りとさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.2

偏屈だけど、困っている人を見捨てず助けようとその一歩が踏み出せる人。彼の強さと優しさを隣人たちが知っていきながら関わっていく様子がおもしろい。
パルヴァネが良いキャラしてて、ただ単純に勢いのある物怖じ
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空色物語(2012年製作の映画)

3.5

それぞれの個性を取り込んだ作品作りが良い。メイキングでも上白石萌音は終始楽しそうに笑ってる。上白石萌歌は猫みたいな自由人。浜辺美波はかわいさと冷静さのギャップ。役をトレードしたらなんかしっくりこなそう>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

3.7

らしくないよと言う旦那に「はぁ?」と思ってしまうところとか、情けないねぇと母親に言われて傷つき反抗するも正論で黙るしかないところとか、なかなかリアルな作品。

ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.5

絵画という芸術すら権威主義とマネーゲームが蔓延っていることがわかる一作。
真実なんていらないのだ。儲かって箔がつくのであれば。

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.5

感情の起伏がなく常にどこか他人事。だからこそ感情の高まりを切望し寂しさを抱える役に、波瑠はよく似合う。
明るくも暗くもしないフラットな波瑠の演技、割と好き。

泥棒役者(2017年製作の映画)

4.0

まだ終わってないニャー!
謎のメンバーで嘘だらけなのに謎に芽生える友情とも言えない人間関係が心地よい。
ほんの一言で、石橋杏奈が救われた時のほっとしてからの笑みがとても良かった。
出演は短いが高畑充希
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ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project(2018年製作の映画)

3.3

めちゃくちゃ世界観作り込まれてるのに何の説明もなく、こちらの感受性の問題か、はたまた独りよがりな表現なのかもうわからない、ひと昔前の困惑系PVを思い出す作品。
見てる側を完全に置いてくスタイル嫌いでは
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

ちょっと良い場面にちょっと良い曲流すのがわざとらしい。あれなかったら印象もう少し良かった。
でも原作読んで想像力の欠如により理解不能だった場面はだいぶ補完になりました。こんな感じだったのね。

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

全然知らない人たちとそれぞれの国でパーティー組んで旧友を目指す映画。
手助けしてくれる優しさがどの国でも誰かにはある。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

たった一言に根深い差別意識が含まれてしまう危険性。
でも、誰に対してだって傷つけたくはないのに傷つけてしまう可能性は常にあるのだ。価値観はみんな違うのだから。

夢の中へ(2005年製作の映画)

3.2

オダギリジョー劇場が印象的。
電車の中で喚き散らす。
「俺は俺のチェーン店じゃないの。俺は俺だぁぁぁ!」

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

仮面から唯一覗くあの目を見て真実に辿り着くべきだった。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

ダニエルボンド最終作品なのに、今までの007で取り入れてこなかった「初めて」に果敢に挑戦している意欲作。今まで作り上げた007の常識をぶち破ってる。それが好印象。
一方で過去作オマージュもチラホラある
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東京プレイボーイクラブ(2011年製作の映画)

3.4

ナギサさん以来、エプロン姿の大森南朋が恋しくなっていませんか?そんな方はこの映画を。
臼田あさ美と大森南朋のドライブシーンが良かったなぁ。

やるっきゃ騎士(2015年製作の映画)

3.3

無駄に良い声でパンティーと叫び、妄想のおっぱいを揉む中村倫也が見られます。

ぼんとリンちゃん(2014年製作の映画)

3.7

嘘のない現代の日本を感じる作品。ぼんちゃんの感覚がわかっちゃう辛さをどうぞ感じてください。
真宙くんは冴えない弟キャラがいいね。そんな彼の責任ではないが、ゆびきりげんまんシーンは映画史に残る気持ち悪さ
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.2

相手の気持ちって見えない。近づいているようで遠ざかっていたり。通じ合えればそれだけで幸せ。
思いが通じ合った極上のキスシーンが見られる作品です。

エブリデイ(2018年製作の映画)

4.0

憑依した相手の彼女それだけの関係だったのに。断続的な人生に好きな人という一つの流れを見出すことの喜びがAの存在で表現されていた。

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

フェルメールは見た!のシーンがお気に入り。長髪のコリンファースが新鮮だった。

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.6

怪しさしかない館に里帆と真宙で乗り込むメンタル。あの館がもう怖い。しかも館ではもはや青鬼のように突然現れる犯人。
とにかくみんな単独行動やめて!

