原作よりも、もっとアンさん、そしてトランスジェンダーについてクローズアップしている映画だったように思う。アウティングによって慟哭するシーンは残酷すぎて、涙が止まらなかった。
ただ、やっぱり尺の問題も>>続きを読む
働くことのワクワクを取り戻す、久しぶりのお仕事系映画。あくまで自分らしく、生き甲斐として働く登場人物たちがきらきらしていて「よし、頑張ろう!」という気分にさせられる。
ベンのように、年を重ねても偉ぶら>>続きを読む
「見返りを求める男」と「恩を仇で返す女」の話、らしい。正直、私にはメッセージを掴みきれなかったな…。
見返りを求めない人なんていないと思う。人に優しくされたいから優しくするし、優しくされたから優しさ>>続きを読む
数年前に原作を読んで、今回初めて映画を観た。ちひろは宗教を信じているんじゃなくて、親を信じているように思う。いざ自分の同級生がこうだったとして、なべちゃんのようにフラットに接することが出来るかな。南先>>続きを読む
「そして誰もいなくなった」の大フラグもあり、ストーリーは途中である程度予想できてしまったけど、それでも面白かった。
ただ井戸の謎をはじめ、トリックを使いきれていなくて、何だか勿体無い気もしたけど…。逆>>続きを読む
試写会にて。撮影の鎌苅さんの言葉を借りるなら「全然エモくない」超痛々しい笑いに取り憑かれた変人の青春群像劇。最高の作品だった。
尾崎世界観のコメント「笑いに取り憑かれながら、本人の人生が全く笑えない>>続きを読む
彼の日常はルーティンで変わり映えのしないもののように見えて、同じ形の影を二度と落とさない木漏れ日のように、同じ日は1日としてなく、そしてパーフェクトだ。
顔も知らない誰かと○×ゲームをして楽しんだり>>続きを読む
Filmarks 試写会にて。
市子の生い立ちを可哀想だと思うこともできる。それでも彼女は生き抜くために強かだ。
映画のあとに振り返ると、舞台版の原題「川辺市子のために」の意味が胸に響く。「夏は、ど>>続きを読む
くだらなおもろ。笑
甲子園を牢獄扱いしてるのなんかすごく絶妙で最高笑
多様性とかダイバーシティとか、そんな言葉が頻繁に飛び交うようになった現代であっても、人はどうしても他人を知っているものの枠に収めたいのだと思う。知っている枠からはみ出る存在は理解ができなくて、怖いから>>続きを読む
菊地凛子演じる保里川さんが最高!!
作中にも坂元作品らしいセリフ回しがたくさんあったけど、個人的に好きなのは保里川さんの「私がお金を持ってるのは頑張ったからよ!」ってセリフ。そうだよね、でもそうなんだ>>続きを読む
ゴジラ作品前作のシン・ゴジラが面白かった分、ハードルが高いのでは…と思っていたけど、心配無用!すごく良かった!
監督もパンフレットで語っていたけど、よりゴジラを恐怖の対象として描いていて、全体を通し>>続きを読む
コップの水がいっぱいで、表明張力ギリギリで耐え、そして耐えきれなかったような。そんな息が浅くなるような家族の映画。喪失の物語であって、再生はまだ遠い先のように感じた。
印象的なのはやっぱり圧倒的なセ>>続きを読む
東京の現代階層を描いた作品。地方出身者の、そして東京ど真ん中で生まれ育った貴族の、息苦しさとアイデンティティの物語。
全く違う世界で生きているようで、実は同じように狭くて窮屈な思いをしている彼女たち>>続きを読む
インセプションに影響を与えた作品と聞いて、なるほどなぁと。夢と現実がどんどん混じっていく様はまさにそれ。ザ・日本の誇るべきアニメ映画!って感じで、描き込みは細かいし色数も多いし心情描写は丁寧で…。圧倒>>続きを読む
艦体が鯨のようだった。音もなく、またはわざと音を立てて、気づいた時にはすぐ近くに迫っている。水中の潜水艦のリアリティに圧倒される。
しかも、この内容のセンシティブさにして、防衛省・海上自衛隊の協力を得>>続きを読む
ちひろさんの器の大きさが温かい。自由で何にも縛られないのに、例え誰であっても一時だけでも彼女の中心に置いてくれる安心感も持っていて。あ〜、ちひろさんに会いたい!
