milagrosさんの映画レビュー・感想・評価

milagros

milagros

1994年生まれ。

映画(510)
ドラマ(0)

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.4

たぶん生きてて忘れてはいけない瞬間がいくつもあるんだけど、この映画にはそんな大事なときが確かに映ってる。永遠に思えるような、終わるのを知ってて終わってほしくないとき。
朝まで飲んで、喧嘩して、踊って、
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キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

4.2

「全然わからん」と思って、ぼーっと見てると、ビンタでたたき起こされる映画。
開けちゃいけないってなると、開けたくなるよね。主人公含め、全員やばい。

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.0

おおらかな優しい映画だった。カップルの放浪も、漁村の家族も、景色メインで撮られてるからいい感じに小さい。
ずっとあんな会話してると、疲れると思う。でもお祭りやなんやかんやでけっこうパッピー。

ボクシング・ジム(2010年製作の映画)

4.2

いろんな人がトレーニングしているボクシングジムは、小さいけどめっちゃ広く見える。画面の奥で小さくてもがんばってる人の存在がいい。みんなが集中して、自分の求める動きのためにせっせと動いていて、役者みたい>>続きを読む

あみこ(2017年製作の映画)

4.2

かっこいい。ほんとに。過剰な自意識を、照れることなく描いているから、清清しい。

愛情萬歳(1994年製作の映画)

4.6

今まで見たなかで一番きれいなキスシーンがある。あと、たけしの映画みたいな無邪気な残酷さ。

青春神話(1992年製作の映画)

4.1

ベタベタするエロさがいい。あと、ナタのユーモア。めっちゃ笑った。でも、悲しい都会の子供たち。

ゾンからのメッセージ(2018年製作の映画)

4.3

映画館から出ると、ほんとに空がゾンに見えるから、ひびるよ。
傷ついたフィルムに覆われた世界は心地いいかもしれないけど、その外へ飛び出しすため、今までの自分を振り払って、走り出す瞬間がいい。
ゾンは、境
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.0

憑依してたのか、してなかったのかは、結局観客にもわからない。肝心なところはビデオで撮影されたところしか見えないから。妹と一緒にそれを信じるしかない。

AVのモザイクをかけるのが仕事の男は、同じように
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

リアルに帰らなくちゃね!って散々言いながら、もうリアルがよく分かんなくなっちゃう。ヴァーチャルに沿ってリアルがつくられているよね、もう。

つかのまの愛人(2017年製作の映画)

3.8

理屈じゃなくて、好きとか嫌いとかじゃなくて、人間ってこんなふうだよなと思える、かっこよさとかっこ悪さがあった。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

映画館でこんなふうに盛り上がる経験は初めてで戸惑っている。映画じゃなくてテレビの盛り上がりに近かったと思う。
答え合わせしていく感覚。
すごい壮大なメイキングを見せてもらったかんじ。
一番感動するのは
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.8

東出くんの亮平がほんとに最高なんですよ。あんな男いないよ。ふとでる言葉の力加減とか、やわらかさとか全てがいい。

みんなが「信じたいもの」を必死で探してるいま、「信じられないもの」の深さや恐怖を、また
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.1

ボルヘスの迷宮の美しい映像化。時間と空間が絶えず変容していくワンカット。

沈没家族(2017年製作の映画)

4.0

希望だけじゃない、もっとドロトロした「家族」なるものへの問いかけ。自分の心に素直である人たちが心地よい。

ひいくんのあるく町(2017年製作の映画)

4.0

故郷を離れた監督が消えつつある街を懐古する。監督はひいくんを見つけて、彼に嫉妬したのかもしれないと思った。だからひいくんは監督の架空の分身として、天使みたいに町をまわる。

イワン雷帝(1944年製作の映画)

4.1

ショットがそれぞれで強いのに、連関するとやばい。人間こわい。

アレクサンドル・ネフスキー(1938年製作の映画)

4.0

仮面つけてる兵士がめっちゃ不気味で、叩いてもよさそうな雰囲気出してるのが怖い。王様をいいやつに見せようとしてるけど、スターリンとの関係がありそう。

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

3.9

大事なところは全部カメラの外でおこっているのが控えめでいい。ドワネルの動きはキートンみたい。

ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)

4.5

ガンガン鳴り響く取り壊しの音に囲まれながら、ゴホゴホひたすらクスリをやりつづけるヴァンダたちの、剥き出しの命。火のでなくなったライターの山が、あの部屋で流れた時間の長さを伝える。

ヴァンダがふっとみ
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

4.5

「思い出すことは、再び生きること」って誰かが劇中で言う。この映画は、まさにひたすら過去を思い出す。なんでこの稀有なグループが生まれたか、なぜ彼らはずっと忘れられていたのか。
前作にはなかった革命との関
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誓いの休暇(1959年製作の映画)

3.9

冒頭から戦車バンバン出てきて、ものすごいカメラワークで、ほんとソ連の本気映画はすごいなあと思う。
物語は、戦争の悲惨さを描いているようで、残酷さは排除されて、みんないい人になってしまう。主人公のいい人
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七月のランデヴー(1949年製作の映画)

4.2

とぼとぼ進むあの水陸両用車に乗っているときが、一番幸せそうな時間だった。つかの間の青春。
明日には変わってしまう、移り気な感情や関係を彼らは精一杯生きている。映画が終わったあとも、ちゃんと生きているよ
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くちづけ(1957年製作の映画)

4.2

水着でローラースケート、バイク二人乗り。二人の動きが生きてて、ぜんぜん古びない。
増村の映画の人々は、強い情念みたいなものをみな持っているけれど、説明的にはならない。アクションがそれを追い越し、それを
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殺人者にスポットライト(1961年製作の映画)

4.0

人間がだんだん音と光だけになっていくドキドキの展開。ゴシックホラーのような城のなかにスピーカー満載。乱反射してそれに当たらないようにする。

恐るべき親達(1948年製作の映画)

4.1

親たちの恐ろしさは身体を通じて見事にグロテスクに結実していた。

審判(2018年製作の映画)

3.8

全体的な批判をしているようで、結局は個人の問題になっていくところが微笑ましい。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

新聞の文字のひとつひとつにどれたげ血が通っているかよくわかった。無駄のまったくない、簡潔で強い演出。

菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.3

「革命」とか、「世界」って言葉が死ぬほど出てくるけど、まったく空回りしていない。その言葉を使うだけの意志と強さは、映画的な強さとして画面にはりつめていた。
すばらしのは誰一人として国家に頼ってないこと
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ルアッサンブラージュ(1982年製作の映画)

4.0

何も示さないように撮る、っていう不可能なことを必死でやろうとしている。そのためには、語る自分を全面に出すしかない。

海を駆ける(2018年製作の映画)

4.0

深田さんの最高傑作だと思う。神さまみたいな人も、津波のつらい記憶も、すべてカメラで撮られて世界にすぐ流れる時代。ディーンさんの映画文法を無視する奇跡の動きには単純だけど新鮮な驚きがある。
大事なのはひ
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

4.3

どきどきする恋のサスペンスと、のびのびするワンショットの奥行きがあって、みんな好き。深刻になるよりも、正直に悩みながら、風船膨らませる感じで人と付き合いたい。

枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.2

映画のリアリズムは、誠実さからしか生まれない。人の感情と行動にどこまできっちり付き合うかだと思う。どしどし歩いて、がつがつカレーのルーを平らげて、ごくごく酒を飲む。好きとか嫌いとかじゃなくて、放ってお>>続きを読む

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