自分にとっては芸術的過ぎる『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』のエドワード・ヤンが、1985年に手がけた2作目となる長編監督作品。この監督の映画がどうも苦手らしく、5月鑑賞時には寝落ちで全く入ってこ>>続きを読む
この日、渋谷で午後9時近くから上映する『台北ストーリー』を観る予定で、それまでの空いた時間に、ドンパチ中心であまり考えずとも楽しめるだろうと想像した本作を鑑賞したけれど…。
冒頭、ウィレム・デフォー>>続きを読む
お仕事ムービープラス心あたたまる愛の物語。お仕事部分だけでも面白いのに、夫婦の愛にジーンとする。監督に代わって絵コンテを描くハリウッドのストリーボード・アーティスト(絵コンテ作家)の夫ハロルドと映画リ>>続きを読む
キネカ大森で開催の『韓国映画“夏祭り”~さよならCJEJ~』で鑑賞。本作をリメイクした日本版『あやしい彼女』を観て「あやカノ」にプチ・ハマり、『ベトナムの怪しい彼女』をに続き、3作目にして本家を観た。>>続きを読む
キネカ大森で開催の『韓国映画“夏祭り”~さよならCJEJ~』で鑑賞。韓国での動員数は歴代2位の1410万人。これは韓国国民のハートを揺さぶる映画。
1950年に勃発した朝鮮戦争から始まる時代を生きた>>続きを読む
立川のシネマシティで、以前観てとても良かった『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』の極音上映であるというので観に行こうと決めた日に、たまたまソフトの発売記念で爆音上映をがあったので併せて>>続きを読む
人間関係や善悪の複雑さをしっかり描き、決してわかりやすくはないけれど、とても味わい深い作品。よくよく考えてみると、普遍的なこともさることながら、現代の問題にズバリ切り込んでいるように思え、米アカデミー>>続きを読む
イラン政府への反体制的な活動を理由に、2010年より“20年間の映画監督禁止令”を受けたジャファル・パナヒ監督自らがタクシーの運転手に扮し、個性的な乗客が繰り広げる悲喜こもごもの人間ドラマを車載カメラ>>続きを読む
過去のシリーズ作を観ることなく鑑賞。面白かったけど、感動は薄め。これまで、ローガンと過ごした時間がない自分の限界だろう、と。
2029年。不死身の治癒能力が衰え、動きのキレも見る影もない(多分)ロー>>続きを読む
子どももOKな、ゆるめのダークファンタジーかと思いきや、人間の内面を描いたゴリゴリのヒューマンドラマだった。ただ、主人公の少年の悩みの種は若いなあという印象を受けた。原作は読書感想文コンクールの中学生>>続きを読む
意図せず脱北状態となってしまった北朝鮮出身の肝っ玉母さんマダム・ベーのドキュメンタリー。脱北ブローカーという言葉から、北朝鮮政府に反発し、工作員に追われたりするスリリングな展開になったりするのかと思い>>続きを読む
新宿・K's cinamaの「彩プロ30周年記念特集上映」で鑑賞。別の映画を観たかったのだけれど、日程が合わずこちらに。
プロの俳優ではない、聾唖(ろうあ)者たちが役を演じる。全編手話で音声による台>>続きを読む
2012年の韓国映画『殺人の告白』が原作のクライムサスペンス。韓国映画は観ていなくて、情報によればカーアクションとかあるらしいけれど、こちらはガッツリ人間の内面描いている系。にもかかわらず、全く退屈せ>>続きを読む
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の裏側を含めた一部始終を描いたドラマ。映画オリジナルのキャラクターをメインに、事件にかかわった複数の人の視点で描かれる。リアリティがあり、緊張感が最後ま>>続きを読む
2016年12月8日、高校生活最後のお弁当の日、女の子が1つのツイートした。そこには、その日パパが作ってくれたお弁当、パパからのメッセージ、パパが一番初めに作ったお弁当の写真があり、3年間、毎日お弁当>>続きを読む
三島由紀夫の異色SF小説が原作。笑えて、意外と退屈しないのだけれど、正直言って、何が何だかよくわからない。だから観た人それぞれが好きなように解釈すればよいのではないかと。
予報が当たらないことで有名>>続きを読む
ひと昔前のアメリカをキレイでオシャレな映像と音楽で楽しみながら、女性の中で思春期の一時期を過ごした少年の物語を味わうみたいな映画なのかな。
アメリカに特に思い入れがなく、美しい映像や音楽が記憶に引っ>>続きを読む
河瀬直美監督作品を鑑賞したのはこれが初めて。平日、その日2本目のレイトショーで寝落ち。悩んだ末、再鑑賞した。
