leylaさんの映画レビュー・感想・評価

leyla

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田舎の日曜日(1984年製作の映画)

3.8

U-NEXTにおすすめされるがままに鑑賞。

特に何も起こりませんが、印象派の絵画を観ているような映像に癒やされます。
人生の晩年に抱く寂寥を描いた美しい作品。

自然豊かなパリ郊外にメイドと暮らす老
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.6

なかなかぶっ飛んだラブコメなのに、そう感じないのはグレタ・ガーウィグの優しい雰囲気のせいかな。

グレタ・ガーウィグ扮するマギーが友人に精子提供を求めるところから始まる物語。
さすがアメリカ。精子をも
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.7

フォロワーさんに教えていただき、
ホラーではないということで鑑賞。

アリ・アスター=変態
を実証するかのような作品でした。

ただの同性愛じゃ、もはや物足りない。
あれもこれもぶち込んでしまうか〜。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

リストに入れたまま置いておいたら無料配信になっていたので勇気を出して入村。
ホラーがすごい苦手なんです〜。

まず、ざっくりと観て、解説を読んでからもう一度細部まで観ました。
フィルマの解説が面白い。
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.7

オダギリジョー監督作。

風景描写がとにかく美しい。
日本の川なのに、どこか欧州の重厚な映画を観ているような。

後で調べたら、撮影はクリストファー・ドイル。
ウォン・カーウァイをはじめ、ジャームッシ
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愛の残像(2008年製作の映画)

3.7

ザラついたモノクロームの映像。
写真集みたい。

フランス映画だなぁと思わせる男と女のお洒落な前半。
そして後半のホラーチックな展開。
ギャップに魅せられました。

写真家フランソワと、女優であり被写
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.8

BSでやってたので最初の数分だけ観ようと思ったら、最後まで観てしまった。
昔観た時は若かったから、こんなベタなラブストーリーなんてイマイチって思ってスコア3.3だったけど、歳をとって今観ると、あまりの
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.1

子供の頃に読んだ「安寿と厨子王」が「山椒大夫」の元ネタだとは知らなかった。
少し内容は変更していますが…

親と離され、兄妹は人身売買で過酷な労働に。
どこまでも残酷。悲惨。
でも、溝口健二監督が描く
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アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.7

「アナライズ・ミー」の続編。
ポール(デニーロ)が刑務所に入所中から始まるコメディ。
刑務所でデニーロがウエストサイド物語の「トゥナイト」を歌うシーンに大笑い。

刑務所から出てベンの家で観察下となり
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アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

3.7

「アナライズ・ユー」を観るつもりが間違えて「ミー」を観てしまった!
こちらが前編なので正しいといえば正しいけど。

デニーロ×ビリー・クリスタルのオバカなコメディ作品。

デニーロはNYのマフィアのボ
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ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

3.9

いじめられっコ中学生女子のとことん救われない胸糞映画なんだけど、これが社会や人生の本質だよねってことを面白く見せてくれる。

シニカルなユーモアに包まれたこの世界観、好きです。リアルさの見え隠れがちょ
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欲望(1966年製作の映画)

3.8

ヤードバーズのライブ映像目当てで鑑賞しました。

その他にも、当時のロンドンの文化やファッションが垣間見れたり、音楽がハービー・ハンコックだったり、売れる前のジェーン・バーキンが出ていたり、ジャケ写に
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蝶の舌(1999年製作の映画)

4.0

途中まで、少年と先生の交流を描いたほっこりした作品かなと思っていたら、ラストに突きつけられる、どうにもならない現実。

少年の目を通して、スペイン内戦を描いた作品でもありました。

身体が小さく喘息持
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.8

先日観た「荒野にて」のアンドリュー・ヘイ監督。
あの作品も辛かったけど、これまた辛辣な物語。

ある夫婦の月曜から結婚45周年パーティの行われる土曜日までを描く。

45年寄り添った夫婦の関係が、たっ
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スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

3.7

魔術師の催眠術にかかって、恋愛したり、強盗したりという、ベタベタでくだらないストーリーを、洒落た雰囲気とシニカルでいて自虐がきいた会話で飽きなく見せてくれるウディ・アレンらしいラブコメディ。

こんな
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いぬ(1963年製作の映画)

3.8

追悼 ジャン=ポール・ベルモンド

ルパン三世のモデルとしても知られ、いたずらっ子のような顔したイケメンも、もう88歳だったのですね。

ゴダールの何作品かしか観たことがなかったので、違うタイプの作品
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.8

「ラストムービースター」というタイトルにふさわしい、俳優バート・レイノルズのために作られた作品。まもなく訪れる死を予兆しているかのような内容だった。

彼の出演作は数本しか観たことないけど、往年のハリ
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10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002年製作の映画)

3.7

巨匠監督8人が時間をテーマにした10分のオムニバス。
「人生のメビウス」編もあり、未見ですがそちらは好きな監督ばかり。
今作「イデアの森」は、知らない監督が多かったのであえて借りてみました。

