70年という歴史の中で、ゴジラというキャラクターには様々な“色”が付いた。
ひとつは怪獣王としての色。
もうひとつは核の象徴としての色。
あるいは全知全能の、自然そのものを表したような色。
だが195>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「(引退宣言について)今度は、本気です」
生前の高畑勲監督からは
「長編アニメーション監督なんていないよ。長編はやらないけど短編はやるの?」
「なんで会見なんでやるんだろう?わからない」
とツッコミ>>続きを読む
「天気の子」から3年。
「君の名は。」から6年。
「東日本大震災」から11年。
映画監督の中でも数少ない、監督名が宣伝に大きく使われる人物の一人「新海 誠」監督最新作。
毎度のことながら公開前に地上>>続きを読む
怪獣はただの巨大な生物ではない。少なくとも日本では。
1954年の初代ゴジラから始まった怪獣特撮ブームは、消費社会ならびに高度経済成長の波に乗っかるようにして、核や社会問題といった、いまだ抱える人類の>>続きを読む
噂に聞く古典。
SF超大作として数々の作品がその特異なビジュアルに影響を与えたとして名高い作品を「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映像化。
約3時間という長尺でありながら物語はまだまだ続く。こ>>続きを読む
日本を代表するアニメ監督、細田守の監督作を体験したのは今回で二回目。
今作の舞台のひとつであるネット上での仮想空間は、代表作「サマーウォーズ」や「ぼくらのウォーゲーム」があるが、自分は未鑑賞なため比較>>続きを読む
1989年にガンダムの生みの親である富野由悠季監督によって書かれた小説を原作としたアニメ映画。
「逆襲のシャア」の(正確には小説版の)続編として書かれたこの作品は、従来のガンダム(少なくとも1989年>>続きを読む
「閃光のハサウェイ」公開記念としてYouTube上で24時間限定の公開が実施。
かなり昔に観た作品なので話の筋書き等は既に知っていたものの、やはりそこはガンダム。
歳を重ねたあとに観るとまた違う見方に>>続きを読む
数年前に既にBlu-rayを購入していたものの、ホラーという先入観が先走って後回しにするビビり症であるが故に、今日まで開封することすらなかった。
しかし某動画配信で同時再生会があったため、良い機会だと>>続きを読む
半年ぶりの映画館で、この作品は辛い(褒めてます)。
今回の「TENET」は「インターステラー」の時間の要素を盛り込みながら「インセプション」のように度肝を抜く映像的なトリックを入れた、これまでの作>>続きを読む
ついこの前に「この世界の <さらにいくつもの> 片隅に」を観たためか、「1917」は戦場に行った若者たちの物語という対極の印象を強くもった。
そういう見方になったのは、ほぼ全てワンカット長回しで主人公>>続きを読む
ああ、こういう話だったのか。
2016年公開されたものと原作漫画を読んだ印象は(語弊あるかもしれないが)神話と言えるほど遠い昔の話として現実感乏しく感じた戦時中を、史実であると力強く言ってくれた作>>続きを読む
もうここまで来ると作品として書くより商品として書いた方が適切なんじゃなかろうか。
場当たり的展開、とってつけた設定、海あり空あり洞窟ありのドタバタ劇。マルチメディアを考えた展開も忘れない。フォーストト>>続きを読む
説明不要の名作・・・と言いたいところですが、原作をリアルタイムで観ていたわけではありませんし(再放送で体験)、なにより原作の直接の続編とも言える「エンジェル・ハート」が比較的シリアスなので、
「もっこ>>続きを読む
1988年の実写映画を現代版としてアニメ映画化した今作。
当然ながらスマホやネットといった現代の文化、ならびにこの社会を生きる人々の意識を反映させた新たな「七日間戦争」を描いたものとして製作されたもの>>続きを読む
伝説の傑作「ターミネーター2(T2)」の“正統な続編”という謳い文句の時点で、今シリーズの紆余曲折、混乱具合が見てとれる。
そもそもとしてT2からT3(ターミネーター3)公開までの期間が12年も離れて>>続きを読む
クリストファー・ノーラン監督が手掛けたリアル路線のバットマン「ダークナイト」は、ヒース・レジャーの怪演光るジョーカーが衝撃的でした。
その衝撃が10年経った今でも忘れられない中で公開された今作は、なか>>続きを読む
脚本:岡田麿里。
自分は岡田麿里さんの初監督作品「さよならの朝に約束の花を飾ろう(さよ朝)」しか観ておらず、
