ゆかさんの映画レビュー・感想・評価

ゆか

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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

太平洋戦争後復員してリーマンとなり、使役される側からする側に回ってやろうと野心を抱く水木と、後の鬼太郎の父、目玉おやじである幽霊族の生き残りゲゲ郎のバディものであり、怪談であり、ミステリーであり、アク>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海誠の最新作を観るたび「あー時代が変わった。」と思うので、きっと物凄い人なんだろう。
九州の港町に叔母と暮らす女子高生が青年と出逢い、不思議に巻き込まれていくいつもの新海誠作品。
だけど、これまでの
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.8

子供達が幼い頃から仕事一筋ですれ違いばかりだった寡黙な父が、昇格内示を受けた直後に突然退職し、ずっと自宅で過ごすようになった。当然うまくコミュニケーションを取ることができず、悩んだ息子の光生は父との思>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

初めてエヴァに触れた時、シンジ達と同い年だったと思う。包帯ぐるぐる巻きのレイが表紙の漫画を友達に借りて読み、「見てはいけないものを見ている気がする」と思ったことをよく覚えている。その後大ヒットして今日>>続きを読む

プール(2009年製作の映画)

3.5

タイ、チェンマイで撮られた映画。とにかく画が綺麗でうっとりしてしまう。大きなプールの水面に揺れる陽射しが美しい。

母、京子は自由人。娘のさよは自分と祖母を置いて消えた京子を尋ねてタイの空港へ降り立つ
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トイレット(2010年製作の映画)

4.3

カナダに暮らす年の近い三人のきょうだい。映画は彼らの母の墓前から始まる。研究職でロボットオタクのレイ。尖った感性を持つ大学生ポエットのリサ。繊細なピアニストのモーリー。母は彼らに家と、猫の「センセー」>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.0

大泉洋演じる、大泉洋そのまんまの劉備を中心に据えた三国志…のようなコメディ。
テレビ局が作るお笑いが好きだとハマるのだと思う。私はあまり慣れておらずハマれずで、でも多分、絶対笑うとこなんだよな、もしか
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

子供たちに絶大な人気を誇っているという鬼滅の刃。
しかし自分の年齢のせいか、付き合う人間が偏っているのか、周囲に読んで・観ている人がいなかったし、流行りに乗せられるのも何だかシャクで食わず嫌いを決め込
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

失恋のショックからモノに溢れた生活を続けていた男がふと思い立ち、衣服なら下着まで全ての持ち物をトランクルームに預けた。「必要なものをトランクルームから毎日1つだけ持ってきてよい」というルールを自らに課>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ある停電の夜を境に、世界が少し変わってしまった。その世界にはたばこが無く、コカコーラが無く、そして、ビートルズが無かった。変わる前の世界の記憶を持った売れないミュージシャン、ジャック・マリクはアコース>>続きを読む

めがね(2007年製作の映画)

4.5

超有名作「かもめ食堂」の荻上直子監督作品。
何回観たかわからない映画。
一時期これしか受け付けなくなったことがあって、DVDまで買って本編とおまけディスクを狂ったように観ていた。思い返すとあのときはと
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コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう)(2017年製作の映画)

4.9

観賞しながら、私はある男性に思いを巡らせていた。2年ほど前、ニューヨークを旅したときに出逢ったインド人の男性のことだ。
彼はいわゆるギークで、中でも日本のアニメーションが大好きだということだった。彼に
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リマスター サム・クック(2019年製作の映画)

4.6

60年代アメリカの偉大なるシンガー、サム・クックのドキュメンタリー。
この人の歌声が好きだ。魂が震えて、鳥肌が立つ。なんて楽しそうに、自由に歌うんだろう…。

明るい歌声とは裏腹に、時代背景はめちゃく
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hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」(2015年製作の映画)

3.5

X JAPAN、hideのドキュメンタリー。

私はhideをあまり知らない。けれどなんかカッコいい人だよな、と思っていた。ある日、自殺のニュースを聞いた時、ああ、あの人、死んじゃったんだ… と思った
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

25時終わりのレイトショーかつ久々の150分越えで、眠気や諸々に不安があったけど全くの杞憂だった。笑って、息を飲んで、じんと来たりして大満足。心の穴ぼこを埋めてくれたようにすら感じた。

主演がディカ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.2

マーベル版寄生獣。

地球の資源が尽きることを予想した科学者が地球以外の惑星でも活動できる肉体を求め、最強の能力を持ち合わせた寄生型の地球外生命体を人間に寄生させることで宇宙へ進出する計画を立てる。生
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

4.5

片桐はいりさんファン垂涎。
えせ占い師はいりさんはズルすぎだよ!

