シエルさんの映画レビュー・感想・評価

シエル

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犬王(2021年製作の映画)

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誘われて、予備知識なく鑑賞。
湯浅政明監督作品はこれが初めて。
原作は未読。

キャスティング担当者がすごい。
室町時代のトリックスター犬王にアヴちゃんとは。これほどふさわしい人は他に思いつかない。な
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劇場(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

芸術界隈にいがちな太宰治系の男と、その男に惚れた女との共依存関係とその解消の物語。

演劇で浮き上がれない鬱屈のため強いコンプレックスを持ち、そのせいでひどく嫉妬深い永田。彼が自分本位でモラハラな振る
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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『わたし達はおとな』を観て、比較対象としてタイトルがあがっていた『花束みたいな恋をした』を観た後、本作も、そういえば観たいと思っていたなと思い出す。

伊藤沙莉さんと池松壮亮さんは、カップルというより
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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『わたし達はおとな』を観たので、比較対象としてタイトルがあがっている本作も鑑賞。

映画でここまで脚本が前に出てくる作品ってあまりない気がする。あるあるのこだわりポイントの列挙のセリフがいかにも坂元裕
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息子の面影(2020年製作の映画)

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怖かった。

メキシコからアメリカへの不法入国で、負傷したり死んだりするのって、アメリカへの入国時や入国後に起こることだと思っていたけど、本作のようにメキシコ出国前にこんなことがあるんだ…

台詞が少
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夜を走る(2021年製作の映画)

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シリアスなロードムービーかと思いきや全く違った。

閉塞感を描いてはいるけど、閉塞感の中で感情を押し殺している(あるいは感情が死んでいる)主人公秋本に寄り添っているわけでは全然ない。

マッチョな職場
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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生意気で自信たっぷりなロクでもないヤツを藤原季節さんが演じたら最高なのではないかと思い鑑賞。

藤原さん演じる直哉は、想像したほどクズではなくて、酷いことしてるけどまあ普通といえば普通の男。
昭和の男
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シャンタル・アケルマン監督特集三作目の観賞。

退屈なルーティンの上にかろうじて成り立っていた心理的バランスが、ルーティンの小さな綻びによって崩れ、破綻する。

『私、君、彼、彼女』では剥き出しだった
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私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

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『囚われの女』に続き、シャンタル・アケルマン監督特集二作目の観賞。

うーむ、これは。
想像外にキツかった。
特に何か想像していたわけではないけれど。

アケルマン監督は自死で亡くなったそうだが、これ
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パターソン(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ステキ〜っていう感想が多いように思うけど、私は観ている間なんかずっと不穏な感じがしてた。どうにもワサワサする。音楽のせいもあるかも知れない。

この夫妻は愛し合っているのだろう、常に互いを思いやってい
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囚われの女(2000年製作の映画)

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一見サラッとしたタッチで、でもしつこくしつこくしつこい質問をアリアーヌに浴びせるシモン。嫉妬と分りながら敢えて核心には触れずサラリと流すアリアーヌ。
観ているこっちが飽き飽きして来るけど、奇妙な均衡を
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ノロワ(1976年製作の映画)

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ジャック・リヴェット監督特有の、“実は何もありはしないのに、何かあるかのようにでっち上げて事件にしてるように見える”系の作品(私基準)

わかるわからないで言ったらもう全然わかんない。
でも海と海辺の
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

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リヴェット作品は概ね好きな方なんですが、本作はセリーヌとジュリーのハイテンションについて行くのが大変でした。
たぶん年取ったということなのかも。
(若い頃から若い子のハイテンションは苦手でしたが)
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メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)

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寝不足のせいもあって、開始数分で寝てしまい、途中時々起きるも完全な覚醒に至らず。
終わりの方でようやく覚めたが、まったく何もわからない状態…

今回の特集上映では、あと一度の上映だけど、その日行けない
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デュエル(1976年製作の映画)

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歌わないミュージカルあるいはMV。
演劇をカメラに収めているという感じ。
俳優が演劇しているところを撮ったドキュメンタリーのようでもあって、むしろそのように見た方がおもしろいかもしれない。

ファンタ
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ジャック・リヴェット、夜警(1990年製作の映画)

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批評家セルジュ・ダネーを聞き手に、ジャック・リヴェット監督が映画や創作、人生について語る。監督はクレール・ドゥニ。

ダネー氏が、「君(リヴェット)と(ジャック・)ロジエは、ゴダールとフランソワ(・ト
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

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張り込むためにチキン屋を始め、しかも真面目に商売する麻薬班の刑事たち。全員キャラがいい。
あり得ないけど自然な流れで、ちょこちょこ笑わせてくれる。

実際の姿は知らないけれど、本作だけでなく色んな刑事
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

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詐欺モノは大抵スカッとするようにできていて、本作も例に漏れない。

詐欺の手口に凝ったところはないし、展開に意外性もないから、ちょっと物足りないと言えば物足りないかな。

(2022年配信10本目)

