LenaInadaさんの映画レビュー・感想・評価

LenaInada

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怪物(2023年製作の映画)

3.8

胸糞悪〜。って気持ちでエンディングを迎え席を立ち去ったが、胸糞の悪さを考えてみると案外私は映画前半でハラハラと想像していた“わかりやすく理解不能な悪役“がいないことで消化不良していただけなのかもと気づ>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.2

10代の透き通るような感受性と、20代のどこかナーバスなところと、母世代の使命感とを見て
これから続くであろう数十年がどうにでもなる気がしてくる。
世代の混じり合いをとても説明的に見せてくれてありがと
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ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た(2016年製作の映画)

4.1

日本の各地の土地、素材を新鮮に捉え表現する過程…さまざまに受け止められるこういった地を支える仕事がしたいと改めて。

うまそ〜都会のあらゆる硬い空間にコメントが辛辣なのも良い。笑

The Taste of Nature 世界で一番おいしいチョコレートの作り方(2021年製作の映画)

4.0

その後、どうなったのでしょう。
産業は地域の暮らしを支えるものであるというしごく当たり前を痛感しつつ、クラフトの姿勢で担われていることがすごい。
ここのチョコ、味わいが深くて楽しいのだけど、その暮らし
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

古武術〜!!と熱狂と安心できる平坦さの繰り返しが心地よい、めっちゃ寝ちゃう。
風景、人の動きの描き方良かった。

リング・ワンダリング(2021年製作の映画)

2.0

漫画家のアルバイトが建設現場、とかどこかで聞いたことあるようなちょっとファンタジーな設定の連続で少しきつかったなあ。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

自分の身のほんのすぐ周りのこと。たまたま通り過ぎてしまうことを丁寧に丁寧に語ってくれる。これぞ物語。

プール(2009年製作の映画)

3.6

胃もたれした日にお粥を食べ割るように、救われた。

距離感、音、色味共に優しくて、美しい。植物ひとつひとつの様子がよくわかる。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

こうゆうワクワクして泣いちゃう作品はすかっとするよ、、庭デザイン誰?

街の上で(2019年製作の映画)

3.2

最初はどっか懐かしい調子にこそばゆくなるけど、なんかハマってくる作品。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.0

私の実家は香川2区。隣の区の1人の政治家になぜ壮大なタイトルを背負ったドキュメンタリーが出来ているのか、気になった。
たぶん、この素朴で熱い人間が政治家になるには、ここまでのしがらみが張り巡らせている
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

見終わってしばらくしても心ポカポカするな…
言葉を深く深く聞いて復唱して、飲み込んで、でもふと聞こえ方が変わっていく。
3時間の映画が嬉しいことに気づく、短過ぎたり長過ぎたりする動画ばかりの今、3時間
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.2

先日スクリーンで。
途中どんどん辛くなってくるんだけど、晴れると嬉しくて暗くなると寂しくて、そんな日常とヤンヤンの健気な成長にほっとする。大体のことは大丈夫だね。
私にとっても大事な思い出。

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.2

いやー、良かった。
ほんとに情けなさくて、状況も含め見ていて辛いんだけど、描こうとしている言葉にならなさがたっぷり描かれていてぐっとくる映画だった。お面を被った男と、素顔の女の睨み合いはそれぞれの守り
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.2

良かった。
どんどん2人のキャラクターが組み上がっていき、最初は不信感を抱いていたものがどんどんと理解できていく時の愛着。
最後の方でぐっと、物語に奥行きが出てみれて良かったというか、豊かな風景に出会
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.0

私もそんな嬉しい顔して愛情表現して生きたいので。ずーっとがやがやがやがや、動物に道具に人に表情に溢れ散らかっている。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.6

面白かった。
こう人の夢のあり方や、記号の集積によって中毒性や不安感を煽られて行く感じ。ちょっとしたキャラクターの口角の上がり具合によってホッとしたり、どきどきしたり。

案外空間の設計と通ずるものが
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

うとうとしながら見る。
人のさまざまな多面性を美しい日常の中ですらすらと見てゆく。

メメント(2000年製作の映画)

4.2

映画という枠組みでここまで楽しめるかあ。と。

私たちはこの映画をも記憶しながら見るのだけど、私の頭の記憶のシステムと逆行してゆくので、それだけで心が掻き乱させるというか。

記憶、期待、人の見方、全
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Daughters(2020年製作の映画)

4.0

元々インスタをフォローしていたのもあり、映画も含め特有な映画体験だった。写真やフォントで映える絵がいくつもつなげられつつも、静かながら機微のある表情の変化にぼんやり見入る。終始安定感のある小春と、細か>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

高校生のときめっちゃ馬鹿笑いしてたし、そろそろまた声出して馬鹿笑いするか!って歳になってきたかも

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

中学生ぶりに見る。
映画は夢と似ている、頭の奥で物語が展開されていく。ふと現実に戻った時(映画を見おわった時)自分が確かに現実にいるのか、この曇り空と床はあの夢の延長なんじゃないかと錯綜する。それほど
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.7

自分がしのうとしてる時、目の前でめっちゃガス出す死体あったらつい見に行っちゃうよね。
ありえなさと、人間らしさと、不気味さを両立してる。笑表情よかったな

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

この時ような極端な思想によって人々が誘導されていく状況、3ヶ月前ならもっと他人事だったけど今では。。あり得ると思ってしまう。
ポップに描かれるほど、悲痛に感じて胸が痛い。。ただジョジョのエルサの言葉が
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

はあ。。
近頃目にするものが多すぎて、どれもこれも聞いたことあるものでも映像で見せられると身動きとりたくなくなる。SNSもメディアも、国会中継も見たくない。

結局、事実は自分の頭で作り出すもので、い
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

可愛いなあ。
真っ直ぐやろうと屈折深いやろうの組み合わせってかわいい。私もいつか大事にしてた人との再会、大切にしたいな。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.2

とーっても素晴らしかった。
いわゆる神聖な場所でのジョークも、ABBAもビートルズも、サッカー観戦を楽しむ姿も、風景も、人間らしくてとても美しい。二ヒヒと何度も笑っちゃいます。

パターソン(2016年製作の映画)

3.9

毎日書かれる詩は、
映像で描かれる毎日よりも熱く、時には単調。
この人の周りは、絶対悪すぎることは起きない、っていう安心感を貰えることが有り難かった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

1人で。

思っていたよりも、後に引く残酷さがなかったのは、話があまりにまとまりよく終わったからかな。リアルよりも構成されたまとまり良さを感じた。

それでも、お父さんの最後のアクションには、静かに涙
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

研究室にあったものを見た。

1夜のタクシーの中での5つの物語。
都市の道を車が滑る音と、それぞれの都市の言語で語られる会話。かなり少ない音で構成されてたはずなのに、それぞれの都市のリズムが頭に残る。
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.5

友人と、同じ分野で活動をされている知人との会話の話題で出てきた映画。

悪、について考える契機になることはもちろん、目前に起きていることについて思考し、言葉として抽出される過程がよく描かれていた。言葉
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