ちゅうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ちゅう

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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

やりたいこととできること。


グレタガーウィグの自伝的な映画。


不器用だけど一生懸命であふれんばかりの想いばかりがある。
その想いは身勝手に見えるけど純粋で、微笑ましい。

不格好に、ときには転
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.8

テクノロジーによる悪夢


先日おうちのテレビを4Kにアップグレードしまして、いろんな設定をしながら4K放送を見たりしてんたんですけど、それなりに綺麗になったなーとは思うものの感動したかというとそれほ
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.7

頭を空っぽ(注1)にしたかったんだ。
ただだだ空っぽにしたかったんだ...


頭空っぽで楽しめるはっちゃけムービー(注2)、ハングオーバー。
その続編。

今度はタイ(注3)で繰り広げるバカ騒ぎ。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

人生の追体験。

それは思い出のように甘美であたたかくて切なくて、そして愛おしいものだった。


かなり感情が揺さぶられた。
時系列をばらばらにして関連したシーンを繋いでいるから、思い出に耽っていると
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.3

あたたかな人間味を愛していて、人の生を祝福してくれる。


グランドブダペストホテルの支配人であるグスタヴがきな臭い遺産相続に巻き込まれる悲喜劇。
ある人の話を訊いた作家が書いた小説、という形式をとっ
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.7

隔たっているからこそ通じ合えることもある。
居場所というものは、通じ合っている感覚がもたらすものなのだろう。


僕も一時期オンラインで協力するゲームにハマっていた。
いろいろあってあまり家から外に出
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ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.6

やられた。
無防備にさせられた。


真綿で首を絞められるような苦痛は短い間なら耐えられるんだけど、長く続くと神経がすり減って耐えられなくなる。

こういう時、世界は黒く塗り潰され人は消えてなくなりた
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雨が上がると(2018年製作の映画)

3.7

ほんわかして、しんみりして、クスッとして、またほんわかする。

たった9分ですごく楽しめた。

とても綺麗なグラフィックと繊細で気持ちのいいモーション。
鮮やか過ぎるほどの色彩が寓話の世界に自然と引き
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シャス・ロワイヤル(2016年製作の映画)

3.4

うんざりするような日常をただやり過ごしていく。

裕福ではない大家族に育った少女。
何もかもを馬鹿馬鹿しく思っている。
映画のオーディションにスカウトされても無邪気に喜べない。
どんよりとした世界、希
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ぬいぐるみ猫の冒険(2019年製作の映画)

3.2

自分の本当にダメなところと真剣に向き合ってくれる人はとても貴重で、そういう人に出会えるのはとても幸運なことだ。

そういう人を一人でも見つければ、抱えている重荷を下ろすことができる。
そうすればこの先
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美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.7

コミカルだけど官能的でファンタジックな世界

色彩とフォルムが可愛くて素敵


美女をほんとに食べたいボーイ育てた野菜全て食べさせるガール

カニバリズムとベジタリアン
恋と食の駆け引き
ミ・アモーレ

カラスが多すぎる(2016年製作の映画)

2.8

いや〜な感じを味わえるアニメ。
カラスの気味の悪さがよく出ている。
ヒッチコックの鳥を思い出す。

やられる側の人間も善良な感じが一切しないのがより気持ちの悪さに拍車をかける。

すごく面白いかと言わ
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.5

命を賭している者はどうしてこんなにかっこいいのだろうか。
かっこよさというのは元来、狂気にまみれたものなのかもしれない。


絶対に登れなさそうな難所だらけのロッククライミングの聖地エル・キャピタン。
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.2

愛という形容し難いものに真摯に向き合う、とても繊細で温かみのある青春映画。


青春というのは、偽りのない自分とはなんなのかということに否応なく向き合わされるし、少しでも違和感があるとそれに苦しむこと
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Doodlebug(1997年製作の映画)

3.0

際限がない、神経症的状況


クリストファーノーランのショートフィルム。
なかなかシュールな3分。



ここ一週間ほど体調を崩してまして、ようやく元に戻りました。
微熱だったんですけどそれでも僕の場
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.9

観ました😉

全員会わずにVTRを作るっていうアイデアがよかったし、その中で起こる問題も現代的なアイデアで乗り切っていて楽しめました😊

カメラを止めるなの雰囲気そのままに物語が進んでてほのぼのするし
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.1

天真爛漫な女の子に振り回される500日。
これを幸せと受け取るか不幸せと受け取るか。


振り回される経験をしたことがあればすごくわかる映画だと思うし、だいたいの男は女の子に振り回された経験があるだろ
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

3.6

世界を終わらせるもの
世界を取り戻させるもの


世界が暗闇に沈み込んだとき
必要なのは
好きな人と笑いあうこと


抒情的な雰囲気
クレヨンで描かれたような柔らかい色彩

心がほんのりあたたかくなる
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ケス(1969年製作の映画)

