KAMUさんの映画レビュー・感想・評価

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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.0

お盆にゆるりと鑑賞。間違いなくタランティーノ監督に好意をもってるひとしか見ない作品なので、劇場内にいる方々に勝手な親近感を抱きました笑
私はタランティーノファン歴も浅く、全作品も見ていないけれど充分に
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.8

上映されていることを知ったのが遅れ、なんとか劇場で見れないものかと願っていたところ各映画館で延長や緊急上映(?!)の措置がとられ無事に滑り込むことができた。
前評判、簡潔なあらすじ、そしてメインビジュ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

再見。岩井俊二監督って非常に露悪的だと思う。それを綺麗な映像や音楽というベールで包んで「はい」って渡されてる感じ。
冒頭にモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲第二楽章という名曲が流れるのはずる
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

前作「エスター」はホラーが大丈夫な人に絶対すすめたい(むしろホラー好きで見てない人はもういないのでは?)鉄板作品のひとつだと思う。その続編ということで期待が半分、不安が半分で見始めましたが……
今回も
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

わざとネタバレを読みにはいかなかったけど、SNSにあふれる断片的な情報を踏まえたうえでの鑑賞。今回は監督が脚本を担当しておらず、またカンヌで脚本賞を受賞したことも知っている。
たしかに上手い。
ひとつ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.4

ワンハリからすっかりタランティーノ監督の虜になっている。ようやくレザボアドッグスを観賞。
絶対好きだと思って見始めたけど、やっぱり好きだった!かっこいい!
現在進行形の倉庫と回想が交互に描かれ、少しず
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

痛い!不穏!みんなやべぇやつじゃん!!!
見てる最中の感情はほぼこれ(笑)
良い意味で人間を深く描くとかじゃない、あるベクトルに躊躇うことなく振り切った作品なのだと思う。そのベクトルがどこに向いている
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

先日流し見。個人的にホラー映画はかいつまんでも追えるストーリーであってほしいので程好い作品でした。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズがお目当てだったので、満足です。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

「ワンスアポンアタイムインハリウッド」に次いでタランティーノ監督作品は2作品目。
おそらく自分好みだろうと思っていたけれど、これはなるほど。面白い……!映画としての面白さとユーモアとしての面白さ、どち
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.9

「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」のリメイクだとも知らず、フランソワ・オゾン監督の新作ということで劇場へ。

ひとつ。前知識なくとも楽しめます。
ざっくり言ってしまえば中年映画監督が若く美しい青年にフ
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.4

色のないモノクロのスクリーンには劇伴もなく、微かな息づかいまでもがBGMになる。メロディ、リズム、ハーモニー。音楽はそれらを巧みに組み合わせ、時に台詞より雄弁に観客に語りかける。その武器を排除した作品>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

公開時に劇場でみてから、ずっと小骨が喉につかえている。
WOWOWで放送されたため再見。

この映画を見るときは覚悟が必要で、強烈な孤独と閉塞感によるストレスをずっと与えられ続けながらの鑑賞になる。
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットに惹かれ、時間も100分程度とちょうどよいので。
途中までは男の子同士の青春と友情と恋愛がキラキラと輝いていて、永遠に続くと思った毎日がある日突然途絶えて……と、本当によくある話だなぁ。映像
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.1

決して都会ではないけど田舎でもない、ほどほどに発展しきって徐々に寂れていくであろう地方都市。どこへ行くにも車がなきゃどうにもならなくて、コンビニやホムセンで偶然同級生に遭遇して、昔の知り合いが結婚して>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

ようやく鑑賞したけど何書いていいのかわからない!
なんでもっと早く見なかったのか?ってことと、もう一回見たい。これにつきる。
再見してから感想まとめたい。

(2023/7/2)
早速2回目の鑑賞。
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

青春とは走ること!とにかく走って走って走って走り抜けた134分でした。

ある一組の男女が出会ってくっつく話と言ってしまえばそれまでなんだけど、70年代アメリカの空気と音楽にのって進んでいくストーリー
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.9

以前、テレビ放映された際に何気なく鑑賞し、すぐに原作小説を買って読んだ。
すごい。
映画がこんなにも原作を凌駕できるのか。
個人的な好みで伊坂幸太郎氏の作品は「重力ピエロ」も映像のほうが面白かった。
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「A」(1998年製作の映画)

4.3

まさかこの作品をサブスクで観られる日がくるとは思っていなかった。オウム真理教が起こした一連の事件を調べていくと、どこかで必ずこのタイトルを目にすることになる。
教団の内側から撮影していながら、決して肩
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.7

