cocoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

結婚のイメージが大変に悪くなった‥
人って恋人の何かを好きになって結婚する。でも、恋人の時代に見えていたものは断片的なものであることに気がつく。
結婚でそれまで見えなかったパートナーの顔や考え方に遭遇
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怒り(2016年製作の映画)

3.5

「人を信じたい」想いと「何か隠してるんではないか」という想いが錯綜する作品。
人は相手の何を信じ、どこまで相手に本音で話せてるのかな。
怒りという感情をどのように表現したらよいのかな。泣きわめいても誰
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

トニー がフライドチキンの骨を車の窓から投げ捨て、ジュースまで捨てたら、ドクに怒られ、ちゃんと車をバックして取りに戻るっていいわー!
黒人のなかでも途方もない貧富の差があって、ドクは自分が何者なのか分
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

3.5

いったいこの映画の終着点はどこになるんだって見てたら、なぜかハラハラしちゃった。
色んなドラマの撮影をある区画にある複数の建物で撮影でしていると知ったのは、大変に大きな収穫でした。(それも知らなかった
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

今どきあれほどの罵声を浴びさせて、ついてくる生徒はいるのだろうか。
胸のなかに秘めている「fucking」を呼び寄せるためには、あの罵声が必要なのか‥
ちょっとセッション以外の恋愛だったり、事故だった
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

何曲か知っている曲もあって、Queenの歴史を少し垣間見れた気がして良かった。
ロックバンド素人からすると、やはりボーカルがよく目立ってしまう。
有名になると非難したり、間違いを教えてくれる人が圧倒的
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

吃音って、やっぱり過去のトラウマから生まれるものよね。生まれつき吃音の人っていないよね。
トラウマって本当に恐ろしい。過去にとらわれないで、今を生きたいと思っても、気付くと何処かで過去を思い出してしま
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.4

なかなか貧富の差は埋まらないし、低所得者同士の熾烈な闘いもあったりする。誰もが平等に生きる世界って難しいのかもしれない。
でも、最後に息子が言ってた。「がむしゃらにでも働いて、お金持ちになり、豪邸を買
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

色んなセックスのシーンだったり、感情だったり、欲望だったりがあるんだね。
人によって感じる快感がそれほど違うとは。
娼年として生きるって、相手の求めることに耳を澄ませて、それに応えていくそんな快感があ
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.4

途中でストーリー読めちゃった。
上野樹里さんが松本潤さんの良さを引き立てているように見えた。
少し最後のおちがパッとしない感じだな~。先輩との関係を恋愛関係なのか、上司部下の関係なのかもう少しハッキリ
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.8

戦争に勝ったから痛くも痒くもないわけじゃないことがよくわかった。
戦争の勝ち負け関係なく、戦争は両国において、死者を出すということ。数だけで語れない苦しさや辛さがある。硫黄島の戦いがいかに米国にとって
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.8

第2次世界大戦の渦中に、天皇万歳に疑問をもったり、自決するのではなく、最後まで戦い、生きて帰ろうと思い続けることが、どれほど難しかっただろう。
圧倒的な敵国の強さが伝わってきた。(2倍速で観てたから、
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とんび(2022年製作の映画)

5.0

特別試写会@豊洲ららぽーと
抱っこして子供温めようとするとき、両親がいれば前後から挟んで子供を温められるけど、片親は子供の背中を温める人がいない。でも、親代わりにたくさんの人の手で背中を支え、温めるこ
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.8

エネルギーを求めて、人は戦争をする。なるほど。
『日本のため』と研究していたことが、広島と長崎の被害を出すほどのものであると、研究者は本当に認識していたのだろうか‥
先に原子爆弾を作れたほうがこの戦争
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.9

ラマヌジャンのような稀にみる天才を私たちは人種や学歴だけで判断することで、見失うときがあっのではないかと思う。数字を芸術と捉え、人との関わることに自信がないハーディ教授が、1人の学生と向き合って、ぶつ>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.6

確かにノーベル賞って男性が受賞してるイメージがぬぐえない。奥さんが8割がた作品を作っていたのに、旦那の名誉になることは、愛してる旦那であっても、心のうちでは、許せないポイントがたくさん積もっていたのよ>>続きを読む

東京家族(2012年製作の映画)

3.8

お父さんは典型的な昭和時代を生きた人。そして、見合いで結婚したけど、お父さんに何処となく惹かれているお母さん。
3人兄弟は、大きくなってもやっぱり関係はそう大きく変わらなくて、その変わらないものに、安
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.3

映画は撮りたいけど、何を撮りたいのか分からないというめぐみ。同じ状況が仕事で私の身に起きている。
映画とはこうあるべきなんだとぶつかり合うことも昔はあったと思うけど、今の世の中では難しいよね。飲み屋で
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