アシュラ(2016年製作の映画)

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韓国血みどろノワール。

ストーリーはまあよくある「地方の首長は実は裏社会のドンで、地方検察とズブズブ。でもそれを糾したい検事の奮闘」系ではある(この系統で、ドラマも入れたらどれくらい作品あるんでしょ
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ベテラン(2015年製作の映画)

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財閥のイカれ息子チョ・テオ(ユ・アイン)のやりたい放題を、熱血ベテラン刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が追い詰める、アクションに振り切ったコメディ。

“韓国の財閥は何やっても揉み消せる”系の話
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A.W.アピチャッポンの素顔(2018年製作の映画)

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見逃してると思って見に行ったが、始まってすぐ、あ、いや、これ見た、ってなった。しかもたぶん同じ、写真美術館で。
でも別に全然いい。

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督を友人のコナー・ジェサップ監督
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臨死(1989年製作の映画)

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(まとめられないメモのまま)

観客は何度も同じ話をきく
看護婦同士の話
医師と看護婦の話
ミーティング
別の医師との話
患者との話

それほど末期とは難しい

末期とはいつなのか
早く終わって欲しい
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

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アレサには健全で健康で真っ当なイメージがある。

そんなアレサだから、辛さを歌っても湿っぽくならず、「明日は今日より良くなる」と言う希望に変える力がある。

しかし、歌が胸に刺さった時に感じる、ソワソ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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フィルムテイストで80年代の色使い、ストーリーも含めノスタルジックで懐かしさを覚えた。
オープニングとエンディングテーマがザ・キュアで、これもまた懐かしさを誘う。

10代の狂おしさを描いた、すごく“
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

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愛というより、ときめきのなかった人生への悔恨と性愛の衝動を描いた作品。

外の世界を支えにしなければ生きられないような田舎の欺瞞に満ちた暮らしを送るフランチェスカのもとに、ふらっとやってきた色気のある
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恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜(2020年製作の映画)

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赤と青緑を基調にしたカラフルでポップな画面、カメラワークや各ショットの構図、主演二人ボーチン(リン・ボーホン)とジン(ニッキー・シエ)の顔など、ビジュアル面が好みだった。

序盤は正方形に近い幅の狭い
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

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とてもフィクショナルなドキュメンタリー。
セルヒオも含めて、みな俳優でないということに驚かされる。

老人ホームの実態を、老人を潜入させてレポートさせる、というアイディアはおもしろい。でもあらかじめカ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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「自分たちはパワレスじゃない、パワフルだ」と、歌って踊ってパワーを発散する、ニューヨークのラテン系移民たちの、「諦めなければなんとかなる」をポジティブに表現した、とてもアメリカ的な作品。

ウスナビ役
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

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ワイズマンをドキュメンタリーと言う意味では、本作はドキュメンタリーではない。

ヴァルダとJRのいく先々での出逢いは偶然ではあろう。けれども作品全体は脚本に沿って作られたかのようにフィクショナルな印象
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紙の月(2014年製作の映画)

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宮沢りえが最初からちょっと病的な感じ。

年下の恋人のキャラクターがあまり魅力がないように思えた。あえてなのか?

夫婦って相手の寂しさに気づけないものなんだな。

(過去の鑑賞メモ 2018.07.
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そして父になる(2013年製作の映画)

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家族とは、血の繋がりとは。

「子どもはやっぱり時間ですよ」

子どもだけでなく、夫婦も、どれだけ相手に時間を割くかは大きな問題だと思う。
物理的に無理だとしたら、心理的に。

(過去の鑑賞メモ 20
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北の橋(1981年製作の映画)

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パリの街、とくに廃墟を見せる映画。

時々観たくなって観かえす作品。

(過去の鑑賞メモ 2018.11.24)

まともな人生(1979年製作の映画)

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『俺たちはモッズと呼ばれる』の10年後。

ケンタは妻と子どもと平穏に暮らしているが、母親が義父を殺した罪で逮捕されていた。ストッフェはジャンキーになり、妻は彼との生活が耐えられなくなってきている。最
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牢獄(1949年製作の映画)

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何かが過剰で何かが不足しているような映画と感じた。

瞬きしないビルギットが印象的。

(過去の鑑賞メモ 2018.11.30.)

俺たちはモッズと呼ばれる(1968年製作の映画)

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"モッズ"のケンタとストッフェの日常を追いながら、彼らとその周辺の"モッズ"たちへのインタビューを交えつつスウェーデンの社会のある層を「シネマ・ヴェリテ」の手法で浮き彫りにしていく。

冒頭、ひとりの
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レット・ザ・サンシャイン・イン(2017年製作の映画)

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離婚後の恋愛関係が上手くいかず、狂おしいほどに悩む画家のイザベルの様子を描いたトラジ・コメディ。

いくつになっても恋愛至上主義、パートナーがいないと一人前じゃないみたいなフランス社会に一人で生きてい
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