の念が伝わる。

ピロスマニの絵画がほとんどを占める。絵画をコラージュしたり絵に合わせて効果音や劇
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青い目のロバ/マグダナのロバ(1956年製作の映画)

4.1

ネオレアリズモのジョージア版とでもいうような貧困家庭のお話。

おとぎ話のように描かれる、わかりやすい聖と俗。聖なるロバ&貧困家庭vs.俗なる権力者。

ヨーグルト売りをして貧しく暮らすシングルマザー
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(2023年製作の映画)

3.8

2016年に起きた「津久井やまゆり園」事件をモチーフにしている。これは意見の分かれる作品だと思うし、感想を書くのが難しい。監督はよくこんな難しい作品を撮ったし、出演者も覚悟のいる仕事だったろうと察する>>続きを読む

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

ダニエル・シュミット監督の自伝的作品。スイス山中のホテルで育ったヴァランタンはホテルが取り壊されることを知り、解体寸前のホテルを訪れ、少年時代の出来事を思い出していく…

優雅なホテルの内装やホテルに
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デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.9

鑑賞記録


17世紀と現代が入り交じる幻想映画だけどわかりにくくない。17世紀に実在した政治家の話を幻想的に描く。

併映で『季節のはざまで』も鑑賞。どちらも過去を描いていて似た雰囲気を感じました。
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.6

コーエン兄弟の弟(イーサン)の作品。

すごく、くだらない笑!今ひとつキレはないけど、時々挟むサイケな映像とか、生首とか、エロいブツとか、イーサンが好きに作った感じがする。

車の配送(ドライブアウェ
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知りすぎた少女(1963年製作の映画)

3.7

ジャッロの原点となったミステリーとのことで鑑賞。ほぼヒッチコックみたいでした。

タイトルは『知りすぎていた男』を意識?劇中で出てくるアルファベッド殺人はアガサ・クリスティを意識?

アメリカ人のノー
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ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

3.8

ホラー監督で名高いマリオ・パーヴァ監督がこんなクライム・アクション作品を撮っていたのは知らなかった。

現金を強奪した3人が人質を取って車を強奪。強盗犯3人と人質の女性、車の持ち主の紳士とその子供(病
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われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990年製作の映画)

3.8

ラストの原田芳雄と桃井かおりのツーショットには満点つけたい。ポスターにしたいぐらいカッコいい2人。実際にも仲良しなのが伝わってくる。

新宿を舞台に、ヤクザに追われる不法滞在のベトナム人女性をバーの店
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.7

うわさ通りのミア・ゴス劇場でした。
ここまでのホラー顔は『キャリー』のシシー・スペイセク以来かも。

パールがシリアルキラーになった家庭環境が映し出される。

人殺しがエンタメなので楽しいです。ワニと
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動脈列島(1975年製作の映画)

3.8

増村保造監督が新幹線爆破のサスペンス⁈と気になっていた今作、新幹線の騒音で精神が狂ったお婆さんの冒頭シーンから監督らしさが出ていて引き込まれました。

新幹線の騒音公害をめぐる社会派作品。東京オリンピ
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

関東大震災直後に起きた福田村事件を題材に描いた作品。長年この事件が闇に葬られてきたのは、殺されたのが被差別部落の出身だから遺族たちも口を閉ざしていたという。幾重にも複雑な思いになる作品でした。

朝鮮
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愛欲の港(1948年製作の映画)

3.7

ベルイマンの5作目、ネオレアリズモに影響を受けた作品。ベルイマンらしさが出始めた頃でしょうか。母と娘の確執は後の作品にも通じる。

港で働く男性と家庭環境に問題があり感化院にいたことを隠す女性との恋。
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燃えつきた地図(1968年製作の映画)

3.9

粟津さんが手がけたOPタイトルからシュールでワクワク。安部公房の「失踪3部作」のひとつ。勝プロが製作に加わっているので勝新太郎が主演です。

夫の失踪の捜索依頼をされた探偵(勝新太郎)が捜索を続けるう
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

介護問題に斬り込んだ作品で、社会に問題提起するという面では意義があると思いました。

鑑賞直後と1日経っての感想が自分の中では変わってきていて面白い。それだけ考える余地があるということでは良作だと思う
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ディボース・ショウ(2003年製作の映画)

3.4

コーエン兄弟のラブコメ。笑いどころは多々あるのにあまり笑えなかった。クセは少なめで上品にまとめてる感。

離婚訴訟専門の弁護士マイルズ(ジョージ・クルーニー)が依頼人の妻マリリン(キャサリン・ゼタ=ジ
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.7

ロシア料理はほぼ出ない。

DV夫から逃げてNYを訪れた母と息子2人、出所してロシア料理店に務める男性、看護師でボランティア精神のある女性、失敗ばかりで仕事を次々に首になる男性。潰れそうなロシア料理店
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

アラン・ドロン作品で1番最初に観たのが今作。ずいぶん前に観たのでこの機にまた観てよかった。

なりすましサスペンスの傑作。美しさが印象に残ります。アラン・ドロンの顔、ニーナ・ロータの音楽、アンリ・ドカ
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ハーフ・ブラザーズ(2020年製作の映画)

3.7

ジャケ写のコメディ感とメキシコが舞台ということで鑑賞。突き抜けたコメディかと思ったら半分は真面目なヒューマンドラマでした。

1994年、メキシコの経済破綻によりアメリカに出稼ぎに行く父。母と息子は置
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.7

三浦友和が好きで、今作ではゲス親父を演じていることと、無差別殺人事件をヒントにしているということで鑑賞。

秋葉原通り魔事件、土浦連続殺傷事件、池袋通り魔事件などをヒントに、家族の背景は付属池田小事件
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銀座二十四帖(1955年製作の映画)

3.7

川島雄三監督いわく、今作は「当時の銀座を記録するのが主で、ストーリーは従」なのだそう。昭和30年の銀座の風俗を観るのが楽しかったです。

森繁久彌によるナレーションで、銀座の街について紹介する遊び心の
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ウンベルトD(1952年製作の映画)

4.1

ずっと観たかった作品がようやく配信されました。アマプラに感謝です。

『自転車泥棒』で知られるヴィットリオ・デ・シーカ監督によるネオレアリズモ作品。

今作の特徴は、かつて政府に勤めていた老人が貧困で
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

パリ五輪閉会式の名残りからキューブリック作品の中でずっと興味が湧かなかったトム・クルーズ主演の作品を。当時、リアル夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマンの性生活を描いたドラマだと思っていたけど>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.1

静かな少女の静かなひと夏の物語。ありがちな話ではあるけれど、語りすぎないことで、余白がじんわりと胸に沁みます。

アイルランドの澄んだ空気や透明な光が伝わる美しい映像に、はかなげな少女の姿が重なります
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危険がいっぱい(1964年製作の映画)

3.9

猫が登場すると知って。原題『Les félins』はネコ科の動物という意味らしい。ちなみに原作のタイトルは『The Love Cage』。

『太陽がいっぱい』の4年後に再びルネ・クレマン監督×アラン
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

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記録

『7月の物語』と2本立て。
自転車乗りのお爺ちゃんのドキュメンタリー。

アルプス越えして地中海へ行く自転車ルート。季節は夏でもアルプスは雪。あんな吹雪の山道を凍傷になりながら走る人もいるなん
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