蛇らいさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

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撮影、音楽、アクション、編集、全体的にスタローンのこだわりが見える。

軍事ヘリを背に担ぐショットだったり、首吊りからの手榴弾爆破だったり、騎馬隊アッセンブルなど、火薬以外の場面でもかっこいいものを撮
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.2

長回し以外のショットはほとんどキメのショットなんだけど、ただ映える風景の前で役者が演技してるだけじゃなく、バックの風景も動いたり、変化させたりして、時間の存在を感じさせるようにしている。

異次元のよ
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

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荒唐無稽なアクションと爆破が好きな方はどうぞ。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.2

お金を稼ぐという手段、難易度に性差が生じている社会自体が彼女たちを生んでいる。さらには1人親家庭、低学歴というオプションが付いてくると、より生きることが困難になる。

単純に善悪で物語を語ることを許さ
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恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

2.9

遅かれ早かれどんな生き物にも必ず終わりがある。しかし、公平に与えられたはずの終わりが生き方によって、自分だけのものになり得る。

知らないままで死ぬこと、知ったうえで死ぬこと、向かうのは同じ終わり。こ
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

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えっ、これって00年代を代表するような大傑作ですよね?こんなにひっそりとしていていいんですか?

まあでも変な取り上げ方されたりしないで、堂々とただそこにあるという威厳の保ち方もかっこいいです。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

今回は自分にとって特別な映画になったので、いつもより力を入れた。下記を踏まえた感想。

・本作を初日含め2回
・原作小説(シリーズ1作目 吉田勝江 訳)
・本作の劇場用パンフレット
・オフィシャル・メ
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コマンドー(1985年製作の映画)

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4Kニューマスター テレビ放送吹き替え版を劇場で。

敵が崖から逆さに落とされるところで雄叫びにかかるリバーブがクセになる。ヒロインがランチャー逆向きに撃っちゃうのがかわいい。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

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伝えたいことを20分の中に的確に詰め込めている。決して感情論に近い語り口ではなく、こうしたらこうなるよというあくまでも結果から見える景色であることが重要。愕然とさせられるが、納得できる現実でもある。>>続きを読む

ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

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日本での劇場未公開で未パッケージ化。配信のみで観れます。

本作で5本のグレタ出演の作品観てきたけど、どれもエネルギッシュで唯一無二の演技をしてきて、例え話があまり乗れなくても彼女の魅力で押し切れる。
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

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主演がグレタなだけかと思ったら、『ミストレス・アメリカ』『フランシス・ハ』『レディ・バード』の撮影監督サム・レヴィが撮っていて、バリバリのグレタ組ムービーでした。

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

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足悪じいさんのキャラ、味しかないだろ。

歌唱シーンも沁みます。

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

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楽しいけど興奮まではしなかった。

役者は隅から隅まで素晴らしいです。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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グレタ・ガーウィグがどういう人物で、女性で、どんな作家性の映画人なのか、劇中を健気に走り抜ける姿から一目瞭然。『レディ・バード』とも非常に親和性が高い作品だ。

ダサくても清く逞しく、ときには惰性で進
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

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中華風あっさり塩味のジャッキー。

今回の初見○○野郎は、"豆板醤野郎"でした。

突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

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突入シーンがちゃんと活劇撮ってる感が出て良い。

ただ、赤軍側の内情は見せないにせよ、発砲シーンや突入シーンの赤軍側の視点のカットは必要だと思った。

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

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役者が物語の推進力になるという現場を見た。

電車なり飛行機なりで、隣の席の敵を殺して帽子かぶせて、こいつは寝てるから起こさないでくれっていう演出の元祖ですかね?

チャンス(1979年製作の映画)

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映画の面白さでもあるんだろうけど、すべてのシーンに意味づけして、冷笑を誘って、達観した語り口で、そういう映画が苦手です。この映画もそう。

なんの意味なんてシーンに意味を感じたいし、そこで揺さぶられる
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ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)

1.9

冒頭のシーンから整合性の崩壊が起こっていて、諦めました。気になったシーンを覚えている限り挙げます。


※ここからネタバレ※


激ヤバポイント①
まず序盤。意味ありげにベッドルームに置きっぱなしの銃
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A.I.(2001年製作の映画)

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表向きにはAIの自我に対する哲学の提示。でも根本的には世界がひっくり返ろうと、人類が絶滅しようと不変であり、地の底よりも深い、スピルバーグ(人間側)の母親への愛が主人公の主観的観測として語られているの>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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ケビン・コスナーの俺たちのヒーロー感がいいよなあ。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

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10年代のトランスジェンダーをテーマにした最高傑作は、2012年の時点で生まれていたんですね。

トランスジェンダーであることを脚色し過ぎず、より普遍的で多角的な視点で語られる。疎外感を他者の視線や表
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

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間違いなく迫力はあるけど、一本通しで観ると単調。

高さを意識させるための工夫、火への恐怖心を駆り立てるセットの作りなんかはすごい。

クレジット表記をどちらが上にするのか先にするのかの小競り合いがで
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呪怨(1999年製作の映画)

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劇場版より研ぎ澄まされてる感じがして好き。

下妻物語(2004年製作の映画)

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『ウィーアーリトルゾンビーズ』の長久允は中島哲也にめちゃ影響受けてますね。

アニメーションパートは『鉄コン筋クリート』でキャラクターデザイン・作画監督、『ムタフカズ』で監督の西見祥示郎。

愛すべき
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ちびまる子ちゃん(1990年製作の映画)

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アニメーション版の脚本に携わったり、演出にも細かいこだわりなどが見受けられる通り、自らの作品を愛してやまなかったさくらももこ。

原作とアニメーション、双方にとって折り合いをつける形ではなく、アニメー
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

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あまり乗れなかったけど、人形劇のような無垢な世界がそこにありました。

本作で登場した初見○○野郎は、"ダニ野郎"でした。

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

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同郷、川島雄三の快作。

すべてにおいて流れるような作りで、極めて簡潔。艶かしい空間演出に悶える。

男女が行き着く場所は元どおりに見えて、明らかに形を変えている。

囚われた国家(2019年製作の映画)

3.0

約1カ月振りに映画館に行きました。地方の平日ではあるけども、新作の公開作品が貸し切り状態で観れてしまうのは悲しい。いつまでもステイホーム、ステイホームとは言っていられない。劇場の指示を守り、個人のエチ>>続きを読む

後妻業の女(2016年製作の映画)

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噛み締めたくなるような味わい深い傑作。

改めて2016年の東宝は本気だった。

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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改めて思うことがあったので、再掲します。

自分の物語がどこにあるのか解らない灰色のひよこをすみっコたちが一緒に探してあげるのが主な話の軸である。

素晴らしいのはひよこに寄り添うことが上から目線のお
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ザ・ギャンブラー/熱い賭け(2014年製作の映画)

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これに低スコア付ける人の気が知れないくらいの力作。

マーク・ウォルバーグの底なしのクズっぷりが突き抜けすぎてて爽快。

撮影がやけにうまいなと思ったら、グレイグ・フレイザーという人で、『ローグ・ワン
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

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自分のフィルモグラフィからいろんなものを詰め込もうとして仇となったパターンですね。つまらないです。