希菜まなさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.5

ムーミン誕生秘話というよりは、ムーミンは既にできていて、彼女の人生の刺激がムーミンにも影響され…その人生の巡り合わせにより売れるという流れ。でも、ムーミンはわりとおまけで、作者のトーベの人生がメイン。>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

THE集大成!
ストーリー的にはいつもと同じで、人が余計なことをしてその報いを受ける形。真新しさはそこまでないかも。
でも、これまでの歴代主人公たちが勢揃いした瞬間はやっぱり胸熱!
映画観ているだけだ
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.7

韓国の社会問題、児童虐待をテーマにした作品。

大人が助けてくれないから、子供は自分から周りに言えなくなるという流れに持っていきたいからなのか、児相も先生も警察も近所の人も見て見ぬふりしすぎ。そりゃ、
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.6

初めはホラーかと思ったけど、違った。
スリラーとミステリーが混ざった感じかな?
深く考えなくて観れるから疲れない。

途中で展開は読めたけど、最後の怒涛の伏線回収は観ていて痛快だった。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

9.11のリクルーターとして拘束され、確かな証拠がないから起訴されず、なのに4年も不当拘束をされ続けた無実を訴えるスラヒと彼を助けるために奔走する弁護士の実話。

結局、トータルで14年も拘束されたス
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

1枚の絵画によってオラヴィの人生が変わる話。
前半作者不明の絵画がレーピン作だと探っていく、わりとミステリー要素が強め。私は最後までそれで行くと思っていたから、まさかオークションで落札した後が大変だと
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

主人公ヴィースラーが寡黙な男だったので、目での演技がすごい。
目だけでここまで感情が伝わって来るって、なかなかない。

それまで国家保安省に忠実だった男が、中盤で「善き人のためのソナタ」を真剣に聴いて
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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.4

ちょっと前のテレビ放送で。
ニュータイプまで来ると、オカルト感がすごい。ガンダムってここまでオカルトだったのか。

そしてまたもや置いてかれた。
宇宙世紀シリーズは難しい。

機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY(2016年製作の映画)

3.5

ちょっと前のテレビ放送で。
ガンダムって感じのエグさ。

ジャズが聞こえたら、俺が来た合図だ。

セリフかっこいい。
ジャズとの融合するとは思わなかった。
でも、やっぱり置いてかれた。
前知識ないと辛
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.6

ちょっと前のテレビ放送で。
宇宙世紀の方を観たことがないので置いてかれた。
血縁関係とか、全体ではなく今回は何との戦いなのかとか。PTSDだったの?とか。
前情報を知ってからの方がおもしろいと思う。
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心と体と(2017年製作の映画)

3.9

本当に物静かな映画。
BGM一切なし。存在する音楽は主人公がかけたCDや、店で流れているものなど、その世界で流れている音だけ。
私はその物静かで淡々と進んでいくのに、どんどん引き込まれた。

ファンタ
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バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.5

国連の汚職事件がベースの話。
わりと淡々と進んでいくが、それがまたリアルな感じ。
この年齢になって、国連の穴が見えるようになり、この映画を観ると、ここまで大規模な詐欺は驚きだが、やっていてもおかしくな
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

私の周りにはいなかったけど、これが悪ぶりたいお年頃ってやつかという話。(それだけでは許されないこともしているけど)

私も母親だったら、不良少年たちとつるんでほしくないと思う。
それでもスティーヴィー
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

カメラワークや編集が美しかった。
それからレディ・レッドメインの演技力よ。すごいと分かっていたけど、再認識。
リリーは正直女性にしか見えなかった。
テーマは時代的に難しい。

アイナーに自分を殺して生
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

不老不死になってしまった女性のラブストーリーという設定は好き。
演者も思わず禁を破ってしまうという脚本に対して説得力のある魅力を演じていた。

ただ個人的には引っかかった点が2点。
①アデラインが旦那
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ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.9

王道系純愛ラブストーリー

根は良い子だが反抗期故に悪いことしている俺かっこいい系陽キャと真面目な優等生で敬虔なクリスチャンの正反対な2人というあるある設定。
親、友情などいろいろ盛り込みまくっている
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.7

