このレビューはネタバレを含みます
真のヒーローは、少年の肩にコートを掛けながら、”大丈夫、心配ない”と励ましてくれた男だ。そして自らを犠牲に飛び去っていくラストシーンは、それまでのわだかまりがすべて報われた気持ちになる。
ロビンやキ>>続きを読む
公開当初、「バットマン」が外れたタイトルに違和感を感じながらも、観終わったころにはその意味が理解できた。そのタイトルこそ「ダークナイト」だが、この映画はヒース・レジャー渾身の怪演に尽きる。
サイコパ>>続きを読む
1989年に公開されたティム・バートン監督「バットマン」シリーズのリブート版で、クリストファー・ノーランによる「ダークナイト トリロジー」の第一部。よりダークで硬派な作品に仕上がっている。
キャスト>>続きを読む
「ソウ」シリーズのジェームズ・ワン監督作品。惨劇シーンも覚悟したが、まさかの死傷者1名(”彼方”への世界を除く)ただし、ホラー映画お約束の不意打ちが想定以上のえげつなさで、それなりの覚悟がいる。ハラハ>>続きを読む
レンタルビデオでは「エレクトリック・ビーナス」という邦題が付いていた。
「スリーメン&ベビー(1987)」、「ビッグ(1988)」と並ぶ、コメディー作品の中でも上位に位置する。ここから俳優として注目す>>続きを読む
人気ホラーゲームの実写版「サイレントヒル」の続編。
前作と比較してモンスターキャラのイメージが、だいぶレベルアップしてますね。前作にも登場した三角の仮面をかぶった大男、汽笛のような効果音が聞こえてく>>続きを読む
人気ホラーゲームの映画化。ゲームをプレイしたこともなく、少し難解なストーリーだったことを除けば、ホラー映画としてよく出来ている作品だと思う。PG12指定だが、「ヘルレイザー」や「ソウ」を彷彿させるよう>>続きを読む
予告では戦慄を感じたが、それほどの恐怖は感じなかった。それでもスクリーンの中の悪魔は常軌を逸した存在だったし、これが実話ならば神の存在を信じざるを得ない。
ジョー神父の悪魔祓いが成功し、心身ともにぼ>>続きを読む
シブくていぶし銀ニ代目のトム・ハーディ。マックスに負けず劣らず男気あるシャーリーズ・セロン。そして御年70を超えるMADジョージ・ミラー率いる新生「MADMAX」は、やっぱりエンジン全開、クレイジーな>>続きを読む
現実の出来事に目をつぶりたくなるが、ブルース・ウィリスの一ファンということを置いても、完成度の高い映画。ストーリーもキャストもよかった。アントワーン・フークア監督作品の中でもベストな作品。
本木克英監督の最高傑作。
久しぶりの邦画ですが、とても楽しく拝見しました。
日本人の”わびさび”や”趣”を絶妙に表現した「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」などの日本映画を代表する名作に肩を並べる作品>>続きを読む
「父親たちの星条旗」に引き続いて視聴。
この作品がどうと批評する前に、戦争について率直な思いを書き綴りたくなる。むろん、それがこの映画の意図であり、そういう意味では興行として成功と言っていいだろう。>>続きを読む
たった一枚のあまりにも有名な報道写真。この1枚の写真によって世論が動き歴史が決まった。また、それをとりまく人々の人生も大きく変えただろう。
我々にとって歴史を紐解く面白さがあることは事実だが、そこに>>続きを読む
”この映画をもって本当にやりたい役に出会わない限り俳優はやらない”と公言したとおり、これが名優クリント・イーストウッドの引退作品となるかもしれませんが、たとえそうであってもそれにふさわしい味わい深い作>>続きを読む
巨額の製作費や映像技術ではない。
すばらしい役者と脚本があれば名作が生まれる。
この手の映画にはセオリーや共有するマニュアルでもあるのだろうか?作り手の問題ではあるが、登場する人物の学習能力の低さには、甚だ残念でならない。アクションやホラーといったジャンルに、ぜひとも”苛立ち”と>>続きを読む
