milagrosさんの映画レビュー・感想・評価

milagros

milagros

1994年生まれ。

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ドラマ(0)

花咲く港(1943年製作の映画)

4.2

これがデビュー作ってやっぱり木下惠介すごいよ。コメディとして、軍国主義がきちんと解体されてるもん。怪しい人たちばっか。

生きてゐる孫六(1943年製作の映画)

4.0

よくこんなめちゃくちゃな要素で群像劇できるよなって感心する。とってつけたようなプロパガンダ臭は笑える。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.3

陰謀の迷宮のなかの切ない欲望。クラクラめまいするけど、泣けてくる。

勝手にしやがれ!! 脱出計画(1995年製作の映画)

4.0

間違いなく黒沢特有のリズムがあるんだけど、そこから飛び出すほどの哀川翔たちの身体の躍動がいいね。

悪魔の季節(2018年製作の映画)

4.0

あの裏表の顔ある人、なんだったんだろう。棒立ちで歌うフィリピン史の異様さは、けっして安易な同化を許してくれなくて、監督の覚悟を感じる。ラストの切れ味はほんとにすごい。

ヒストリー・レッスン(2018年製作の映画)

4.0

若さと老い、みたいな二項対立はそのうち消えていってしまうことが、監督の意志かどうか知らないけれど、とてもよかった。語り口は下手だと思うけど。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.2

ピノチェトのチリが新自由主義を振り回す1978年。エルヴィラの生はその過剰さによって、論理や規範には回収されない。といってもこの映画はLGBTQの映画でもなんでもない。もっと普遍的なものだ。
でも、だ
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Dressing UP(2012年製作の映画)

4.0

自分のなかのモンスターを倒すんじゃなくて、抱きしめること。わけもわからず男子を引き連れていくカリスマ性がすごい。めっちゃいい顔してる。

キューバのみなさん、こんにちは(1971年製作の映画)

4.0

初々しい出会いの嬉しさに溢れたキューバ紀行。かわいいくも厳しい革命のなかの生活。ヴァルダの映画は革命を裸にしてしまう。満面の笑顔で踊るサラ・ゴメスの姿に涙がほろほろ。

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.1

JRの写真は永遠の芸術ではなく、時間とともに消え去っていくもの。死の陰がどんより漂っていても、ヴァルダの軽やかな足どりと確かな瞳があれば、いつでも人は人を見いだすことができる、

カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

4.5

まじで必死な女たちの下で、同じく必死に走り回る男の泣ける共演。憎みつつも嫌いながらも、お互いを信じきってるからこその激闘。最高すぎる。

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

4.3

必死なのに気楽なふりをする、でもあふれでちゃう、ださカッコいいカサヴェテスの男たちが大好き。彼にはあの小屋しかないんだと、あの女たちに誰よりも賭けているんだと、最後のひとりひとりの紹介でスポットライト>>続きを読む

天使の入江(1963年製作の映画)

4.3

賭けている映画は大好きなんだけど、これは特に好き。音楽と映像のとてつもない速さと虚しさ。彼女が人生に駆ける瞬間の美しさ。

あまねき旋律(2017年製作の映画)

4.3

驚異的な記録。地球にこんな人間の生き方がまだあったのかと嬉しくなる。優しい歌だけど、どこか空しい。でも、皆で歌えば大丈夫

愛と法(2017年製作の映画)

4.0

編集すごいうまい。あたりまえの生活の部分がとても美しいからこそ、生きる彼らの主張。

天はすべて許し給う(1955年製作の映画)

4.3

滑らかすぎて、完璧すぎるラブストーリー。暖かい色彩にうっとりする。
でも、その完璧さのなかに隠れる異質さがこわい。田舎社会や家族の脆さ、鹿とか牢獄のような窓枠が絶えずつきまとう。彼らは本当に幸せなんだ
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モアナ~南海の歓喜~(1980年製作の映画)

4.3

奇跡の映画と言っていい。50年のときをへて映像と音楽が合わさるなんて、しかもこんなに噛み合うなんて、父の仕事を娘が引き継ぐなんて、全てが泣ける。
サモアの人々の失われた風習は、カメラの前で再演すること
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親密さ(2012年製作の映画)

4.0

『ハッピーアワー』や『寝ても覚めても』を先にみているので、あの言葉の強度には及んでいない気がする。
投げキッスさいこう。

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

4.2

ルノワールの映画はとにかく豊か。画面の中にいっぱい人がいるのに、それぞれが輝いてる。至福の時間。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

楽しかった。こんなに終始一貫してる主人公は久しぶり。反復めっちゃ多い。過剰であることの寂しさ。

囚われの美女(1983年製作の映画)

3.9

額縁の外にでたと思ったら、また別の絵のなかにいて、みたいにずっーとオロオロしてしまう変な映画。

アントニオ・ダス・モルテス(1969年製作の映画)

4.2

ストーリー結局よくわからなかったけど、クズなやつらをバシバシ撃ってく主人公と教授がかっこいい。あと、タイトル。強そう。

ディヴァイン・ディーバ(2016年製作の映画)

3.8

構成が単調で長いけれど、それでもめっちゃかっこいいよ。こんなふうに自分の生き方に自信持てるようになりたいなと憧れる。

枯葉(1956年製作の映画)

4.1

精神病の描写にはちとまずいところがあるけれど、それでも素晴らしい演技とテンポ。卑劣な奴らにきちんと正面から罵倒するところとかもう最高。

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.3

誰もあの姉妹の間には入れない。やさしさと憎しみ、後悔の集まった感情がうずまいてる。ラストシーン、砂浜の切り返しの二人の表情に号泣。

ふるえて眠れ(1964年製作の映画)

4.0

男たちの脇役感が半端ない。強烈すぎる人間像。アルドリッチの女性たちの強さ。

2/デュオ(1997年製作の映画)

4.2

切り返しじゃ伝わらないことがあるんだなと、よくわかった。どんどん酷くなっていく西島秀俊の素行とか、見ていてつらい。でも、こうでもしないと生きていけないことがある。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.4

たぶん生きてて忘れてはいけない瞬間がいくつもあるんだけど、この映画にはそんな大事なときが確かに映ってる。永遠に思えるような、終わるのを知ってて終わってほしくないとき。
朝まで飲んで、喧嘩して、踊って、
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キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

4.2

「全然わからん」と思って、ぼーっと見てると、ビンタでたたき起こされる映画。
開けちゃいけないってなると、開けたくなるよね。主人公含め、全員やばい。

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.0

おおらかな優しい映画だった。カップルの放浪も、漁村の家族も、景色メインで撮られてるからいい感じに小さい。
ずっとあんな会話してると、疲れると思う。でもお祭りやなんやかんやでけっこうパッピー。

ボクシング・ジム(2010年製作の映画)

4.2

いろんな人がトレーニングしているボクシングジムは、小さいけどめっちゃ広く見える。画面の奥で小さくてもがんばってる人の存在がいい。みんなが集中して、自分の求める動きのためにせっせと動いていて、役者みたい>>続きを読む

あみこ(2017年製作の映画)

4.2

かっこいい。ほんとに。過剰な自意識を、照れることなく描いているから、清清しい。

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