個性と平凡の力関係が徐々に反転していく生々しさや、想像力の欠如と少しのすれ違いで仲違いが加速していく描写が秀逸で、「高学年へなるに連れて、なんとなく疎遠になってしまう友人関係」という、誰もが共感できる>>続きを読む
子供向けの作品という認識から、今まで何となくスルーしていた今作だが、いざ観てみるとシンプルに面白い。CGでは出せない、アナログ感溢れるギズモの挙動は当然のように可愛く、ポップカルチャーのアイコンになる>>続きを読む
インターネット発の都市伝説を、デヴィッド・リンチ的なシュルレアリスムで味付けした独特の作風が面白くて、現代的な俗っぽさと作家主義的な映像が両立しているのが面白かった。一人称カメラで捉えるスリラー描写の>>続きを読む
予備知識を入れず鑑賞したので、元ネタと比較した場合の出来は定かじゃないが、「体験」を突き詰めるノーラン作品なだけあって、マンパワーを感じさせる映像は圧巻。膨大なエキストラと、精巧な美術、スケールの半端>>続きを読む
特に驚きのない平坦なクライム・サスペンスを主軸にした物語は、ハッキリ言って退屈で、もう少し意外性のある捻りを加えて欲しいのが正直な所だが、こと映像面に関して言えば話は別。フランスの優雅なロケーションを>>続きを読む
完全犯罪の綻びを咄嗟の機転とアイデアで切り抜ける、罪人目線のサスペンスが主な前半パートと、警官や推理小説家視点で、事件の再検証が行われる後半パートで、面白さの種類が変化していく展開が面白く、個人の思い>>続きを読む
他人の生活模様を覗き見し、妄想で物語(推理)を肉付けしていく主人公の行動は、正しく「映画的」であり、メタ視点を持ったプロットそのものには関心するが、いかんせん内容が、地味で退屈。作り物感が目立つ箱庭的>>続きを読む
ポストアポカリプスもので想像しうる、ほぼ全てのパターンを、1つの物語に集約させるアイデアは面白いが、場面ごとに毛色が異なる違和感と、各エピソードを紐付ける関連性が薄くて、一本の映画としてはバランス感が>>続きを読む
オリジナルとリブート版を横並びで融合させた、長年のファンに対するご褒美みたいな内容の作品で、前作「ファースト・ジェネレーション」がマグニートーの映画だとすれば、今作はチャールズの心の旅を主軸に置いた物>>続きを読む
仲間探し→訓練→チームアップという初代X-MEN結成の過程を、丁寧かつ軽快に描く風通しの良さが楽しく、各々の能力を活かしたアクションは、「これぞアメコミ映画」なケレンに溢れていて素直にブチアガる。漫画>>続きを読む
メインキャラ複数名を雑に退場させたせいで、敵味方どちらサイドもメンツのインパクトに欠けるし、安易な画と工夫の無いアクションが多く、1作目同様地味な瞬間が多くて残念。前作で張った伏線を義務的に回収した、>>続きを読む
排外主義の人類サイドに対抗するため、マグニートーと手を組み、ミュータント連合を結成するという展開は、敵勢力とのチームアップという王道な熱さが合ってアガるし、各々のドラマと見せ場が、綺麗に用意されている>>続きを読む
ヒックマンのクラコア期X-MENを読んでいたら、映画シリーズも見たくなったので、ドゥームズデイの予習も兼ねて久しぶりの鑑賞。ヒュー・ジャックマンの発掘や、パトリック・スチュワートの起用など、キャラのイ>>続きを読む
オリジナル版のシュールなノリからして、そもそもあまり好みじゃないし、キャラや画も前作より見劣りしている印象で退屈。長時間かけて見進めた分、半ば義務視聴みたいなノリで最後まで完走したが、根本的なギャグセ>>続きを読む
作風への慣れという側面もあるのだろうが、1-4話以上に分かりやすい荒唐無稽なギャグが多く、しょうもないコメディとオカルトホラーを行き来する抑揚がクセになって、シンプルに面白かった。
さして重要に感じな>>続きを読む
箱庭世界で繰り広げられる群像ドラマと、超常現象の解明というプロットの大筋は、「ツインピークス」まんまだが、トリアーならではな、俗悪味溢れるキャラ描写や露悪の中にギャグを飛ばす茶目っ気さは健在で、ツイン>>続きを読む
ドゥークー伯爵とグリーヴァス将軍の討伐に、オーダー66によるクローンの反逆、オビワン・ヨーダvsアナキン・シディアスのジェダイとシスの最終決戦まで、見所が目白押しで、プリクエルの中ではシンプルに1番面>>続きを読む
劇中で描かれる全ての要素が、想像をやや下回るクオリティで、ホラーとしての怖さもなければ、コメディとしての笑いも中途半端。前作の様なアイデアを凝らした設定や、キメの部分のケレンが少なく、全体的に詰めの甘>>続きを読む
