石原さとみ女優デビュー作。オーディションの時点で、その将来性を見抜いた東陽一監督の洞察力に驚く。作品は、刑務所から出所したばかりの祖父と孫娘の交流を描いていて、物語自体おもしろいが、なによりも菅原文太>>続きを読む
「アラジン」の実写版と同じ感想だが、実写化する必要はあったか?アニメ作品をもとにしたキャスティングは一番難しいところだと思うが、今作も違和感しかない。アニメを含め「リトル・マーメード」は初めてという人>>続きを読む
ディズニーのアニメとはまったく別物と思うほどダークファンタジー色が強い。他のレビューにもあるように、主演女優とその衣装、そして映像の美しさには完全に同意する。
アメリカンドリームならぬザムンダドリーム。
笑いこそ控えめだが、楽しい作品だった。
特別おぞましい描写は多くなく、あとは観る側の想像に委ねられるが、想像すら恐ろしくなる演出は見事。雰囲気もオリジナルを踏襲していて、悪魔の存在感がじわりじわりと伝わってくる。レイティングの関係で修正を余>>続きを読む
ダイナミックなゴジラの映像は迫力満点。ただし、作品としての評価はそこだけ。
これまでのメンバーが揃わないことは残念だが、それを感じさせない新戦力の活躍は見応えある。ジェイソン・ステイサムの独壇場でも、シリーズの続編として成立するから、その活躍は驚異的としか言いようがない。
何とも切ないエンディング。
あの時代は、まだこの手の話は少なくなかったのだろう。高度成長期真っ只中の東京の片隅で、一人寂しく佇む少年の姿に胸が締め付けられる。
岡田茉莉子のチャーミングで、現代で言う小悪魔的なところが、世の男性を虜にしたのだろう。作品の魅力はそれだけで、外国映画に多少なりとも影響を受けたような、日本人離れした作風はぎこちなく感じる。
試合にリアリティがあって、それだけでもおもしろい。宮城リョータにスポットを当て、ところどころ生い立ちを振り返りながら、インターハイ山王戦を戦う。沖縄出身で、過去の辛いエピソードを初めて知る。会場にお母>>続きを読む
シスターバラクとの直接対決。
相変わらず怖いし、シリーズ一番の緊迫した対決だったかもしれない。今更だが、アイリーンに強力な武器を持たせてほしい。猫がライオンに挑むようで、祈りだけではハンデがデカすぎる>>続きを読む
前半は退屈で、後半おもしろかった。
恐らくゴーストバスターズ史上最強のゴーストに、新旧メンバーが力を合わせ対峙する。
オープニングおなじみの音楽、もうこれだけで鳥肌が立つ。
書きたいことがあふれてくるが、まずは、ここにトッド警部とボゴミル警部補がいれば涙ものだが、それでもよくこれだけ揃ってくれた。その顔ぶれは、初老>>続きを読む
前作「Xエックス」(2022)に登場した殺人鬼老婆パールの青年期を描く。殺人鬼に至るまでの前日譚だが、冒頭からすでにその片鱗をみせつける。ホラー「悪魔のいけにえ」(1974)で知られるトビー・フーバー>>続きを読む
作家ハーマン・メルヴィルが、小説「白鯨」を執筆するための聞き取り取材を元に回想を映像化。巨大な白いマッコウクジラとの壮絶な闘いを、小説とは違う切り口で迫力満点に描く。
新生「ゲゲゲの鬼太郎」ということか。
ところどころに"水木しげる"イズムを継承するような仕草や描写が描かれ、おどろおどろしい雰囲気がよく出ている。どことなく寂しいような物足りなさを感じることも否めない>>続きを読む
あえて言うならば、人間とは弱くて醜い生き物ということを再認識した。
作家太宰治の人間性というより、クリエイター蜷川実花の映像作品という感じ。どちらにしても劇中の人物像で、さほど大きな違いはないだろう。
確かにサメに罪はないし、お決まりはバカな政治家と活動家だけ。聞いてはいたが、セーヌ川の汚さに絶句。そこでトライアスロンって…そっちの方がよっぽど怖い。
世界十大小説にも数えられ、あまりにも有名な原作を読んでいれば、また印象も変わったかもしれないが、壮大な海洋ロマンに惹かれることはなかった。いずれ原作にもチャレンジして、再度鑑賞したい。
コテコテぐずぐずの恋愛はさておき、ラジオ局だけに、サントラを前面に押し出す構成は悪くない。
「チェ 28歳の革命」に引き続き、退屈なドキュメンタリーを観ているよう。クライマックスであろう処刑シーンも、特段ボルテージを上げることなく、静かにあっけなく執行された。これはチェ・ゲバラのストイックで>>続きを読む
これまでの浅はかな知識では、善はアメリカ、キューバは悪という認識だったが、事前の下調べで、恥ずかしながら全く誤った知識ということがわかった。ただ、作品からは革命への情熱と、ベニチオ・デル・トロの熱演以>>続きを読む