お茶のお稽古で映画にできるなんて。しかも、なんと奥深い。ずっとお茶をたてるって気になっていたけど、ますますやってみたい興味が湧いた。
樹木希林さんが黒木華さんを可愛がっていた話がよく分かる気がする。
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.2

震災の話を盛り込むのは、なんだか無理やりのような。。そして、直子の婚約者が自衛隊だなんて。シチュエーションが重いはずなのに、何か内容がちぐはぐしてるような。
人生はそう上手くいかない。だけど、一線を越
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.5

篠原涼子さんの作品は意外にも初かもしれない。。しっかりと母を演じられていました。
それにしても、人の死の線引きをどこにするかは、どこまでも議論できそうだ。
予期していないタイミングで自分の子供が目を覚
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北のカナリアたち(2012年製作の映画)

3.5

やっと吉永小百合さんの作品を観れた。
先生が島に来てから、子供たちは明るくなった。先生が教えた合唱がみんなを一つにするはずだったけど、色々な出来事が重なり、誤解も思い込みも時間と共に濃く刻まれていくん
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前科者(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

保護司の立ち位置やお仕事の内容をちゃんと知らなかった。非常勤の国家公務員だけど、報酬なしなんだ。幾度となく無力感を感じそうだなぁ。でも、一緒に社会復帰を手助けをしてくれる保護司がいたら、心強いだろうな>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

移民の肩身は本当に狭かっただろうし、自分達の存在をアピールするには力でしか表現できなかったんだろうと思う。
人種を越えた愛は、何よりも強い繋がりを生み出すのでしょうね。
個人的にはダンスでもっと魅せら
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

最初、「私は犯人です」と名乗り出た曽根崎を市民が受け入れて、格好いいだの、サイン会が開かれちゃうのは違和感しかなかったし、現実に起きたら、恐ろしい。。。
途中離脱しようとしたけど、最後まで観ていて良か
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

最後に宇宙飛行士になって飛び立つエルマーを見て大号泣。とにかく実話には弱いんだよ。
反骨精神を最後まで貫いた弟エルマーを支え続ける兄エリック。助けたくても助けられない叔父。でも、叔父の存在が、兄弟の"
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NICE 2 MEET U ナイス・トゥ・ミート・ユー(2013年製作の映画)

3.3

ちょっとロージーが強引すぎかな。文化を尊重すべきだよね。やっぱりインドの見合いは今でもある風習なのかな‥?
友達夫婦と一緒に暮らすアビは、とても窮屈そうだったけど、ロージーに会って、恋にのめり込んでい
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.5

最高の花婿🤵本家の感動はなかったけど、レズビアンが結婚式を無事に挙げられたクライマックスでなぜか泣けたよ。。。
アジア人としては、レモネードを頼んでるのに、イエローと言われるシーンを自分事のように考え
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.4

特別試写会@渋谷ユーロライブ
※松居監督のQAセッション付
演出が新しい。。中盤まで展開に追い付けなかったけど、気がついたら、スッと状況を理解できてた。この感覚は初めて。この演出を考えた松居監督は凄い
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映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

3.4

最初のシーンで離脱するか悩んだ‥ドラマ見ていなかったために何の予備知識もなかったから、いけなかったのかな。北村匠海くんが出ていたので、離脱せずに済んだけど。
役を演じて生きていると思えば、気が楽になる
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

西野が奥さんの康子を支配するまでの過程が謎だった。近所付き合いをしようとして、シチューを持っていくなんて、何だか凄い設定ね。
それにしても、康子のエンディングの叫びが、この映画をすべてを描いていたよう
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.9

時代を感じる庭を作り上げたメアリーの根性と強い想いが伝わってきた。
人工ではなくて、自然の美しさに胸打つ日を迎えることが今後できるのかなぁ。日々疲れきってしまった心を癒すには、画面ではなくて肉眼で見る
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

連続殺人鬼と漫画家のキャラクターが見事にマッチした状況を非常に上手く描写できている。
圭吾が三十四を描いているとき、ちゃんと悪人になりきってた。特に目なのかな。
最後、夏美が家具をキャンセルしてるのを
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.4

富の再配分なのかなぁ。
私利私欲まみれに溺れることのない浅野屋の教えに頭が上がらない。
夜逃げ多発の街に活気が戻るまでの過程が良いね。最初とんとん拍子にことが進むでないか!と思ったけど、ちゃんと挫折も
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.0

周りが年を重ねていくなかで、自分だけ若いままであるならば、なんて孤独で寂しいのだろう。いつの間にか外見から親子関係が逆転してしまい、周りとの会話に合わせることはどんなに大変なんだろう。人は知らずして外>>続きを読む