小一郎さんの映画レビュー・感想・評価

小一郎

小一郎

会社員。オジサン。
アウトプットが遅れがち~(^-^;

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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

言わずと知れた2018年・第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。敬意を表して2回観た。それからだいぶ時間が経ったので、そろそろ感想を書いておこうかと。

実は是枝裕和監督作品って、そんなに好きじ
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ラヤルの三千夜(2015年製作の映画)

4.5

本作を上映したユーロスペースの公式ウェブには次のようにある。

<イスラエル建国70年に合わせた米大使館のエルサレム移転に抗議する、パレスチナ自治区ガザでのデモにイスラエル軍が発砲し、100人を超える
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OVER DRIVE(2018年製作の映画)

3.7

この度めでたく「夫婦50割」適用となり、初めて観たのがこの映画。公開2週目だったけれど、客入りはまばら。真剣佑で女性客を、ラリーで男性客を、という狙いだったのかもしれないけれど、中途半端ってことですか>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.3

伝説の画家・熊谷守一夫妻の晩年のある日を山崎努と樹木希林が演じるドラマ。熊谷守一という画家について、まったく知識がなかったけれども楽しめた。

守一は晩年の約30年間、東京・池袋の自宅から出ず、草木が
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

今の自分から脱したい女子高校生のストレートな物語。監督を務めた女優のグレタ・ガーウィグが自伝的要素を盛り込みながら描いた青春映画とのこと。

主人公のクリスティンが住むサクラメントは田舎で楽しいことは
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いやー、まいったね、あの「もぐもぐタイム」。ちょっと笑える愛の物語かな。

1950年代のロンドンを舞台に、年のいった、仕事第一の、英国ファッション界の重鎮的オートクチュールデザイナー、レイノルズ・ウ
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隣る人(2011年製作の映画)

4.2

終盤、ある人の涙を見て、その理由を想像し、なるほどこれは“隣る人”のドキュメンタリーだと思った。

埼玉県の児童養護施設「光の子どもの家」は、親と一緒に暮らせない子どもたちと、保育士が親代わりとなって
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これは解説必要系の映画かな。レイトであっさり寝落ち。音が印象的だったものの、内容はほぼ入ってこなかった。断片的に覚えている感じでは面白いという気がしなかったから迷ったけれど、もう一度観た。言いたいこと>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソン監督が日本愛を炸裂させた作品、らしい。日本を代表する映画の音楽を使っていることとか、メガ崎市の市長が某俳優に似ているとか知らなくても観れば納得。

ストップモーションアニメの出来が
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.4

女子高生が中年のオジサンに恋心を抱くという、まずありえない設定ながらも、荒唐無稽でもなく、ベタベタもしていない、爽やかな印象が残るドラマだった。

100メートル走の記録を持つ高校2年生の橘あきら(小
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.6

大富豪の孫が誘拐されるけれど、彼にとってはした金同然の身代金の支払いを拒否するという「金持ちほどケチ」と思って安心したい自分が好きそうな(この点は邦題にハメられたかも)、事実に基づく物語。

思ったほ
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友罪(2017年製作の映画)

3.6

重いテーマに、二枚目俳優、大物俳優の狂気じみた熱演というちょっと語りたくなる要素はあるものの、いまいちノレなかった。

益田(生田斗真)と鈴木(瑛太)を中心に、山内修司(佐藤浩市)や白石弥生(富田靖子
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

4.0

「午前十時の映画祭9」で鑑賞。アメリカの振付師でミュージカル演出家のボブ・フォッシーが<死期が近いと宣告されて、執念をかけて完成させた>(ウィキペディア)自伝的作品。

仕事に酒・タバコ、女と、好き勝
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Oh Lucy!(2016年製作の映画)

4.1

40代女性の恋物語、切なすぎる。英会話学校で金髪カツラとアメリカ人風の名前を与えられ、普段の自分を解き放つも、待っていたのはとても厳しい現実。でも、例えどんなに辛くても死んだように生きているよりは、自>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

2.8

良くわからん映画だった。ヒロイン・初海が恋人の喪失からの立ち直っていく物語というよりは、初海が恋人家族の思いから解放される感じかしらと考えてみたものの、いずれもしっくりこない。

で、仕方なくちょこっ
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枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.0

本作は監督・脚本・主演を務める二ノ宮隆太郎自身の体験をもとにつづった私小説的作品とのこと。観終わった後は、ワガママなイタイ男を描いてるだけじゃね? とネガティブな印象を持った。

上映後、ゲストと監督
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サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-(2015年製作の映画)

3.5

公開初日鑑賞。初日に「忖度まんじゅう」をプレゼントするというようなことが告知されていた記憶があり「バラで1個とかだよな」と思っていたところ、<よりディープな忖度シーンに>対応できるとされる「黒忖度まん>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.5

マモ案件(娘がファンの声優・宮野真守さん出演作品)。テスト期間中の娘が「観てきて」というので中年夫婦2人で鑑賞。

本作は3部作の2作目で、前作は夫婦2人で観た後、娘も含め3人で、合計2回観た。まあま
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

