comaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

子供は守られるべき存在である。正しい大人の役割について。そんなことを考えました。
漫画実写化ということで、原作を少し読んでいたのですがキャスティング文句なし。あきらちゃんと店長がいる…と感激しました。
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ミスト(2007年製作の映画)

3.5

視野を広く持とう。その視野を狭めるのは霧か、他人か、それとも自分か。人生の難易度の高さを嘆くしかない、そんな気分…あの時ああしていれば、と嘆く時間って人生のどれくらいを占めるのでしょうか。
これからも
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

「ウワサがひとりあるきしてるミタイダネ…」というのはキル・ビルのThe・brideの台詞ですが、単なる「胸糞映画」ではなかったです、私にとっては…陰鬱なだけのストーリーをなぞるのは苦痛ですから。でも、>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

年内に観ておきたかった!2019年最後の1本はコレでした。避けては通れない!そんな気がしていたフレンチホラー(ホラー??)です。

この映画、絶え間なく痛いんですけど、“ 暴力表現”の変化の付け方は面
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.0

んんんピクサー…!アニメならではのアプローチにしてやられました。
まるいあなたと四角な私 このモチーフの使い方がとっても上手い!大自然の中だと人工物の丸さが際立って演出としてニクいんですよぅ。

亡く
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.5

劇場にて娘と吹き替え版をひとまず鑑賞してきました。あああ早く字幕で観たい…イディナメンゼル様の歌声は言うまでもなく楽しみなのですが、クリストフ(ジョナサングロフ)のソロが今回大幅にバージョンアップして>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.2

都市が都市を捕食する(そんな馬鹿な)???まあとりあえず気になっちゃったら見るしかないの精神で、なんかこうあんまり深く考えずにド派手な映像で満足したい気分だったので鑑賞。
スケール特大のロンドン(そり
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

4.5

音楽:アラン・メンケンという表記だけで「期待できる!!」って思いますよね。その名を見れば脳内にすかさず流れる「リトル・マーメイド」や「美女と野獣」の音楽…!この作品が言わずと知れた映画音楽家アラン・メ>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.5

6歳児(女)涙腺崩壊。場内から咽び泣く声多数。いやぁいいものですね。名前も顔も知らない他人と感情を共有できるのが映画館の素敵なところ。
我が子に教えてくれてありがとう、ありがとう…すみっコ…

すみっ
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バハールの涙(2018年製作の映画)

4.5

映画が私にとって娯楽に限ったものでは無くなったのはいつからだろう?何も考えずに笑える作品や、血の沸くようなバイオレンス、はたまた美しい愛の表現に心打たれるのも好きだけれど…エンターテインメントになり得>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.3

うーん、どうしても埋められない穴が空いている。「お伽の庭」の一節でもいいから、読みたかったよ。響の目から見える世界が見てみたかった。
せめて、ふみが語ったものよりももう少し詳細な感想を登場人物のうちの
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

タイトルに解剖という言葉を持ってくるあたり、どんなもんでしょ…?と解剖シーンに大期待して観ました。前情報はナシで観るのが正解。
自宅の地下で解剖を行う父と息子。母は亡くなっており、息子は父をさり気なく
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

モンスターパニック映画に収まらない魅力。アメリカ(及び諸外国)や警察や、お役所関連に対する憤りが留まるところを知りません…!とことん恨の感情をエンタメに盛り込むのが上手。
そして、家族の絆。信じられる
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グリンチ(2018年製作の映画)

3.3

年長娘と一緒に鑑賞。
彼女は考えすぎる所があって、うまくお友達の輪に入れないことも多い。
ひとりでいると気持ちが荒む。表情も険しい。「入るな!」「帰れ!」の立て札が彼女の周りに突き刺さっているように見
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触手(2016年製作の映画)

3.0

山小屋に匿われた破滅のモノリスとしての触手。
レンタルのパッケージにデカデカHENTAIという文句が書かれていたけどそこに期待すると痛い目にあう、かもしれない。結構真面目に観れました。面白かったです~
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味園ユニバース(2015年製作の映画)

3.5

話題になっていたのでYouTubeで渋谷すばるをひさしぶりに観ました、「ぼくのうた」の歌声があまりにも味園ユニバースでの歌声と違っていたので驚いた。
アイドルとしての彼の活動はほとんど知らないのですけ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

これは素晴らしい!実際こんな父親だと私もかなりのストレスを感じると思うのですが、他人の家庭なので無責任に「なんて素敵なおとうさまなの~」と感じられるんでしょうね…だから父と距離を置く息子にも感情移入し>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.5

王道ではない、けれどひたすらに真っ直ぐなラブストーリー。

主人公バリーは世の中のありとあらゆるものに感情を掻き乱され疲弊している男性。疑い深いようでいて、無防備に自分を曝け出すこともある。
どんな変
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.6

