良かったとこ1 編集によるカットアップ芸
人の記憶があちこち連想するように3つの時代(+回想シーン)が次々と繋がったり、化学反応的な抽象的なシーンが数秒だけ挟まったり、カットアップによってこの映画のリ>>続きを読む
良かったとこ1 情景の美しさ
アイスランドの大自然の広さに反して画面はアカデミーサイズなので、写真立てに入った写真が動いているような映像が楽しめる。特に印象的だったのは、火山ではなく雨。アイスランド語>>続きを読む
良かったとこ1: スケールがさらに増している
「デカいものが動くのは見ていて気持ち良い」ということだけを追求していて、前作よりもさらにスケールが増しているのが良かった。
乗り物のデカさだけでなく、全編>>続きを読む
良かったとこ1 見せないことへのこだわり
法廷ミステリーと見せかけて、人間の真実など明らかになったりしないという、文学作品のようなつくりが面白かった。息子が視覚障害を負っているという設定や、回想シーン>>続きを読む
良かったとこ1 第一幕の仕込まれている感
主人公が序盤から悪夢的な罠にはめられていく展開は、これまでのアリ・アスター作品と同じ。今作は主人公のボーが住んでいる街自体が罠になっていて、ボーが起きて欲しく>>続きを読む
良かったとこ ダニエル・ブルックスの個人芸とアンサンブル
まず、ソフィア役のダニエル・ブルックスに異様な存在感があった。役柄的にも最もキャラが立っている役ではあるけれど、それを差し引いても「Hell >>続きを読む
良かったとこ 何気に豪華な配役
俳優のアンサンブルにハズレがなかったので、群像劇としてどの場面も会話の応酬が楽しめた。
ポール・ダノが珍しく腹黒くない役をやっているのが貴重。個人投資家側にアメリカ・フ>>続きを読む
良かったとこ1 プロダクションデザイン
ローアングルと魚眼レンズ多用といういつもの撮影スタイルに応えるように、全編スタジオで撮っていると思しきぶっ飛んだプロダクションセットが面白かった。
リスボンの風>>続きを読む
良かったとこ1 常識では撮れない動画が見られる驚き
失敗したら強制送還され最悪の場合は処刑されるという脱北の様子が、隠し撮りでもなく本当に録画されていること自体に驚き。脱北ブローカーたちが撮影したと思>>続きを読む
良かったとこ1 ケリー・ライカートらしい映画
ケリー・ライカートらしく、ゆったりとしたテンポと、それに反して過酷な現実が描かれるという対比が良かった。単に男たちの友情というだけでなく、アメリカでは生ま>>続きを読む
良かったとこ1 戦前・戦中描写の徹底ぶり
時代考証がしっかりしていて、タイムトリップしている感覚が味わえる。しかもそれをストーリーの背景に過ぎないと言わんばかりのさりげなさで描写しており、いわゆる説明>>続きを読む
良かったとこ1 シチュエーションコメディとしての手堅さ
バカバカしい設定をしっかりウェルメイドに作っていて、今どき珍しいぐらいに王道なシチュエーションコメディになっていた。
股間を弄り続ける人というア>>続きを読む
良かったとこ1 役所広司の顔
顔芸とは本来こういうものだと言わんばかりの、微妙で多彩な表情が見られるのが良かった。ニーナ・シモンの歌に合わせて悲喜交々の表情を見せるラストシーンは、これだけで受賞もの。>>続きを読む
良かったとこ ダニエル・デッドワイラーの名演
まず、「息子をリンチで殺された母」という設定から出てくるであろうあらゆる感情を適切に表現している。棺桶が届いた時の泣き叫びと、死体に直面した時の静かな大泣>>続きを読む
良かったとこ1 主演2人の演技力
脚本的に弱いシーンを2人の演技力の長回しで押し切るのは見応えあった。
キャリーマリガンは人物の肉付けがうまくて、単にバーンスタインの妻という枠にはまっていないのが良か>>続きを読む
良かったとこ 戦場シーンの手際の良さ
序盤のトゥーロン包囲戦では、馬に砲弾が直撃するというなかなか見かけないショットで観客を驚かせ、そこから砦を攻略して船を攻撃するまでが流れるように描かれる手際が良か>>続きを読む
良かったとこ1 俳優たちの眼力
前半では、時代背景を一切省略している代わりに、俳優たちの眼力が説得力を持っているのが良かった。投げやりな表情に始まり擬似家族的な関係が生まれるに伴って母性が蘇ってくる趣>>続きを読む
良かったとこ 絶妙な配役と悪ノリ演技
当て書きされてるようなレベルで、役が演じる俳優のキャリアとうまくハマっている人が多かった。西島秀俊、浅野忠信、大森南朋、遠藤憲一、木村祐一、中村獅童といったメイン>>続きを読む
