Baroloさんの映画レビュー・感想・評価

Barolo

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暫くお休みします。フォロー外してくださって結構です。

映画(87)
ドラマ(0)

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

今年も8月6日がやってきました。国連で採択された核兵器禁止条約に唯一の被爆国である日本は参加していません。私は特段政治的な人間ではないけれど、非道な事実に目を背けたままでいるほど、非常識でもないつもり>>続きを読む

子どもが教えてくれたこと(2016年製作の映画)

5.0

今回のバローロの銀幕怪奇日誌は、銀座シネスイッチデビュー編でつ( ̄▽ ̄)

プロローグ

ある金曜の午後のこと、和光のあたりでタクシーを降りて、少しばかり、てちてちと歩くと、そこはピタゴラスイッチの従
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歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)

4.8

指揮者が音楽を創る。そして音楽は人を育む。

日本のクラッシックのマーケットは縮小する一方だ。この素晴らしいジャンルに新しい世代を惹きつけられなかったのは、偏向的な思想を持った、一部のクラッシック批評
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.8

膨大なネットの世界を自在に闊歩する存在は、今までの生物という概念を超えて、拡散していくのかもしれない。

今のAIの根幹は、「集合知」と呼ばれるものだ。よく出される例えにこんなものがある。手でもてるく
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.6

フィルマ七賢人の1人にして、優しくも鋭い眼差しを持つフィルマのホークアイ、鰹さんご推奨で巡り会えた作品のレビューです。今回はかなり偏向した思想が入ってしまっており、顰蹙買うことでしょうが、ご勘弁くださ>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.8

フィルマ七賢人にして、フィルマレディース特攻隊長のmiaさんご推奨の作品を、バローロ新宿武蔵野館初デビューにて鑑賞。初めての映画館では緊張して、志乃ちゃん状態になってしまうバローロ。エレベーターに乗り>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.5

知らない世界がある。海を望む北海道の街、函館には残念ながら行ったことはない。汚れた浜辺。決して綺麗でない曇天の海で泳ぐ。バラックのような小屋での暮らし。仕事も満足にはない。女は身体を売るか、工場で細々>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

4.7

My Baby Girl
Cute! Cute! ほおずりして
Gyu! Gyu! 抱きしめたら
Sweet! Sweet! 甘い匂いがする♪

performed by TY

今を生きる。

ジブ
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人生に一度のひとめぼれ(2010年製作の映画)

4.8

アーサー・ワッツは、今朝も起きると茶色のストレート・チップを履き、濃紺のシングルのスーツに、白いシャツにノータイという出で立ちで、老人ホームの朝食へと向かう。彼はそこで、ルースという女性に出会い、一目>>続きを読む

(2017年製作の映画)

4.8

劇中劇があるという意味では、最近観たノクターナル・アニマルズもそうだった。だが、この作品では全く趣が違う。

視力を失っていくカメラマンと、視力障害者用の映画の音声ガイドを作っている女性との邂逅の物語
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世界でいちばん長い写真(2018年製作の映画)

4.4

むほほー♪

フィルマ七賢人の一人にして、フィルマ随一の良心、海老さんご推奨の作品。その鑑識眼には、バローロが一目も二目も置く海老さんではありまつが、このバローロとて、それなりの手練れ。鉄の心と氷
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テイク8(2015年製作の映画)

4.8

フィルマ七賢人の1人、ルパンさんに教えてもらった作品。第三回八王子ショートフィルム祭グランプリ作品。監督は、あの「カメラを止めるな」の上田慎一郎氏。

Youtubeで観ることができまつ。「カメラを止
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.7

フィルマ七賢人の一人、みみあてさんが満点つけられてたので、どんなもんじゃいとキャスト見ると、役所広司に小栗旬に高良健吾などなど、といい感じ♪

しかも、ゾンビ映画と聞けば、ゾンビのゾンビによるゾンビの
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.6

名優、加藤剛さんが亡くなられたの報を受け、リポスト致します。「大岡越前」での凛とした佇まい、「風と雲と虹と」や「獅子の時代」などのNHK大河での堂々としたご活躍、そしてなんといっても映画「砂の器」での>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.6

私は、経営コンサルタントのようなものを生業としています。その経験も踏まえて、この作品を考察してみました。実はこの映画を観てから、レビューを書くのに相当時間がかかってしまいました。職業上の理由は大きいと>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

これに5点つけなかったら、何に5点つけるんでつか!??