タイトルの力強さ。女性として生きることを決めたロランスにとって、他人の視線は空気と同じくらい重要…というセリフが重い…
私は心身ともに女で、女の格好をする事にもなんの躊躇いもなかった。いつの時代も間違
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.2

ウォール・ストリート…この響きで勝手に金融モノかぁ~頭使いそ…うーん今はいいかな…と敬遠していた私をぶん殴りたくなるくらいには面白かったです。
知識なんていらない。問題なのは合法か非合法かだと本編でも
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

これ95年の作品なんですよね、24年の時を経て今観る…当時見てたら確実にトラウマになるタイプの作品でした。
全然関係ないんですけど、夫がアマプラで踊る大捜査線を永遠にリピートしてるんですねいま。「2」
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

文句なし。文句なし…!これまでの作品でも、タランティーノは名もない埋もれた作品のオマージュを繰り返し、本来ならもう日の目を見られなかったようなマイナー作品を再び現代の観客の前に引きずり出してきましたよ>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.0

8/31日に子供たちに向けてメッセージ発信する、というのが毎年どこかで行われるようになりましたね。その試みに乗じてタダで観させていただきましたありがたや…
えっと、あなたは対象年齢外ですよ!ということ
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.3

郊外女の閉塞感がムンムンと充満してる。
なんでも揃うけれど。この場所に本当に大切にしたいものも無い。大切にしたい、なんなら大切にされたい。…でも、大切にされない。
これからはちゃんとするから、大切にし
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アジョシ(2010年製作の映画)

3.3

あーこれは韓国のレオンですね了解しました、と観始めたのですがちょっと毛色がちがいました。
アジョシ=おじさん、何をどうしてウォンビンをおじさんと判断するんでしょう…彼の魅力の瞬間最大風速を収めた作品で
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

5.0

トラン・アン・ユン監督
12歳でベトナム戦争から逃れるため、フランスに移住

古き良きベトナムの暮らし。年月を重ねた伝統を感じる造りの住居を水平移動するカメラワークは、彼らの生活を垣間見しているような
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

苦しむマイルズ・テラーが見たくて。と言えば語弊があるけれど、森林火災の予想以上の脅威、そして消火隊の活躍は非常に過酷な内容でした。
隊員の緊張感と、彼らの帰りを待つ家族の存在。隊はもはや1つの家族であ
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最低。(2017年製作の映画)

3.2

映画の中の母親もそうだったけど、大きな額の借金でもない限りAV出演に踏み切る女の人のことが理解できないって思ってました。徒歩圏内に山ほど各種性風俗店が揃っているような環境で育ったせいもあるのでしょう。>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

凄い完成度だと思います、私はとても好き…!

とにかく物語への引き込みが、凄く独特で。現代劇にも関わらずモノクロ。(白黒のスマホは新鮮でした)
細かくカットされる同居する親友女子二人の日常生活。どちら
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

Mr.wonderful
ラストに流れるこの曲が全てですよね。
あらゆる意味で女性向けの映画…おとぎ話のような。
なんですけどね…

松坂桃李が脱ぐ。ここまでやるかというところまで見せてくれるそのプロ
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.2

あーこれは楽しい…楽しくない要素が見つからないです。むしろポイントが多すぎて散らかってしまった印象が。
私の喜びポイントは以外のとおり。
・両膝下で斬りかかってくるガゼル孃
・パルクールアクション
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.0

アンデルセン人魚姫ベースで展開するストーリー…オチはなんとなく読める。のですがなかなか予測不能なシーンの連続で、次の瞬間なにが飛び出すかわからない面白さがありました。ミュージカルなのですが、歌い出すタ>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.0

ほんとどうしようもねぇなぁ~もうっ!って見守れる程度には歳をとりました…

傍観のスタイルで何となく楽しむべき作品なのかなと。退廃過程のショーケース。初見ではいちいち真面目に考え込んじゃってたので、多
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スケルトン・キー(2005年製作の映画)

3.4

某映画レビューでオススメ頂いて鑑賞(ありがとうございます😊)

もうジャンルとして好き…この系統のお話は結果よりも過程の部分でかなり遊べると思うのでジャンジャンやって頂戴という気分になりました。物言え
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.7

芸術への道を示した偉大な父に捧げる。
役者としての自分を見出し、育ててくれた師へ捧げる。
監督、主演俳優の「恩」の感情を読み取りました。
ストーリー的にもね。

蜷川実花監督の挑戦を感じました。なんと
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.2

絶対面白いでしょ。と思って取っておきました~でもついに観た!!
映画も知らない部族に沢山お話して、理解して人喰い族として出演してもらったという…ハートフルなエピソードが本当に好きで。
この本格思考から
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