解釈を観る者に委ね、楽しんでいるように感じる。
「君たちはなぜいつも答えを欲しがるんだ」と。
理解できないことがあると人は不安になる。
しかしそこが魅力的に映る。
謎めいた人に惹かれるのと同じように。>>続きを読む
美醜、善悪、偏見、尊厳…真正面から問いかけてくる。
そして我々はその問いから逃げられない。
事故で母親を亡くし親戚の家に預けられるも、ずっと待ち続けるポネット。
まだ幼すぎて死の意味が理解できない。
その表情に胸が締め付けられた。
モダン・ラヴに乗せて疾走するアレックスが強烈に印象に残ってる。
あそこだけ違う。感情が爆発したのか。
踊るように、もがき苦しむように、あらゆる感情が伝わってくる。
ウディ・アレンは愛すべき監督だわ。
ラストの呆気なさが清々しい。
背伸びしていただけで、結局ただの子供だった。
ブラック・コメディ好きなら押さえておきたい一本。
ここまでユニークな設定もなかなかない。
ラストもグッド。
このレビューはネタバレを含みます
ベトナム戦争のトラウマから戦場の狂気を描いたのが「地獄の黙示録」ならば、
ベトナム戦争でトラウマを抱えた帰還兵の狂気を描いたのが本作。
戦争は人の精神をも破壊する。
トラヴィスは最後にヒーローとなるが>>続きを読む
原作の世界観を忠実に再現している。
救いようのない真相にうすら寒さを覚えながら静かに終わっていくラストが秀逸。
煙草の映画なのに喫煙シーンが一切ない。
タイトルも皮肉がきいててグッド。
尋常じゃなく面白いのにエグすぎて人に薦められない。
フィリップ・シーモア・ホフマン出てたら間違いない。
ケヴィン・スペイシーが楽しい。
筋トレのシーン最高。というか随所で笑える。
人によって傷ついた心。
その心を癒し救ってあげられるのもまた人なんだなあ。
愛の物語。傑作です。
監督がゴンドリー、脚本がカウフマンということで一筋縄ではいかない。
ただ、ジム・キャリーはコメディの印象が強すぎるだけに最初は戸惑った。
映画好きなら避けて通ることはできないと思う。
ラストシーンが切ない。
伏線の回収が見事。
本当によくできた脚本。
意図してこれほど複雑なプロットを組み立てたのか疑問に思うほど奇跡的。
不思議の国のアリスをモチーフとしたロードムービー。
こういう映画をもっと観たい。
レイシストの警官ライアンも家に帰れば父親の介護。
惨めな父親の姿の原因は有色人種にあると思い込む。
人物を掘り下げ、群像劇として丁寧に描いている。
アンナ・クラムスキーが素晴らしい。
父親の恋人に嫉妬するときの表情が演技に見えない。
解釈を考え出すとこの監督の頭の中の迷路に入り込む。
ひたすら絵画のような映像美と独特な音楽を堪能。
未来都市を舞台としたSFノワール。
「俺はお前たち人間には信じられない光景を見てきた…」と語るルトガー・ハウアー演じるロイの魅力。
レプリカントであることの誇りや哀切の全てが伝わり、最期の潔さは尊い。>>続きを読む