良かったとこ1 地味な演技が徹底している
ドキュドラマということで、シドニー・スウィーニーにまったく華がないのが良かった。すでにだいぶ有名になっている俳優ではあるけれど、この映画の中ではごく平凡なアメ>>続きを読む
良かったとこ ネコ大活躍シーンの悪ノリっぷり
中盤でCGのネコたちが大活躍するシーンは、ここだけジェームズ・ガンが監督したような悪ノリになっていて、ギャップが面白かった
ダメだったとこ1 未整理なス>>続きを読む
良かったとこ1 ロケ地選びが秀逸
フランスのインテリ夫婦には自然派生活の夢を抱かせ、地元民たちには補助金に頼るしかないぐらいの絶望を抱かせるという難しい注文の限界集落が舞台。その注文に見事に応えたロケ>>続きを読む
良かったとこ 一部のCGパート
ゴジラをCGにしているので、下から見上げるぐらいの距離感でゴジラが人に近付いている映像になっているのは、ハリウッドの怪獣映画レベルに匹敵していた。
震電の空中戦も、特撮>>続きを読む
良かったとこ1 フィンチャーらしい語り口
オープニングタイトルからして、「ゴーンガール」以前のフィンチャーの映画っぽさをもう一度やり直している感じがあって懐かしい。特にフィンチャー映画っぽいと感じたの>>続きを読む
良かったとこ1 スコセッシの集大成&円熟したテンポ
集団殺人事件というテーマなのに、「グッドフェローズ」や「カジノ」のような音楽とキレの良い編集と突然の暴力による語り口を存分に活かして、まさにスコセッ>>続きを読む
良かったとこ1 集会のシーン
集会のシーンについて、17分間長回しということばかり取り沙汰されているけれど、討論の進行そのものが良かった。この討論で語られているのは単なる移民排斥だけでなく、古い移民が>>続きを読む
良かったとこ 西部劇フォーマットの導入
2作目が何をやりたいのか意味不明なストーリーだったのに比べると、今回は「通りすがりの主人公が町の人たちを助けながら最後は悪党たちを退治する」という「シェーン」の>>続きを読む
良かったとこ ヒッチコック作品の独特な切り取り方
6つの切り口でヒッチコック作品の類似点を次々と見せてヒッチコックの手つきを明らかにしよう、という取り組みが面白かった。メイキングのようなドキュメンタリ>>続きを読む
良かったとこ1 終盤1時間のアクション
ラスト1時間の寺院に行くまでのアクションがシリーズの中でも最大の見せ場になっていた。特に面白かったのが凱旋門の周辺で撃たれては車に轢かれるを延々と繰り返すところ>>続きを読む
良かったとこ プロダクションデザイン
相変わらずコントロールされまくっているプロダクションデザイン。今回は特に劇中劇側のカラーがやたら鮮やかに発色しているので、異世界の砂漠が描かれているような感覚。>>続きを読む
良かったとこ1 家族のアンサンブルの良さ
まず子役の演出が良かった。どこまでが演技なのか分からないレベルでウザ絡みすることで、何も知らされていない子供の無邪気さが存分に出ていた。母親役のパンテア・パナ>>続きを読む
良かったとこ1 クローネンバーグらしいオリジナリティ
「人類の進化」や「環境保護問題」や「人の内面の美しさ」といったテーマを、比喩ではなく内臓的な意味で文字どおり描くというぶっ飛んだ企画。ストーリーは>>続きを読む
いわゆるBC級戦犯の裁判記録で、被告人たちは罪状について基本的に認めているし、単に証言を聞くというドキュメンタリーになっているので、教育色が強かった。資料性は高いのかもしれないけれど、「バビヤール」ほ>>続きを読む
良かったとこ 徹底した相対化
ドイツとイギリスを交互に見せるなかで、空爆における「正義」を相対化し、どっちの正義にも欺瞞があることを突きつけるという、極めてメッセージ性が強い作品だった。アーカイブ映像>>続きを読む
良かったとこ1 前半のテンポ
「レゴムービー」と同様の語り口で、人形たちの日常を扱うテンポが良かった。
バービーの世界について説明が必要なことは、風刺的なひと言やミュージカルナンバーで済ませるので、バ>>続きを読む
良かったとこ 脚色方針の上手さ
現在と回想シーンを交互に描いている構成と思いきや、「信頼できない語り手」方式で観客をまんまと裏切ってくるのが良かった。
文化や時間感覚を奪う拷問から正気を保とうとした男>>続きを読む
良かったとこ1 楽曲が豪華
トロージャン・レコードの名曲が次々と流れてくるのが単純に豪華。イスラエライツとかダブルバレルのような当時のヒット曲も当然出てくるので、トロージャン入門に最適。
良かったと>>続きを読む