面白い。エンターテインメントとしてとても良くできていると思う。でもちょっと気になる。主人公が自分の仕事に迷っているように見えることが。
ネット媒体隆盛の昨今、紙媒体は苦戦中。写真週刊誌「SCOOP!>>続きを読む
「お父さん、泣けるかどうか観てきて」という娘(高1)の要望にあっさり応え、観てまいりました。観なくても気づけよ、と思われるかもしれませんが、泣けません。
映画のテクニックについてはさっぱりなんだけど>>続きを読む
緊張下にあるパレスチナに生きる若者たちを描いた『オマールの壁』のハニ・アブ・アサド監督が、パレスチナ・ガザ地区出身の歌手、ムハンマド・アッサーフの半生を描いた映画。
物語は2部構成。前半は少年時代、>>続きを読む
当然のごとく家族で行ってきました(笑)。不死の新人類「亜人」をめぐる争いを描いた映画三部作のラスト。娘が主人公の永井圭の声優を務める宮野真守さんのファンだから。上映前にキャラクターのトークが流れるおま>>続きを読む
北朝鮮の映画大好き"将軍様"金正日が、自国映画をレベルアップするため、韓国の国民的女優チェ・ウニと、元夫で映画監督のシン・サンオクを拉致し、自由に映画を製作させた、その一部始終を詳細に取材したドキュメ>>続きを読む
<オトナだからこそ抱く、もどかしい孤独がある。時にはほろ苦く、甘酸っぱい、まるで珈琲のような映画が函館から誕生しました>。公式HPのこの言葉がうまく表現しているのではないかと。わからなくはないけど、若>>続きを読む
総員155人を救った航空機の機長の判断が誤りだったのではないか、と嫌疑をかけられる。演技、映像、カタルシス、いずれもかなり満足したけど、何故かアイヒマンを思い出した。
鳥の大群がぶつかり、エンジンが>>続きを読む
自分がビートルズを初めて知ったのは、中学の英語の教科書だった。ダイアローグの中で、女の子が好きな歌を聞かれ、「イエスタデイ。とても良い歌ですよ」と。そして高校生になると音楽の授業で「イエスタデイ」を歌>>続きを読む
セリフがなく、映像、音をじっくり味わう芸術性の高い映画。無人島に漂着した男の物語で<絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、一人の女が現れた>(公式HP)。ストーリーはシンプル。これを観て何を感じるか>>続きを読む
チリで実在した恐怖のコロニー(入植者集落)からの脱出劇。自分にとっては、スリルを楽しむというよりも、資料的価値の高い映画だった。
この恐怖のコロニーとは「コロニア・ディグニダ」。フルネームは尊厳慈善>>続きを読む
クロエちゃん、「『実写版 人魚姫』から降板&予定していた全作品への出演を白紙」の悲報が~。だから、というわけではないけど、ハーレイ・クイン目当てで鑑賞。予告とか、画像とかで気になったものだから…。>>続きを読む
一人では観に行くことはなかったけど、娘と一緒なら行きますとも。娘がファンの声優・宮野真守さんが吹き替えを担当しているというので、家族3人で鑑賞。
主人の女の子と幸せに暮らしていた犬のマックスだったけ>>続きを読む
主人公、白岩義男(オダギリジョー)が、田村聡(蒼井優)に何故惹かれるのか。観ている間に珍しく納得できた。白岩の涙の理由にとても共感したから。
仕事人間で妻に見限られ、故郷・函館の職業訓練校に通いなが>>続きを読む
この手のロードムービーって、旅立ち、試練、帰還を経て、大人になるみたいな物語の構造はきっと毎度お馴染み。何を楽しむのかといえば、キュートな少年たちがアレコレ経験して少し大人になっていく様を愛でるとか、>>続きを読む
裕福で近所からも慕われるプッチオ家が、誘拐を生業としていた。嘘みたいな話だけど、実話に基づいた物語。映像も手持ちカメラでドキュメンタリーみたい。どのようにもなりうる人間の怖さ、父親の鎖で心を縛られた子>>続きを読む
独断と偏見を承知で言えば、『君の名は。』がいまいちピンとこなかったオジサン達、あなた達が求めているものはきっとこれです。私、この映画に持っていかれました。
あまりにもリアルで、あまりにも切実。決して>>続きを読む
いやー、観方を間違えました。犯人捜しの方に頭が行き過ぎ、どんなトリックなのかをずっと考えていたけど、これは信じることをテーマにしたヒューマンドラマ。だから、観終わった後はちょっと肩透かし感というか、し>>続きを読む
テアトル新宿の「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88」出版記念上映のイベントの最終日。自分的マスターピースに出会ってしまった。まだまだ少ない映画鑑賞経験ではあるけれども、今まで観てきた中で最高の3D映画>>続きを読む