5.0

少年の見上げる視線の先にあるものは
誇り高い自由の象徴
眩しい空に舞い上がりかけめぐる
一羽のハヤブサ


ビリーは炭鉱の町で暮らしている小柄な少年。
イギリス特有のどんよりとした曇り空の中、何もかも
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.2

未来は白紙のまま広がっている。


いやー、楽しかった😆
あのドクに恋人ができるなんて🤭
そしてマーティの成長も見ることができた😁


やっぱりタイムトラベルは逆説的に未来の不確定性を教えてくれるから
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.9

エンドロール前に次回作の予告ががっつり入る映画初めて観ました😆笑


未来が舞台かと思いきや、まさかまた過去に行くとは🤭
part1がA面ならpart2がB面のような関係になっていて、part1の名場
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

今更なんですが、初めて観ました😁

本当は3月に午前10時の映画祭でやっていたので劇場で観ようと思ってたんですが、コロナが流行りだしたので自粛しました😓


初めて観るのに既視感がすごくて、レビューす
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

誰が不可能と決めるのか。
何が不可能を決めるのか。

SFサスペンスが醸し出すヒューマンドラマだった。


デザイナーベイビーという言葉を聞いたことがありますか?
遺伝子操作によって親の望む能力、性質
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.3

誰かと関わるのは時にとても面倒で大変で疲れて嫌になってしまう。
それを極限まで減らしたのが現代の都市生活で、コミットする面倒はとても少なくなった。
それが喜ばしいことだと多くの人が思っていたからこうな
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レスラー(2008年製作の映画)

4.1

自分が存在していてもいいと感じられる場所。
それを居場所と呼んでいて、人はそれを必要とする。
その居場所を奪われるというのは、闇の中に放り出されるようなものなんだと思う。


男の生き様をまざまざと見
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

人間の欲望のおぞましさと愚かさと儚さ


観る前になんとなくイメージしてた話と全然違いました😅
パッケージのバイクに乗った少年がアキラだとばかり思ってました笑

今リマスターが映画館で上映されてるんで
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

全く異なった世界で生き残る。
その難しさ、楽しさ、くだらなさ。


小学校に入るのも中学校に入るのも高校に入るのも大学に入るのも社会人になるのも全て異世界に飛び込むことであると思う。
それ以外にも何か
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デビッドの失恋ツアー(2012年製作の映画)

3.2

名所巡りのバスツアーみたいなやつって僕あまり好きじゃないんですよね。

やっぱり旅行に行ったら好きなところに好きなだけ居たいし、どこに行こうかと考えるのも楽しいから。

だから僕は旅行先ではものすごく
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ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

3.2

調子の悪いコピー機から出てきた紙に印刷された大きな黒い丸。
それは空間を歪ませるブラックホール。

まさにショートショート😊

オチがしっかりしていて、たった三分なのに楽しめます。

主人公はバカです
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ロングブランチ/ロングブランチの街角で(2011年製作の映画)

3.8

遠すぎる男の家🤣

とても面白かった😆


一夜限りの関係を楽しむために男の家に行くことになったのに、その男の家が遠すぎる...😣笑


盛り上がる→気まずい→ハートフルの変化の描き方がとても上手い😁
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.8

"あと1分の命ならどうする"


タイムループものといえばタイムループものなんですけど、設定に一捻りありましたね。
ある事件を解決するために同じ8分間を繰り返すんですけど、なぜそれができるのかというと
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

幸せのかたちは人それぞれでも大切なことは一つ。
それを頭でわかるのではなく心で感じさせてくれる。
生きていくのが楽しみになる、そんなハッピーな映画だった。


観ているあいだずっと微笑んでしまっていた
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.8

三島由紀夫に惚れました。


この映画を観る前まで僕の三島由紀夫に対するイメージは、なぜかマッチョイズムに走った過激な保守主義者というイメージでした。
そのイメージは僕の考え方とは相入れず、何故そこま
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.6

"内なる炎を吐き出せ"

素晴らしいの一言だ!


スラムで生活する大学生がラップでスターになるまでの物語なんだけど、もう最高でした😆

夢を追いかける時の気概とか鬱屈した日々に対する怒りとかほんとい
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完璧な男(2014年製作の映画)

2.6

完璧に見える男とそれをストークする女

二人の恋の行方


僕はあんまり乗れませんでした😅

うーん🤔
やりたいことはなんとなくわかるんだけど、狙い通りに感情が動いてこなかったですね。
ストーリー、演
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不器用な愛の見つけ方(2010年製作の映画)

3.5

不器用な男の子は嫌いですか?
不器用な女の子は嫌いですか?

僕は好きですよ😊


スタイリッシュでムーディーなコメディで微笑ましい😁

100回観ても泣いちゃう映画があるのかわいいなあ😍


"この
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