今の朝ドラの主人公、笠置シヅ子さん目当てで。主役は高峰秀子さん。古めかしいし、期待せずに観ましたが、何とも朗らかで微笑ましいミュージカル風コメディ。ベタでツッコミどころ満載ですが、戦後4年、当時は人々>>続きを読む
かなり胸糞。ある家族の楽しそうな誕生パーティから始まる。パーティの最中に飛び降り自殺をする娘。なぜ娘は自殺したのか、その真相が次第に明らかになっていく…
最初は少しだけ違和感のある家族に見えた。血が>>続きを読む
『卒業』のマイク・ニコルズ監督作品。
女性を性の対象にしか見ず、友だちの彼女を寝取るジョナサン役にジャック・ニコルソン。女性にまじめでジョナサンに彼女を寝取られるサンディ役にガーファンクル。親友同士>>続きを読む
今作はランティモスが製作、出演していて主人公のアリアン・ラベドとパートナーとなるきっかけにもなった作品とのこと。
女性同士のディープキスから始まり2人の奇妙な行動に身構えたけど、中身は性と死、娘が父>>続きを読む
ドライビングゲーム「グランツーリスモ」から生まれたプロレーサー育成プログラム「GTアカデミー」に、ゲームで世界一になったヤン・マーデンボリーが参加し、夢を叶えるサクセスストーリー。日本のゲーム制作にお>>続きを読む
ハンガリーという国に生まれたことで苦労を強いられた監督が描く、2人の女性の生き様とファシズムの脅威。
ファシズムが台頭する1936年のハンガリー。裕福な令嬢スィルヴィアは不妊症で、友人イレーンに夫の>>続きを読む
今の自分は果たして本当の自分か…。違う誰かを演じているうちに本物の自分との境界線がなくなっていく、アイデンティティの曖昧さを描く奇妙なランティモス・ワールド。
亡くなった人になり代わり、遺族の悲しみ>>続きを読む
アーティスティック&ファンタスティック。一見、奇抜なキャラと映像で描かれているけど、メッセージ性を感じる、ランティモスにしては真っ当でマイルドな内容。
フランケンシュタインのその先を描いたような大人>>続きを読む
ギヨーム・ブラック監督が子供の頃によく通った場所で、エリック・ロメール『友だちの恋人』の舞台にもなったフランス北部のレジャー・アイランドを舞台に撮ったドキュメンタリー。
いろんな人にカメラを向けて回>>続きを読む
「遠い声」とその2年後に撮った「静かな暮らし」の2部からなる、家族のエピソードを回想する作品。
50年代のリバプールに暮らす労働者階級の一家が、父や家族を回想する。すぐ手が出る暴力的な父だが、不器用>>続きを読む
記録
ヴェンダース監督のミュンヘンの映画大学時代に撮った短編。銃を持った男が走り続けるだけ。色が緑、黄色、赤、青と変わる。色が変わると同じ映像でも受けるイメージも変わる。
記録
国際文化振興会の依頼により六代目尾上菊五郎の舞台を撮影した小津さんの普通の記録映画。海外向けのため、日本での一般公開はなかったそう。
鏡獅子は、頭グルグルのあの舞です。Wikipediaによ>>続きを読む
1932年の小津監督のサイレント時代の代表作。4Kデジタル修復版のクリアな映像はありがたい。
東京郊外に引っ越してきた一家のホームドラマ。兄弟がいじめっ子と闘いながら地域に馴染んでいく様子や父とのや>>続きを読む
なんとも理解不能〜スルーしてください。
ワケがわからないけど惹きつけられるマルコ・ベロッキオ監督作品。
17世紀、神父である兄が自殺する。キリスト教では自殺は赦されず埋葬もされない。弟はベネデッタ>>続きを読む
臨場感のあるワンカット風のカメラワークと即興的なドラムの劇伴によるリアルタイム感が特徴。どれだけリハーサルを重ねたのかと感心してしまう映像に見入りました。
落ちぶれた俳優の苦悩と、再起を賭けて挑む舞>>続きを読む
愛の不毛3部作の1作目。まさに愛の不毛であり愛の不可解。いけないことと知りながら、なぜ男女は惹かれ合ってしまうのか…という普遍的なテーマが描かれるアンニュイな作品。
クルージングで行った孤島で、突如>>続きを読む
そもそも当時60歳を過ぎたユペールがレイプされるという設定だけでも異常(役では40代らしいけど40代には見えない)。だからこの後に何が起ころうともそんなに異常には思えない脳内麻痺感。ユペールに似合いす>>続きを読む
会津若松の幼なじみ5人が久しぶりに再会して巻き起こる騒動を描いた青春群像劇。ゲイ・フィルムと論じられている作品でもあり、ほのかなBL感を期待して観ました。かなりほのかです。
5人の若者と1組の男女を>>続きを読む
渋オジたちがウェスタンな格好をしているだけで満足感のある眼福な西部劇。
