Claryさんの映画レビュー・感想・評価

Clary

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オットーという男(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予備知識なしに、配信見ていく内に
あれ、既視感ある?と思ったら、幸せなひとりぼっちのリメイク版なのね。
観たのは随分前なので、また観返して違いを楽しみたい。


物語は、気難しい老人男性を中心に。
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ナショナル・シアター・ライブ「プライマ・フェイシィ」(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この前NT Live100作目で流れた振り返りで気になっていた作品。
再上映されるのを知り、心して。

「性的同意」をテーマとした一人芝居。
圧倒的に惹きつけられたし、後半からは客席には張り詰めた緊張
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コメディとしての面白さかと思いきや、
それだけでない、エンタメ作品としての面白さを味わえた。

映画館で、みんな笑ったり、ピリッと張り詰めるような緊張感感じたり、
こんな体験するの久々だ。
緩急のメリ
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

番組宣伝見過ぎたの、反省..

ストーリーは詰め込んでないし(それ自体はマイナス要素じゃないんだけど)
いいとこが予告編に詰め込まれてるため、
真っさらで頭空っぽで観るのが一番楽しめたかも。
コメディ
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

優しく真っ直ぐな人物たちの直向きさに
心が温かくなる。

ふと見始めた作品だったけど、満足感高し。

二つの国を隔てた高い塀が壊され、
水道橋が突き抜けるように築かれるの、いいなぁ。

曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アマプラで見かけたので。

エスパー集まる喫茶店に
偽称エスパーと取材に訪れるADがやってきて、
あれこれ起きるドタバタ。

不思議な力に抱いた夢を取り戻せたことで
足取り軽くなる様がかわいい。

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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ナイ 〜国民保健サービスの父〜」(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

イギリスの国民保健サービスNHSを生み出したナイ・ベヴァンが
死を前にして回顧される人生。
モルヒネの効果が混ざるような演出は舞台ならではの効果もあって、
やはり舞台っていいな、と思う。

特に後半の
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きみの色(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭で触れられていたように、
「色」って脳がイメージとして映し出しているもので。
たとえ、同じ対象物であっても、
私がみている「色」と他の人たちがみている「色」って
同じように見えているとは限らないん
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この世界の片隅に、は観たことあったけど、
こんなに場面足されているのね。

原作知っていると真新しさは特にないのだけど、
改めて人と人、思い出の繋がりをよく描かれた物語だと思う。
そして、この尺の方が
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ラストマイル(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ踏みたくなかったので初日鑑賞。

アンナチュナルもMIU404も同じ世界線上での
物流問題。
ハラハラ感と、決して他人事にはしてくれないザラっと感で
カロリー高め。

これ観て、フィクションと
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キラキラ青春恋愛ものや感動!と打ち出す映画は苦手で、
この映画もそのラベルを勝手に貼ってたんだけど、
本読んでいて知ったのをきっかけに。

生きるためには働かないといけなくて、
働くと働く社会に適応し
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

インディ・ジョーンズシリーズ第一作。

今まで、観たことなかったけど、
NHK BS放映を機に。

ナチスを敵として進めるストーリーに
いささか強引さと潔さを感じつつ、
冒険のハラハラ感を楽しむことで
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ポツダム宣言〜玉音放送、
特に8/14-15の「日本でいちばん長い日」をドキュメンタリー風に。
本当に長く感じられる日であった..。

敗戦を受け入れられない陸軍の一部の将校、近衛師団のクーデター未遂
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

思春期となったライリーの脳内は
新たな感情も生まれ、大忙し。
自己を守るための一時的な記憶の追いやりだったり
暴走してしまう行為だったり、
けれどもその結果起きたこと、溢れ出る感情、
それらもまるっと
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劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

色彩、美術に惹かれるし、妖の世界感好きだけど、
場面の情報量が多すぎて、それを常に受け止め続け、
ストーリーを追うのに疲れてしまった。
アニメぐらいの時間だとちょうどいいのだけど。
もう少し、緩急がほ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ふとラインナップに出てきたので観たら、
とても良い時間を過ごせた、という映画。

