cpさんの映画レビュー・感想・評価

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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

トーマスの例え話のセンスよすぎ。

新幹線のデザインとか色味とかすごく好みで、こういう車両だったり駅だったり実際にあったらいいのにと思う。海外からも人気出そうなのに。

私的にはとにかく何よりも、ブラ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

助けてと言う人を助けるのは相手のためを思ってが多いけど、助けたいと思う人を助けるのは案外自分のためだったりする。

社会問題としての側面が強調されてる感もあるけれど、個人的にはキャシーのごくごく私的な
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.5

思っていたよりヒューマンドラマ。

ママとのカードゲームのシーンの空気感がとても好き。許すことも許されることもないのだけど、お互い抱えてたものがじんわり染み出してくる感じ。よいシーン。

人類遺産(2016年製作の映画)

-

原題がちょっと胸あつ。

国や地域によって、そこに生えてくる植物にも違いがあっておもしろい。にんげんがいてもいなくても、季節はめぐり草木は枯れ育つ。そんな情景が目に浮かぶ。

バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ないないないない。それはない。

バイオハザード ディジェネレーション(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

さすがにそのワンピースはないと思う。

スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.0

父は根っからのだめな人。
私にはわかる。
私もだから。

映画の余韻にこの言葉が一層切なく感じる。


いつからこんな風にマット・デイモンに哀愁を感じるようになったのか。

冒頭1〜2分の映像、音楽、
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

155分の予告編。

言うなれば分厚ーい歴史書の序章を数十ページ読んだぐらいの感じ。

なのでまあ地味といえば地味だし、退屈といえば退屈。でもその規模感というか、なんかすごいもの見てるぞ感はある。
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

歯ブラシはハンドメイド。歯磨き粉はちゃんと粉。そんな時代もありました。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ハリウッド火曜サスペンス劇場。

フィルム・ノワール調というのでしょうか。こういう映画。ディテクティブコミック時代の探偵色に回帰なんていう解説もありました。


個人的にはストーリーよりも映像に全ぶり
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.5

ひとは嘘をつくし、本当のこともいう。信じても信じなくても結果は誰にもわからない。

気にくわないならばそいつが邪魔ならばどこか遠くの町で事故死か行方不明にすればいい。それが権力というもの。

立ち向か
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

こんな硬派だったっけ、ガイ・リッチーって。

銃撃戦のシーンとかなんてクールなんだろうってむかしだったら思ってた気がするけど、なんか最近だめだなあこういう人が軽々しくバタバタ死んでくの。歳かなあ。
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

ラナの好きなもの詰め合わせパック。

本人がどう考えているかはわからないけれど、映画としておもしろいものを作ろうというよりも、わたしはこういものが大好きでわたしには世界はこんな風に見えてるんだけどみん
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

ダニエルお別れ会。

批判されたり喝采あびたり、傷だらけになったり大怪我したり、降りる降りないで悶着あったり、いろいろあったけどそんな15年がぜんぶ詰まっていて最後ちょっと泣いてしまった。

特に不意
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

-

誰かにとってのショーンが自分にとってのダニエルだったりするんだろうなあ。

ジェームズ・ボンドというひとりのキャラクターが、こうしてたくさんの人の生涯の思い出となる瞬間に繋がっていると思うと、ちょっと
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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(2016年製作の映画)

-

「中世ヨーロッパの人々には聖典がふたつあった。ひとつは聖書。もうひとつは自然。どちらも作者は神。聖書は文字により語り継がれ、自然は生命によって綴られる」

地球という歴史書の中では、人類もある一節のの
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

草木と風の音。枯れ草にふれてみる。微かに聞こえる鈴の音。そのまま目を閉じて。そのまま目を閉じて。

どう生きるかは自分で選べるということは間違いではないが、その選択肢の数は人によって違うもので、生まれ
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ハンター(2011年製作の映画)

4.0

焚火、獣、よそ者、家族、タスマニア。

雄大でどこか寒々しい景色がとても好きでした。

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

ぜんぶおなじ。この世界にはたくさんの箱があり、その箱のなかには気の合うひともいれば気の合わないひともいる。ただそれだけの話。

あるべき姿なんてほんとは自分が決めたらいい。私がおもう理想の世界や理想の
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

-

「無能は仕方ないが、無知は怠惰であり、無知は恥である」

始まりがいつかなんてわからないよね。もう始まっているから。誰が始めたのかはわからないけれど、いつのまにか始まっている。それが社会とか文化とか呼
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.5

『復讐捜査線』に続くキャンベル監督の哀愁シリーズ第2段。

メルよりも真面目で律儀な哀愁ジャッキー。戦う悲壮が伝わってくる乾いて沈んだ表情。切ない。好き。

IRAの話は他の映画でもたびたび題材にされ
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.5

秘密とはある種の恥の裏返しというか、知られたくないことを隠したいと思う気持ちは人類共通なんだろうなあと思った。

その自分の恥を形作るのが、自分の生きてきた過程にある世間だったり家庭だったり教育だった
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.0

絶望。不快。壮絶。過酷。憎しみ。憎しみ。憎しみ。嫌悪。嫌悪。嫌悪。不遇。自慢。不快。懇願。食べる。歌う。許す。許さない。迷う。困惑。困惑。

言葉をどう繋げていいかわからない。心がちょっと動揺してる。
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

いま考えるとあり得ないと思うことも過去には実際に起こっていた。同じようにいつか未来のどこかでいまを考えたときに、あり得ないと思うことがきっといま実際に起きている。それが何かはいまはわからない。でも確か>>続きを読む

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