小一郎さんの映画レビュー・感想・評価

小一郎

小一郎

1月に入って『バーフバリ』中毒にかかってしまいました(^-^;
ホドロフスキーは「私が作りたかったのは、LSDをやらなくても、あの高揚感を味わえる、人間の心の在り方を変える映画だ」と言ってますけど、“あの高揚感”ってこういうことかな? “心の在り方”は…、どうかな?

劇場版 其ノ灯、暮ラシ(2017年製作の映画)

3.9

東京・渋谷、アップリンクの「見逃した映画特集2017」で鑑賞。評判よさげだったので。アコースティックギターのUKとMCのアフロの2人組音楽ユニット「MOROHA」のライブツアードキュメンタリー…、なん>>続きを読む

伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

少女マンガ原作のキラキラ映画に処方箋はない、とある社会学者が話していた。まあ処方箋(困難に陥った際の生き方のヒント)がなくても感動があれば良いと思うけれど、本作はその両方ともないと思う。ちなみに原作は>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

-

「午前十時の映画祭8」にて鑑賞。これは自分にとってはハードルの高い映画だった。多分、「会話による笑い」を楽しめるかが評価の分かれ目だと思うけれど、楽しめなかった。

とにかく、ずーっとしゃべっているの
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戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(2017年製作の映画)

2.9

かつて特殊部隊に所属していた退役軍人レン・フォンがアフリカに旅立ち、到着するや否や内戦が勃発。そこでアレコレ、ドンパチあるみたいな…。

アクションが凄い。戦車のバトルシーンとか迫力ある。好きな人は好
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ラサへの歩き方 祈りの2400km(2015年製作の映画)

4.4

東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムのアンコール上映で鑑賞。チベットの小さな村から聖地ラサとカイラス山への2400キロメートルに及ぶ巡礼の旅を描いたロードムービー。

ドラマなのだけれど、実在の村
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アヒルの子(2005年製作の映画)

4.6

劇薬。好悪は大きく分かれ、嫌悪する人の方が多いかもしれず、その理由も大体想像できる。しかし問題は本人にとってどうかであるし、この映画が効く人、心の支えになる人は間違いなくいる。

『ゆきゆきて、神軍』
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.7

小説やマンガ原作の作品が幅をきかせる邦画の中、オリジナル脚本で頑張る武正晴監督。その監督と傑作『百円の恋』でタッグを組んだ足立紳さんの脚本ということで、スルーも考えたけれど、やっぱり鑑賞することに。>>続きを読む

鉱 ARAGANE(2015年製作の映画)

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東京・渋谷、アップリンクの「見逃した映画特集2017」で鑑賞。実は見逃した、というよりは2017年10月にK's cinemaで鑑賞した際、寝落ちしたのだけれど…。

ボスニア・ヘルツェゴビナのブレザ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

2015年、本格的に映画鑑賞をしだしてから間もなくに前作の『キングスマン』の上映があった。これが滅法面白い。

コリン・ファースが酒場でキメ台詞を言ってチンピラをなぎ倒すシーンや教会でのアクション、そ
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クイーン 旅立つわたしのハネムーン(2014年製作の映画)

3.5

インドガールズロードムービー。結婚式目前に婚約を破棄されたラニ(クイーンの意味)が新婚旅行予定先のフランス・パリ、オランダ・アムステルダムへ1人で行き、様々な経験を通じて成長していく姿を描く。

言葉
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

2回見た。2回目を見ようと思ったのは、1回目がとても面白かったというよりも、ヨシカの最後の台詞の表情をうっかり見落としてしまったため。個人的にはここが重要だと思っていて、仕方がないので映画を見た人に聞>>続きを読む

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.0

大林宣彦監督の『花筐 HANAGATAMI』を見たけれど、それは戦争3部作の最終作とのこと。となれば他の2作も気になるのが人情というもので、ちょうどよいことに年末年始に早稲田松竹で第一作目の本作の上映>>続きを読む

わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

4.0

第67回(2017年)ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)受賞作。アカデミー外国語映画賞の予備選考9作品の一つに選定。アフリカのコンゴ民主共和国の首都キンシャサのバーで歌いながら、ひとり息子を>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.7

『スター・ウォーズ』シリーズは一応全作目は通しているけれど、映画に深く興味を持ち始めて以降に見たのはエピソード7からで、それまではなんとなく見ただけ。だから物語について真剣に考えたことはなかった。>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.0

大林宣彦監督作品は『転校生』をテレビで見た記憶があるくらいで、実質的に初鑑賞。著名監督にもかかわらずミニシアター系の劇場でしかかからない本作を、大林ファンというわけでもないのに見たのは『デルス・ウザー>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

「午前十時の映画祭8」で鑑賞。同サイトの上映スケジュールを見ると小見出しに「70年代の小さな名作選」とあるけれど、そんな感じ。

1930年代の禁酒法時代、交通事故で母親を亡くし一人になった9つの少女
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エル・トポ(1969年製作の映画)

4.5

「モグラは穴を掘って太陽を探している。ときに地上に辿り着くが、太陽を見た途端、目の光を失う」。本作の冒頭に示される文章にテーマが集約されている。

要するに、キルケゴール先生言うところの『死にいたる病
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.2

1990年製作の同名作のリメイクということを知らず、事前に内容を把握せず、ホラーだと思わずに鑑賞。これって登場人物を学生ではなく、いっそのこと小学生くらいの設定の方がよかったんじゃないかな?