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.8

メリー・ポピンズは私のnannyだった。
子供の頃、WOWOWのディズニーチャンネルで放送されていた「メリー・ポピンズ」を気に入って、あの長い映画を繰り返し、何度も何度も観た。もちろん50周年記念Bl
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.8

南極基地「ドームふじ」に観測隊として派遣された8人の男たち。-70℃を下回るそこには8人の他に微生物すら存在しない。
主人公で料理人の西村は穏やかな性格だが几帳面で細やか、悪いように言えば少々神経質な
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グスコーブドリの伝記(2012年製作の映画)

2.0

宮沢賢治の珠玉の短編、グスコーブドリの伝記をアニメ映画にした作品。
冷害による大飢饉により家族を失った少年ブドリが世のため人のためを想いながら行動し生きていくお話。

音楽と、登場人物を猫化したことが
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.7

森見登美彦氏の小説を中村佑介氏の絵柄でアニメ映画化した作品。
舞台は京都市左京区。京大生でザルの黒髪の乙女がお酒を呑み呑み、夜の京都を練り歩く。

脚本がヨーロッパ企画で納得!
テンポよくてあっという
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

ネタバレになっちゃうからというか、これから鑑賞する方の邪魔をするような気がして何も言えない。それほど鑑賞中の純な楽しみがあるということだ。

居合わせたお客さん同士で笑い合う感覚がたまらなく幸福なので
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ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

3.6

アメリカの伝説的バンド、ザ・ビーチボーイズの主要メンバーで、天才肌だが精神疾患を持つブライアン・ウィルソンの伝記映画。80年代の壮年期が主軸だが、きらめく60年代青年期の姿もしっかり描かれていて見応え>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

ストーリー性はほぼ無い!でも音楽と車が好きなら間違いなく楽しめるオシャレ映画。OPのカーチェイスと長回しの街歩きシーンで心を持っていかれる。あとエンドロールの最後に持って来た曲にニヤリとできるので是非>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.0

地球の人口は増加の一途、資源は枯れゆき処分できないゴミはどんどん増えていく。破滅の道をたどる世界の打開策として、人間を含む動物を「ダウンサイズ」してしまう技術が発明され、一般人も利用できるよう公開され>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.2

半魚人と、声を失った女性のラブストーリー。
タイトルの通り水の描写が多くありいずれも美しい。ヒロインが手話で語ることもあって全体的に静かで、まるでフランス映画のような詩的な印象(※アメリカ映画)。ただ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

投資詐欺で成り上がり、金、ドラッグ、女に乱れる証券ブローカーの栄枯盛衰を描いたお話。いたって普通の、どちらかといえば誠実そうな証券マンがギラギラの上司とドラッグに影響されて開眼し、非人道的金儲けと気の>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.3

深夜にやってて観入ってしまったサメ映画。

医学生のナンシーがあまり人が来ないビーチでサーフィン中にサメに襲われて脚を大きく負傷。命からがら岸から数100メートルの小さな岩場に乗り込んでサメから逃れ、
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.5

はじめに書きたいけれど、私は好きな映画ではない、しかし強烈に記憶に残るとてつもない作品であることは間違いないと思う。
公開当時、前知識なしで映画館で観て圧倒された。あの時の私は20歳、あまりの衝撃にも
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.5

サミットを3日後に控えた都内施設の大規模爆破事件の容疑者としてあがったのはなんと毛利のおっちゃん!小五郎を逮捕して捜査を進める警察と、無罪を証明したいコナン、暗躍する安室…という図式で始まる。

警察
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.2

怪盗グルーに実は生き別れの双子の兄がいて、兄からもう一度悪党をやらないかと持ちかけられ…?!な話。

ミニオンは相変わらず歌ウマでかわいい。刑務所内のやさぐれ感最高。
アグネスのユニコーンがちょっと勿
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インセプション(2010年製作の映画)

4.9

標的の夢に潜り込み、深層意識から情報を引き出すことを生業とするスパイ屋が、標的の意識へあるアイデアを「植え付ける」ことを試みる。
140分超えにも関わらず展開が早い上に用語等の解説はあまりなく、最終的
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

2.5

シリーズ相対評価だとこの点数になっちゃう!
酔いつぶれて目が覚めたら何だこれヒエー!がハングオーバーの様式美的おもしろさだと思うんだけど、オープニングにそれが無くてさみしい。エンディングのステューは下
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ペット(2016年製作の映画)

3.0

飼い主を待つペットたちの長い一日。トイストーリーの動物版ってかんじだった。

??と思うシーンもあるけど、おすましプードル・レナードのヘドバンが私の心を全て持っていきました。犬…犬を愛でたい…

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.8

ハングオーバーの2作め。

こんどはタイで歯科医のステューの結婚式前夜、前回を省みてビール1本だけの乾杯…のはずが目が覚めたらアジアンテイストのスイートルームはめちゃくちゃ、花婿ステューの顔にはどこか
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UDON(2006年製作の映画)

3.0

香川県の地元情報誌によるうどんレポートによっておこったさぬきうどんブームのお話。鑑賞後はもちろんうどんを食べた。

愛が詰まりすぎてて間延びしちゃってる感じがもったいない。だって130分だよ!90分に
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