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

憎たらしいほどずる賢いアディの魅力が詰まってる作品。
子供だからかわいいのではなく、アディという個性に単純に惹かれてしまう。良い女になるなぁ、あれは。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.6

強盗が趣味のおじいさんが楽しく強盗と脱獄を繰り返す物語。
「人生を楽に生きようなんか思っちゃいない。楽しみたいだけさ。」
自分なりの哲学あるからなんだかかっこいい。やってることはコソ泥と変わらないけれ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

色使いがおしゃれな映画。
コミカルだから見やすい。動きがおもしろいなと思う分緻密に計算されて作り込まれているんだろうなぁ。グスタヴとゼロの師弟関係、共犯関係、友情とも言い難い二人だけの関係性が好き。

ブラックボード 戦火を生きて/戦場のブラックボード(2015年製作の映画)

4.0

ドイツ軍が侵攻し敗戦が色濃くなってきているフランスで生きる民衆の物語。大移動について初めて知った。
フランスののどかな草原をドイツ軍戦車が走り去っていくシーンと爆撃シーンが印象的。
このような再会の奇
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エクスプロラーズ(1985年製作の映画)

3.2

なんとなく宇宙人というイメージ通りの宇宙人で笑った。
イーサンホークが若い。こんな美少年だったとは…
リヴァーフェニックスもいるんだけど、スタンドバイミーの時より小さい?メガネでいじめられてる設定なの
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かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

3.7

原作ファンは「どこの回やるんだろう?」「この回入れてくれた!」という楽しみ方ができてより面白いかも。
私はおけまる水産聞けて満足です。かぐや様は相変わらずかわいい。橋本環奈完璧すぎ。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.6

藤原書記の完成度高すぎだろ!全体的にキャラが馴染んでて実写映画としてはかなり成功してる。

女々演(2017年製作の映画)

3.7

女の嫌なところ全部入り映画!
いろんなコンプレックス抱えながらも、空気読んで大したことない日常を過ごしていく。何者にもなれないまま。その鬱憤が他人への悪口になっていく悪循環の描き方がかなりリアルだった
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

3.8

自分でも驚くほど「黒須、ほんとにそれでいいの?」と思わなかった。私も二人のこと笑えないくらい歪んでる。
まるっと好き。の表現が私は好きだったなぁ。

4月の君、スピカ。(2019年製作の映画)

3.0

気持ちの浅さに対して言葉が重すぎるから違和感あるのかな。
砂浜でクロールしてる気分。どんなに動きが綺麗だったとしても、進まないのにバタバタしてる姿を見るのはちょっとつらい。君らの海はもう少し先だ!百万
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

4.0

コーヒー豆って一粒一粒手で収獲してるんだ。エチオピア発祥なのも初めて知った。生産者側を初めて意識する映画。
毎日飲んでいるものなのにこんなに知らない。その一杯が物語るそれまでの旅路を毎日味わおう。

センセイ君主(2018年製作の映画)

3.4

竹内涼真を堪能できる映画。真面目眼鏡は、竹内涼真の最適解。

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.2

「人々の恐怖を利益に変える」
アメリカとカナダの比較が意味深い。同じように銃が買えるのに銃による殺人は少ないカナダ。ではアメリカ人の恐怖心は一体どこから来ているのか。はたまた、誰が恐怖心を煽り増幅させ
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アメリカン・ラプソディ(2001年製作の映画)

4.0

「つらく悲しい6年間でした」
確かに裕福ではなかったし、生みの親もいなかったけどたくさんの愛情を受けて彼女なりに幸せだったのだ。奇跡の再会、正義のアメリカのプロパガンダに利用された雰囲気も醸している。
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さよなら。いつかわかること(2007年製作の映画)

4.0

眠れない時はパパを起こせ。話ができるだろ。
実際起こすかはわからないけど、そう言ってくれるだけで少し安心する、そんな言葉をみんなきっと待っているのだ。