今にして思えば、空気が違っていたかも。館内にはサリーを着た女性が何人も。でもこの段階では、ボリウッドだし、テアトル新宿の「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88」出版記念上映のイベントで踊る人だろうと、特>>続きを読む
1960年代後半に活躍し、1970年、27歳の若さで亡くなった「ロックの女王」ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー。ジャニスの家族、バンド仲間、昔のボーイフレンドへのインタビューや、彼女が母親、家族>>続きを読む
震災後の福島を舞台にした中学3年女子1人と男子3人のロードムービー。<失ったものを取り戻す、ひと夏の冒険>というフライヤーの言葉がテーマかな。
都内の学校に通う冴えない男子3人。学校ではちょっと浮い>>続きを読む
2016年1月、パトリシオ・グスマン監督の『光のノスタルジア』と『真珠のボタン』を観た。美しい映像と音に魅了され、作品に込められたメッセージに感動した。そのグスマン監督が東西冷戦下の70年代に選挙で誕>>続きを読む
テアトル新宿の「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88」出版記念上映で鑑賞。宇多丸さん、高木完さんのトークイベント付き。このトークが70分以上! 本編80分強なのに(笑)
トークの内容はヒップホップの>>続きを読む
テアトル新宿の「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88」出版記念上映で鑑賞。毎回トークショー付きで、この映画はラジオDJのピーター・バラカンさんと赤坂泰彦さんがゲスト。 下品で、くだらない映画なんだけど良>>続きを読む
お笑い素人の監督と俳優陣でチャレンジしたお笑いの出来が評価を左右すると思われる映画。個人的にはノレなかった。
人気上昇中のお笑いコンビ「エミアビ」の海野が追っかけの雛子と自動車事故で亡くなる。相方の>>続きを読む
緊張感抜群のバイオレンスムービー。若くて無名の監督、キャスト達だけど、ナカナカ観ごたえがあった。
自動車修理工を隠れ蓑に、覚せい剤の闇取引で金を稼ぐケンとカズ。二人ともクズで、暴力で自分を表現しよう>>続きを読む
脚本家・山田太一さんのコメントがこの映画の本質をもっともよく突いていると思うので、引用。
映画「ミリキタニの猫」は、
めったにない出会いにはじまり、
めったにない出来事をきっかけに、
めったにない共>>続きを読む
60歳を過ぎた頃、人にはふたつの道がある。老いていく自分をあきらめる道か、あきらめない道か--。この映画はあきらめない道を選び、歩んでいる者達のドキュメンタリー。
<老いるというのは「精神は子どもの>>続きを読む
イイ! なかなかの社会派ストーリーを8歳の男の子ペッパーの目線で描く。きちんと教育的で子どもにオススメだけど、大人も納得の面白さ、ではないかと。
第二次大戦中のアメリカ西海岸。主人公のペッパーは、体>>続きを読む
ドラマチックではない。ドキュメンタリー風とも少し違う。主人公の現実に起こった様子を、空気のように密着しながら撮影し続けたかのような雰囲気の映像が最後まで続く。
暗く退屈。意味のよくわからない現代アー>>続きを読む
大竹しのぶさんの怪演を楽しむ映画。抜群の演技力は言うまでもないけど、バラエティー番組でも才能を発揮しているせいか、こういう役柄に全く違和感がないところが凄い。
出版後、そっくりの事件があって話題とな>>続きを読む
公開前から評価が高かったので観ることにしたけど、これはなるほどと。映画をそれほど観ない人達にも良さがよく伝わる一方で、通(ツウ)な人が観ても納得の出来なのではないかと思う。
感動の本質をどんどん突い>>続きを読む
舞台は“日雇い労働者の街”大阪市西成区釜ヶ崎。個人的にはその昔、暴動が起こった「西成」として記憶していた。そういう地域だからこその子どもの“居場所”のドキュメンタリーと思いそうだけど、子どもの“居場所>>続きを読む
戦後処理とは何なのか。この映画を観るまで考えたこともなかった。ボランティアで戦後処理に奔走した元陸軍憲兵隊通訳、永瀬隆さんのドキュメンタリー。
1942年7月、旧日本軍はビルマ・インド方面の陸上補給>>続きを読む
非モテ女性が活躍する、非モテ男のやっかみをかった映画として、自分の記憶にとどまるであろう作品。
1980年代にヒットした「ゴーストバスターズ」を、コンセプトや核となる要素を再整理し、新たに作り直した>>続きを読む
フィルマークスの皆さんのレビューを拝見すると「クー」多過ぎ!(笑)と鑑賞前は思っていたけど正しいわ。だってこれ、観終わった後、「クー」ってやる映画だもの。
公式サイトによれば<1986年にソ連での完>>続きを読む