とある
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.3

ヨガ要素(インド風味)に期待して見たけれど、ほぼカンフーだった。ジャッキー主演だから当たり前かもしれないけれど…。ジャッキーならではのコミカルなネタを交えつつ、カンフーを中心としたアクションを繰り広げ>>続きを読む

夜叉(1985年製作の映画)

3.7

「午前十時の映画祭8」で鑑賞。ヤクザの世界から足を洗うも、業を逃れられない男を描く。なんといっても高倉健がカッコイイ。もはやその存在だけで映画が成立しちゃう、みたいな。

徹底して無口な高倉健の前では
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.4

女性記者スザンナ・キャラハンの闘病記を映画化したドラマ。この映画のポイントは彼女(クロエちゃん)が冒されている難病の原因が何かを突き止めることだから、その点を知らない状態で見るほうが良いのではないかと>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

凄い実話に映画的アレンジを施し、土屋太鳳さんの演技でグイグイ引っ張る映画かな。お話としては自分的には物足りないかも。

抗NMDA受容体脳炎とは、卵巣などに奇形種や良性の腫瘍ができた際、それを排除する
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.6

「ジブリの実写版」みたいな感想を見かけますが、ジブリ作品をほとんど見たことがない残念な自分は良くわからず…。それはさておき、まあ普通に楽しめたかな。

舞台は鎌倉で、そこでは幽霊や魔物、妖怪といった「
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

3.8

マイノリティを主人公に描く映画は実存主義的な物語になることが多いと思うけれど、本作もそう。困難と思われることを実現し、不可能を可能にしていくことにこそ価値があるということがテーマ。

脳性マヒを患う主
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.0

2017年1番ハマった映画監督ホドロフスキー。ぶっ飛んでいる映像表現も好きだけれど、人間の内面を探求する実存主義的で東洋哲学的なテーマは、自分的どストライクなもの。そんなホドロフスキーが『エル・トポ』>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

2017年に見た映画の感想文在庫がまだ10本以上残っている。原則、先入れ先出しで書いているのだけれど、今年最後に見た本作、これだけは言っておきたい。バーフバリはレイよりも、ルーク・スカイウォーカーより>>続きを読む

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

4.0

公式サイトにはユダヤ人300人を動物園に匿ったとあるから、そんなたくさんな人数でよく見つからなかったなあ、どうやったのだろうと思ったけれど、延べ人数なのですね。

それはさておき、第2次世界大戦、ドイ
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古都憂愁 姉いもうと(1967年製作の映画)

3.5

角川シネマ新宿の「大映女優祭」での上映。「座頭市」シリーズや「剣」三部作、「眠狂四郎」シリーズなどが代表作ということは知ってはいたけれど、三隈研次監督作が見たくて鑑賞。

構図とか陰影にこだわった映像
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羅生門(1950年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

角川シネマ新宿の「大映女優祭」での上映で、原作の芥川龍之介の『藪の中』は未読で『羅生門』は内容をだいたい覚えている状態で鑑賞。

物語は『藪の中』の部分が大半だから、鑑賞直後「紛らわしいタイトルだなあ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.3

アガサ・クリスティーによるミステリーの古典的名作で、映画を見る人の半分以上はオチを知っているのではないかという気がする。そんな本作を知識ゼロの妻と鑑賞。

ということで想定する観客にあわせたということ
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スーサイド・ライブ(2017年製作の映画)

2.5

ヒューマントラストシネマ渋谷で「モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2017」という過激な内容がウリの映画の特集上映があり鑑賞。自殺の瞬間を生放送するという番組の暴走を描いたサスペンススリラーとい>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.5

東京・渋谷ユーロスペースで、現役日藝生の企画・運営による映画祭「映画と天皇」にて鑑賞。鈴木貫太郎内閣の無条件降伏をめぐるギリギリの駆け引きと、玉音放送を阻止しようと一部の将校が決起し皇居を占拠した「宮>>続きを読む

軍旗はためく下に(1972年製作の映画)

4.2

東京・渋谷ユーロスペースで、現役日藝生の企画・運営による映画祭「映画と天皇」にて鑑賞。戦争における苛酷な現実と不条理を描き、そして天皇の戦争責任をチクリと刺す映画なのだろうか。

昭和27年、「戦没者
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11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

3.7

東京・渋谷ユーロスペースで、現役日藝生の企画・運営による映画祭「映画と天皇」にて鑑賞。

1970年11月25日、東京・市谷駐屯地、自衛隊を合憲とする憲法改正のため自衛隊に決起を呼びかけたのち、割腹自
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日本春歌考(1967年製作の映画)

3.5

東京・渋谷ユーロスペースで、現役日藝生の企画・運営による映画祭「映画と天皇」にて鑑賞。本作の大島渚監督と17歳の時から30年間文通していたという映画監督・映画評論家の樋口尚文さんのトーク付き。

いろ
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.7

このところ鑑賞後1週間程度後になってから感想文を書くペースとなっていて、本作も初日舞台挨拶付きで見たにもかかわらず今頃に…。

んで、舞台挨拶では三郎役の桐谷健太さんと入江悠監督が「代表作になった」と
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