フィルマ伝説の七賢人の1人、バルバワさん、超超超おススメの5点満点ということで、ひねくれもので、いぢわるで、心の歪んだ、人間失格三拍子揃ったバ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.3

ミニマルとマキシマムの対比が、そこかしこに見られる、ポストモダンな作品。

ラフマニノフや、チャイコフスキーの大編成オケのシンフォニーに対して、ジャズドラムのソロ

映画というマスを狙うメディアのハリ
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

5.0

この作品を私は誰にも薦めない。私一人のものにしていたい・・・。

この世を生んだ恵愚母(えぐぼ)は世界を可愛い鼻のような構造にしたかった。が、他の神々、鈍鯔(どんぼら)、服オカ、菌は恵愚母に異を唱え、
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.6

フィルマの暴れん坊将軍、アキラナウェイさんお墨付きということで、月末にも関わらず、ブタさんの貯金箱をトンカチで壊して行ってきますた。これは、隠れた名作でつね。わらすは、結構、もらい泣きしていました。素>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.5

北欧の先住民にサーミという人達がいるという。コルトという民族衣装に身を包み、サーミ語を話し、ヨイクという伝誦された歌をうたう。トナカイを放牧し、生計をたてている彼らは、文明には対応出来ないと差別されて>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

SFは不利なジャンルだ。SFいうだけで、かなりの権威からまともではないと断じられてしまう。今や、「フランケンスタイン」「タイムマシン」「海底二万里」などは古典として立派に認知されてるというのに、偏見は>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.8

桜の季節にその徳江という名の老女はやってきた。千太郎は、暗い影を持ったどら焼き屋の雇われ店長で、徳江はそこで働きたいという。年齢と、指が不自由だという理由で、千太郎はいったんは断る。が、徳江が持ってき>>続きを読む

アンコール!!(2012年製作の映画)

4.7

アーサーとマリオンは仲良し老夫婦。でも、社交的で誰とでも仲良しになれる明るいマリオンと違って、アーサーは偏屈で頑固で短気で、息子ともうまくいっていない。そんなアーサーの良さを、マリオンは良く分かってい>>続きを読む

ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

4.8

ディロバン・キコは、大学で社会学を専攻していたが、ISの侵攻により学業を断念せざるをえなかった。彼女も、私の姪同様、ニクラス・ルーマンの「社会システム理論」なんかを、うんうん言いながら、額に汗して読ん>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

1.0

評点定まらずなのは、他にもこの監督の作品を観胸糞映画でも好きなものはあるし、バッドエンディングでも、高く評価するものはある。わらすは、決してヒューマニストではないし、どちらかといえば、プラグマティック>>続きを読む

神は死んだのか(2014年製作の映画)

1.0

これはひどい。ひどすぎる。映画を冒涜している、ウルトラとんでも映画。まあ、いってみれば、幸福の科学の映画のキリスト教版。勿論、清水ふXみかは出ていない。

キリスト教だろうと、仏教だろうと、イスラム教
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.3

是枝監督過去作品発掘シリーズ

「海よりもまだ深くの」同様、阿部寛と樹木希林が親子を演じている。阿部寛が、どちらの作品でも、頼りなく生活力に今ひとつ欠ける中年をうまく演じている。母親役である樹木希林と
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

4.2

ドク、サル、ミューラーの3人は生まれも育ちも人種も違う。3人は、ベトナム戦争で海兵隊として従軍した。サルは頭に金属のプレートが入っていて独り身を通して、冴えないバーを経営している。片足を悪くしたミュー>>続きを読む

Vision(2017年製作の映画)

4.7

森には不思議が満ち溢れている。

森は禁忌の場所であり、創造の場所であり、再生の場所でもある。大江健三郎は、「同時代ゲーム」や「M/Tと森の不思議の物語」など多数の作品で故郷、四国の森を舞台にした物語
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.5

ボールドウィンと同世代の米国作家には、「ティファニーで朝食を」のトルーマン・カポーティ、「ソフィーの選択」のウィリアム・スタイロン、「スローターハウスNo.5」のカート・ヴォネガットなど、その代表作が>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.3

フィルマ同士のmiyuさんからのご推薦で鑑賞致しました。ジェマ・アタートン、素敵な女優さんですな。デートしたい女優さんリストさんに付け加えようと思ったら既に名前が!?おー、これまた感動の英国産名画、「>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

4.8

むほほー♪

なにこれ?なんなのこれ!??凄すぎるでしょ。劇場で観たかったよー。ミュージカル系大好きなわらすは、鳥肌たってしまいましたー。フィルマやっててよかったー。映画ムチムチなわらすは、やってな
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.9

まさに是枝イズム全開、だと思いましたね。ところで、こんな設問、聞いたことありません?

とある中華食堂で、あなたは、ラーメンの大盛りを頼みました。とても量が多くて完食厳しそうです。さて、AかBと答
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.7

死に魅入られた男がいる。湾岸戦争からの帰還兵とおぼしきジョーは、雇われの殺し屋をしながら、母親と2人で暮らしている。PTSDに激しくさいなまれ、戦争に心を壊されてしまったジョー。そんなジョーに、知事選>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

4.1

平均寿命を超えて、なお元気なラッキー爺さんは、毎日のルーティーンに余念がない。御歳90になっても、ヨガや腹筋、腕立てを欠かさない。クロスードに没頭し、クイズ番組を観て、好きなタバコはやめないし、酒も飲>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1

教育がないものには高収入は望めない。カフェで週6日、朝から晩までキッチンにいるか、ホールにいて、働きづめでも手に入る金は僅かだ。まとまった金を手に入れるには、ヤバいことに手を出す以外に手立てがない。ち>>続きを読む

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