まさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ま

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地球征服アパート物語(2010年製作の映画)

3.5

オススメできるかと聞かれると目が泳ぐけど、個人的には好き。78号がかわいい

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.3

コンテンツの暴力が過ぎる。それぞれの劇中歌すらパワー持ってるのは流石の一言
ジブリのクロスオーバー作品も観てみたい

6年あると中学行って新しい友達も出来るもんな
リアルな話1年も経てば疎遠になりそう
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.8

捨てる神あれば拾う神あり
とりあえずスタートレックとスターウォーズを間違えるとキレられるということは分かった

原題『Please Stand By』はまた秀逸
作中で繰り返される言葉やけど、観終わっ
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

4.3

親友の遺した物を集めて再構築する思索的な旅

この監督の映画今まで2本観て、なぜかどっちとも古文に触れたレビュー書いてたけど、監督が詩人ていうの知ってちょっと納得した
詩において情景描写で間接的に心情
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.9

その日の集中力にも左右されるけど、基本的にこういう映画好き

景色と季節をめっちゃ印象的に描いてるのに、主人公の抑鬱を反映する際に使われがちな雨も冬も出てこない
それでも夏には色んな顔があって、一つの
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

90近い年齢の人にこんな映画が撮れてこんな演技ができるなら、人生まだまだ長いな
そしておじいちゃん、全体的にだいぶ運で乗り切った感ある
なんかあんまり書くことは無いけど面白かった


娘役の人ほんまに
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.4

人が動くには大義が要るということ
内心は「楽しそうやから」とかで十分よな

文明の発達への賛歌
無用の長物と揶揄されようと、諍いの種と罵られようと、歴史の積み重ねとその先の希望を信じて
ただしヒロイン
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エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.1

プロ野球見ながら「俺の方が上手い」って言ってるオッサンみたいなレビューすると、登場人物が無能の集まり。もうちょい色々何とかなるやろ

終盤急にトムとジェリーみたいなのが始まるのは笑う。そこで逆に評価上
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浮草(1959年製作の映画)

4.4

相変わらずワンカットワンカットが良い意味でキショい。平行線に相似形、画面分割にオブジェクトの強弱なんかは、マジで名画のそれ。今の横長の画面やと難しそう

話については囚人のジレンマみたいな人間関係
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(1990年製作の映画)

3.3

個人的には一・二話目が良すぎて尻すぼみな印象を受けた
そういう夢を見たんやからしょうがないと言われればそれまでやけど、終盤は風刺と言うには直接的かつ誇張的過ぎるかなぁ

一話一話の内容そのものよりは、
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

何気に教訓に満ちた寓話集
お父さん、一を十にして話す攻めた就活生みたい

話の骨格は紛れもなく父と子の人間ドラマ
そこにティム・バートンのバリューである「ファンタジー」を落とし込んだ面白い設定

嘘と
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.6

まあ普通におもしろい。でっかい生き物が出てくるだけで好評価

同時多発テロの傷を抉る自傷行為みたいな映画。特に本土が戦場にならなかったアメリカにとって、繁栄の象徴であるニューヨークの陥落は心的な衝撃の
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.8

なんとも素敵な話
自分の住所・家族構成・既往歴をリサーチ済みなのは普通に引くと思うけどな

人間性と成功がトレードオフなのは創作あるあるやけど、両方取る生き方がしたいもんですね

「毎年ケーキを送るわ
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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

4.2

持つべきものは歳の離れた兄弟やな

一度は行ってみたい屋上遊園地。ちびまる子ちゃんかサザエさんで、屋上遊園地で遊んだ後レストランフロアでハンバーグを食べるのが極上の休日って言ってた気がする
未だにある
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.0

うむ。良いですね
新幹線とグランフロント大阪が、個人的爆発してる所を見たい物ランキング同率1位
全然どうでもいいけど、色付いてる志村喬を初めて見た

現在のJR東海の大幅減収を喜んでる人がいるあたり、
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シャザム!(2019年製作の映画)

2.8

見た目は大人 頭脳は子どもの逆コナンくん設定で、これ以上面白くなる気がしない
あと本格的な戦いが始まりそうで中々始まらんのも気になった。ここっていう盛り上がりの焦点が掴めなかった

でも終盤のデタラメ
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.8

ユニバのアトラクションとしては冬場に暖をとるためだけの存在やったけど、映画としては迫力満点の大娯楽作

炎が音を立てて引いていくシーンが怖すぎる。特急電車が目の前を通り過ぎてから突風が吹くまでの一瞬の
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夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.5

