umeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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三月のライオン(1992年製作の映画)

3.0

女の子ってダメでも無敵だな〜!色彩が最高なので、ジャケ観したひとは満足できるとおもう

パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

4.0

さ、最高…!編集一筋のベテランが経理にいくって下りからずるずるとはまり、ずっととりこでした。おいしいごはんに癒されつつも目をひん剥いてみました。

ネコの鳴き声が実家にいる猫にそっくりで、ぼーっとして
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.1

売場ではめちゃくちゃロングセラーだったので先月借りてみたらまさかの禁断すぎる恋愛…ロマンチックではあるけれど、こんな関係が人気になってしまっていいのかな…

とはいえ、知的なふたり・ダンディなおじさま
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サケボム(2013年製作の映画)

2.5

ちょっとまえに見てて、クソ!はずした!と思ったときもありました。いやけど、ロードムービーってこれでいい!映画としての完成度よりも学びや旅欲をそそる作品でした。大学時代に見たかったなあ。「サケボム」を知>>続きを読む

魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.0

オープニングの歌が最高!ストーリーはなんてことないおとぎ話で、プリンセスの痛々しさにはうんざりしてしまう時があるけど、切なさ全開のダンスシーンは最高でした。
メリーポピンズやその他ディズニー作品は後々
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.7


グッドウィルハンティングでも語られていましたが、数学の天才は「ピアノ弾きが譜面を瞬時に読めるように数学を解ける」らしい。ほんとかよって!けどほんとなんだろうな…

私はハーディや他の研究者に近く、知
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.8

ものすごくわかりやすいシナリオでぐんぐん引き込まれました。テンポよく進むのに、前知識がなくても当時の出来事がばっちり伝わるのがすごい。
映画というよりもひとつのドキュメンタリーとして、本人を眺めている
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山椒大夫(1954年製作の映画)

3.0

森鴎外の映像化作品が見たかった!どうしてこのフォントにこのメニューにしたんだろう。と思ったら映像もしっかりオシャレだった。映画館で予告もメニューもタイポもなしに見たらぜんぜん見方が変わったと思う。時代>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.3

バーンスタインは青春!演奏だとほかの曲が輝きがちですが、映画だとトゥナイト一択ですね、忘れられない映画には名曲が必至だと思う

ダリ 科学を追い求めた生涯(2004年製作の映画)

3.2

シーモアさんやホドロフスキー、シュヴァンクマイエルの裏側をみてドキュメンタリーにはまったのでつぎはダリ。先日見終えて昨日はゴダールとトリュフォー借りてきました!

科学や神の存在など、芸術は人の頭の中
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若葉のころ(2015年製作の映画)

4.0

アジアのノスタルジック青春時代!恋恋風塵と建築学概論を足して2で割ったようなかおりがする。空気が白くて、寡黙な世界が美しく描かれていて、すごくよかった。わたしもこんな青春時代を過ごしたかった…!

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ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢(2008年製作の映画)

3.2

面白かった~!リアルな情熱、あふれる才能、無限大の可能性!人種を問わないグローバルな感覚を強調していたのか、白人のきれいな女優さんよりもそれ以外のひとたちに的を絞っていたのが興味深かった。にほんじんも>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

はじめ見て、アアさらっと終わってしまったなと思った。けど、そのままDVDをほったらかして2度目が流れ始めたら、1シーン1シーンに込められた気持ちの描写にやられてしまいました。
役者さんの演技がとにかく
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.1

若き日の加賀まりこはまつ毛ばさばさ、くちびるぷるぷるのマシュマロボディ。女の子のファッションはどんどん変化していくけれど、突き抜けた美人は永遠なんだなと感じる。していることはイケないことなはずなのに、>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.2

描いたものがあまりにも大きすぎて、鑑賞後に感想がなかなか出てこなかった。大人になりきれなかった青年の、とてもつよくて大きくてすこしさみしい物語。原作を掘り起こして映像に残したというだけで、この映画は価>>続きを読む

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

4.0

ミシェルウィリアムズの出演作は「マンチェスターバイザシー」と「ブルーバレンタイン」と続けて観てきましたが、全部「悪気はないのに事情があってうまくいかなくなってしまった」の女でした。この女のすました面倒>>続きを読む

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.9

むかし働いていたTSUTAYAの店長にオススメ映画を2、3時間かけて問い詰めたときに出てきたもののひとつでした。「ゾンビの王道っぷりが笑っちゃうぐらい面白い」とは聞いていたから、てっきり古典的な森にひ>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

もっと古い映画だと思っていたので身近な豪華キャストに予想外のびっくり。エディ・レッドメインがめちゃくちゃな好演でさらにびっくり。知的で素敵な人たちの最高の芸術。こんな魂の込められた映画があったなんて知>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.3

ただただエルファニングを美しく魅せる映像美…物語の彼女は無垢でも悪女でもなく、神秘的な美しさだけがそこにあった。ちょっとものたりなかったな…わたしは彼女の本性や本気が見たかった!