ゾンビ映画としてではなく、人間ドラマや医療ドラマのつもりで観始めるといい。けっしてホラー映画ではないが、今までにない視点と切り口で描かれていて、そういう意味ではかなりおもしろい作品だった。
冷血で狂気じみた殺人鬼を演じさせたら、ハビエル・バルデムの右に出るものはいないだろう。殺人の道具にエアコンプレッサーを使うという演出もまた秀逸だ。この偶然でも出会いたくない人物像を創造するコーエン兄弟>>続きを読む
腕時計からワイヤー、靴の先から毒ナイフ、顔の見えないNo1(ボス)など、不気味で卑劣な組織”スペクター”の実体が見えてきた。
ボンドガールのダニエラ・ビアンキは、歴代の中でも一二を争う人気らしいが、>>続きを読む
もう27年前になるが、この作品が初の007。テーマ曲が好きなおかげで映画館に行ったことを記憶している。
現在のダニエル・クレイグ演じる007では、英諜報部のスパイ感を色濃く感じるが、今作のティモシー>>続きを読む
もっとコメディ色が強く、時間が短いとよかった。せっかくのダブル主演も、リピートしたくなる魅力的な作品ではない。
静かにひたひたと迫る戦慄は、コーエン兄弟ならではの世界。一癖も二癖もある粒ぞろいの役者陣が、その独特の世界を薄めることも濁すこともなく演じるところが見どころ。
ダークシーカー(感染者)は光に弱いことを除けば、超人的な肉体をもち知能もある。会話しているのか団結力がある。おまけに感染犬を飼いならしている。
こんなのが6億近くもいる中、たった一人で生き抜いてきた>>続きを読む
「メモは?」
「(スマホをかざして)ここに」
「携帯をなくしたら?」
「クラウドにある」
「何だ、クラウド(雲)って?」
時代は変わっても、夢・情熱・闘志を持った男の姿は変わることはない。老いには勝>>続きを読む
脚本家がメガホンを取るとこうなるのかなぁ、あっさりとウィスラーを殺してしまった・・・。
それでも強烈な敵キャラや斬新な武器、そして何よりもジェシカ・ビールの活躍もあって、それなりに楽しめました。>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロ監督の最高傑作。
ストーリーもキャストも音楽もアクションも全てよし。ウィスラーの復活もうれしい。
映画「メジャーリーグ」や「デモリションマン」から作品を追いかけて、このブレイドが代名詞とも言えるようなキャラクターの誕生。かっこいい音楽にのせたキレッキレのアクションに釘付けで、エンディングまで興奮が>>続きを読む
札付きの悪だった男が過去の自分を捨て、遠く離れた見知らぬ土地で幸せな家庭を築きながら平和に暮らしていたが、ある事件をきっかけに過去の自分が少しずつ蘇っていく。
虫も殺さぬような気のやさしい父親が、と>>続きを読む
前作「007 スカイフォール」からつながる部分が多いので、そちらから先に観ることをおすすめします。
かつての宿敵で、対諜報活動・テロ・復讐・搾取を専門とするエリート組織スペクターと相対するお話だが、>>続きを読む
映画007シリーズ第15作「リビング・デイライツ」は、これまでの歴代ボンドで最も人気があったロジャー・ムーアに代わり、ティモシー・ダルトンを起用。私が観た最初の作品である。
当時は何かと話題になった配>>続きを読む
年代もあるがジェームズ・ボンドがハマりにハマっているダニエル・クレイグ。ただ、派手なアクションを作りすぎている感が否めない。窮地に陥っても絶対に切り抜けることがわかっているから、面白さを半減させている>>続きを読む
だまされたとはいえ友人を暗殺してしまう。復讐に燃える息子も返り討ちにする。すきがないっちゃないんだけど、どうもスッキリ爽快とはならなかった。続編ができるのはちょっと意外かも。
マトリックスに次ぐキアヌ・リーブスのはまり役でかなり好きな作品。レイチェル・ワイズもよかった。続編を期待したいが、マトリックスのように微妙な作品にはしてほしくない。
事実を元にした作品だそうだ。
その事実が事実なら、まことに怖ろしい。
アンソニー・ホプキンス自身悪魔に取り憑かれているとしか思えない迫真の演技だが、そうでなければ幼い女の子への容赦ない平手打ちは、芝>>続きを読む