あんずさんの映画レビュー・感想・評価

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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

一流スパイは、世界をダマす。

「キングスマン」のマシュー・ヴォーン監督最新作「アーガイル」、観てきました。

人気スパイ小説「アーガイル」の内容が実際のスパイ活動と一致していたために、作者であるエリ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

胎児の脳を移植された女性ベラの成長を描いた映画で、エマ・ストーンの演技に圧倒されました。

精神の幼さと既に大人である体のアンバランスさ、魅力的に感じるか異端に感じるかは受け取りかた次第でしょうか。
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

「俺は不死身の杉元だぁぁッ!!!」

野田サトル原作の人気コミック「ゴールデン・カムイ」の実写映画化。

2、3年前ヒグマのニュースが出始めた頃、ヒグマと言えば金カムと聞きアニメを観たのがきっかけです
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

「ステキなことは全部夢から始まるの」

幼い頃に観たような優しくて夢のある映画、純粋に心温まるとびきりスウィートな映画でした。

フランス? 歯医者の息子では?? 【チョコ>人間】の変人では???
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

「私なしでは、あなたはただの男」

壮大で迫力満点、かつ綿密に作り込まれた映画でした。

実はナポレオンのことはほぼ知りませんが、何故か良い印象は持っていません。
乙女のバイブル「ベルサイユのばら」で
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

「友よ、お主が生きる未来をこの目で見てみとうなった!」

めちゃくちゃ良かった!

「鬼太郎」をしっかり見たことはなくて、主要キャラを知っている程度の私がこの映画を観に行こうと決めたのはSNS上でもの
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

僕は常々思ってるんですが……。

久能整(くのうととのう)くんを演じてる菅田将暉が可愛くって好き。
なので観に行きました。
原作未読、ドラマは時々見ていて、私が苦手とする描写がある日は観てなかったんで
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

イーサンの弱いモノ──美人と手錠。

カッコいいけど、ギャグ多め。
今回、あのクールでスマートなイーサンが笑わせにきてます。

観ていて思ったんだけど、トムは「カリオストロの城」と「無限列車」が大好き
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

死ぬまで──。

ミーガンのダンス、あれって昔IKKOさん踊ってたよね〜と思って検索したら全然違った。
私の記憶なんてこんなもん。
それに比べてAIはどんどん学習して知識を得ていくんですよね。

思っ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.7

自分と同じ肌のプリンセスを見た子どもたちの喜ぶ姿、それがディズニーの意図するところであるならばディズニー天晴れと叫びたい。
アリエルもフランダーもセバスチャンも、すぐに見慣れます。
ただポリコレ気にし
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

音楽から抱く感情は無限──。
古い映像の中の言葉だけれど、彼女の原点もそうだったと信じたい。

ケイト・ブランシェット出ずっぱりとの評判通りブランシェット劇場、そして凄まじい演技でした。
感情移入こそ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

カンフー×SF=カオス
もうね、一言で言うとカオスなの。

めちゃくちゃ忙しくてすっかり映画館から足が遠のいていましたが、久々に映画館での鑑賞てす。
なんなら今年初です。
やっぱり映画館っていいなぁ〜
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

この映画の予告「メン100%ミニ巾着も付いてくる」って抑揚のないムビチケのお知らせに笑っちゃったのと、林檎が落ちているポスターが幻想的で可愛かったので、ホラーだけど観に行くことにしましたw

私はA2
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

計画じゃない、惨劇だ──

もしも最後の夜だとしたら、誰とどんなふうに過ごしたいですか。
家族や友人、恋人、1人でその時を迎える人もいて、自分だったらどうしよう。
何を食べたい?何をしたい?

ジョジ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

孤島にある高級レストランを訪れた数名の客を迎えるのは有名シェフとスタッフたち。
そして逃げ場のない島で提供される料理はどんどん過激さを増して行く。

物語が進むにつれて客の背景が徐々に明らかになり、造
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.2

湿地帯で発見された遺体を巡るミステリー。
事故なのか、事件なのか。

本屋さんに小説が並び出した頃、読みたいと思いつつも結局読みませんでした。
読まなかった理由は、私の苦手な描写がありそうだったから。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

主人公OJと同じように何が起きたのか把握できない状態で始まる「NOPE」。
あれはなんだった?
静かに進行する序盤に対し、物語の形が露わになる後半はどんどんのめり込んで目が離せません。

馬に乗る名も
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

「手を握っててほしい?」と問うブラピに「是非!ギュッと!お願いします!!」と叫ぶ脳内の私。

不運続きのレディバグが乗り込んだのは時速350キロの“弾丸列車”。
やたら治安の悪い日本で間抜けな殺し屋た
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

