milagrosさんの映画レビュー・感想・評価

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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.2

なんかイヤなことあった日とか失敗した日にみるといい、最強になれる映画。めちゃ恋した。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

出てくる家族がみんな嘘っぽいのが、いちばん見てて悲しかった。垂直的な階級差にしがみつくことでしか成り立たない人間階級のもろさ。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

なんで離婚するのかとか、なんで愛しているのかとか、もう理由とか経緯とかどうでもよくなるくらいグチャグチャになったところに、かろうじて残るなにかを慈しもうとする映画。こういう映画がのこしてくれる感情はぜ>>続きを読む

燃えたぎる時(1968年製作の映画)

4.0

アルバレスをみたあとだとやはり物足りない。アジりぐあいが中途半端。第一部が一番おもしろ。

さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.5

あの露悪的なちゃぶ台がえしはなんだったんだ…。いろいろ大事な問題を扱ってるとは思うんだけど、結局一番関心あるのは「ドキュメンタリーは現実か?」みたいな問いなの?それってめっちゃ安っぽくないですか。
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ふしだらな女(1927年製作の映画)

3.9

階段映画だった。大きすぎるあの家の階段で、力関係がばっちり示されてる。

アッシャー家の末裔(1928年製作の映画)

4.3

引きのショットがすんごくいい。生きてるみたいにざわめくカーテン。棺。人間がどんどん解放されていくかんじがある。

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.7

血統主義なのかそうでないのかはっきりしてほしかった。フィンの扱い…。カイロ・レンが中二病全開なのに可愛かった。アダムはすごい。

少年(1969年製作の映画)

4.0

天皇批判が少し影をひそめてるが、そのぶん少年の目線がギラギラ。時計とか帽子とかが妙に大事に思えて気になって、捨てられたときに悲しくなる。

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

4.4

壁を壁としてすごく残酷なままに起立させながら、それでも尊厳もって生きる人々のぶつかりあいがすごすぎて泣く。滑らかな物語の至るところにあるゴツゴツしたツボが、違和感として付きまといながらも彼らは優しく生>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

この映画の語りは信用しちゃいけないっていうのは、あのマンションの女とのシーンからもうわかるんですが、大袈裟な音楽もやりすぎなカメラもぜんぶジョーカーの妄想のせいかもと思ったら、その底知れない空っぽさが>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

演者の体の感覚が触れられるように伝染する映画で、ものすごいオーラが映画に溜まってる。力任せじゃない聡明な本気の出し方で、池松と蒼井はほんとにすごい。あんな発声できる?貫禄が増村とか溝口に迫るようなレベ>>続きを読む

私は猫ストーカー(2009年製作の映画)

4.0

あんまり街を撮ってないのに空間の奥ゆきがすごいのは、猫の徘徊に想像が及ぶから。見えない猫や人がたしかに存在してて、ふっと不意に出会えるんだとやさしく教えてくれる。「猫ストーカーのうた」は何千回でも聞き>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.9

このスタジオの映画は青春とか学校生活をエモくみせるんじゃなくて、いつか消えてなくなるよな、と冷静に見つつ、それでも忘れられない痛みとして描いていて、それがとても好き。聴覚とか触覚とかが観客は主人公とす>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

主演がべらぼうに美しいのだけど、それに映画が完全に振り回されているような気がする。結局のところ殺人を美しさとかで回収するしかないのはいいのか。

火口のふたり(2019年製作の映画)

4.2

これは泣く。もうほぼ日本終わってるなかで、粛々とセックスで「負い目」と向き合おうとするふたりの身体がいい。柄本の食べっぷり、飲みっぷりも最高。

イントレランス(1916年製作の映画)

4.0

細かいアクションの編集とクロスカッティングの大胆さが合わさって、すごい緊張感がある。急にキリスト教推しになるのは笑う。

街の天使(1928年製作の映画)

3.8

口笛の響きが抜群に切ない。またぐいぐい男を引っ張っていく主人公の力強さも

パサジェルカ(1963年製作の映画)

4.0

女性二人の関係がいろいろと複雑で人間的な弱さが滲み、収容所舞台にこの切り口で見せるのはすごい。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

しくしく泣いて「ファック!!」て言いながら必死に演技するリックや、そわそわしながら映画館で自分の映画を見るシャロンの姿は、ぜんぜん自己愛的なイタさがなく、斜陽のハリウッドに生きるリアルでヴァーチャルな>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.1

最初に息子に焼くサンドイッチが一番おいしそうで、丁寧につくってるところから、ぜったいこの人はいい人だと思った。あと唐突に現れる相棒がいいやつすぎて、そいつの話すスペイン語がまた最高だった。
この映画が
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夢を見ましょう(1936年製作の映画)

4.4

無限おしゃべりがもうそれだけで時空を押し広げてて、楽しかった。人間の話す力の極致を見た気がする。字幕すごいなあ。

天気の子(2019年製作の映画)

2.3

新海誠の映画って、背景の景色はどんどん細かくきれいになってるけど、それに反比例して物語の密度がすかすかになってるような気がした。
この映画みて、天気とか環境のこととか知りたい!とは思わないし、なんでこ
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嵐電(2019年製作の映画)

4.1

好きなものを撮ってるはずが、撮ってるものを好きになってしまった、みたいなセリフが好きだった。あとなんか、この映画見てから、ずっと電車に乗って、いろんな人と偶然乗り合わせているような感じで生きてる。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.2

久しぶりに好きな邦題です。
西か東の、国境線くっきりの冷戦物語なのだけど、やがて全部取っ払って二人だけの空間を作っていく過程が端正に、鋭く映されていて驚愕。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.2

無限に公共空間が映っていく、やっぱりアメリカはすごいってなる。創造してたのとはまた違う、文化のハブとしてのスペースが起立していた。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.3

おもちゃの動き一つ、視線一つが希望になることが本当にすばらしい。ラストは死ぬほど泣いた。

幸せな人生からの拾遺集(2012年製作の映画)

4.3

15才の少女の手紙からの抜粋という、文章のひとつひとつがすばらしい。「わたし」が見たものを受けいれ、愛そうとする暖かさの集積と残滓。

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

4.3

ノスタルジーやエモいでは片付けられない。断片的に刻まれ、接合されていく確かなイメージに、メカスは決して浸っていない。生きるよりも思い出すよりもずっと速く映画をつくっていく。それでぜんぶ燃やす。

インディア・ソング(1974年製作の映画)

4.2

限りなく眠かったですが、ただこどじゃない音と映像の乖離で、この声は誰なんだ?っていうぼんやりした疑問が絶えず付きまとって、幽霊の記憶をずっと見ていた気分

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

テルちゃんが不気味すぎて、ほかのわりと分かりやすく感情移入できそうな人を凌駕してしまっている。こわいよこれ。このカットいいなあ、みたいなのはなかった。演技はよかった。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.0

一ミリも想像力が飛びださない、カルキの匂いもしない、これはだめだと思う

東から(1993年製作の映画)

4.5

一度通りすぎた人々は二度と画面に現れないから、切実さのすごい映画だった。歴史の風のような横移動。どれだけの人々と出会い別れたのかわからないけど、パンとサラミを変な手順で切る女性、ツルツルの氷滑り台をす>>続きを読む

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