「リメイク版の前日譚を描く続編」とはいえ、物語の大筋はオリジナル版の模範でしか無いので、特にこれといった新鮮味は無い。しかし、ホイト保安官をメインに据え、「殺人鬼ファミリー」の要素を全面に押し出した原>>続きを読む
ゴアを1つの見せ場にするのは、トビー・フーパー自身が「悪魔のいけにえ2」で、やっていた事なので、わざわざ咎めようとは思わないし、オリジナル版には居なかった、今作の新キャラが魅力的なのは認める。
が、「>>続きを読む
限定された密室空間で、生死を掛けたプログラムを体感させられるという設定は、凡庸なデスゲームのソレと大差ないが、カメラや演出の妙で、ハイエンドな「特別感」を作り出す事に成功していると思うし、出オチ感のあ>>続きを読む
ブランニュー・デイが素晴らしかったので、もうちょい余韻にしがみたく、今作を視聴。
正直、ビギナーに向けたキャラ紹介という側面が強く、ドラマ版を視聴している自分からすれば、特に目新しさの無い作品ではあっ>>続きを読む
今までのトムホ版3部作は、トニーとの師弟関係や、アベンジャーズとの関わりから、MCU作品の1つという側面が強い印象だったが、ノー・ウェイ・ホームのリセットで、「スパイダーマン」の単独作として、カムバッ>>続きを読む
サイレント映画的な手法で、カールとエリーの夫婦生活を描写する導入部分が素晴らしく、そこがエモーショナルのピークになっているため、その後の展開が少々見劣りするという弱点はあるし、無理にヴィランを立てず、>>続きを読む
まともな良識を持ち得ない、登場人物のキャラの強さと、CGでは再現不可能なフィジカルならではの、濃密なゴアのつるべ打ちが最高で、エログロナンセンス全開な作風が超楽しい!!
インパクトの強い絵面に対して>>続きを読む
主人公不在が故の軸の無さと、情報の出し方の下手さ加減に、全く物語にのめり込めなかった。多重人格者の目線から捉えた主観や、時系列の入れ替えも、効果的に作用していると言えず、ハッキリ言って面白くないし、そ>>続きを読む
暗殺事件の一部始終を、様々な人間の目線から切り取る、「羅生門」的な群像劇の見せ方が面白く、限定的な箱庭空間で国家レベルの陰謀が巻き起こるギャップが良い。
完成度の高い前半から、割とあっさりした味わい>>続きを読む
バイオレンス描写は控え目だし、過去作の様なスリルも薄く、トリックの理由づけも強引で、「殺しのドレス」や「ミッドナイト・クロス」の方がクオリティが高いのは間違いない。が、覗き見癖を惜しげも無く披露する変>>続きを読む
犯行音声とコマ撮り写真を掛け合わせ、証拠を作り出す作業の一環は、映画作りのプロセスを見ている様で、お仕事映画としても興味深く、シンプルに面白い。その証拠テープが、マクガフィンとして機能している点はもち>>続きを読む
内容から構造まで何もかもが「サイコ」の模範であり、パクリと言われてしまえば、強くは否定出来ないのが正直な所だが、それだけで終わらないのは流石デパルマ。独特なカメラや構図、スプリットスクリーンに長回しの>>続きを読む
「もし、おもちゃが生きていれば?」という、誰もが一度は想像した事のある妄想を、そのまま映像化するアイデアからして秀逸で、おもちゃ目線のシビアなサバイブを、コミカルに描くスラップスティック感が楽しい。>>続きを読む
ジェシーやブルズアイを始めとする新キャラと、前作では控えめだった旧キャラの活躍が魅力的で、3への布石は残しつつ、深刻な部分にまでは踏み込まない、楽観的な軽さが好印象。「外の世界」を冒険する活劇感と、ス>>続きを読む
登場キャラの振る舞いや言動が妙にリアルで、人物描写と役者の素晴らしさを実感したし、「嫌な予感」の積み重ねが地獄絵図に発展する終盤は最高!!溜めと解放のプロセスに長めの尺を使ったが故のカタルシスがあって>>続きを読む
3視点から成るエピソードが散文的過ぎて、語り口自体に全然乗り切れないし、そもそもバズ軍団のエピソードは圧倒的に邪魔で、彼らを登場させなければならない理由が、最後までよく分からない。
「持ち主の友達作>>続きを読む
「亡くなった元妻に、瓜二つな女性とのロマンス」では引っ張りきれない程、恋愛描写が退屈でダレる瞬間が多く、特に尖った要素も無い印象だが、種明かしの後半からはデパルマ節が炸裂していて、普通に面白かった。>>続きを読む
やたら観客を意識したキャラの目線は、この戦争が現実世界と地続きであると、メタ視点から主張している様にも見えて効果的だと感じたし、永遠にこだまする耳鳴りや、惨状に顔面を歪ませる、カメラドアップな主人公の>>続きを読む