冒頭のシーンや闇の
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.2

海に差し込む夕日が、ちいさなモアナを照らすシーンがすごくきれいだった。世界のどこかにありそうな海で、あんなにも夢を見せて貰えるなんて知らなかった。大人になってからディズニーの魅力に気づいてしまうのは、>>続きを読む

タナカヒロシのすべて(2004年製作の映画)

3.9

「ひとりでニヤニヤする瞬間がしあわせ」「知ったかぶりして恥をかく」「なぜかちょっとモテる」この地味〜な日常にぴんときた人には是非みてもらいたい。今の今まで鳥肌実さんという方を知りませんでした。昭和歌謡>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.5

映像がものすごくオシャレで、それだけで満足できるんじゃないかというほど超高感度映画でした。音楽まですっごくかっこよくて、フォトジェニック欲はめちゃくちゃに満たされる。特にダコタジョンソンの白シャツと短>>続きを読む

ファンタジア2000(1999年製作の映画)

3.0

ただオケを眺めているだけじゃわからなかったであろう超有名曲のイメージが、ディズニークオリティで楽しめる。これぞ情操教育!な作品でした。合唱でもオケでもピアノでも、長い間一曲と向き合うときはストーリーや>>続きを読む

合唱ができるまで(2004年製作の映画)

3.0

クレール・マルシャンがアマチュア合唱団とオケを作り上げていくドキュメンタリー。発表曲は「真夜中のミサ」。子供とシニアの練習が交互に流れます。映画というよりも練習日誌なのですが、歌い手の彼らの成長は立派>>続きを読む

ペタル ダンス(2012年製作の映画)

2.0

ア〜〜〜〜〜〜〜忽那さんかわい〜〜〜〜〜〜〜!の映画でした。名女優の引力がすごくて、絵になる良いシーンはたくさんあって、女優さんの素の動きも見れてよかった。けど、素のセリフは見れなかった。人の気持ちが>>続きを読む

カーズ2(2011年製作の映画)

3.2

2はお騒がせマンメーターが主役。彼は誰よりもマックィーンが大好きなのに、存在することで彼の迷惑になってしまうことを気にしていて、それがとても大きな事件に発展していきます。恥の多い人生を送る人は彼の本音>>続きを読む

珈琲時光(2003年製作の映画)

3.5

わたしは映画を見るとき、タイトルの意味を一番考えてしまうのですが、まあ見事にコーヒーはでませんでした。でもゆるりと流れる「時」と、やわらかに映し出される「光」の描写はすごくきれいだった。何も解説は読ん>>続きを読む

蝶の舌(1999年製作の映画)

4.3

蝶はいつも舌をまるめていて、花の蜜を吸うときにだけ舌を伸ばす。エコールでも少女達を蝶に例えて、いつか自由に羽ばたくことへの希望を描いていました。この作品ではその希望と舌をキーにして、とても苦しい結末を>>続きを読む

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

4.3

これは知性を武器にしながら、いろんな人や偶然が重なり合って作られる笑いが最高。ホースをぼこぼこにしている姿を目の当たりにしてから、ユロおじさんが大好きです。中でもヨットが真ん中からまっぷたつにへしおれ>>続きを読む

リリィ(2003年製作の映画)

3.5

夕日に照らされるブロンドの髪は、オレンジ色に輝くようでとってもきれい。フランスの南ブルターニュの美しさと、役者さんの色気がすさまじいです。

輝きには浮き沈みがあり、まぶしいときの中にいるひとたちを妬
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

3.5

切ない、懐かしい、苦しい、青い!行ったことも見たこともない台湾の風景が、ひどく懐かしく美しく見える。冒頭のシーンは、小学生の頃にはじめて青函トンネルで函館を抜け、青森の地に着いたときのことを思い出しま>>続きを読む

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.0

ヒロインと美しさと予想外のラストにため息しか出ない…狂い方すらもきれいだった。
日本でこれをつくっても、ラストに衝撃を受けることはなかっただろうし、こんなに美しい作品にはならなかったと思う。ということ
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ジャック・フロスト/パパは雪だるま(1998年製作の映画)

3.5

「だいすきな家族にさよならをいうこと」がテーマ。もっといろんな思い出を作りたかった、もっと力になりたかった、もっと愛を伝えたかった…お別れできずにいなくなってしまったパパの思いが雪だるまになって現れて>>続きを読む

シーモアさんと、大人のための人生入門(2014年製作の映画)

3.5

もっと早くに見たかった。ピアノを習っていた、10歳ごろにみたかった。芸術は人生によって豊かになること、芸術の味を知ってしまった人のこと、有能な人間になるための秘訣(これがまたシンプルでまっすぐでよい)>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

マット・デイモンがかかわる映画は、哲学や科学、心理学などを意図的にこれでもかというほどぶつけてくるのがずるい。愛着や自己形成、トラウマの心理など重たいこころを描いているはずなのに、それがすべてあたたか>>続きを読む