甘酸っぱく、進路にも悩む高校生と
夫に先立たれた老齢女性が出会ったきっかけはBL。

好きを共有できることが
2人にと
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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

集中力と精神力あるときじゃないと観れないだろうな、と思い先延ばしにしていて、
やっと足を運べた。

これはなかなか観る側への挑戦的なものも感じる。
読み取れる情報が、その人によって、コンディションによ
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シネマ歌舞伎 桜姫東文章 下の巻(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

仁左衛門さまの3役切り替え、インタビューでも触れられてたけど、
実際にみても驚いた。
単に見た目変えるスピードだけでなく、役への心の入れ替えも。
特に、執着心見せながら亡くなった清玄から、飄々と悪どい
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最強のふたり(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

事故から首から下が麻痺した大富豪と
スラム街で暮らす移民系黒人の2人の関係性が観ていて心地よい。
ドリスは最初から遠慮がないし、フィリップはそれがよかったんだろうな。

価値観もまるで異なるのにお互い
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ルックバック(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前知識なしに観たので、京本の運命にガツンと来た。
否が応でも、京アニのこと思い出すけど、
あの事件で受けた衝撃から生まれた作品だったのね..
原作も、この映画に携わった方々もどんな気持ちで作り出してい
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地下壕で自殺したはずのヒトラーが
なぜか時代を越えて「帰ってきた」

コメディ映画なんてついたりするけど、
笑うことができなくなる。

ドイツの各地でのインタビューやラストの車に向かっての反応など、
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リバイバル上映にて、初見。

フォレストガンプの目から見える世界、人生。
アメリカの歴史的な出来事に立ち会っているのが面白い。
(にしても、アメリカの歴代大統領、未遂も含めて暗殺され過ぎでは...)
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

気になってた映画がリバイバル上映されたのを機に。

アイルランドの神話をベースにしているため、
前知識知ってるか否かで感じ方大きく変わりそう。
もう少し知ってからまた観たいな。

けれども、スクリーン
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空の港のありがとう(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

空港は特に国際線は国と国の出入り口であり。
期待や不安、寂しさ、安途、単なる通過点、
入り混じる場所なんだろうと思う。

話のまとまり方もすっきりしていて心地良き。
(過度な労働負担は美化することなく
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

仕込まれた設定は映像化だからか早い段階で読みやすかったけれど、
それを踏まえて、思春期の頃の繊細さに胸を痛めながらも優しく強い眼差しを感じた。

描かれる、心の機微などの揺らぎや真っ直ぐさ、居場所を自
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シネマ歌舞伎 桜姫東文章 上の巻(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

仁左衛門、玉三郎36年ぶりの舞台のシネマ化。

このお二人の色気、艶やかさ。
みちゃいけないものを観てしまってる気持ちに。

桜姫をめぐる運命の数奇なことよ。

エビータ(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2018年の来日公演思い出しながら観ていた。

マドンナ、美しいし、歌めちゃくちゃ上手いんだけど、
エビータのキャラクターとして、もっと野心的に腹の底から声出る、民に呼びかける時の畳み掛ける力が強い方
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せん(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル短編映画なんだけど、
音楽の使い方が面白い。

心地よい同じ旋律が繰り返される中で、
日常の変わらない時間を示しながらも、
単純なのほほんとした空気なわけでない。
ラジオから流れる、家の外
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AIしてる(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あ、そうくる?という、ラストへのもっていきかたが面白かった。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ベンジャミン・バトン、
身体は老いから幼さへと逆行していく、まさに数奇な人生。

けれども描かれるのは本人だけではなく
周りの関わった人生も。
(ただし、何していたか不明な期間もあるし、日記に書かない
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スクリーンで観るのは初めて!

劇団四季で何度も観ている作品。
25周年ロンドンの舞台版dvdも好き。

なんたって、アンドリューロイドウェバーの曲に惹かれるわけなのだけど、
良音にて大きなスクリーン
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