ミュージカル仕立てなのが、好みが分かれるかも。
ミュージシャンの半生を描いた映画は何本か観たことがあるが、基本的に壮絶なことが多いため辛くなってしまうこともある。
それがミュージカル仕立てになることで
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.6

海外の有名なフランケンシュタインの生みの親のお話。

まさに産みの苦しみ。
小説って自分の経験を元に書いたりすることがあると思うけど、それをリアル寄りな世界ではなく、怪奇小説におとせるってどういう頭の
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

神父の性的虐待の映画は以前も観たことがあったが、今回数字で出されてそんなに大勢加害者と被害者がいるのかという衝撃があった。

被害に遭っていない人は運が良かっただけ、被害者も心身を病み命を落とす人が多
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

ここまで来るともう誰も彼も疑って観てしまう。
読める展開はあっても、それでも最後のどんでん返しはやはり見事で爽快感抜群!
でも、敵対してきたあの人がダー子たちに協力するのは意外だったかも。それは読めな
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

キューバ危機の裏側にこんなことがあったとは驚きの事実。
敵国だが同じ志を持つ同士である2人の勇気ある行動のおかげで第三次世界大戦に発展しなかった。
そして、どんな過酷な状況になっても最後まで貫かれた2
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

ただ踊りたいだけ。その一言に限る映画。

朝鮮戦争時代、資本主義側の収容所での話。捕虜に対する人道的プロパガンダのために、元タップダンサーの米軍人ジャクソンは捕虜たちによるダンスチームを結成するように
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.5

コメディじゃないムロツヨシ初めて観たかも。

娘が本当の娘じゃないと病気になった時に知るってダブルパンチすぎて受け止めきれない。しかも妻はもう亡くなっているから確かめようがないし…過去を振り返ってしま
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

「戦後、日本人はシベリアに抑留されていた」
この一文を知っていた。でも、理解していなかった。

目を背けたくなるような現実が次々と描かれていて、本当に辛かった。
その中で、人々に生きよう、生きようと声
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

難解と聞いていたので、吹替鑑賞。
『TENET』の後に鑑賞したが、私はこちらの方が難しかった。

宇宙ってやはり壮大で、時間も空間も隔絶してしまうが、愛ってやはり偉大なんだなってことに尽きる作品。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

こっちは観てるだけだからまだマシだけど、作った方よ。唖然。
難解と聞いていたから、普段洋画は字幕派だけど、話に集中するため吹替で鑑賞。
吹替の方が元のセリフに近い情報量が揃っているので、1回で7〜8割
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.6

王道ファンタジーラブストーリー。

ジェファニー・ロペスかっこかわいいし、オーウェンの真面目で心を支えてくれる感じ…キャストの配役が完璧すぎた。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

サイコ・スリラー。母親の「娘」という存在に対する、狂気的なまでの所有欲。

喘息や下半身麻痺など縛りが多すぎて、観ててハラハラした。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.9

人種差別で南アフリカが舞台となった作品は初鑑賞。

マンデラが大統領就任後、黒人ばかりを優遇するわけではなく、きちんと白人にも1人の人間として横に並び、問題を解決しようと働きかける姿は感銘を受けた。
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.7

彼の元来の性格か経験か、社会の上手くつけられない繊細な面があったことが丁寧に描かれている。
なんの見返りもなく、ただ人生の全てを小説に捧げた彼は本物の小説家なんだなと思った。それが幸せなことなのかどう
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

観ていて辛かった。でも観てよかった。

ジャックはいきなり自分の知らなかった広い世界に放り出されるのは、乱暴なことだし、なかなか受け入れられないのも無理はないと思った。それでも母のために強くなろうと、
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.6

実話である驚き。

貧乏な町で民が重税に苦しむ中、自分になんの見返りもないのに今で言う三億円を藩に貸し付けて、利息を巻き上げてその苦しみから解放しようと、金のある百姓が立ち上がる話。

コメディにも分
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

共学ではなかったので、全てを共感できるわけではなかったが、思春期が詰まった作品。

これを観て、共感性羞恥心を持つ人けっこういるのではないかな。
でも、だからこそこの世界に没入してしまう。

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

ツッコミどころは多いけど、そういう映画じゃないし、あまり頭を使いたくない時に観る映画

名優たちの芝居を堪能できて最高