cinefilsさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ブルー・スカイ(1946年製作の映画)

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第一次大戦後から二次大戦後に至る男女三人のクロニクルという形式だが(大恐慌時代が抜けているのが不思議)、ストーリーに山がない感じ。ミュージカルということであまり複雑にはできないのか?

アステアのダン
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無宿者(1945年製作の映画)

3.4

原作アラン・ルメイ
脚本ナナリー・ジョンソン
撮影ミルトン・クラスナー

なんだか主人公の考えにまったく共感できないまま進行していく。シンプルな話なのに妙にゴチャゴチャした感がある。

が、窓越しにラ
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モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

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ジンジャー・ロジャースが踊るシーンは流石。あと車の運転シーンはかなり迫力ある。

ムダがとにかく無くて、内容と所要時間がぴったり一致している。

弁護士がモヒカンにされているのは笑った。

果てしなき蒼空(1952年製作の映画)

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河を遡る映画。

河岸を並走する船とインディアンの群れをとらえたショットが素晴らしかった。

左利きの女(1977年製作の映画)

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主演女優の硬質な存在感が素晴らしい。

アクションつなぎというよりは静止した人物をとらえた固定ショットが連なるという感じ。ロビー・ミュラーの撮影手腕もあって見ごたえがある。

前半の各ショット連鎖の飛
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第十七番(1932年製作の映画)

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基本的には家と汽車の2つのみで進行するドラマ。特に家屋の中の影を多用した演出は見ごたえがある。汽車とバスの追跡シーンでのミニチュア感はご愛嬌。

スキン・ゲーム(1931年製作の映画)

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おそらくは舞台劇の映画化。2つの家の争いを描く。

競売のシーン前、主人公一家の乗った車が入ってくるところをとらえた後退移動撮影が心に残った。

リッチ・アンド・ストレンジ(1931年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

20年以上ぶりに再見。

すっかり忘れていたのだが、お互いの浮気相手と別れてから帰国の船が難破するのには驚いた。夫婦和解のためのシーンということはわかるが。

トーキーを何本も撮った後の作品だが、オー
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殺人!(1930年製作の映画)

3.9

20年以上ぶりに再見。

犯人探しというより、捜査と芝居を二重写しにしたバックステージものという印象が強く残った。上演中の舞台の袖での聴き込みシーンは笑える。

ハーバート・マーシャルの素晴らしい声を
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復活の日(1980年製作の映画)

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ん?と思うところは結構あるが、最大のところは食料備蓄が2年分しかないのにそのことは議題にならず、セックスの配分が優先議題になり、なおかつ女たちが大した文句も言わず従っていること。これ今だったらありえな>>続きを読む

ジュノーと孔雀(1929年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「完成された戯曲を映画用脚本に書き直すというのが一番難しい」とは脚本家の神波史男の言だったと思うが、この作品もそのくちかも。いかにも舞台劇の映画化という感じで、喋りすぎ。トーキー初期にはこういう企画が>>続きを読む

ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

3.5

ヒッチコックの(後付)トーキー第一作。

女を口説くシーンや恐喝に至るシーンがやや長いように感じるが、こういうところが渡米後に洗練され研磨されていくところなのだろう。

殺人の後のヒロインの彷徨の演出
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ふしだらな女(1927年製作の映画)

2.8

ヒッチコックのサイレント。ファーストショットは裁判官の頭から始まるが、それがまた繰り返される。

主人公が階段を降りてきて、パーティ参加者に注目されるシーンが逆説的に「タイタニック」を想起させる。この
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ヒット・パレード(1948年製作の映画)

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有名ミュージシャンの競演は嬉しいが、やはり主演の二人がどうも。特にヴァージニア・メイヨはオリジナルのバーバラ・スタンウィックと比べてしまうとねぇ…

悪魔の起源 ジン(2013年製作の映画)

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アラブ系の話ということで新味。

相変わらず演出は丁寧なのだが、若干テンポがのろいと感じた。こちらの体調もあるかも。

ホラーというよりは、ホラー風味のサイコサスペンスという感じ。

遺体安置室 -死霊のめざめ-(2005年製作の映画)

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なんとなくティーン向けのTVムービーのような感じ。ゴア描写はあまりない。

「ツールボックス・マーダー」にも感じたが、ゼロ年代に入ってからの画面のルックの変化は、フーパーのような怪奇映画マニアにとって
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ツールボックス・マーダー(2003年製作の映画)

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イタリアのジャーロ映画のような味わい。フーパー作品では珍しいのでは?

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

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理屈がわかるようでわからないのだが、妄執のような妙なエネルギーがあって見入ってしまう。何も起こっていないシーンを長く続けても引っ張っていける演出力。

スペースインベーダー(1986年製作の映画)

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子供向けSF。火星人の造形がいかにも50年代の俗悪SF雑誌の表紙といった感じでうれしくなる。

主演のハンター・カースン少年が、「パリ、テキサス」以後数年で可愛くもなんともないデブ少年になってしまって
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

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フーパーがデビュー前の短編から見せていたコメディの資質が爆発。ラストは大笑い。

時系列は前後するが、「ポルターガイスト」と今作の間に「ファンハウス」を入れるとなんとなく一貫性があるのかも。

マンクスマン(1929年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコックのサイレント時代のメロドラマ。ところどころでハッとする演出はあるが、あんな街(村?)でなぜ関係が噂にならないのか、あと、冒頭で署名運動をしていた蒸気船進入反対運動があとで関わってくるのかと>>続きを読む