ruu0827さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.5

対比がうまい。
情報を掴んで金持ちへの道を駆け上がった経営者、
金に踊らされる労働者、
国の危機に誰より先に気づき対応の最前線に経つ者。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

心、えぐられた。

もともと、坂元裕二脚本の作品が好きで。
最近忙しくてドタバタして、色んなこと見ないように、見たら気づいてしまうからって思ってたこと、過去のこと、みんな、みんな、蓋が開いてしまった気
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インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(2010年製作の映画)

3.8

サブプライムローンが何者だったのかの、理解を深めるのにとても有効

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

どうしようもなくて、
噛み合っているようで
何も噛み合ってなくて

主導権を握っているようで
でもそこには何も無くて、

すごく、気持ち悪かった。

見ているものがどんどん嘘に見えて、
虚無ばかりが大
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ミラダ 自由への闘い(2017年製作の映画)

4.0

"My Jana, providence planned my life in such a way that I could not give you my all. But I felt my c>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.7

ジェシカ・チャスティン、喋らせて右に出る者はいないんじゃなかろうか。

喋りの演技が、凄まじい。
こんなに場をつくり、うねらせ、飲み込んでいく俳優はほかに居ないと思う。


実話だからこそ、無罪になっ
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

知らなくて分からないことが多いから
障がい者のひとにどう接していいのか分からない。

それって本当は、障がい者のひとでなくたって、他人なら同じくらい分からないことなんてあるはずなのに
どこかで、自分で
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

ケン・ローチ監督作品。
「家族を想う時」に続いて2作目。

どうしようもなくなるせなく、誰が悪い訳でもないのにって世界がこんなに恨めしく見えるのはなんでだろう。

権力者には媚びないが
隣人には手を差
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.7

優しくて温かくて、
ひどく不安定で脆くて、あまりに現実的だった。
悪人がいないのに、
善人しかいないのに、こんなに傷つく。
こんなに不安に駆られる。

優しさと温かさが
これほどお互いをかき乱すとは。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

"私はひとりで城住まいだ。
金持ちは教養人と思われたくて私の演奏を聴く。
その場以外の私はただのニガー、それが白人社会だ。その蔑視を私は独りで耐える。はぐれ黒人だから。

黒人でもなく白人でもなく男で
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