今回の長井龍雪監督とのコンビで製作された「あの花」は未視聴。
なので、もしかしたら今作の特>>続きを読む
今年の夏は新海監督最新作があったためか、夏真っ盛りの8月は避けた作品が結構あったと思います。今作もそのうちのひとつだと勝手に思ってます。
というのもターゲット層が明らかな若者向け。なんとまぁキャラクタ>>続きを読む
ポスターから今年日本公開された「ファーストマン」に似てるような印象は、あながち的外れでもなく・・・
しかしこう・・・宇宙という外側へ視点を向ける作品は内向的な物語に自然になっていくのは、外側の過酷で未>>続きを読む
実はまともに観たのは2019年の8月16日の金曜ロードショーが初。
公開された2001年当時は学生で、クラスメイトがその話題性に対して「(前作もののけ姫と比べて)面白くなかった」というのを覚えている。>>続きを読む
BSにて放送されていたものを観ました。
湯浅監督作品は今年(2019年)に公開された「きみと、波にのれたら」以外観ていませんでしたが、2017年に公開され海外で高い評価を得た今作の存在は知っていました>>続きを読む
一見しただけではわからない“歪な作品”という感想に至った初見から二回目を観て、この作品は何を描こうとしたのかを考えました。
単純なボーイミーツガールと解釈するには弱い描写。
獲得と犠牲を描いた意図。>>続きを読む
約20年ぶりに帰ってきた彼は3DCGに。
ポケモン映画第一作のリメイクという形は、前々作から続くポケモンを体験してきた大人たちへ向けた懐古的作品と言える。
とは言うものの前二作品はオリジナリティあるも>>続きを読む
近年海外で多くの賞をもらっている湯浅政明監督作品。
予告編から漂う恋愛映画&サイコパス主人公映画という、今時のアイドル映画でもあまり見ないようなド直球な印象は、あながち間違ってはおらず、
ただ根幹に存>>続きを読む
エヴァンゲリオンを製作したガイナックスに所属していたスタッフ3人が2011年に設立したアニメ制作会社トリガー。
今作はそのトリガー設立の一人である今石洋之監督によるオリジナル作品。
同社の代表作とも言>>続きを読む
観る前の第一印象で好印象をもらったのは、スケール感漂うビジュアル。
巨大な水槽に多種多様な魚たちが漂い、下にポツンといる人間。
青を基調にした色使いの美しさなどから、お話よりなによりそのビジュアルに心>>続きを読む
2014年版ゴジラの自分の評価は、
粗はあるけど、それを誤魔化すほどの画があった・・・。
その功績はスターウォーズ:ローグワンでスターデストロイヤーの巨大感や宇宙から地上を見下ろす臨場感溢れるものを見>>続きを読む
「名探偵ピカチュウ」と言うとオリジナル作品にも聞こえますが、実際には同名ゲームが原作で、
映画の中のピカチュウの描写はその原作に近いらしい。
かといって原作のゲームを知らなかったら観れないものなのかと>>続きを読む
2018年の秋に日本公開の映画「Search」は、PC画面上のみで構成されたサスペンスで話題となり、
主人公の直接的な表現(表情や仕草など)ではなく、マウスカーソルの動きや検索ワードといった間接的な部>>続きを読む
『セッション』『ララランド』のデイミアン・チャゼル監督(34)が今回描いたのは、1969年に成し遂げた人類の月面着陸の主役の一人、ニール・アームストロングの人生・・・とは少し違うもの。
大戦終結後>>続きを読む
日本では今年(2019)。製作国インドでは2015年公開。4年前の作品が日本でようやく公開された形になったのは、昨今のインド映画の評判が追い風になったという。
劇場で観るのは勿論、モニタ越しにインド映>>続きを読む
TAXiシリーズは幼い頃に1と2を見たことがあり(いずれも地上波)、
そのアホでブッ飛んだ内容にゲラゲラ笑い楽しんだ記憶があるものの、思い返せば笑える笑えないというより「面白いなぁ(呆れ)」という若干>>続きを読む
レディー・ガガ主演ということと、11月に公開されたQueenの「ボヘミアン・ラプソティ」もあいまって、音楽映画の注目が自分の中で高まっていたので期待していました。
ただ観てから知ったのですが、どうやら>>続きを読む
クリスマス間近に相応しく、クリスマスを話題にしたアニメ・・・のはずなのだけども、どうも舞台となる村の住民が、ハロウィンの渋谷でバカ騒ぎした人達と重なってしまう。
クリスマス直前のある村では、クリス>>続きを読む
言わずと知れたこの漫画及びアニメについて、自分が持っている知識量は“にわか”と形容出来てしまうほど。
今年発売された格闘ゲーム「ドラゴンボールファイターズ」によって辛うじて今の知識量に保たれている状態>>続きを読む