Otunさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

Otun

Otun

映画(640)
ドラマ(0)
アニメ(0)

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

2.3

好きな映画ばかりレビューしてます。
たまには好きじゃない映画も。
この映画、皆さんの評価点が高いのに驚いています。

青っちょろの新人白人刑事、イーサンホーク。そして指導役になるベテラン汚職刑事、デン
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

皆さん言うと思いますが、
救われた少年が命日に来たときのやり取り。
建て前の裏に隠れた、研ぎ澄まされた本音。
とんでもねぇ、ホラーだと思う。

が、彼が帰宅した後での樹木希林さんの、静かなる壮絶な母の
>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

是枝監督で一番好きな作品ではないかもしれないけど、多分、一番泣きまくった作品。

子供達が無邪気に笑えば笑うほど、
おじさんの涙腺は崩壊したのでした。

幻の光(1995年製作の映画)

4.0

是枝裕和と言う、今では当たり前に認知されている世界に誇るニッポンの才能との最初の出会い。

氏の近作も私、大好きですが、
この頃の上手く言えないバランスの悪さや、
主題が前面に出てくるゴツゴツした感じ
>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.4

天使が人間になると言う視点から、
人々の、普段の生活の中にある細やかな喜びや幸せが見出だせる。

寒さで手をこする。熱いコーヒーを飲む。
私も大好きだ。

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

4.2

学生の頃。
友人に焚き付けられ一人の女の子と付き合った。

シャイな10代。
とりあえず、毎日下校の時に二人で帰るも、話は弾まず、長い沈黙ばかり。
勇気を出して、当時のドラマや音楽の話をするも全く噛み
>>続きを読む

ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.1

20年前ぐらいに観たとき、ワイルドバンチに負けず好きだった。
ただ、今殆ど記憶がない。
改めて観ようと思う。
もう、レビューではなくなってます。

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.3

何年か前。
確か日比谷のみゆき座でやってた『午前10時の映画祭』が初スクリーンだった。

男が腹くくるのは、格好いいんだ。
汗くさかろうが、埃まみれだろうが。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.6

なにせニーノロータが染みる。
ギラギラの太陽とニーノロータの切ない旋律。
ギラギラのアランドロンの眼差しと、
船の錨からの切ないラスト。

ベッタベタですが、最高に好き。

晩春(1949年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

『切れてない沢庵』。

冒頭の話に出てくるこれが物語の軸だと思う。この伏線の後での効き方が最高。

中盤。ある話を聞いてから、それまであんなにニコニコしてた原節子が、突如能面の様な表情に変貌する。
>>続きを読む

竜二(1983年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ラスト。
ショーケンの歌声に合わせ街を歩く竜二。
前と同じ、白いスーツとサングラス。

たまらんやろ。

福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)

4.2

美人て言っても、美人美人した美人じゃなくて、個性的な美人て言うか、ブスっちゃブスだ。

(笑)。

小さなろうそくの灯りに両の手をそえるような映画。

緑の光線(1986年製作の映画)

3.6

情緒不安定ぎみな女性が主人公。

嫌いじゃない。
こーゆー女性も。こーゆー映画も。

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

4.6

ダークナイトのヒースレジャー。
ディアハンターのジョンカザール。
ブラックレインの松田優作。
竜二の金子正次。

そして、
今作、イル・ポスティーノのマッシモトロイージ。

何故、死と向き合った俳優
>>続きを読む

レポマン(1984年製作の映画)

4.1

『若さ』を描く上で、一番重要なファクターは『バカ』だと思う。

バカ、って最高です。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.4

うすーく緊張感の乗っかってるゆるさが詩になっている。
ただゆるいのとは違う。

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

3.9

岸本加代子の安定のカットインがいい。
理解は追いつかないが、断片のリフレインの感じは好きだ。
安っぽいっちゃ安っぽいが、ざらざらしてるっちゃしてる。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.4

あなたは酔っていた。
とか言って、二人で笑うんだもん。

夜叉(1985年製作の映画)

4.2

出刃包丁もって追うシーンの凄さ。
よく分からんけど、昭和の港町に実在してそうなリアリティがある。

そして、ひた隠しにしていた夜叉の眼差しが覗く。
内臓の奥の方に響く映画。

ブロンソン(2008年製作の映画)

4.0

筋肉はゴリラ!
牙は狼!
燃える瞳は原始の炎!!!

プッシャー2(2004年製作の映画)

4.2

このマッツミケルセン、最高でしょう。
哀しいよ。哀しすぎるよミケルセン!

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

4.1

レフンの映画はどぎつくでもどこか上品さがあるから好きです。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.4

震えるほどのミュージカル映画は初めてだったかも。
エフェクトがあるにしても、同録であの歌唱力(表現力)って。絶句。

高地戦(2011年製作の映画)

4.1

どの戦争映画より、『戦争』と言う存在の邪悪さが描かれてる映画だと思う。

『人間性』を持つのは、当然『人間』。
それを引き裂かれる描写が言葉に出来ないほど。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.9

なるほど、そう来たか。
映画ではないですが、野田秀樹の『赤鬼』を思い出す。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.2

公開当時、新宿の映画館で観た。
あの時の日本の現在が切り取られてた作品だった。

時は流れ、スクリーンの女子高生達はしっかりお母さんや社会人の大人になってるだろう。

例に漏れず、私もおじさんになった
>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.6

ガスヴァンサントで一番好き。
若者のすべて。

にしても。
私は近頃、どうも同性愛を描いた映画が好きなことに気づいた。
プライベートでは異性が大好きなのにも関わらず。不思議。

エレファント(2003年製作の映画)

4.4

究極なシチュエーションでの群像劇。

男らしく優しい人間が簡単に死に、
そうでない人間が生きたりする。人生。

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.8

私は好き。
彼がやってしまったことは別としても。
映画で描かれてる事は、思春期から大人にかけて誰でも感じた事のあることの様に思う。