タイトルとジャケットでずっとスルーしてたところ、偶然見た予告が面白そうなうえ黒沢清監督だと気づいて鑑賞。
予告のわくわく通り、観たいものがちゃんと観れてとても良かった。
さすが、もともとホラーも撮って
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KOTOKO(2011年製作の映画)

-

2回目の鑑賞だったけど、思えば前に見たのは子どもを産む前だったと気づく。

2つに見える世界では現実と虚構が、他害と自害がぐちゃぐちゃに入り交じっていた。あんな傷だらけの細い腕なのに、決して弱々しくは
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.3

先日久しぶりに劇場に足を運んだことで本作を知り、本日鑑賞となりました。そもそもファンタジーはあまり得意な分野ではないのですが、キービジュアルやパンフレットの色使いやデザインが素敵だったので目を楽しませ>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

3.8

公開時に気になっていていたのに見逃してしまい、ようやくアマプラで鑑賞。ウンディーネの物語はおおよそ知っていて、本作のあらすじをまったく覚えていない状態で見ました。

ミステリアスな主人公と、彼女に惹か
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.8

劇場で鑑賞。パク・チャヌク監督の作品はいくつか見ているけど本作が一番好きです。

ほぼ前情報なしだったので、最初よくある刑事バディものかな?とか思っていたらラブストーリーでした。これはもう、惹かれ合う
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

もう何度見たかわからないけど、見たタイミングで記録にしようと決めているので。
大好きなのでまったく冷静な感想は書けない。
シェイクスピアの原作をかなり忠実になぞりながらも現代的な要素を絶妙に融合させて
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

2.8

横浜が舞台なのが大正解。これは絶対に横浜じゃなきゃダメだった。
オープニングクレジットやところどころのキュートな演出、なにより主演・加賀まりこのチャーミングさこそが見所。
強烈に人に薦めたりはしないけ
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

2.8

すごくいい!という訳ではないけれど、役者さんの良さと内容を掛け合わせたときにこうするしかなかったんだろうな、とは思う。
原作の漫画は未読なのでその空気感はわからないのですが、カルトでありファンタジーで
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.0

パッケージとあらすじに惹かれて視聴。良くも悪くも舞台原作である。

設定や登場人物の人となり、関係性を描く前半は非常に素晴らしく、想像よりも緩急があって期待以上に楽しめた。
売春島という舞台なので、当
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

バランス感覚に優れたダークファンタジー。

特に冒頭から中盤への構成がとてもよい。
馬、羊、犬、猫、人間…と、序盤は様々な「動物達」が静かに暮らす様を延々と映す。夜のない世界で草を踏む足音や風の音、鳴
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インセプション(2010年製作の映画)

3.7

クリストファー・ノーラン監督作品をテネットに次いで鑑賞。
テネットの後ならストーリーが俄然掴みやすく、単純にかっこいいシーンも満載でかなり見やすかった笑

元日の自宅でダラダラ見をしてしまったため、前
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

1.8

私の中で白石晃士監督と白石和彌監督はダブル白石なんですが、晃士監督は打率めっちゃ高いと思ってまして(主にフェイクドキュメンタリーにおいてですが)対して和彌監督は「凶悪」はすごく好きで「虎狼の血」は大好>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

5.0

マ・ドンソクがかっこよすぎる…!!!

ほどよくバイオレンスならいいなぁ、くらいの気持ちで見始めたところ、オープニングのネオンカラーの絵面が好みで期待が高まる。
展開はスピード感がありつつもわかりやす
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

パーフェクトおじいちゃんがフレッシュな会社で無双する話。
テンポよく小ネタ満載。展開は想像できるけど、それがいい!これが観たかった!って感じ。
ストレスないストーリーは誰でも楽しめると思う。ロバート・
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

普段SFアクションをほとんど観ることがないのですが、好きな小説にこちらの作品が登場するためアマプラで公開されたタイミングで鑑賞。
ネタバレなしのほうが面白いだろうな、と前情報をほとんど入れなかったこと
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

2.5

原作のガリレオシリーズは1〜2冊読んだことあり、本作品の原作は未読、ドラマシリーズはほぼ未見での鑑賞。
かなり評判が良いことは知っていて、でも何となく手が伸びなかったのは、ドラマシリーズで男の刑事の役
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

2.5

セックス依存症の兄のもとへ恋愛依存症(リスカ癖あり)の妹が転がり込んできて……というあらすじから自分がイメージしたストーリーとはちょっと違って、兄妹の関係は重要なんだけど主軸は兄にある感じでした。
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.0

勢いのあるホラーが観たい!と思って。第一作観ていると思ってあえて新しい作品をチョイスしたけど、たぶん未見だったっぽい……。
観たいものが観れたのでその点は大満足です。全編通してスピード感のある、よくあ
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