まめさんの映画レビュー・感想・評価

まめ

まめ

  • List view
  • Grid view

私に触れた手(2022年製作の映画)

3.0

15分という短い時間と柔らかな優しいタッチのアニメーションで描かれる痛みと再生そして赦し。

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

2.5

マドンソク主演ということで楽しみにしていたから早速見てみたけれど、悪くはないものの良くもない無難な一作だった。

人物の掘り下げと描写が浅いためマドンソク以外はとくに魅力的なキャラクターが不在なのが残
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

丁寧でテンポもよく、理想的な漫画実写化作品と言っていいと思います。

このクオリティでこのキャストのまま最後まで観たい。良作です。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

良作だけどものすごく感動するかというとそうでもないというか、絶賛評に期待値を上げすぎたかもしれない。

少女の成長過程や父親との関係などのきめ細やかな描写がとても良かったものの、全体的な小洒落感に置い
>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.5

行き過ぎた承認欲求を"有り得ない"と"有り得そう"のギリギリのラインで描かれていて上手いなと感じた。

主人公の言動含め描写はリアルで痛々しいけれど、承認欲求に支配される人を無闇に茶化したりしないとこ
>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

2.5

正直に言うと個人的にはいまいちでした。

設定も映像も狙い過ぎていてあざとさを感じるし、主人公の行動が軽率で緊迫感に欠ける。シスターフッド的な展開も人物関係の描写が浅いために感情が乗れなかった。

>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

3.0

悪くない。というか良い作品だと思います。
ニモーナの天真爛漫な可愛らしさやバリスターの妙な生真面目さなど登場人物のキャラクターも個性があって良い。

ただ、伝えたいことをあれもこれもと盛り込みすぎて主
>>続きを読む

ヘルホール ー悪霊館ー(2022年製作の映画)

3.0

評価が低くて期待せず見たからか個人的にはまずまずだった。

おもしろそうな要素や設定を詰め込んだわりにストーリーに起伏がなく冗長な印象。
でも画作りは妙に良いから最後まで見ていられる。

終盤で突然グ
>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.0

難解な内容を想像して構えて見たけどれど意外とストーリーはシンプルで、背景や世界設定の説明を極力抑えているという印象でした。
好き嫌いはかなり分かれると思う。個人的にはなかなか好きな感じ。

ブラックサン(2023年製作の映画)

2.0

本編よりもサムネイル画像がいちばん怖い。

ホラーとしては全然怖くないし残酷描写は物足りない。
終盤のたたみかけは勢いがあってそれなりに見応えはあったけれど、真相が明らかになっても全体的に矛盾が多く釈
>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.5

たった一人コンテナに閉じ込められて大海原を漂流するという設定だけで最後まで緊張感を途切れさせない良作。

リアリティとフィクションのバランスもよく考えられているし、コンテナの積荷をあらゆる場面で活かす
>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.5

同監督の「ザ・コール」の時より撮り方がスタイリッシュで格段に上手くなっていた。

ストーリーはあらすじそのままで意外性はないし設定などの説明も必要最低限だけどその単純明快さが良い。本編90分ちょっとと
>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.0

重苦しい作品かと思っていたけど意外とエンタメ色の強いサスペンス映画だった。

もっと登場人物の心理面を掘り下げて見せてくれたらかなりの良作になっただろうと感じたのと、男尊女卑や差別、家父長制などの描き
>>続きを読む

パラム パラム パラム(2018年製作の映画)

3.0

不倫+群像劇。
題材が題材だけに登場人物の誰にも感情移入も できない。でもつまらないわけでもないという不思議な味わいがある一作。

設定から展開から結末まで「それでいいの?!」となる感じはフレンチコメ
>>続きを読む

壁女(2015年製作の映画)

3.0

妙なタイトルが気になって見てみたらそれほど悪くなかった。

低予算的な安っぽさや稚拙な部分も多々あるけれど、壁に空いた穴の気味の悪さはしっかり伝わるし人間の欲深さの描写も良い。
ホラーとして狙いすぎな
>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.0

主人公カップルが同性であること以外はちょっと気恥ずかしくなるほどの良くも悪くも王道ラブコメ。
でもその"同性であること"が重要なんだろうと思う。

gleeやSATCのような軽さが好きな人なら楽しめる
>>続きを読む

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.0

多くはないけど露骨な下ネタが出てくるので家族で見る時は気をつけて。

決して悪くないもののウェイハオ監督の「繋がれる魂」や「目撃者」くらいのレベルを期待していた分ちょっと物足りなさを感じてしまった。
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

2.5

前作越えなどの感想も見聞きしていたからかなり期待して見たのがいけなかったのか正直前作のそうがずっと好き。

監督が変わったのもあって全体的に間延びして感じたのと、主人公がやっていることは全てまず警察が
>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.0