そしてもう一つ、「食べること」もこの>>続きを読む
ミステリーはすごく面白かった。舞台が広島ということで素敵な景色がたくさん。
代々続く習わしとはいえ、祖父母より昔の代のためにあそこまで出来るもの?ってとこが気になった。笑
途中苦痛に感じるくらいにつまらなかった。福田監督作品でも当たり外れがあるんだなぁ。コメディって難しい
笑いどころも多くて、ビクッとなるような怖い仕掛けもたくさん。単純明快で面白かった!
このレビューはネタバレを含みます
一作目レベルの感動、再び…!物語自体の厚みがすごくて、ここからやっとキングダムの本編が始まったと言っても過言ではないかも。
原作未読のため比較できないが、漫画そのままではなく映画用に上手くアレンジし>>続きを読む
エピソードとしては丘に登っただけなのだけど、面白い!欲を言うならベテラン俳優陣の活躍がもっともっと見たいんだけど、そこは位の高い将軍や軍師。戦地に出る訳じゃないから出番が少なくて…。
次回作は嬴政の過>>続きを読む
あえて全てを描き切ることをせず、あっさりと終焉を迎えた感じ。ところどころ不完全燃焼な部分がないわけではないけど、これが映画の終わり方なんだろうな。
今回はとにかく画力がすごい!アクションの手数が多く>>続きを読む
「子供はわかってあげない」と同じ原作者らしい…ということで、軽やかで優しい作品なんだろうと期待して鑑賞。思っていた通り、後を引かない澄んだ映画だった。
親に振り回されるのはいつだって子供。でも、たと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怪物は、どこにもいなかった。誰かの視点で見た時に他人が怪物に見えただけで、本当にバケモノのような存在はなかった。
傲慢で最低で、まるで怪物のようにも見える保利先生の彼女や星川くんの父親でさえも、視点を>>続きを読む
藤井監督作品はいつも画が美しい。ヴィレッジも違わず、くっきりしたコントラストと強い黒で、ゴミ山さえも美しいものに見える。
救いや希望はない話だけど、都会の向こう側で、環境への綺麗な思いやりの言葉の奥>>続きを読む
漫画のはちゃめちゃを相変わらず上手く纏めている。台詞回しが漫画から抜け出せないので少し浮いて見えることもあるけど、役者陣が実力派揃いなので演技でカバー。廃車場のロケ地も良い。
前後編制作として良いとこ>>続きを読む
恋愛とか友だちとか未来とか、分からないものや見えないものってなんとなく不安。人と違う自分も不安。朔子や西原にも「人と違う自分」に対するゆらぎがあったと思うけど、個人的にはそれを栄美の方にむしろ強く感じ>>続きを読む
冒頭の、佐織が周囲の人たちに本当に愛されて育ったことがわかる描写が辛い。完全黙秘した蓮沼に踊らされた事件。夏祭りのパレード当日に起きた事件。沈黙を匂わせるラストシーンも良い。
湯川先生の相棒は色んな>>続きを読む
ついに観ることが出来た。思春期の彼等の本音を引き出すのに、どれほどの信頼関係を築いていったのだろう。あの頃、話したことのなかったあの子もこんなことを考えていたのかもしれない。
彼等の未来が素敵な明る>>続きを読む
前知識ゼロで鑑賞。賛否が分かれる作品だとは思うけど、すごくおもしろかった!!
1920年代映画界の超クレイジーで豪華な世界が描かれていて、前半は「これが本当の乱痴気騒ぎか…」と呆れるくらい馬鹿騒ぎ。中>>続きを読む