無法者のボスのブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)から村人たちを守るため雇われた保安官コール(エド・ハリス)と相棒のエヴェレット>>続きを読む
なんて上品で面白いラブコメでしょ〜♪木下恵介監督と新藤兼人さん(脚本)にこんなコメディセンスがあるなんて。随所に散りばめられた小ネタに何度もクスクス笑えて多幸感がありました。
戦後間もない日本で、自>>続きを読む
エットーレ・スコラ監督は配信もレンタルも少なくて残念すぎる。
主人公の隠し続けた恋を主軸に、家族3世代の約80年間を見つめた物語。80年という月日を家の中のみで撮影するという、実験的ともいえる作品。>>続きを読む
ささやかな日常に、主人公の心の小さな変化を見つめるライカート監督らしい作品。今回は主人公の代わりに鳩が行き止まる。
個展を控えたアーティストの数日を淡々と描く。彫刻家リジー(ミシェル・ウィリアムズ)>>続きを読む
監督・山下敦弘×脚本・宮藤官九郎、正反対な作風の2人なので、一体どんな相乗効果になるのか?と期待しながら観ました。台湾映画のリメイクだそうです。
あれ?と拍子抜けするぐらいフレッシュなラブストーリー>>続きを読む
『聖なる鹿殺し』みたいな不気味さを期待したからか、バリー・コーガン頼みのキモさを強調しただけの演出は、気をてらいすぎて薄っぺらく感じてしまったけれど、総じて面白かったです。
存在感だけでサイコ味が滲>>続きを読む
今さらながらのVol.2。キル・ビル以前の3作が大好きだったので、趣味満載の奇抜な企画モノ感が出すぎてる1が当時はあまり好きになれず。今なら1も楽しめそう。
1よりアクション少なめなのは物足りないけ>>続きを読む
自由を求める空気と閉塞感が入り交じる1970年製作のハンガリーの青春映画。
婚約している2人。男性が他の女性とキスしてるところから始まり、やがて女性もミュージシャンに恋をしてしまう。2人は別れるのか>>続きを読む
邦題どおり「ぼくを葬る」作品だった。“ほうむる”ではなく“おくる”がぴったり。オゾン監督が自身を主人公に投影しているとのことでストレートな作りでした。
同性愛者のカメラマンが余命を宣告されてから、死>>続きを読む
世界の不公正に抵抗し続けた93歳のステファン・エセルの書いた32ページの書「怒れ!憤れ!」をトニー・ガトリフ監督が映像化。
このエッセイは450万冊以上売り上げ、世界中の若者の心を動かし、スペイン抗>>続きを読む
ストーカーおじさんの純愛。そういえば『早春』でもストーカーしてたっけ。スコリモフスキ監督がLAタイムズに掲載されていた日本の記事から発想した作品だそうです。
↓以下ネタバレ含みます>>続きを読む
ハーヴェイ・カイテルが悪徳し放題!麻薬、賭博、酒、女にあけくれ、悪事の限りを尽くすゲス警部補を演じる、これぞハーヴェイ・カイテルともいえる似合いすぎる役柄。この際どい振り切った描写はけっこう好きだ。良>>続きを読む
JR九州新幹線の全線開通の際に製作された企画もので、新幹線をうまく活かしていたし、鹿児島にも親近感が持てた。何よりも子供たちの自然体の演技がとてもいい!
↓以下、ネタバレ含みます。>>続きを読む
ジャケ写からずいぶん昔の話だと思ったら90年代のチェチェン紛争が舞台だった。
コーカサスの山あいの小さな村に捕虜として捕まる2人のロシア兵。独立派の村の住人は2人を殺すわけではなく、ロシアで捕虜とな>>続きを読む
筒井真理子さん目当てで。2時間があっという間。もっと観たい〜!鬱になる内容なので劇場で観たいとは思わないけども笑。
ごくごく普通の人の奥に潜む小さな凶暴性を描いた作品。
ある事件で加害者に加担した>>続きを読む
ヘルツォーク作品にしては物足りないけどストーリーは面白かった。実話に基づく物語で素直に作ったという印象。
1932年、ヒトラーがまだ政権を握る少し前。ベルリンで「オカルトの館」というショーを営む占い>>続きを読む
毒とエグみがクセになるトッド・ソロンズ監督のブラック・コメディ。ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』にインスパイアされて作ったとのこと。
『子犬物語』という愛らしいタイトルをつけるなんてシニカルす>>続きを読む
認知症を患う父レオ(ハビエル・バルデム)と介護する娘モリー(エル・ファニング)のある1日。
現在と、父のメキシコ時代の出来事、ギリシャに行った時の出来事が入り交じる。過去のエピソードはレオの選ばなか>>続きを読む