初回の鑑賞は、寝落ちのためか、お仕事ムービー的な側面が印象に残った。2回目の鑑賞は、河瀬>>続きを読む
マシュー・マコノヒー約20キロ増量の変身、インドネシア政府が関与する物語のスケール感、大会社との対決、浮き沈みを繰り返す主人公など、面白い要素は結構あるのだけれど、ちょっと微妙な気分。
1990年代>>続きを読む
役者が演技を見せることに振り切った、評価が極端に分かれそうな映画。舞台で演じてもおかしくないロングショットの長回し。とりわけ仲代達也さんの独演が観どころ。
タイトル通りシェイクスピアの悲劇「リア王」>>続きを読む
2人の役者、特に主演の綾野剛を観る映画。彼の狂気に満ちた演技と、村上虹郎との決闘シーンが圧巻。ただまあ…。
剣にとらわれた父・矢田部将造(小林薫)と父にとらわれた息子・矢田部研吾(綾野剛)。幼少期か>>続きを読む
結構賛否が分かれる映画みたいだけれど、納得。個人的には賛の方。これは主人公夫婦を良い悪いで見たらダメなような気がする。自分は人間の弱さ、赦しの本質を描いた物語であると解釈した。
舞台は第1次世界大戦>>続きを読む
角川シネマ有楽町の「小栗康平監督全作品特別上映」で鑑賞。2015年11月の公開当時、気にはなったものの、自分に味わうことは無理だろうと鑑賞を断念した映画。同特集上映で小栗監督の『泥の河』を鑑賞して、観>>続きを読む
チベットに暮らす父、母、幼い娘の三人家族。母に新しい赤ちゃんができ、甘え盛りの娘は不安でちょっと情緒不安定気味。一方、父は、彼の父である僧侶の祖父が病で倒れたにもかかわらず、4年前の出来事が許せず、素>>続きを読む
「ちょっと今から仕事やめてくる」。一度は言ってみたいこの言葉。だから、仕事終わりに「ちょっと今から仕事やめてくる、みてくる」みたいな。
自分が何を期待するのかといえば、それはもちろん、会社をやめる時>>続きを読む
ずっと続くムズかゆいシーンを台湾(多分)の若い女性たちと観た映画。
・2人のもどかしい距離感がイイ。
・モギさんの嬉しいときや困ったときの崩れた表情がイイ。
・雨と一緒にフェイスブックのモギさん>>続きを読む
ヒューマントラストシネマ有楽町の企画「Viva!イタリア vol.3」で鑑賞。同館のウェブサイトによればイタリア映画歴代興行収入トップらしい。
内容は公務員の実態を通じてイタリア社会を風刺したコメデ>>続きを読む
新宿・K's cinemaの「彩プロ30周年記念特集上映」で鑑賞。初上映の作品だからと、うっかり観てしまったけれど、これは戦車や戦闘機が大好物きとか、戦争映画、それも戦闘シーンが大好きという人向けだっ>>続きを読む
新宿・K's cinemaの「彩プロ30周年記念特集上映」で鑑賞。面白い。面白いけれど、身につまされすぎて、涙が出てきちゃったよ。
英語がわからないことで家族にバカにされている超美人のマダムが、親戚>>続きを読む
前作は“熟年離婚”がテーマで、夫婦の本音を引き出したアルアル系の笑いがツボにハマり、ずっと笑いっぱなしだった。なので、本作も楽しみにしていた。
計算しつくされた脚本に、<笑いのあるシーンは、その役者>>続きを読む
角川シネマ有楽町の「小栗康平監督全作品特別上映」にて鑑賞。鑑賞後深い余韻を残し、あれこれ考えさせられる映画を名作とするのなら、この映画は間違いなく名作だろう。戦後、体にも心にも傷の残る日本人同士の距離>>続きを読む
東京はヒューマントラストシネマ渋谷のみの上映で、しかも期間は2週間。最終日に滑り込んだ。レイトショーにもかかわらず、まずまずの入り。
1980年代、当時アメリカに流入するドラッグのほとんどが経由して>>続きを読む
ルーマニアの首都・ブカレスト郊外のスラム街。10歳のトト、14歳のアンドレア、17歳のアナは、3人だけでアパートに暮らしている。麻薬売買の罪で母親は服役中。父親は顔すら知らない。水道もコンロもない3人>>続きを読む
トンネルの崩落で生き埋めになった男の救助をめぐるドラマ。アクションをみせるのではなく、遅々として進まない救助に対する政府、マスコミ、世論といった世間の反応、変化を見てアツくなる映画。
ツッコミどころ>>続きを読む
法廷を舞台にした、あんたら少年少女かっ、と突っ込みたくなるような老いらくの恋の物語。ニヤついちゃった。
とある法廷の裁判長を務めるミシェル。人間味がなく、冷徹。同僚や家族からも疎まれる存在。被告人に>>続きを読む
皆様の相次ぐ高評価にいてもたってもいられず、公開後1週間たたずに3DIMAXで鑑賞したものの、まさかの寝落ち。話の内容についていけないのはもちろんだけど、ノリもイマイチで、消化不良。これは観直さねばと>>続きを読む