4.3

シリア北部の街コバニで手作りのラジオ局を立ち上げた大学生たち。イスラム国(IS)との戦闘により瓦礫と化した街の復興に力を与えていく。

死体をゴミのように片付けるそばで腐乱臭に顔をしかめる人々。戦闘被
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

休みの日のまとめ鑑賞の最後に観たにもかかわらず眠くならなかった。刺激が強いから。

昭和63年の広島の架空都市・呉原では2つのヤクザ組織の対立がくすぶっていた。その所轄署に新人刑事・日岡秀一(松坂桃李
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

-

実話もの。モーグルの五輪候補からポーカールーム経営者に転身したモリー・ブルームの半生を描いた物語。

休みの日のまとめ鑑賞の1本で集中力に欠けていたことに加え、①言葉の詰まった長めの会話シーンが多い、
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娼年(2018年製作の映画)

3.8

根強い人気に根負けして鑑賞。上映後、女性のざわつく声が聞こえる、痛快セックスヒーロームービー、だったかな。

謎の女性・御堂静香がボスを務める犯罪組織「パッション」に改造され、我らが男のスーパーヒーロ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観終わった直後は格差の広がるアメリカの現状を描いた、それ程目新しくないテーマの作品かなと思っていたけれど、シーンを思い出しつつ考えているうちに、じわじわきた。親目線だったからすぐに感じることができなか>>続きを読む

ラブ×ドック(2017年製作の映画)

1.9

バラエティ番組の放送作家としてまずまず有名な鈴木おさむ初監督作品ということで鑑賞。TOHO系やイオン系のシネコンの上映で、主演の吉田羊がテレビ番組に出て宣伝していたにもかかわらず、初週全国週末興行成績>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.7

2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件で両脚を失ったジェフ・ボーマンの実話がベース。様々な困難にぶつかりながらも乗り越え、強く、逞しく頑張ってますみたいな感動ストーリーかなと思いつつ観ると、結果はそ>>続きを読む

パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

3.8

言わんとすることは夢をあきらめないことと家族の絆の肯定ということだと思うけれで、後者はともかく、前者に納得できるかは本作のキモである、パティが歌うラップを味わえるかが分かれ目ではないかと。

祖母、母
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

基本的に何でも観る派なのだけれど、アベンジャーズは苦手分野。映画鑑賞歴が浅めで、それぞれのキャラクターに詳しくないから。だったら観るなよ自分、と思いつつ、常に話題だし、本作は巷の評判が高いこともあって>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

リアルタイムで知っている1994年1月の「ナンシー・ケリガン襲撃事件」。女子フィギュアスケートのオリンピック候補のトーニャ・ハーディングがライバル選手の襲撃にかかわっていたという。そのトーニャ・ハーデ>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白いけれど、マフィア組織のトップに登り詰めたいジェホの心理状態について、人間不信のクセして何なの? ワキ甘くね? と納得がいかなかった。しかし他の方々のレビューを拝見すると「愛」と書いている方が少な>>続きを読む

大菩薩峠(1960年製作の映画)

3.8

いやー、このキャラクターは凄いわ。ニヒルどころではない、ただ人を斬る剣の腕を磨きたいだけのダークヒーロー机竜之助。三隅研次監督・市川雷蔵版を角川シネマ新宿の「大映男優祭」にて鑑賞。

塩田明彦の『映画
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シェーン(1953年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「午前十時の映画祭9」にて鑑賞。観る者のエモーションを揺さぶるだけでなく、深いメッセージのこもった作品だと思うのだけれどどうかな。

1890年の初夏ワイオミング、流れ者のガンマン、シェーンがやってき
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眠狂四郎 勝負(1964年製作の映画)

4.0

角川シネマ新宿の「大映男優祭」にて鑑賞。子供の頃、確か日本酒だったかのテレビCMで「佐々木小次郎はつばめ返し、眠狂四郎は円月殺法」というナレーションを流しつつ、アニメのキャラクターがその剣技を繰り出す>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後ちょっと考えてみたけれど、難しい。言いたいことがわかるようでわからないような…。題材のモダンアート作品の意味も掴めるようで掴めない。そこでいつものようにググると、リューベン・オストルンド監>>続きを読む

ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

3.5

建築に知見がなく、ジェイン・ジェイコブズのことも全く知らず、ニューヨークに住んだこともない自分的には、92分の尺にもかかわらず「なげぇよ…」と思ったドキュメンタリー映画。でも上映後のトークショーがナカ>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.4

「午前十時の映画祭9」にて鑑賞。美男子の代名詞、アラン・ドロンの出世作で、テーマ曲は私でも知っていたくらいの有名な曲。貧しいアメリカ人青年トムが、金持ち放蕩息子のフィリップを彼の父の依頼でナポリから連>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

3.8

角川シネマ新宿の「大映男優祭」にて鑑賞。組織防衛と出世が第一で、権力闘争においてカネと利権が飛び交うという身もふたもない話を、政界ではなく、人命を救うくらいだから潔白ではないかと思い込んでいた医学界で>>続きを読む

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