──必ず戻って
──いつも戻ってる

アメリカ本土に放たれた恐竜たちとそれにより混乱する日常が描かれた本作。
そしてシリーズ通しての主役たちが一堂に会し、物語が幕を閉じる。

終焉の舞台に次々と現れる
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.3

フサフサの茶色い髪を持つバズを初めて観たのは映画館に置かれたパネルでした。あれは衝撃的でしたw

バズに髪があることに驚きましたが、これが幼少期のアンディが観ていた実写映画だとすれば、あの頭が固い真っ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

わたしは敵ではない。これまでも、今も。

久々の映画館でした。なんなら今年初です。
感染者数が高止まりで自粛の日々でしたが、エディ観たさに行ってきました。
初日の字幕18:30の回、田舎だからか15人
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

始まりも、超過激。

アーサー王と円卓の騎士に擬えたキングスマンの誕生秘話です。
延期に次ぐ延期でしたが、やっと公開されました。

ヴォルデモート卿がオックスフォード公に見えるか心配でしたが、リス・エ
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

摩擦がないと先に進めない──。

NHKのよるドラ「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」を観ていたので、映画も観に行きました。

BL大好きな女子高生が、好きになった相手はなんとゲイ。
若い世代のL
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

夢と現実の狭間に堕ちる映画。

ロンドンに夢を求めたふたりの女性、60年代を生きたサンディと現代のエリー。
追体験によりシンクロする映像、そしてレトロなファッションと音楽が見どころです。
私は、新聞紙
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

地元での上映はないと思っていましたが、知らないうちにミニシアターで上映されていました。
フォローさせていただいている方にワナワナすると煽られたのでww行ってきました。

「ゲット・アウト」「アス」のプ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

君は独りじゃない。

透き通る声。
あまりの透明感にしょっぱなから涙がこぼれる。ずっと聴いていたいくらい、彼の歌声に心を掴まれてしまいました。

ストーリーも歌もすごく良かったです。すごく。

彼の優
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

「グーニーズ」のスロースを手配するの?

何を血迷ったか、ホラーです。
今までのホラーとは違うとか斬新なホラーといったレビューを読んだし、おすすめいただいたし、ジェームズ・ワンだし…だから何だよのせめ
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

泣きたくなるくらい幸せ〜!

ドラマは見ていなかったけれど西島秀俊さんが出てるのは知っていました。
パートナー役、内野聖陽さんなんですね。
てっきり、あのシワシワの、モシャモシャ頭の、あの人だと思って
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

僕の道は砂漠へ続く──。

スゴい面白かった!
圧倒的な映像美とハンス・ジマーの曲に酔いしれる本作。
難しそうで躊躇してましたが、観に行って良かったです。

西暦から想像する相当な未来と、中世を思わせ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

── 過去は追ってくる ──

1年半も延期されていたNO TIME TO DIEですが、延期の間に復習しなかったことを後悔しています。
特に前作“スペクター”の復習は必須でした。
「過去は追ってくる
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セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅(2013年製作の映画)

3.1

雑誌の特集「僕の好きな映画」の中で、大きく見開きで紹介されていた映画です。
アメリカのコメディというと下ネタ全開のイメージでしたが、どことなく寂しさを帯びた可笑しなロードムービーでした。
アイスランド
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

死体を見たくないか?

曲はとても有名だし、ストーリーもなんとなく知っていましたが、今回 初鑑賞です。
夏の青い空と舞い上がる乾いた土の匂いを感じられる映画でした。

死体を捜して線路を歩く4人の少年
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.0

お前は誰だ?
僕は誰ですか?

出会ってしまった漫画家・山城と殺人犯・両角。それは二人の共作の始まりだった。

漫画を模倣した猟奇殺人が描かれていて、血溜まりと血飛沫まみれの映画ですが、怖いだけじゃな
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

2.7

昨日、1回目のワクチン接種でした。病院勤務なのですが、都会に比べたら遅い方ですね。利き手側じゃなくて良かったと思うくらい、接種した周辺が筋肉痛です。
そのワクチンの待機時間に観始めた「ゾンビーバー」を
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.2

キモい!怖いよりキモいが勝っちゃう!

やってることは猟奇殺人犯レベルだけど、ストーカー行為がキモ過ぎて、私だったら血を吐くほど嘔吐しそう。

怖い経験はいくつかありますが、ドアを開けようとされるのっ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.8

あなたの煙草になりたいと思ってた── 。

7年ぶりに再会した大伴と今ヶ瀬。学生時代からの想いを打ち明ける今ヶ瀬に大伴の心は揺れ始める。

成田凌くんの瞳はズルい。
あの潤んだ瞳は甘さも冷たさも併せ持
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