coco2ir3さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シャーロック・ホームズの冒険(1970年製作の映画)

2.5

スリルも刺激もない退屈なストーリーと思っていたら、まさか女王陛下も登場する国家的大事件が真相とは驚いた。期待させるような大袈裟な書き方だが、出来栄えは安っぽい。ただエンディングは、いかにもホームズらし>>続きを読む

STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー(2023年製作の映画)

5.0

ショッキングでやるせなくて残念…としか言いようがない。ただ一つだけうれしいことがある。それは今でも変わらず最高のエンターテイナーだってこと。これからも変わらず一ファンであり続けたい。

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.0

誰が一番悪いのかよくよく理解しているが、どうしてもエリクソン上等兵の言動が許せない。「俺は何もしない」ではなく「何もできない」ではないか。その後の告発は勇気ある行動と言いたいところだが、どうしてもやり>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.0

これまでの宮沢賢治作品の中で、森七菜演じる宮沢トシ役は断トツではないか。まさに主役を食う存在感は光るものがある。あらましは概ね周知の事実だが、そこにあえて新作を製作する意義があったかどうかは首をかしげ>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

5.0

1985年、人類史上最高傑作の一つである偉大な曲が誕生した。この曲が秘密裏にレコーディングされるまでのドキュメンタリー。必見としか言いようがない。

マーニー(1964年製作の映画)

2.5

幼少期のトラウマから窃盗癖に陥った女性の話。その事実を偶然知った男に見初められ、男の献身的な力添えにより、かたく閉ざされた心の原因があきらかになる。

三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

3.0

ゴジラ、ラドン、モスラ、そしてキングギドラ。熱狂的なファンというわけではないが、それでも興奮するシチュエーションだ。まだ、ウルトラシリーズが始まる前だが、すでに特撮技術の完成度は高い。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

これまでで一番ソフトなエクソシスト作品ではないか。厳格な作風に似つかわしくない音楽や、憑依されてから死者が一人も出ない女性監督ならではの演出は悪くないが、張り合いがないことも否めない。過剰な演出が横行>>続きを読む

ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~(2019年製作の映画)

2.5

可もなく不可もない。
「ザ・ボーイ 人形少年の館(2016)」の続編らしいが、取り立てて言うほどつながりがあるわけでもなく、出来栄えも似通ったもの。人形の由縁があからさまにならないせいか、それほど脅威
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.0

相変わらず強烈で遠慮のない残忍さ。
これまでと違ったのは、おふざけがすぎる下品な描写は一切なく、オーソドックスなホラーに仕上がっていること。満を持して登場したチェーンソーを見た瞬間、まさかあの人も?と
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.0

真相はかなり奥深い。
たどりにたどって、ようやっと行き着いた最恐物件。ここで大きな疑問が一つ…なぜ夜に行く?もうホラーの演出に暗さを求めたら、視聴者もいい加減しんどい。結末もうやむやのままで、むりくり
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海底二万哩(1954年製作の映画)

3.5

1954年製作とは思えない出来栄え。
潜水艦ノーチラス号とその艦長ネモの物語だが、1800年代に夢のような高性能の潜水艦や、特撮による迫力の映像は驚きだ。科学技術の推を集めたエネルギーに対する由々しい
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ナイト・ウォッチャー(2020年製作の映画)

2.0

もっとスリリングな展開を期待していたが、当てが全く外れてしまった。ヘレン・ハントやジョン・レグイザモは、客寄せパンダ的な出演のようでもったいない。そもそもいかなる理由にせよ、隠しカメラを仕込んでいる時>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.5

潤沢な予算を使って、ストーリー度外視のおかしなエンタメアクション映画に成り下がってしまった。前作の出来からして期待通りだったが…
キレは衰えたものの、無理くり階段を転げ落ちるキアヌ・リーヴスは応援し続
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街のあかり(2006年製作の映画)

1.0

陰湿、悪質、不快。
分の悪い主人公の肩を持つのが普通だが、それさえままならぬ。敗者を生みだす作り手の悪趣味でしかない。

過去のない男(2002年製作の映画)

3.0

険のある表情ばかりで苦々しい。
エピソードも一つ一つがすさまじく衝撃的。かと思いきや、日本語の歌にお寿司と日本酒がでる…なんともつかみどころがない。
ただ、ほんの薄っすらとあたたかみのある感情が垣間見
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浮き雲(1996年製作の映画)

2.5

お国柄か演出なのかよくわからないが、切羽詰まった状況にも関わらず淡々としていて、あまり感情的にならないことに違和感を感じている。それもあって共鳴することもなく、思いのほか夫婦仲が睦まじいこと以外、心に>>続きを読む