いいな〜、めちゃくちゃ楽しそう
夏×子供×お爺さん×台風
魔法世界とか宇宙旅行ぐらいワクワクする設定や

子供と老人との関わり合いと、それが断たれてからの家屋の風化
諸行無常に諸法無我、魂を運ぶ蝶々。
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

4.0

落語みたいな話の展開とユーモア

自由奔放なモダンガールでありながら、家庭には前時代的な夫婦の姿を求めるせっちゃん
尻に敷かれながらも「逆手」とのたまって見栄を張るドクター
そして小言の多いカカア天下
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

『七人の侍』のテーマが流れる辺りで気付いたけど、めちゃくちゃ黒澤明オマージュに満ちた作品
メガサキ市、菊千代、東宝、更に体制に反旗を翻した人が渡辺なのも、偶然とは思えない

冒頭の少年侍のエピソードと
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.9

初めてバイトしだした頃、店で『憂、燦々』が流れてたせいで、それ聴く度に当時の憂鬱な気分が甦って大嫌いやったわそういえば
今はもう逆に当時の気分が思い出せない。気づけば高校って結構前なんやな

主人公た
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カクレンボ(2005年製作の映画)

-

最初の映像が好き過ぎる
どこまでも続くんじゃないかという摩天楼

ストーリーもよく纏まってたけど、これどっちかと言うとONIGOKKOなのでは??🤔

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.4

良い。人種の坩堝と称されるニューヨークやからこそ映えた作品
誰しも何かを失いながら生きている

父が残した謎を太陽光の8分間に喩えたり、落ちた人がビルに登っていく逆再生の仕掛けやったり、ポスターのオス
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

-

MV的なアニメーションと音楽の力強さ
featuring ハシビロコウが謎過ぎたから調べたけど、動かない鳥として有名なんや
度々フォーカスされるハシビロコウとその飛翔は、慎重派な主人公の心理と意を決し
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.0

なるほど。巨匠と呼ばれる人の作品には含蓄があるから良いな

この映画においては、子や夫のような他を恃んで生きる女性達は折れて、己の力で生きると決意した女性達は傷付きながらも真っ直ぐ立ち続けた
それこそ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

黒澤明の『羅生門』もとい芥川龍之介の『藪の中』は、紛れもなく人間の真理なんやな

トーニャ自身が「人それぞれに真実がある」と言うように、これが真実なのかは分からんけど、もしそうなら圧倒的被害者

構成
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.2

導入として不思議の国のアリス的な異世界への誘いを入れがちやね

全体的に映像とアイデアにやりたい事が詰まってる感じあって良い
話については、自分で枠外の物語を補強出来る程度にはピースが散りばめられてて
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パンダ・インフルエンザ(2014年製作の映画)

-

「僕と彼女の過ごした時間が、ある日パンダに消されてた?!」

↑こんな粗筋観てまうやろ

そして内容はおもしろい
盛りに盛って言うとユージュアルサスペクツ

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

ホークアイがホークアイ過ぎた
掘削所に押し入ってからのシークエンス。その静と動が見所

先住民族による村社会的な排斥と、白人による蔑視と差別っていう二項対立的な軋轢かな
ぐらいに思ってたけど、なるほど
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.7

ちょっと長いけど面白いけど長い。でも面白い

まず権藤さんがひたすらかっこいい
時に感情的になりながらも常に明晰。正論を言い続ける権藤さんが追い詰められていくのは世の常か

あと登場人物が全員優秀なの
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.1

フレンチトーストとエレベーター
こういう小物で環境と心理の変化を示唆するの良いよな

父親目線で描いたストーリーなだけに、ジョアンナが親権を要求し始めた時はどのツラ下げてってなった
けど、法廷での「夫
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

父の名誉のために法曹の道を志したと思うと泣けるな

ちょっとデフォルメ感が強かったんで、特定の組織とか制度への批判じゃなくて、一人ひとりが感情と憶測に流されずに良識と理性を持って行動しようね、って話に
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.6

天国の扉を叩いたら親友ができた話

この監督タランティーノ好きそうやな〜
痛々しいまでのバイオレンス描写こそ無いものの、随所で似た匂いを感じる

未来を顧みない男達のかっこよさよ
燦々と輝きながらも、
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