同じテ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.1

先日観た「mid90s」つながりでおすすめいただいたドキュメンタリー作品。
映画は映画の良さがあるけれど、今作の方が心に残りました。

アメリカの繁栄から見放されたイリノイ州ロックフォード。多くの家庭
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.8

荒野と馬と少年と。
そんなイメージだけで見ていたら、途中から何度も胸が張り裂けそうになって、見るのをよそうかと迷いつつ見ていた。

15歳の少年チャーリーに、これでもかってぐらいに不幸が訪れる。
お金
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シリアスマン(2009年製作の映画)

3.7

1967年、ミネアポリス。コーエン兄弟の出身地を舞台に、年代も兄弟の子供時代とほぼ同じ。ユダヤ人の社会を描いた自伝的要素を含んだ作品。

ユダヤ教を知らないのでなかなか理解しがたいけど、コーエン兄弟流
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風船(1956年製作の映画)

3.8

男女の愛憎と人間の醜さを描きながら、
最後には純粋な幸福のカタチで終わる。

その前までのドロドロは、ラストの澄んだ笑顔のための前振りだったのか!とそんな気さえしてしまう。

大沸次郎の原作を川島雄三
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.8

スコットランドのグラスゴーで、いつかアメリカのナッシュビルに行ってカントリー歌手になりたいという夢を持つローズが、夢か家族か、という選択にもがき苦しむ。

子供を持つ女性が夢を実現する難しさを描いた作
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衝動 世界で唯一のダンサオーラ(2017年製作の映画)

3.9

フラメンコを新しい舞台芸術として進化させるスペイン人ダンサー、ロシオ・モリーナのパリ国立劇場での新作公演までを追ったドキュメンタリー。
去年、日本でも公演予定だったけどコロナで中止されました。

くわ
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ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)

3.5

何年ぶりかで「午後ロー」を観ました。
イーストウッド監督・主演なので。

心臓発作で犯人を取り逃がし、FBIのプロファイラーを辞めたテリー(イーストウッド)。
心臓移植手術を行った後、ドナーの姉から殺
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.8

フランス郊外のおんぼろ団地を舞台にした3組の男女の群像劇。
思いがけない出会いが、明日にちょっぴり希望を灯す。

●車いすの中年男性と夜勤の看護師

冴えない中年男性が、車いす生活になる理由が笑える。
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アカシアの通る道(2011年製作の映画)

3.8

特別なことは何も起きない静かなロードムービー。

トラックの運転手が上司に頼まれて、赤ちゃん連れの女性をパラグアイからブエノスアイレスへ乗せていく。それだけの物語。セリフも少なく、音楽もない。
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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005年製作の映画)

4.3

なんだろ〜、不思議な作品だった。
終わってみたらすごい哀愁。余韻がどどーんと。
途中までそんな様子は全然なかったのに。

男の友情をこんな描写で…!
脚本家のギジェルモ・アリアガはメキシコ出身で「バベ
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.8

いつも脇役のエディ・マーサンが今作は主役ということで、なんだか嬉しい。
これがとっても適役だった。
セリフも少なく、真摯で静かな男を演じるエディ・マーサンの繊細な演技が印象に残りました。

身寄りのな
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マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

3.9

「芸術は痛みにのみ完成される」
ーーーーオスカー・ワイルド
冒頭の言葉どおりの作品だった。

20世紀の最も偉大なバッハ演奏家と称されたブラジルのピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描
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夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.1

今までのセルジオ・レオーネ監督のマカロニウエスタンとは毛色が違い、銃よりも大爆発の連続、大勢の虐殺シーン、列車の衝突など荒々しく壮大な描写に彩られていた。

メキシコ革命、アイルランド革命、革命に翻弄
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

13歳のスティーヴィーがスケボーを通して自分の居場所を見つける物語だけれど、仲間たちそれぞれの物語でもある。

スティーヴィーが早く大人になりたいと背伸びをしたり、初体験の連続に心躍らせる気持ちが手
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サイドカーに犬(2007年製作の映画)

3.6

竹内結子さんの魅力に尽きる作品。
カッコいい自転車に乗ってやって来て、風のように去っていってしまったヨーコさんと10歳の少女とのひと夏の思い出。

かおる(松本花奈)の20年前の回想から始まる物語。
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しあわせの百貨店へようこそ(2018年製作の映画)

3.9

アンハッピー作品が2本続いたので、今日は思いっきりハッピーな作品をと思って選んだら、大正解でした!

後から知ったら「ドライビング・ミス・デイジー」の監督作品。

50年代後半、シドニーの高級百貨店で
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.7

まさに疑似トランス体験できるギャスパー・ノエ監督作品。

ちょっとだけ観てみようと思ったら、つい映像に惹きつけられて最後まで観てしまった。

映画の概念を変えてしまいます。

1996年に起きた事件
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エレファント(2003年製作の映画)

3.7

1999年に起きた米コロンバイン高校の銃撃事件をもとにした作品。
ネットで高校生が銃を買えるアメリカという国が生んだ悲劇。

高校生は役者ではなくオーディションで選んだ高校生を使って即興のように作り
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