待ちに待った今作。
期待値を上げて鑑賞した結果、正直期待値は上回らなかったです。

舞台をアパートにするアイデアはおもしろいしスプラッター描写もこれでもかというくらい出てくるのにどこか凡庸な印象を受け
>>続きを読む

ウィッチサマー(2019年製作の映画)

2.0

魔女というよりモンスター。

ストーリーは何百回と見たようなよくあるもので正直退屈だけど、クリーチャーデザインの気持ち悪さはなかなかだし、様子がおかしくなった人たちの不気味な描写も良く見応えがあった。
>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

3.0

設定はとてもおもしろいし途中までなかなか引き込まれて見たけれど、終盤で感動を煽り過ぎた印象。

惜しいところは多々あるもののエンタメ映画としては決して悪くはないので、何を見るか迷った時におすすめ。

幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.0

台湾のアニメーション映画ははじめて見たけれどとても良い作品だった。
現実に疲れ思い悩む人たちにそっと暖かく寄り添ってくれるような映画。
エンディングに流れる主題歌も素敵。

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.5

やっぱりウォンカーウァイ監督はこの路線の作品が好き。
濃密なストーリーと映像にコンリーとチャンチェンの好演で56分とは思えない満足感を得られる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

鑑賞後すぐはおもしろいと思ったけれど、時間が経ってから思い出すと「普通だったかも…」と感じる不思議な映画。

おもしろかったし悪くないけど!けど!という言葉にできない引っかかりがあるというか、数々の賞
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.0

楽しんだけど大絶賛というほどの高い熱量はないかな。

予想を上回る荒唐無稽なアクションをここまで美しく見せる手腕は素直に凄いと思うし、話題になったナートゥ含め音楽もとても良い。
でも個人的には「バーフ
>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.0

期待通りの容赦ないバイオレンス描写が楽しい怪作。

とくに前半部分はソイングク演じるジョンドゥの誰よりも残酷で誰よりも魅力的なキャラクターの存在もあって、これはもの凄く好きな映画かもしれないと期待がグ
>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

2.0

エンドロールでおまけ映像が2回あります。

前日譚であるドラマ「謗法」を流し見程度に見ていたので基礎知識は一応ある状態での鑑賞。

正直これなら映画でやらなくてもよかった気がした。
ドラマ未見だと人物
>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.0

敢えてだと思うけれどやっぱり前フリが長くて少し弛れる。

後半からのちょっとシュールなベッドシーンやスプラッター描写の連続はなかなか良かった。
贅沢を言うなら前半で溜めた分もっともっと弾けてほしかった
>>続きを読む

操作された都市(2017年製作の映画)

3.0

突っ込みどころだらけだけど勢いと登場人物たちのキャラクターの濃さである程度流せる。

ただ終盤にかけてゴチャついた印象で、そのため最後のほうで出てきた2人組が誰だったのか本編が終わってから気づいた。
>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

2.5

正直、期待したほどではなかったけれど全体的にバランスよく作られているしいくつかサプライズ展開もあって最後まで飽きずに見れた。

登場人物や舞台設定などは良いのにそれをあまり生かせなかった印象で、もう一
>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

予告やポスターから予想していた感じとかなり違っていた。

陰鬱とした景色や映像、残酷な人間関係、暴力描写、役者陣の好演など見応えはあるけれどちょっと粗も目立つ一作。

村という小さなコミュニティが舞台
>>続きを読む

夜を越える旅(2021年製作の映画)

3.0

ずっと気になっていた一作。
これはあらすじだけサラッと流し読みして気になったらそのまま本編を見るのがいちばん楽しめるタイプの映画だと思う。

途中で「え…?」となった瞬間から予想外の方向へとストーリー
>>続きを読む

夜の来訪者(2015年製作の映画)

4.0

回想シーン以外はほぼ屋敷の一室が舞台なのに見応えは十分。
役者の演技、ストーリー展開、テーマどれも重厚でこれをテレビドラマで作れてしまうイギリスBBCの底力を感じる。
良作サスペンスミステリーを見たい
>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

素直におもしろかったと思える大人向けエンタメ映画。

原作の世界観をしっかり残しつつ日本版だけのオリジナル要素を上手く加えていてとても良かった。
とくに綾野剛演じる矢崎は原作では描かれなかった背景を見
>>続きを読む

君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

2.5

悪くない作品だけど、数多ある同性愛をテーマにした映画の中で何か突出したものがあるかというと特に無く可もなく不可もなくな印象だった。

時代背景を強調するわりにはあまりストーリーに絡んでこないのも残念な
>>続きを読む

>|