マッサンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

マッサン

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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.7

解釈を観る者に委ね、楽しんでいるように感じる。
「君たちはなぜいつも答えを欲しがるんだ」と。
理解できないことがあると人は不安になる。
しかしそこが魅力的に映る。
謎めいた人に惹かれるのと同じように。
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.5

美醜、善悪、偏見、尊厳…真正面から問いかけてくる。
そして我々はその問いから逃げられない。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.3

観る者を不気味でシュールな悪夢へと引きずり込む。
リンチワールド全開。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.6

これをあのリンチが撮っただと…?
改めて彼の厚みを知った。

ポネット(1996年製作の映画)

3.6

事故で母親を亡くし親戚の家に預けられるも、ずっと待ち続けるポネット。
まだ幼すぎて死の意味が理解できない。
その表情に胸が締め付けられた。

汚れた血(1986年製作の映画)

3.5

モダン・ラヴに乗せて疾走するアレックスが強烈に印象に残ってる。
あそこだけ違う。感情が爆発したのか。
踊るように、もがき苦しむように、あらゆる感情が伝わってくる。

ルートヴィヒ(2012年製作の映画)

3.1

ザビン・タンブレア、高貴で品があるはまり役。

エル・トポ(1970年製作の映画)

3.3

カルトにも程がある。
なぜか魅入ってしまうのは映像の力なのか。

脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)

2.9

しっかりあらすじ読んでから観たのに何なんだこれは。

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

3.9

絵画のような映像。
静かに物語は進んでいく。
見終わってからの余韻が凄い。

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)

3.8

ラストの呆気なさが清々しい。
背伸びしていただけで、結局ただの子供だった。

ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)

3.3

ブラック・コメディ好きなら押さえておきたい一本。
ここまでユニークな設定もなかなかない。
ラストもグッド。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム戦争のトラウマから戦場の狂気を描いたのが「地獄の黙示録」ならば、
ベトナム戦争でトラウマを抱えた帰還兵の狂気を描いたのが本作。
戦争は人の精神をも破壊する。
トラヴィスは最後にヒーローとなるが
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.8

ベティ・デイヴィスの映画史に残る熱演は必見。
名作中の名作。

ニコラ(1998年製作の映画)

3.2

原作の世界観を忠実に再現している。
救いようのない真相にうすら寒さを覚えながら静かに終わっていくラストが秀逸。

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

3.2

煙草の映画なのに喫煙シーンが一切ない。
タイトルも皮肉がきいててグッド。

ソウ(2004年製作の映画)

2.7

そうきたか!と盲点をつかれた。
人間の思い込みは怖い。

ハピネス(1998年製作の映画)

4.0

尋常じゃなく面白いのにエグすぎて人に薦められない。
フィリップ・シーモア・ホフマン出てたら間違いない。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

ケヴィン・スペイシーが楽しい。
筋トレのシーン最高。というか随所で笑える。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.2

人によって傷ついた心。
その心を癒し救ってあげられるのもまた人なんだなあ。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.7

愛の物語。傑作です。
監督がゴンドリー、脚本がカウフマンということで一筋縄ではいかない。
ただ、ジム・キャリーはコメディの印象が強すぎるだけに最初は戸惑った。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.5

映画好きなら避けて通ることはできないと思う。
ラストシーンが切ない。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

伏線の回収が見事。
本当によくできた脚本。
意図してこれほど複雑なプロットを組み立てたのか疑問に思うほど奇跡的。

不思議の世界絵図(1997年製作の映画)

3.3

不思議の国のアリスをモチーフとしたロードムービー。
こういう映画をもっと観たい。

クラッシュ(2004年製作の映画)

3.2

レイシストの警官ライアンも家に帰れば父親の介護。
惨めな父親の姿の原因は有色人種にあると思い込む。

人物を掘り下げ、群像劇として丁寧に描いている。

マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.5

アンナ・クラムスキーが素晴らしい。
父親の恋人に嫉妬するときの表情が演技に見えない。

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

2.9

解釈を考え出すとこの監督の頭の中の迷路に入り込む。
ひたすら絵画のような映像美と独特な音楽を堪能。

ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.0

未来都市を舞台としたSFノワール。
「俺はお前たち人間には信じられない光景を見てきた…」と語るルトガー・ハウアー演じるロイの魅力。
レプリカントであることの誇りや哀切の全てが伝わり、最期の潔さは尊い。
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